【27卒/26年転職】面接官が教える「住友林業」の面接対策

2025.10.23 更新
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住宅業界大手の住友林業に入社を希望する人が、必ず通過しなければならない面接試験。応募者は事前にどのような面接対策をしたらよいのでしょうか?

住友林業に入社を希望する人がぜひとも知っておきたい就職や転職の面接に関しての情報や、ノウハウというものがあります。

例えば、住友林業の面接では求める人材をよく理解して、自己PRにおいては、課題解決力と行動力をアピールすることが大切です。

一方、面接で志望動機を語るためにはなぜ住宅業界を選ぶのか、について的確に答えられなくてはいけません。

さらに競合他社と比べてなぜ住友林業なのかについても面接官が納得できるように答えられることが大切です。

これら以外にも住友林業の就職や転職の面接を受けるにあたって大切なポイントがあります。

本ブログでは、面接官である筆者が、住友林業の採用情報とともに、就職や転職の面接で必ず訊かれる自己PRや志望動機の受け答えなどについてその対策を解説していきます。

さらに面接に臨むうえで必要な知識として、住友林業の会社に関する情報を載せています。

面接対策は、自己分析や企業研究の段階から既にはじまっています。

自己分析や企業研究した結果を基に履歴書やエントリーシート(就活)、職務経歴書(転職)を作成し、一貫性をもたせて面接に繋げることを強く意識して臨んでください。

就活中の学生や転職希望者は、本サイト「キャリア育みファーム」を読んでいただければ、自己分析・企業研究の段階からスムーズに選考・面接対策ができるようになります。

さらに、絶対の自信を持って臨みたい方には、「就活面接必勝法」・「転職面接必勝法」を用意しております。

目次
  1. 住友林業の求める人材
  2. 住友林業の新卒採用情報について【就活】
  3. 面接攻略の考え方【就活】
  4. 面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【就活】
  5. 住友林業の面接攻略のまとめ【就活】
  6. 住友林業の中途採用情報について【転職】
  7. 面接攻略の考え方【転職】
  8. 面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【転職】
  9. 住友林業の面接攻略のまとめ【転職】
  10. 住友林業を志望するときに知っておきたい社風
  11. 住友林業の会社概要
  12. 住友林業の経営理念
  13. 住友林業グループの中期経営計画
  14. 参考リンク集

住友林業の求める人材

住友林業はどのような人材を求めているのでしょうか?

ホームページの「サステナビリティ」サイトにある「人財育成」には次のような「基本的な考え方」が記載されています。

基本的な考え方

住友林業は、Mission TREEING 2030を達成し、サステナブルな経営の実現に向け「事業の変革と創造を担う人財の確保・育成」、「社員のパフォーマンスを最大化する仕組みと自由闊達な企業風土」、「健康経営の推進」を3つの柱とする人財戦略を定めています。

そして、人財育成の基本方針として「自ら学び、本質を考え、自ら行動する社員の育成」と「自由闊達な企業風土の醸成」を掲げ、事業の変革と創造を担う人財を育成し、自由闊達な社風を醸成することで、経営理念の実現を目指しています。

ここから住友林業の求める人材は次のような人と考えます。

  • 事業の変革と創造を担う人
  • 自ら学び、本質を考え、自ら行動する人

面接において自己PRをするとき、求める人材像をあらかじめ知っておくことは大切です。

住友林業の新卒採用情報について【就活】

はじめに住友林業の新卒採用情報について以下に記します。

  1. 募集職種   

    募集職種は、総合職と事務企画職のそれぞれの職種別募集です。

    • 総合職は業務企画職、建築技術職、住宅営業職の3つの職種があります。  

      業務企画職は、商社営業、管理企画、研究開発業務を行います。

      建築技術職は、戸建注文住宅設計、賃貸・事業用建築設計、戸建注文住宅生産、中大規模木造建築施工管理を行います。

      住宅営業職は、戸建注文住宅営業、賃貸・事業用建築営業を行います。

    • 事務企画職は、本社及び各事業部門における事務業務全般を担います。
  2. 選考フロー

    プレエントリー→エントリーシート・WEBテスト→書類選考→面接(複数回)→内々定

  3. エントリーシート(26年卒)  

    自己PRに関すること

    • あなた自身を住友林業に売り込んで下さい。(表現自由)
    • 好きな言葉とその理由をご記入下さい(字数指定なし)
    • 学生時代に力を注いだこと(350字以内)
    • 長所と長所が発揮された場面(30字以内、100字以内)
    • 短所と短所を自覚した場面(30字以内、100字以内)
    • 研究テーマ(50字以内)
    • クラブ・部活・サークル活動(50字以内)

    志望動機に関すること

    • 志望動機(350字以内)
  4. 面接

    面接ではエントリーシートに沿って質問があります。学生時代に力を入れたことの深掘りがあります。

    住宅営業職では「自分の理想の住まい」のプレゼンテーションを20分で行います。

    建築技術職では、事前課題の「住宅展示場の感想・自分の理想の住まい」や、即日設計、ポートフォリオの3つを7分で説明します。

    自己PRに関すること

    • 自己紹介してください
    • コロナで自粛期間の中最近どう過ごしていますか
    • なぜ今の大学・学部、研究室を選びましたか
    • ゼミで学んでいることを話してください(ゼミを選んだ理由)
    • 学生時代に力を入れたことについて説明してください(始めた理由、役割、どのような思いがあったか、困難だったことと、それをいかに乗り越えたか、反省点、それをどのように住宅営業に生かすか)
    • 研究内容を説明してください、大変だったことは何ですか
    • クラブ活動について話してください(入部した理由)
    • アルバイトは何をしていましたか
    • チームで何か成し遂げたこと、皆を引っ張った経験はありますか
    • リーダー経験はありますか
    • 挫折体験はありますか
    • コミュニケーションを取る上で大切にしていることを3つ話してください
    • コミュニケーション能力に自信がありますか
    • 長所と短所は何ですか、長所で何ができますか、短所はどう克服していますか
    • 周りからどのような人と言われますか、自分はどう思いますか
    • 趣味は何ですか
    • 大切にしたい価値観はありますか
    • 社会人として実現したいことは何ですか
    • 「自分の理想の住まい」(コンセプト、一番のこだわり)「住宅展示場見学レポート」についてのプレゼンテーションを5分程度でしてください(住宅営業職)
    • 事前課題の「住宅展示場の感想・自分の理想の住まい」や、即日設計、ポートフォリオの3つを説明してください。(建築技術職)

    志望動機に関すること

    • 就活の軸は何ですか
    • なぜ住宅メーカーを志望しますか
    • なぜ住友林業を志望しますか
    • 積水ハウスや大和ハウスじゃなくてなぜ住友林業ですか
    • なぜその職種を希望しますか
    • 希望する部門に配属となったらやってみたい仕事は何ですか
    • 入社後のキャリアプランはどう考えていますか
    • 希望職種で自分の強みをどのように活かしていきますか
    • 全国や海外転勤があるが大丈夫ですか
    • 設計と現場監督のどちらをやりたいですか(建築技術職)
    • 住宅営業で泥臭く結果にこだわる覚悟がありますか
    • 住友林業に対してどのように理解を深めましたか
    • 国内の林業の課題と解決策は何だと思いますか
    • 展示場に行ったことがありますか
    • 競合他社と比較した住友林業の強みは何だと思いますか
    • 住友林業の住宅のいいところは何だと思いますか
    • 他に受けている住宅メーカーの魅力を教えてください
    • お客様の希望が叶えられない場合どう対処しますか
    • 住友林業で内定をもらえなかった場合どこに就職しますか
    • インターンシップの感想を教えてください
    • 他社の選考状況と住友林業の志望度を教えてください
  5. 採用人数   

    19年度入社実績 167名(業務企画職42名 住宅営業職74名 建築技術職37名 事務企画職14名)

    20年度入社実績 205名(業務企画職42名 住宅営業職106名 建築技術職41名 事務企画職16名)

    21年度入社実績 105名(業務企画職43名 住宅営業職20名 建築技術職41名 事務企画職1名)

    22年度入社実績 134名(業務企画職31名 住宅営業職60名 建築技術職39名 事務企画職4名)

    23年度入社実績 171名(業務企画職37名 住宅営業職67名 建築技術職55名 事務企画職12名)

    24年度入社実績 169名

    25年度入社実績 前年並み

  6. 25年新卒入社大学別就職者数

    国公立大

    東京大1、北海道大3、東北大1、大阪大1、九州大4、筑波大2、千葉大2、横浜市大2、大阪公立大4、神戸大3、熊本大2、他

    私立大

    早稲田大4、慶応大4、上智大1、明治大3、青山学院大4、立教大4、中央大7、法政大4、学習院大1、成蹊大4、武蔵大1、東京都市大1、明治学院大3、国学院大3、日本大5、東洋大6、駒沢大3、専修大2、東海大2、東京理科大2、芝浦工大4、東京電機大1、工学院大4、日本女子大4、共立女子大1、昭和女子大1、千葉工大1、神奈川大1、金沢工大4、愛知大1、中京大1、中部大1、名城大1、同志社大6、立命館大9、関西大4、関西学院大7、京都産業大2、龍谷大3、京都女子大2、追手門学院大1、大阪工業大2、近畿大11、摂南大2、桃山学院大1、武庫川女子大3、西南学院大1、他

    以上は大学院修了者を含みます。

    ※サンデー毎日(2025年8月31日号)参照

  7. 学歴フィルター   

    住友林業は、全国の大学から幅広く採用しています。志望する学生は十分な準備を整えて積極的に応募すれば良いと考えます。

面接攻略の考え方【就活】

就活の面接では自己PRと志望動機及びそれに関することを必ず訊かれます。

よってそれらの答えをあらかじめ準備する必要があります。

以下の自己PRと志望動機のヒントを参考にしてまとめてください。

  1. 面接時の自己PRのヒント

    ■課題解決力と行動力を自分の中で探してアピールする

    住友林業は、特に課題解決力と行動力を求めていると考えられます。

    上記の求める人材にあるように住友林業は、「事業の変革と創造を担う」「自ら学び、本質を考え、自ら行動する」人を求めています。

    ここで、「事業の変革と創造を担う」ことは、課題解決力を表しています、

    また、「自ら学び、本質を考え、自ら行動する」とは、行動力を表しています。

    住友林業の2030年を見据えた長期ビジョン「Mission TREEING 2030」では、「森と木の価値を最大限に活かした脱炭素化とサーキュラーバイオエコノミーの確立」「グローバル展開の進化」「変革と新たな価値創造への挑戦」「成長に向けた事業基盤の改革」を事業方針に掲げています。

    これらを推進するために、課題解決力と行動力のある人材を求めているのではないでしょうか。

    面接では、学生時代において最も力を入れたことを伝える中で課題解決力と行動力をアピールしましょう。

    課題を発見して、既存の発想にとらわれず新しい解決法を考え、解決のための計画づくりができる。実現のために粘り強く取り組むことができる。というアピールです。

    力を入れたことは学業、クラブ・サークル活動、アルバイト、ボランティア活動などなんでも良いのです。

    最も力を入れたことは何か、なぜ力を入れたのか、困難だったことや困難を解決するために創意工夫してどのように粘り強く行動したか、その結果と身につけたことなどを語ってください。

    但し、住友林業は採用するすべての人に課題解決力と行動力を求めているわけではありません。

    自分の最も伝えたい能力が他にあるなら、その能力を上手に説明してください。

    ■技術系応募者は研究内容を語る

    技術系応募者は、研究内容について、なぜそれを研究するのか、どのように取り組んだか、その結果どうなったか、反省点など自分の研究を面接官にわかるように簡潔に説明できるようにしましょう。

    面接では、自分の研究内容について説明するときに、応募する職種に十分対応できる能力やスキルがあることをわかるようにしてください。

    また、建築技術職は面接において事前課題の住宅展示場の感想、即日設計、ポートフォリオの3つを7分で説明することも求められますので、ここでも能力やスキルを見られます。

    一方、住友林業の技術的な仕事に直接使える研究をしていなくても、応募を希望する学生がいると思います。

    その場合は論理的思考力など、潜在的な能力について面接でアピールしてください。

  2. 面接時に志望動機を語るヒント

    ■就活の軸は何か明確に伝える

    就活の軸とは「仕事を選ぶときの基準(こだわり)」です。

    自分がなぜ、その仕事をやりたいかについての明確な基準(こだわり)ということです。

    住友林業や、その他の応募する会社を選んだ基準について共通するものを探し出してください。

    たとえば、「社会に貢献できるような仕事をしたい」というようなものです。

    その基準(こだわり)を面接官が納得できるように説明できることが大切です。

    ■なぜ住友林業を選ぶのか明確に伝える

    住友林業の経営理念、事業内容、グループ中期経営計画などから感じたことをまとめてください。

    そのなかで、自分が共感できることが住友林業を選んだ志望動機になります。

    また、住友林業と競合他社のホームページをしっかり読んでその違いを知っておいてください。

    住友林業を志望する人は住宅メーカーに興味がある人であり、住友林業と並行して、同業の積水ハウスや、大和ハウス、一条工務店といった各社に応募する人が多いようです。

    たとえ住友林業が第一志望でなくても、競合他社と比較してなぜ住友林業なのかをしっかり答えられなくてはなりません。

    住宅展示場を実際に訪問し、住友林業と他の住宅メーカーの商品との違いを知っておくことも有効です。

    ■住友林業でなぜその職種を希望するか、希望する部門とやってみたい仕事を明確に伝える

    住友林業は、応募時に職種別募集となっています。

    なぜその職種を希望するのか、希望する部門とそこでやってみたい仕事は何か、なぜその仕事をやってみたいのかをきちんと説明できなくてはいけません。

    あわせて仕事で活かせる能力やスキルがあれば、それを伝えられるようにしてください。

    希望する部門で注目している商品や技術、サービスとその注目理由も話せるようにしておくと、なお良いでしょう。

    ■住友林業の志望順位と他社の応募状況を答えられるようにする

    志望順位については、迷わず第一志望ですと答えましょう。

    他社の応募状況を聞かれたら、住友林業と同じハウスメーカーならば住宅業界に応募していますと答えてください。

    他社名を教えてほしいと聞かれたら、住友林業と同等の大手企業に応募中ならそれを答えてください。

    その他の業界なら「〇〇業界にも興味があり応募しています」くらいは答えてもいいです。

    この場合まったくの異業種であるので、なぜその業種に応募したのか答えられるようにしてください。

以上、住友林業の採用情報と面接攻略の考え方を説明しました。

面接は複数回行われ、自己PRと志望動機に関する様々な質問がなされることが予想されます。

また、さらに面接対策(まさに、これこそが重要!!)を完全にしたい就活生のために、キャリア育みファームでは必勝マニュアル「ベテラン面接官が教えるとっておきの就活面接必勝法」の販売を行っています。役に立つこと請け合いです。

本マニュアルの方法で自己分析を進めることで、ライバルから一歩抜け出した自己PRと志望動機を作成できます。詳細については、マニュアルのページをご覧ください。

面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【就活】

住友林業は住宅業界の中で売上高3位の大手住宅メーカーであり、木造住宅に特化した家づくりを行っています。

このような住友林業の面接を攻略するためには、まずは住宅業界を取り巻く環境を理解することと、住宅業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。

ブログ記事「【2026年】住宅業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識」を読んでおいてください。

続いて、住友林業とはどのような会社なのかを理解することも面接準備には必須です。

住友林業の会社概要、経営理念、事業内容、グループ中期経営計画など、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。

これら以外にも住友林業のホームページを隅から隅まで熟読することをお勧めします。

本記事の後半で面接を受けるにあたり必要と思われる住友林業の基本的な知識を簡単に紹介します。ぜひ読んでおいてください。

住友林業の面接攻略のまとめ【就活】

住友林業に入社を希望する人が、必ず通過しなければならない面接試験。面接ではどのようなことに気をつけなければならないのでしょうか?

住友林業が採用したい人材は、「事業の変革と創造を担う」「自ら学び、本質を考え、自ら行動する」人です。

面接ではエントリーシートに沿って質問があります。学生時代に力を入れたことの深掘りがあります。

面接で自己PRをするときのポイントとして以下があげられます。

  • 課題解決力と行動力を自分の中で探してアピールする
  • 技術系応募者は研究内容を語る

面接で志望動機を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。

  • 就活の軸は何か明確に伝える
  • なぜ住友林業を選ぶのか明確に伝える
  • 住友林業でなぜその職種を希望するか、希望する部門とやってみたい仕事を明確に伝える
  • 住友林業の志望順位と他社の応募状況を答えられるようにする

面接を攻略するためには、まずは住宅業界を取り巻く環境を理解することと、住宅業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。

また、住友林業とはどのような会社なのかを理解することも面接準備には必須です。

住友林業の会社に関することを面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。

面接がいかに大切か、必ず役に立つ以下のリンクも参考にしてください。

住友林業の中途採用情報について【転職】

続いて住友林業の転職面接について解説していきます。

はじめに住友林業のキャリア(中途)採用情報について概要を以下に記します。

  1. 募集職種   

    住友林業は転職の希望者を対象とした中途採用を積極的に行っています。

    社内に必要な能力やスキルを持つ人が足りないと思われる職種を募集していますので、応募にあたっては即戦力としての専門性が問われます。

    現時点でどのような職種を募集しているか、詳細は、住友林業のホームページにあるキャリア採用情報をご覧ください。

    2025年10月現在では、33件の募集があります。

  2. 選考フロー

    エントリー→応募書類(履歴書・職務経歴書)送付→書類選考→適性検査(WEBテスト)→面接(2回)→内定

  3. 面接   

    面接では、求める人材にふさわしい人物かどうか、及び現職(前職)の職務内容について深掘りをすることで応募者が住友林業で貢献できるか、を探ります。ストレス耐性もみられます。

    自己PRに関すること

    • 現職(前職)の職務内容を説明してください
    • 一番の失敗は何ですか
    • 弱みは何ですか

    志望動機に関すること

    • なぜ住友林業を志望しますか
    • なぜその職種に応募しますか
    • 理想の住まいづくりをどう考えますか
    • 残業も多いけれど大丈夫ですか

    退職理由に関すること

    • なぜ現職(前職)を退職しますか

面接攻略の考え方【転職】

転職の面接では自己PRと志望動機、退職理由に関することを必ず訊かれます。

それらについて的確に答えるための準備をしてください。

以下の自己PRと志望動機、退職理由のヒントが参考になります。

  1. 面接時の自己PRのヒント

    ■課題解決力と行動力を自分の中で探してアピールする

    住友林業は、特に課題解決力と行動力を求めていると考えられます。

    上記の求める人材にあるように住友林業は、「事業の変革と創造を担う」「自ら学び、本質を考え、自ら行動する」人を求めています。

    ここで、「事業の変革と創造を担う」ことは、課題解決力を表しています、

    また、「自ら学び、本質を考え、自ら行動する」とは、行動力を表しています。

    転職の面接では、現職(前職)において、応募書類だけでは説明しきれない仕事ぶりを説明してください。

    その中で、業務目標達成に向けて課題を見つけ、既存の発想にとらわれず新しい解決法を考えて、関係者を巻き込んで粘り強く遂行した経験も加えてください。

    さらに職務を実行するさいに困難だったこと、困難をどのように乗り越えて、成果を上げたかを伝えてください。

    最後に、住友林業で活かせる、身につけた知識やスキルを語ってください。

    もし上記の能力について乏しい場合は、自分の最も伝えたい能力を面接で上手に説明して、間接的にでも募集職種に役立つことを伝えてください。

    ■技術系応募者は技術力を語る

    技術系応募者は、まず募集職種の職務内容を理解してください。

    そして、それらに十分対応できる経験や能力、スキルがあることを、現職(前職)の職務を説明するなかで面接官にわかってもらう必要があります。

    職務遂行における技術面の工夫と成果をわかりやすく説明することで、持っている技術力をアピールしましょう。

    成果を出すためのノウハウが、住友林業でどのように活かせるかも説明できるようにしてください。

  2. 転職面接時に志望動機を語るヒント

    ■なぜ住友林業を選ぶのか明確に伝える

    住友林業の経営理念、事業内容、グループ中期経営計画などから感じたことをまとめてください。

    そのなかで、自分が共感できることが住友林業を選んだ志望動機になります。

    また、住友林業と競合他社のホームページをしっかり読んでその違いを知っておいてください。

    住宅業界は、住友林業以外にも大和ハウスや積水ハウス、一条工務店など知名度がある有力企業が何社もあり、住宅業界に興味がある人は競合他社と並行して応募することもあるかと思います。

    たとえ住友林業が第一志望でなくても、競合他社と比較しなぜ住友林業なのかをしっかり答えられなくてはなりません。

    住宅展示場やマンションギャラリーなどを実際に訪問し、住友林業と他の住宅メーカーの商品との違いを知っておくことも有効です。

    ■応募職種を選んだ理由と、そこでやりたい仕事を明確に伝える

    応募職種を選んだ理由、そこでやりたい仕事とその理由をしっかりと説明できなければなりません。

    中途採用の応募者が応募職種を選んだ理由は、現職(前職)で培った自分の経験や能力、スキルが住友林業で活かせることです。

    それには職務内容をわかりやすく説明することで、経験や能力、スキルが住友林業で活かせて、やりたい仕事で貢献できることを伝えてください。

    応募職種の分野で注目している住友林業の商品や技術、サービスなどと、なぜ注目しているかその理由も話せるようにしておくとよいでしょう。

  3. 転職面接時に退職理由を語るヒント

    ■面接官が納得できる前向きな退職理由を伝えられるようにする

    「なるほど、そのような前向きな理由があって退職したのですね」と面接官に納得してもらえる内容を説明しましょう。

    間違っても上司と合わないとか、給料が安いなどというネガティブな理由を言わないでください。

    例えば、現職(前職)では、自分の持つ能力、スキルをこれ以上向上させることが難しく、キャリアアップのために転職を考えたというような言い方です。

以上住友林業の中途採用情報と転職面接攻略の考え方を説明しました。

特に面接は2回行われ、自己PRと志望動機、退職理由に関する様々な質問がなされることが予想されます。

また、さらに面接対策(まさに、これこそが重要!!)を完全にしたい転職希望者のために、キャリア育みファームでは必勝マニュアル「ベテラン面接官が教えるとっておきの転職面接必勝法」の販売を行っています。役に立つこと請け合いです。

本マニュアルの方法で自己分析を進めることで、ライバルから一歩抜け出した自己PRと志望動機を作成できます。詳細については、マニュアルのページをご覧ください。

面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【転職】

住友林業は、木造住宅に特化した大手住宅メーカーです。

このような住友林業の面接を攻略するためには、まず住宅業界を取り巻く環境を理解することと、住宅業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。

ブログ記事「【2026年】住宅業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識」を読んでおいてください。

続いて、住友林業とはどのような会社なのかを理解することも面接準備には必須です。

住友林業の会社概要、経営理念、事業内容、グループ中期経営計画など、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。

これら以外にも住友林業のホームページを隅から隅まで熟読することをお勧めします。

本記事の後半で住友林業の基本的な知識を簡単に紹介します。面接を受けるにあたり必要と思われるので、ぜひ読んでおいてください。

住友林業の面接攻略のまとめ【転職】

住友林業に入社を希望する人が、必ず通過しなければならない転職の面接試験。面接ではどのようなことに気をつけなければならないのでしょうか?

住友林業が採用したい人材は、「事業の変革と創造を担う」「自ら学び、本質を考え、自ら行動する」人です。

面接では、求める人材にふさわしい人物かどうか、及び現職(前職)の職務内容について深掘りをすることで応募者が住友林業で貢献できるか、を探ります。ストレス耐性もみられます。

面接で自己PRをするときのポイントとしては、以下があげられます。

  • 課題解決力と行動力を自分の中で探してアピールする
  • 技術系応募者は技術力を語る

面接で志望動機を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。

  • なぜ住友林業を選ぶのか明確に伝える
  • 応募職種を選んだ理由と、そこでやりたい仕事を明確に伝える

面接で退職理由を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。

  • 面接官が納得できる前向きな退職理由を伝えられるようにする

面接を攻略するためには、まずは住宅業界を取り巻く環境を理解すると同時に、住宅業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。

また、住宅業界とはどのような会社なのかを理解することも面接準備には必須です。

住友林業の会社に関する知識について、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。

面接がいかに大切か、必ず役に立つ以下のリンクも参考にしてください。

住友林業を志望するときに知っておきたい社風

住友林業の面接を受けるにあたり知っておきたい社風について以下に記します。

  • 福利厚生面では、確定拠出年金、持株会、車両保険、育児休業は3年、介護時の休業手当など充実しています。
  • 営業に関しては、本人自身が考えて、動ける環境であり、それを上司がサポートし、フォローしています。パワハラ撲滅を掲げており、過度なプレッシャーはありません。ただし残業は多いです。
  • 営業担当は火曜日と水曜日の休みなので、お客様からは休み関係なしに電話がきます。取引先や銀行などは土日休みの為、休日でも連絡を取り合ったりするため休めないことが多々あります。場合によっては休日出勤もあります。
  • 大手企業の為、良くも悪くも安定志向で、新しいことへの挑戦、変化への対応は苦手です。
  • 目に見えない部分への投資と、アフターサービスなど顧客満足に投資する姿勢は、社風を表しており、利益最優先の会社とは異なり、営業のやりがいに繋がっています。

面接で語る志望動機をまとめるさいには、社風をよく知っていることが大切です。

住友林業の会社概要

ここからは住友林業の会社概要を説明します。面接において志望動機を語る上で役に立ちます。

  • 住友林業は、売上高が3位の大手住宅メーカーです。(2024年)

    木を中心に川上の山林事業から、川中の木材・建材事業、川下の木造注文住宅事業まで一貫した事業を展開している点が他の住宅メーカーとの大きな違いです。

  • 住友林業は、1691年住友家の別子銅山開坑により周辺山林の立木利用を開始したのが創業となっています。

    その後の変遷を経て、1948年財閥解体により林業部門は6社体制になり(創立)、合併を経て東邦農林、四国林業の2社となります。

    1955年東邦農林、四国林業が合併し、住友林業となり現在に至っています。

    なお、住友グループで競合する住友不動産とは一定の距離を置いています。

  • 住友林業の事業は、資源環境、木材建材、住宅、建築・不動産、生活サービスの各事業と幅広く展開しています。
  • 住友林業の山林管理・保有等面積は、国内4.8万ha、国内外36.5万haに及びます。日本の国土の1/800を占めています。(2024年12月期)

    国内木材建材商社として、取扱高日本1位です。引渡住宅戸数(国内)は累計約36万棟となっています。

    国内子会社・関連会社39社、海外子会社・関連会社は337社、販売引渡戸数は国内8,596戸、海外(米国・豪州)14,554戸です。(2024年12月期)

  • 住友林業の2024年12月期の決算数字は次の通りです。

    資本金は551億1百万円です。

    連結従業員数は、26,741人です。

    連結売上高は、2兆537億円です。

    連結経常利益は、1,980億円です。

    連結当期純利益は、1,165億円です。

    セグメント別売上高は、木材建材2,532億円、住宅5,423億円、建築・不動産12,400億円、資源環境270億円、その他273億円、調整△361億円です。

面接では、「住友林業と他の住宅メーカーとの違いは何ですか」と聞かれるかも知れません。

住友林業の経営理念

住友林業の経営理念について面接で質問されることもあるかも知れませんので理解しておきましょう。

経営理念

住友林業グループは、公正、信用を重視し社会を利するという「住友の事業精神」に基づき、人と地球環境にやさしい「木」を活かし、人々の生活に関するあらゆるサービスを通じて、持続可能で豊かな社会の実現に貢献します。

行動指針

  • お客様の感動を生む、高品質の商品・サービスを提供します。
  • 新たな視点で、次代の幸福に繋がる仕事を創造します。
  • 多様性を尊重し、自由闊達な企業風土をつくります。
  • 日々研鑽を積み、自ら高い目標に挑戦します。
  • 正々堂々と行動し、社会に信頼される仕事をします。

経営理念は、面接において自己PRや、志望動機を伝えるさいにも知っておくと役に立ちます。

住友林業グループの中期経営計画

住友林業はグループ中期経営計画画「Mission TREEING 2030 Phase 2」(2025年12月期~2027年12月期)を推進中であり、長期ビジョン「Mission TREEING 2030」も合わせて、その内容について概要を紹介します。

  1. 長期ビジョンの概要
    • ステートメント

      地球を、快適な住まいとして受け継いでいくために

    • 長期ビジョンを達成するための重要課題

      「地球環境への価値」、「人と社会への価値」「市場経済への価値」について、価値を損なうことなく、価値を高めることにより、3つの価値を同時に満たす事業活動を推進する

    • 事業方針

      ① 森と木の価値を最大限に活かした脱炭素化とサーキュラーバイオエコノミーの確立、② グローバル展開の進化、③ 変革と新たな価値創造への挑戦、④ 成長に向けた事業基盤の改革

  2. 中期経営計画の概要
    • 数値目標

      2027年12月期末に、売上高3兆2,200億円、経常利益2,800億円、親会社株主に帰属する当期純利益1,760億円、ROE15%以上

    • 全体テーマ

      飛躍的成長に向けた改革と具現化の3年

    • 基本方針

      「脱炭素化への挑戦」、「稼ぐ力の向上」、「グローバル展開の深化」、「経営基盤の強化」、「事業とESGの更なる一体化」

      ① 脱炭素化への挑戦

      適切に管理された森林の新たな価値を創造し、持続可能な森林を拡大

      製造事業の拡大による木材活用の深耕と、用途・消費拡大の基盤づくり

      国内外における木造住宅の供給拡大と中大規模建築の木造化

      ② 稼ぐ力の向上

      国内事業におけるイノベーション、構造改革を加速

      国内外における不動産開発事業の基盤を確立

      資本コストを意識し、資産・投資の効率性・収益性の更なる向上

      ③ グローバル展開の深化

      海外住宅・不動産事業の更なる収益性向上と、安定成長に向けた事業基盤を拡充

      日本、米国、オセアニア、東南アジア及び欧州の各エリア単位で事業領域と規模の拡大を進め、ウッドサイクルの基盤づくりと深耕を図るとともに、コーポレート部門による支援強化

      ④ 経営基盤の強化

      事業の変革と創造を担う人財の確保・育成、自由闊達な組織風土及び健康経営を推進

      IT化・デジタル化による事業基盤の刷新、DX推進による抜本的な業務変革と効率化

      技術を軸とした価値創造を加速させるとともに、業務品質の向上

      ⑤ 事業とESGの更なる一体化

      SBT(Science Based Targets)目標の達成に向けた施策を着実に実行

      持続可能で脱炭素に貢献する製品・サービスの価値を訴求し、市場への浸透を推進

      SAFETY FIRST(安全第一)、ZERO DEFECTS(不具合・不良・不備ゼロ)を徹底

      地域のステークホルダーに配慮した事業運営を徹底

参考リンク集

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