【26卒/25年転職】面接官が教える「JCB」の面接対策

2024.10.21 更新
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日本発唯一の国際カードブランド会社であるJCBに入社を希望する人が、必ず通過しなければならない面接試験。応募者は事前にどのような面接対策をしたらよいのでしょうか?

(JCBの正式社名は株式会社ジェーシービーですが、本ブログでは、通称のJCBと呼ぶこととします。)

JCBに入社を希望する人がぜひとも知っておきたい就職や転職の面接に関しての情報や、ノウハウというものがあります。

例えば、JCBの面接では求める人材をよく理解して、自己PRにおいては、行動力とチームワーク力をアピールすることが大切です。

一方、面接で志望動機を語るためには、なぜクレジットカード業界を選ぶのかについて的確に答えられなくてはいけません。

さらに競合他社と比べてなぜJCBなのかについても面接官が納得できるように答えられることが大切です。

これら以外にもJCBの就職や転職の面接を受けるにあたって大切なポイントがあります。

本ブログでは、面接官である筆者が、JCBの採用情報とともに、就職や転職の面接で必ず訊かれる自己PRや志望動機の受け答えなどについてその対策を解説していきます。

さらに面接に臨むうえで必要な知識として、JCBの会社に関する情報を載せています。

面接対策は、自己分析や企業研究の段階から既にはじまっています。

自己分析や企業研究した結果を基に履歴書やエントリーシート(就活)、職務経歴書(転職)を作成し、一貫性をもたせて面接に繋げることを強く意識して臨んでください。

就活中の学生や転職希望者は、本サイト「キャリア育みファーム」を読んでいただければ、自己分析・企業研究の段階からスムーズに選考・面接対策ができるようになります。

さらに、絶対の自信を持って臨みたい方には、「就活面接必勝法」・「転職面接必勝法」を用意しております。

目次
  1. JCBの求める人材
  2. JCBの新卒採用情報について【就活】
  3. 面接攻略の考え方【就活】
  4. 面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【就活】
  5. JCBの面接攻略のまとめ【就活】
  6. JCBの中途採用情報について【転職】
  7. 面接攻略の考え方【転職】
  8. 面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【転職】
  9. JCBの面接攻略のまとめ【転職】
  10. JCBを志望するとき知っておきたい社風
  11. JCBの会社概要
  12. JCBのブランドメッセージ
  13. JCBの中期経営計画
  14. 参考リンク集

JCBの求める人材

JCBはどのような人材を求めているのでしょうか?

JCBの新卒採用情報サイトにある「人事部長メッセージ」では、求める人材についてコメントしています。

JCBが求める人材は、「たとえ直ぐに成果に繋がらなくても現状に甘んじることなく、自分で考え抜き、自ら一歩でも二歩でも踏み出すことができる人」です。

成功したらさらなる成功へ。成功に奢らず、失敗に臆せず、困難な状況でも粘り強く貪欲に前を向いて進むことができる人。そんな人材を求めています。

加えて、「個の力を、周囲や組織のために惜しみなく発揮できる人、つまり、周囲に耳を傾け周囲のために行動できる人」です。・・・

以上をまとめるとJCBが求める人材は次のような人です。

  • 自分で考え抜き、自ら一歩でも二歩でも踏み出すことができる人
  • 成功に奢らず、失敗に臆せず、困難な状況でも粘り強く貪欲に前を向いて進むことができる人
  • 周囲に耳を傾け周囲のために行動できる人

また、転職では、募集職種毎に求める人物像が明記されていますので、そちらも参照ください。

面接において自己PRをするとき、求める人材像をあらかじめ知っておくことは大切です。

JCBの新卒採用情報について【就活】

はじめにJCBの新卒採用情報について以下に記します。

  1. 募集職種   

    募集職種は、総合職群(G職/オープン採用)、総合職群(G職/IT・デジタルアサイン採用)と、習熟職群(S職/オープン採用)の3つです。

    • 総合職群(G職/オープン採用)は、職務・勤務地ともに幅広い領域でキャリアを形成します。

      将来的には管理職・高度専門職として活躍が期待されます。転居を伴う異動の可能性があります。

    • 総合職群(G職/IT・デジタルアサイン採用)は、初期配属はIT・デジタル領域を担う部署のひとつとして、システム本部内の各部署となります。

      決済に関わる多様なシステム開発プロジェクトに従事します。将来的に管理職・高度専門職として活躍が期待されます。転居を伴う異動の可能性があります。

    • 習熟職群(S職/オープン採用)は、知識・スキルの習熟により能力を高め、発揮し、成果を創出する職種です。

      将来的には自身の志向・キャリアをふまえて、重点的に知識・スキルの向上を図る領域を選択します。原則として転居を伴う異動はありません。

  2. 選考フロー   

    WEBエントリー→エントリーシート→WEB適性検査→(グループディスカッション)→面接(3回)→内々定

  3. エントリーシート(25年卒)
    • 学業で力を注いだことをご記入ください。(400字以内)
    • 学業以外で力を注いだことをご記入ください。(400字以内)
    • 自身が認識している強みと弱みをご記入ください。(400字以内)
    • 趣味・特技をご記入ください。(30字以内)
  4. 面接  

    面接では、学生時代に力を入れたことと、志望動機の深掘りがなされます。

    自己PRに関すること

    • 自己紹介してください
    • 小学校・中学校・高校・大学での自分を、それぞれ一言で表してその理由も言ってください
    • どうしてその大学、学部を選びましたか
    • 研究内容を話してください
    • 学生時代に頑張ったことは何ですか(なぜ始めたか、役割、その中で困難だったこと、困難をどう乗り越えたか、メンバーの反応、その結果学んだことと活きたこと、もう一回同じ活動をするとしたらどうするか)
    • アルバイトは何をしていましたか
    • チームで成し遂げた経験はありますか
    • 引っ張っていく立場と支える立場のどちらがいいですか
    • 周りを巻き込んで挑戦した経験はありますか
    • 人生で一番達成感を感じた出来事は何ですか
    • これまで一番の挫折経験は何ですか(なぜ乗り越えられたのか、乗り越えるまでに足りなかったことは何か)
    • 失敗を乗り越えたことはありますか、失敗から何を学びましたか
    • これまでで後悔したことはありますか
    • 働くうえで大切にしたい価値観は何ですか
    • 将来どのような社会人になりたいですか
    • 周りの人からどういう人と言われますか
    • 苦手な人とどう付き合いますか
    • 強みと弱みを3つずつ話してください(強みを活かしていきたいこと、弱みを克服するためにすべきこと)
    • 趣味と特技は何ですか

    志望動機に関すること

    • 就活の軸を3つ教えてください(背景)
    • なぜ金融業界を志望しますか
    • なぜキャッシュレス業界に興味を持ちましたか
    • なぜJCBを志望しますか、就活の軸とマッチしている点は何ですか
    • 他社と比較したJCBの魅力は何ですか
    • 就活の軸にJCBがどう当てはまっているか、当てはまっていないところはどこか
    • なぜ習熟職を選びますか
    • JCBで成し遂げたいことは何ですか
    • 入社後どのような仕事をやっていたいですか、その理由は何ですか
    • 希望する部署と、そこに配属されなかったときはどうしますか
    • キャリアプランはありますか
    • JCBで何を実現したいですか
    • 転勤は大丈夫ですか
    • 他社の選考状況とJCBの志望度を教えてください
  5. 採用人数

    19年度入社実績  86名(総合職群60名、習熟職群26名)

    20年度入社実績 110名(総合職群77名、習熟職群33名)

    21年度入社実績 106名(総合職群75名、習熟職群31名)

    22年度入社実績 123名(総合職群86名、習熟職群37名)

    23年度入社実績 154名(総合職群112名、習熟職群42名)

    24年度入社実績 231名(総合職群181名、習熟職群50名)

  6. 24年新卒入社大学別就職者数

    国公立大

    東京大1、北海道大2、東北大1、大阪大3、九州大1、一橋大1、千葉大2、都立大3、横浜国大1、横浜市大2、大阪公立大3、神戸大5、広島大1、熊本大1、他

    私立大

    早稲田大19、慶応大11、上智大6、明治大27、青山学院大22、立教大20、中央大14、法政大11、学習院大8、成蹊大1、成城大2、明治学院大1、日本大3、駒沢大1、専修大2、東京理科大2、東京女子大1、日本女子大4、共立女子大1、昭和女子大1、同志社大8、立命館大3、関西大8、関西学院大6、龍谷大1、他

    ※サンデー毎日(2024年9月1日号)参照

  7. 学歴フィルター

    JCBは私立大学中心の採用となっています。適性検査を通過すれば、道は拓けます。

    学歴フィルターはありません。

面接攻略の考え方【就活】

就活の面接では自己PRと志望動機及びそれに関することを必ず訊かれます。

よってそれらの答えをあらかじめ準備する必要があります。

以下の自己PRと志望動機のヒントを参考にしてまとめてください。

  1. 面接時の自己PRのヒント

    ■行動力とチームワーク力を自分の中で探してアピールする

    JCBは、特に行動力とチームワーク力を求めていると考えられます。

    JCBの求める人材は、「自分で考え抜き、自ら一歩でも二歩でも踏み出すことができる」「成功に奢らず、失敗に臆せず、困難な状況でも粘り強く貪欲に前を向いて進むことができる」「周囲に耳を傾け周囲のために行動できる」人です。

    ここで、「自分で考え抜き、自ら一歩でも二歩でも踏み出すことができる」「成功に奢らず、失敗に臆せず、困難な状況でも粘り強く貪欲に前を向いて進むことができる」ことは、行動力を表しています。

    また、「周囲に耳を傾け周囲のために行動できる」ことはチームワーク力を表しています。

    現在、クレジットカードに加え、さまざまな決済商品の普及が進むとともに、キャッシュレス化がますます注目を浴びています。世界的にも、スマートフォンの普及やICT(情報通信技術)の進歩により、決済市場は大きな変革期を迎えています。

    こうしたなかで、JCBは、顧客のニーズに応える商品・サービスと、より安全・安心な決済環境の開発・提供に取り組んでいます。

    これらを推進するために、行動力とチームワーク力のある人が求められているのではないでしょうか。

    面接では、学生時代において力を入れたことを伝える中で、行動力とチームワーク力をアピールしましょう。

    力を入れたことは学業、クラブ・サークル活動、アルバイト、ボランティア活動などなんでも良いです。

    最も力を入れたことは何か、目標達成に向けてどのような困難があり、それをどのように乗り越えて、どのような成果をあげたかを説明できるようにしてください。

    さらに一緒に取り組んだメンバーがいたら、自分の役割と、目標達成のためにメンバーとどのように協力し合ったか、メンバーの意見を尊重するなかで、どのように自分の考えを理解してもらったかなど、チームの中での円満な人間関係に努力したエピソードを探し出して語ってください。

    但し、JCBは採用するすべての人に行動力とチームワーク力を求めているわけではありません。

    自分の最も伝えたい能力が他にあるなら、面接でその能力を上手に説明してください。

  2. 面接時に志望動機を語るヒント

    ■就活の軸は何か明確に伝える

    就活の軸とは「仕事を選ぶときの基準(こだわり)」です。

    自分が、なぜその仕事をやりたいかについての明確な基準(こだわり)ということです。

    JCBや、その他の応募する会社を選んだ基準について共通するものを探し出してください。

    その基準(こだわり)を面接官が納得できるように説明できることが大切です。

    ■なぜJCBを選ぶのか明確に伝える

    JCBのブランドメッセージ、事業内容、中期経営計画などから感じたことをまとめてください。

    そのなかで、自分が共感できることがJCBを選んだ志望動機になります。

    また、JCBと競合他社のホームページをしっかり読んでその違いを知っておいてください。

    JCBを志望する人はクレジットカード会社に興味がある人であり、さらには広く金融に興味のある人と思います。

    ですから、JCBと並行して、三井住友カードや三菱UFJニコス、日本生命、三井住友銀行、オリックスなどにも興味のある人もいるようです。

    たとえJCBが第一志望でなくても、競合他社と比較し、なぜJCBなのかをしっかり答えられなくてはなりません。

    ■JCBで応募する職種を志望する理由と、その職種でやりたい仕事は何かを明確に伝える

    JCBの募集職種は、総合職群(G職/オープン採用)、総合職群(G職/IT・デジタルアサイン採用)と、習熟職群(S職/オープン採用)の3つです。

    応募する職種を希望する理由、およびそこでやりたい仕事は何か、なぜその仕事をやりたいのかをきちんと説明できなくてはいけません。

    あわせてやりたい仕事で活かせる能力やスキルがあればそれを伝えてください。

    ■JCBの志望順位と他社の応募状況を答えられるようにする

    志望順位については、迷わず第一志望ですと答えましょう。

    他社の応募状況を聞かれたら、JCBと同じクレジットカード会社ならば、クレジットカード業界志望と答えてください。

    他社名を教えてほしいと聞かれたら、JCBと同等の大手企業に応募中ならそれを答えてください。

    クレジットカード業界以外なら「〇〇業界にも興味があり応募しています」くらいは答えてもいいです。

    この場合まったくの異業種であるので、なぜその業種に応募したのか答えられるようにしてください。

以上、JCBの採用情報と面接攻略の考え方を説明しました。

面接は複数回行われ、自己PRと志望動機に関する様々な質問がなされることが予想されます。

また、さらに面接対策(まさに、これこそが重要!!)を完全にしたい就活生のために、キャリア育みファームでは必勝マニュアル「ベテラン面接官が教えるとっておきの就活面接必勝法」の販売を行っています。役に立つこと請け合いです。

本マニュアルの方法で自己分析を進めることで、ライバルから一歩抜け出した自己PRと志望動機を作成できます。詳細については、マニュアルのページをご覧ください。

面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【就活】

JCBは、日本発唯一の国際カードブランド会社です。

このようなJCBの面接を攻略するためには、まずクレジットカード業界を取り巻く環境を理解することと、クレジットカード業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。

ブログ記事「【2025年】クレジットカード業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識」を読んでおいてください。

続いて、JCBとはどのような会社なのかを理解することも面接準備には必須です。

JCBの会社概要やブランドメッセージ、事業内容、中期経営計画など、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。

これら以外にもJCBのホームページを隅から隅まで熟読することをお勧めします。

本記事の後半でJCBの基本的な知識を簡単に紹介します。面接を受けるにあたり必要と思われるので、ぜひ読んでおいてください。

JCBの面接攻略のまとめ【就活】

JCBに入社を希望する人が、必ず通過しなければならない面接試験。面接ではどのようなことに気をつけなければならないのでしょうか?

JCBが採用したい人材は、「自分で考え抜き、自ら一歩でも二歩でも踏み出すことができる」「成功に奢らず、失敗に臆せず、困難な状況でも粘り強く貪欲に前を向いて進むことができる」「周囲に耳を傾け周囲のために行動できる」人です。

面接ではガクチカと志望動機の深掘りがあります。

面接で自己PRをするときのポイントとしては、以下があげられます。

  • 行動力とチームワーク力を自分の中で探してアピールする

面接で志望動機を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。

  • 就活の軸は何か明確に伝える
  • なぜJCBを選ぶのか明確に伝える
  • JCBで応募する職種を志望する理由と、その職種でやりたい仕事は何かを明確に伝える
  • JCBの志望順位と他社の応募状況を答えられるようにする

面接を攻略するためには、まずはクレジットカード業界を取り巻く環境を理解すると同時に、クレジットカード業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。

また、JCBとはどのような会社なのかを理解することも面接準備には必須です。

JCBの会社に関する知識について、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。

面接がいかに大切か、必ず役に立つ以下のリンクも参考にしてください。

JCBの中途採用情報について【転職】

続いてJCBの転職の面接について解説していきます。

はじめにJCBのキャリア(中途)採用情報について以下に記します。

  1. 募集職種  

    JCBは転職の希望者を対象とした中途採用を積極的に行っています。

    社内に必要な能力やスキルを持つ人が足りないと思われる職種を募集していますので、応募にあたっては即戦力としての経験や専門性が問われます。

    キャリア採用では、採用時点の経験やスキルを踏まえて、総合職群(G職)もしくは専門職群(Ex職)として入社となります。

    ちなみに2024年10月時点では、21件の募集があります。

  2. 選考フロー   

    エントリー→応募書類送付→書類選考→WEB適性検査・面接(2~3回)→内定

  3. 面接

    面接では、求める人材にふさわしい人物かどうか、現職(前職)の職務内容について深掘りをすることで、応募者がJCBで活躍できるかを探ります。

面接攻略の考え方【転職】

転職の面接では自己PRと志望動機、退職理由に関することを必ず訊かれます。

それらについて的確に答えるための準備をしてください。

以下の自己PRと志望動機、退職理由のヒントが参考になります。

  1. 面接時の自己PRのヒント

    ■行動力とチームワーク力を自分の中で探してアピールする

    JCBは、特に行動力とチームワーク力を求めていると考えられます。

    JCBの求める人材は、「自分で考え抜き、自ら一歩でも二歩でも踏み出すことができる」「成功に奢らず、失敗に臆せず、困難な状況でも粘り強く貪欲に前を向いて進むことができる」「周囲に耳を傾け周囲のために行動できる」人です。

    ここで、「自分で考え抜き、自ら一歩でも二歩でも踏み出すことができる」「成功に奢らず、失敗に臆せず、困難な状況でも粘り強く貪欲に前を向いて進むことができる」ことは、行動力を表しています。

    また、「周囲に耳を傾け周囲のために行動できる」ことはチームワーク力を表しています。

    現在、クレジットカードに加え、さまざまな決済商品の普及が進むとともに、キャッシュレス化がますます注目を浴びています。世界的にも、スマートフォンの普及やICT(情報通信技術)の進歩により、決済市場は大きな変革期を迎えています。

    こうしたなかで、JCBは、顧客のニーズに応える商品・サービスと、より安全・安心な決済環境の開発・提供に取り組んでいます。

    これらを推進するために、行動力とチームワーク力のある人が求められているのではないでしょうか。

    転職の面接では、現職(前職)において、応募書類だけでは説明しきれない仕事ぶりを説明してください。

    その中で、業務目標達成のために困難だったことは何か、困難にどのように粘り強く対応して職務を遂行したか、その結果と自分が身につけたことを語れるようにしてください。

    また、所属する部署で自分が請け負った役割と、目標達成のために関係者とどのように協力し合ったか、関係者の意見を尊重するなかで、どのように自分の考えを理解してもらったかなど、組織の中での円満な人間関係に努力したエピソードを探し出して、語ってください。

    もし上記の能力について乏しい場合は、自分の最も伝えたい能力を面接で上手に説明して、間接的にでも募集職種に役立つことを伝えましょう。

    ■クレジットカード会社に関する知識を答えられるように準備する

    JCBの転職面接では、クレジットカード会社に関する知識をどれだけ持っているか確認されるかもしれません。

    よってクレジットカード業界で働いた経験者は専門的な知識、未経験者は基礎的な知識について、質問があれば答えられるように準備しましょう。

  2. 面接時に志望動機を語るヒント

    ■なぜJCBを選ぶのか明確に伝える

    JCBのブランドメッセージ、事業内容、中期経営計画などから感じたことをまとめてください。

    そのなかで、自分が共感できることがJCBを選んだ志望動機になります。

    また、JCBと競合他社のホームページをしっかり読んでその違いを知っておいてください。

    JCBに中途採用で入社を志望する応募者は、まずは、クレジットカード会社に興味がある人であり、同業他社の中途採用募集に興味がある人も多いと思われます。

    あるいは、金融業界の他社にも応募する人がいるかも知れません。

    そのような競合他社と比較して、なぜJCBなのかをしっかり答えられなくてはいけません。

    ■JCBでなぜその職種を希望するのか、そこで何をやりたいか明確に伝える

    転職の希望者は、なぜキャリア採用の職種に応募したのか、そこでどのような仕事をやりたいかとその理由をしっかりと説明する必要があります。

    中途採用の応募者が応募職種を選んだ理由は、現職(前職)で培った自分の経験、能力、スキルがJCBで活かせることです。

    ですから、現職(前職)の職務内容と使える能力やスキルなどを説明し、採用されたらやりたい仕事で貢献できることを伝えてください。

    応募する職種の分野によっては、注目しているJCBの商品やサービスと、なぜ注目しているか、その理由も話せるようにしておくとよいでしょう。

  3. 転職面接時に退職理由を語るヒント

    ■面接官が納得できる前向きな退職理由を伝えられるようにする

    「なるほど、そのような前向きな理由があって退職したのですね」と面接官に思ってもらえる内容を説明しましょう。

    間違っても上司と合わないとか、給料が安いなどというネガティブな理由を言わないでください。

    例えば、現職(前職)では、自分の持つ能力、スキルをこれ以上向上させることが難しく、キャリアアップのために転職を考えたというような言い方です。

以上、JCBの中途採用情報と転職の面接攻略の考え方を説明しました。

特に面接は2~3回行われ、自己PRと志望動機、退職理由に関する様々な質問がなされることが予想されます。

また、さらに面接対策(まさに、これこそが重要!!)を完全にしたい転職希望者のために、キャリア育みファームでは必勝マニュアル「ベテラン面接官が教えるとっておきの転職面接必勝法」の販売を行っています。役に立つこと請け合いです。

本マニュアルの方法で自己分析を進めることで、ライバルから一歩抜け出した自己PRと志望動機を作成できます。詳細については、マニュアルのページをご覧ください。

面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【転職】

面接を攻略するためには、まずはクレジットカード業界を取り巻く環境を理解することと、クレジットカード業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。(クレジットカード会社に勤務の人はご存知のことと思いますが)

続いて、JCBとはどのような会社なのかを理解することも面接準備には必須です。

JCBの会社概要、ブランドメッセージ、事業内容、中期経営計画など、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。

これら以外にもJCBのホームページを隅から隅まで熟読することをお勧めします。

本記事の後半でJCBのホームページから得た基本的な知識を簡単に紹介します。面接を受けるにあたり必要と思われるので、ぜひ読んでおいてください。

JCBの面接攻略のまとめ【転職】

JCBに入社を希望する人が、必ず通過しなければならない転職の面接試験。面接ではどのようなことに気をつけなければならないのでしょうか?

JCBが採用したい人材は、「自分で考え抜き、自ら一歩でも二歩でも踏み出すことができる」「成功に奢らず、失敗に臆せず、困難な状況でも粘り強く貪欲に前を向いて進むことができる」「周囲に耳を傾け周囲のために行動できる」人です。

面接では、求める人材にふさわしい人物かどうか、現職(前職)の職務内容について深掘りをすることで、応募者がJCBで活躍できるかを探ります。

面接で自己PRをするときのポイントとしては、以下があげられます。

  • 行動力とチームワーク力を自分の中で探してアピールする
  • クレジットカード会社に関する知識を答えられるように準備する

面接で志望動機を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。

  • なぜJCBを選ぶのか明確に伝える
  • JCBでなぜその職種を希望するのか、そこで何をやりたいか明確に伝える

面接で退職理由を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。

  • 面接官が納得できる前向きな退職理由を伝えられるようにする

面接を攻略するためには、まずはクレジットカード業界を取り巻く環境を理解すると同時に、クレジットカード業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。

また、JCBとはどのような会社なのかを理解することも面接準備には必須です。

JCBの会社に関する知識について、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。

面接がいかに大切か、必ず役に立つ以下のリンクも参考にしてください。

JCBを志望するとき知っておきたい社風

JCBの面接を受けるにあたり知っておきたい社風について以下に記します。

  • 「えらべる倶楽部」という福利厚生サービスがあり年間4万円が支給されます。
  • 時差勤務が可能で、有休取得も半休や時間休などが取得できます。
  • 銀行の関連会社であるために保守的な面があり、新規事業でもリスクヘッジ重視で、社内調整に時間がかかります。
  • 同期意識が強く、体育会系のノリがあります。
  • 女性について産休、育休制度は整っており、時短勤務もあるので働きやすいです。

面接で語る志望動機を作る際、社風をよく知っていることが大切です。

JCBの会社概要

ここからはJCBの会社概要を説明します。面接において志望動機を語る上で知っておくと役に立ちます。

  • JCBは、日本発の国際ペイメントブランドであり、会員数15,849万人、加盟店数約4,900万店、世界中で利用されています。(2024年3月末)
  • JCBは、「Issuer(イシュアー)」としてカードを発行し、「Acquirer(アクワイアラー)」としてJCBや、他の各種カード、電子マネーが使える加盟店の開拓をしています。

    また「BrandHolder(ブランドホルダー)」として世界中でJCBカードが使えるインフラ整備、大手金融機関と提携し、JCBブランドカード会員を世界中に拡げています。

  • JCBは、1961年三和銀行と日本信販により設立された「株式会社日本クレジットビューロー」と、同年大阪信用販売と三和銀行により設立された「株式会社大阪クレジットビューロー」が前身です。

    1968年両社が合併し、2代目「株式会社日本クレジットビューロー 」が設立されます。1978年に社名を「株式会社ジェーシービー」に変更しました。

    1981年に、アメリカ以外のカード会社で初めて国際カードブランドを誕生させました。

  • JCBエンブレムは、“S”をモチーフにした青・赤・緑の3つのプレートからできています。

    青は責任感、赤は活力感、緑は親近感を表しています。

    「3つのカラー」と「3つのSのカタチ」は、JCBが達成しようとするブランドパーソナリティを意味しています。

  • JCBの年間取扱高は47兆955億円です。(2024年3月末)そのうち海外は、32.6%を占めています。(2023年3月末)

    アジア地域や新興国の著しい経済成長を背景に、中国、韓国、台湾などの一部の国・地域に加え、ASEAN諸国を中心に提携先を増やすことで、海外カード会員や加盟店ネットワークの拡大に注力しています。

  • JCBの事業として、次のような取組みを行っています。

    オンラインショッピングや公共料金、電話、保険、病院、教育機関、不動産賃貸、交通機関など、日常生活に密着した分野でのキャッシュレス決済を実現し、利便性向上に向けて幅広いサービスを展開しています。

    最先端の取り組みとして、「総合決済サービス企業」としてFintechを活用し、金融ウォレットサービスである「デジタルバリュープラットフォーム」やスマホでの決済サービスの「非接触決済(NFCタグ決済・Tap on Mobile)」、「メタバースの産業利用推進」、消費動向を知るための指数の「JCB消費NOW」、不正利用対策の「MATTE」などを行っています。

  • 2024年3月期の決算数字は次の通りです。

    資本金は、106億1,610万円です。(2024年6月末)

    従業員数は、4,379名です。

    営業収益は、4,016億円です。 

    営業利益は、375億円です。

    経常利益は、394億円です。

    当期純利益は、278億円です。

面接では、「JCBエンブレムの色の意味を知っていますか」と質問がなされるかも知れません。

JCBのブランドメッセージ

JCBのブランドメッセージについて紹介します。

JCBブランドメッセージ

世界にひとつ。あなたにひとつ。

それぞれの願い。それぞれの夢。

お客様一人ひとりの、かけがえのない想い。

JCBは約束します。

そのひとつひとつをしっかりと受けとめ、耳を傾け、かなえるお手伝いをすることを。

私たちは、日本で生まれた、ただひとつの国際カードブランドとして、「おもてなしの心」「きめ細やかな心づかい」で一人ひとりのご期待に応えていきます。

そして「便利だ」「頼れる」「持っていてよかった」と思っていただける、あなたにとっての世界にひとつを目指し続けます。

JCBのブランドメッセージについて理解しておくと、面接での志望動機をまとめるときに役に立ちます。

JCBの中期経営計画

JCBは、中期経営計画【Plan 2024】(2021年度~2024年度)に取り組んでいます。ここでは、中期経営計画の概要を紹介します。

本中期経営計画は、グループ総合力・デジタルソリューションで、「選ばれるJCB」への進化を目指す期間と位置づけています。

基本方針は、以下の4つです。

  • 顧客の多様化・高度化する顕在・潜在ニーズに対応
  • 事業価値向上を各組織が連鎖一体となり推進
  • 国内外で新収益源・新事業を創出
  • BPRとデジタル化により、効率性を追求

面接で志望動機を伝えるとき、中期経営計画を理解しておくことは大切です。

参考リンク集

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