【2025年】建設業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識

2024.10.18 更新
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建設業界に応募する人が面接を受けるにあたって、必ず知っておいたほうが良い基礎知識があります。

これらの知識を持っていないと、面接での受け答えに困ってしまうことがあります。

特に志望動機を答える面接では、これらの知識がないと入社への本気度が伝わりません。

ここでは、建設業界を取り巻く環境や仕事など、建設業界に応募する人が面接で役に立つ基礎知識を紹介します。

ぜひこの記事を読んで、あなたの就活や転職の面接に役立ててください。

目次
  1. 建設業界とはどのような業界なのか
  2. 建設業界を取り巻く環境と課題
  3. 建設業界の仕事
  4. まとめ

建設業界とはどのような業界なのか

  • 建設業界は建設するモノにより大きく住宅やビル、学校、病院、工場などの建物を建築する「建築」と道路やトンネル、港湾、橋梁、ダム、水道などのインフラ整備を行う「土木」に分けられます。

    一方、建設業界は、企業の得意分野により「ゼネコン(ゼネラルコントラクター)」「マリコン(マリーンコントラクター)」「サブコン」と分けることもできます。

    「ゼネコン」とは、土木一式工事、または建築一式工事を請け負う総合建設業者を指します。

    ゼネコンの中でも売上1兆円を超える企業をスーパーゼネコンと呼びます。大林組、鹿島建設、大成建設、清水建設、竹中工務店がスーパーゼネコンです。

    「マリコン」とは、ゼネコンの中でも、港湾、堤防、橋梁などの建設や海洋調査などにかかわる海洋土木工事を得意とする企業を指します。

    五洋建設、東亜建設工業、東洋建設などです。

    「サブコン」とは、ゼネコンの下請などとして、土木・建築工事の一部を請負う企業を指します。

    この他にも、石油化学・エネルギー分野を中心に、プラント・設備工事を専門とする企業もあります。

    主なサブコンでは、きんでん、関電工、九電工などが挙げられます。

    プラント・設備工事企業では日揮、千代田化工建設、東洋エンジニアリングなどがあります。

    面接を受けるにあたって、建設業界にはゼネコン、マリコン、サブコンなどがあることを知っておきましょう。

  • 第二次大戦後、高度経済成長期には、社会基盤の整備を目的とする政府主導の公共事業の恩恵などを受け、建設業界は日本の基幹産業として大きく成長してきました。

    公共事業費は地方の建設会社にも行きわたり、地方の活性化にも貢献しました。

    その後バブル期には住宅やビルなどの建築ブームにより建設投資が急増しました。

    しかしバブル崩壊後は民間投資が落ち込み、リーマンショックなどもあり、2010年には、建設投資がピークであった1992年と比べて半減しました。(国土交通省)

    その後は、東日本大震災の復興需要や、国土強靭化計画、東京オリンピック効果などにより回復傾向となっています。

面接を受けるにあたって、建設業界にはゼネコン、マリコン、サブコンなどがあることを知っておきましょう。

建設業界を取り巻く環境と課題

  • 2023年度の大手ゼネコン50社の国内受注高は、官民とも堅調に推移しました。民間工事は、首都圏の再開発やデータセンター等の大型工事を中心に引き合いが強く、資材価格・労務費の請負価格への転嫁も進んだ結果、前年比7.7%増となりました。

    官公庁工事についても、国土強靭化に向けての公共投資が実施されたことから、同15.7%増でした。

    ゼネコン各社は、旺盛な建設需要を背景に選別受注を強化していますが、手持工事の好採算案件への入替えは然程進んでおらず、収益力は依然として低水準に止まっています。

    2024年度以降は、選別受注や施主への価格交渉の進捗に応じて、各社の収益格差が広がっていくことが想定されます。

  • 建設業では、2024年問題(2024年4月以降の労働時間の上限規制適用)を受けて、ゼネコン各社は4週8閉所(4週のうち8日の現場閉所)の実現に向けた施主との交渉を進めています。

    BIM/CIM(計画から施工まで事業全体の効率化を図るシステム)の活用等を通じた施工効率化も進めています。

    国土交通省は、2024年4月に「i-Construction2.0」を策定し、2040年度までに建設現場の3割の省人化(1.5倍の生産性向上)を目指す方針を打ち出したほか、働き手の処遇改善を目的とした建設業法の改正を進めており、今後は官民ともに生産性向上への取り組みが加速していくでしょう。

    大型工事主体に建設投資意欲は依然旺盛ですが、2024年問題を受けて設備工事業者を中心に労働力不足が深刻化していることから、ゼネコン各社の手持工事は高水準で推移しています。

    このような環境下、施工能力を踏まえた受注調整に舵を切る動きが増えており、適正工期の確保や利幅の厚い案件の選別受注を更に強化していくことが想定されます。

面接を受けるにあたり、建設業界を取り巻く環境と課題を知っておくことが大切です。面接で「建設業界の人手不足にはどのような対策を打てば良いと思いますか」といったような質問もされるかも知れません。

建設業界の仕事

建設業界は国を支える基幹産業として、社会インフラや、ビル・工場などの民間の建物を建設・開発することが主な仕事です。

設計、施工、営業など、自分が携わった仕事の成果や努力が完成したモノとして目に見えることで、社会に役立つという働きがいや誇りを実感しやすい業界といえます。

建設業界の仕事として、技術系では、技術・研究開発、設計、生産設計、生産技術、品質管理、ICT、施工管理、エンジニアリング、新規事業担当などの職種があります。

事務系では、営業、営業支援、開発事業、現場事務、調達などの職種があります。

また管理業務として、総務、人事、法務、経営企画、財務などの職種があります。

建設業界ではどのような仕事があるのか、仕事内容をしっかり理解していることが面接で志望動機を答えるときに重要です。

また、事前に十分把握していると面接で希望する仕事を訊かれたときに役に立ちます。

まとめ

建設業界各社に応募する人は、建設業界の基礎知識を身につけて、面接での志望動機を語る際などに役立ててください。

また、面接官からの質問に答えるときにも、本記事で紹介したような知識が大切になります。

この他にも業界の知識を積極的に吸収しましょう。

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建設業界各社の具体的な面接対策については以下の記事を参考にしてください。

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