就活面接におけるスマホの正しいマナー|面接官はここを見る
就活面接において「スマホ(スマートフォン)の扱い方」は、学生が思っている以上に重要です。
面接官として長年、多くの学生の面接に立ち会ってきましたが、スマホのマナーを理解していなかったために、就活面接の評価を落としてしまう応募者は少なくありません。
「電源を切ったつもりが切れていなかった」
「控室でついスマホを触ってしまった」
「マナーモードなら問題ないと思っていた」
こうした“些細な行動”が、就活面接の場ではマイナス評価として見られることがあります。
本記事では、就活面接でスマホをどう扱うべきか、面接官の視点から 最も正しい行動基準 をわかりやすく解説します。
就活生が迷いやすいポイント、よくある勘違い、面接官が密かに見ている場面、Q&Aまで含めて網羅的に解説します。
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なぜ就活面接ではスマホの扱いが重要なのか?
就活面接は、あなたの社会人としての素養や配慮が問われる場です。
会社に入れば、社内外の会議や打ち合わせが日常になります。その中で「スマホの扱い」ひとつで、ビジネスマナーが評価されます。
とくに就活面接におけるスマホの取り扱いでは、以下の点が非常に重視されます。
- 社会人としての基本的マナーが身についているか
面接中に携帯のバイブ音が鳴るだけで、「注意力が低い」「緊張感がない」という印象を与えます。
- 他者への配慮ができるか
控室で他の応募者の前でスマホを触る行為は、「空気が読めない」「周囲が見えていない」 と判断されがちです。
- 面接に臨む姿勢
企業は「この学生は本気で面接に向き合っているか」を常に見ています。
スマホの扱いは、あなたの意識の高さが表れるポイントなのです。
面接官が教える:就活面接で最も正しいスマホの扱い方
- 建物に入る前にスマホは完全に電源オフにする
ここが 最重要ポイント です。
- 面接会場の建物に入る前
建物の外で電源を切るのが、もっとも安心で確実です。ここで切っておけば、面接中・控室・受付など、どの場面でも鳴る心配がありません。
- 受付をする前
もし建物の外で切り忘れても、受付に行く前に必ずOFFにしてください。
受付でスマホが鳴るのは、とても悪い印象になります。 - エレベーターに乗る前
建物に入ってすぐエレベーターに乗る場合は、エレベーターに乗る前に必ずオフにしましょう。
エレベーター内は静かなので、バイブ(マナーモード)でもかなり響きます。
この段階で 必ず完全にオフにしてください。
「受付してから切ればいいよね?」「控室で時間があるから面接直前で…」という学生が多いですが、それでは遅すぎます。
人事担当者は、あなたがロビーに入ってきた瞬間から観察を始めています。
電源を切っている動作が見えると「準備ができている学生」という印象を与えます。
- 面接会場の建物に入る前
- マナーモードは絶対に“NG”
就活面接の場では「マナーモードなら大丈夫」という考えは完全に間違いです。
なぜマナーモードがダメな理由は次の通りです。
- バイブ音は静かな面接室・控室では想像以上に響く
- 机やカバンに入れていると振動が大きくなる
- 予期しない通知音やアラームが鳴る可能性がある
- 電源を切り忘れた言い訳にならない
面接官は「マナーモード=準備不足」と判断します。
- 電源オフの状態は建物を出るまで維持する
面接後にホッとしてスマホをオンにする学生がいます。
しかし、会社説明会や面接会場では、建物内のどこに人事担当・社員がいるかわかりません。面接が終わった直後の行動も評価に含まれることがあります。
建物を完全に出るまで、オフのままにしてください。
- 控室ではスマホを絶対に触らない
控室でスマホをいじるのは、就活生の“よくあるNG行動”です。
面接官視点では次のように評価します。
控室の様子は、人事・社員が定期的に見ています。
そこでスマホを見ている学生は、次のように映ります。- 緊張感がない
- 周囲への配慮がない
- 面接前の意識が低い
- 常時スマホに頼っている
控室では姿勢を整え、資料を確認するか静かに待機するのがベストです。
指示があってもスマホは“電源オフ”が正解
企業によっては、担当者が「スマホはマナーモードにしてください」と案内することがあります。
しかし、就活面接において面接官の立場から言えることはただひとつ。マナーモード指示があっても、電源を切るのが正しいのです。
理由は以下の通りです。
- 万が一の通知音を避けるため
- バイブ音でも印象が悪くなるため
- “学生の判断力”が問われるため
電源を切る不安がある場合は、事前に家族や友人に「今日は面接なので数時間スマホを切ります」と伝えておけば問題ありません。
スマホが原因で起こる“面接トラブル例”
- 【事例①】バイブ音に気づかずバッグの中で振動
→ 静寂の面接室に振動が響き、学生が気づかないまま面接が進行。面接後、人事から「非常に残念」とコメント。
- 【事例②】控室でゲーム・SNSをチェック
→ 近くにいた社員が面接官に報告。面接官は「緊張感のない学生」と判断。
- 【事例③】着信はしなかったが、通知のピカッとした光が見えた
→ 面接官の視界に入り「電源切っていない」と認識。
スマホの扱いは、あなたが思っている以上に面接結果に影響します。
就活面接でスマホの扱いを完璧にするためのチェックリスト
□ 建物に入る前に完全に電源オフ
□ マナーモードではなく「電源切断」を選択
□ 控室でスマホを触らない
□ 面接終了後も建物から出るまでオフ
□ 事前に連絡を取りたい相手に「電源オフ」を伝える
□ スマホはカバンの奥にしまう(視界に入れない)
これさえ守れば、スマホが原因で評価を落とすことはありません。
就活面接のスマホに関してよくある質問(Q&A)
Q1:目覚ましアラームが鳴るのが怖いです。どうすればいい?
A1:アラーム機能は「電源を切っていても鳴る」機種があります。必ずアラーム自体をオフにしてから切ってください。
Q2:地図アプリを見ないと会場に行けません。
A2:会場に着く直前までは電源オンで問題ありません。ただし、建物の入口に着いたら必ずオフに変更してください。
Q3:企業側に「マナーモードにしてください」と言われました。どうする?
A3:形式的な案内なので、電源オフで問題ありません。
Q4:控室で企業資料を見るためにスマホを開いてもいい?
A4:絶対にやめてください。紙のメモや印刷物を使用するのが正解です。
Q5:実際のところ、スマホの扱いで落ちることはありますか?
A5:就活面接ではスマホの扱いだけで落ちることはありませんが、スマホのマナーは「社会人としての基本」です。ここを誤る学生は、他の場面でも注意不足と判断されやすくなります。
まとめ:就活面接でのスマホマナーは「できて当たり前」にする
就活面接では、面接会場の建物に入る前から、建物を出るまでスマホは必ず完全に電源オフ にすることが基本です。
- マナーモードは絶対禁止
- 控室でスマホを見るのも厳禁
- 指示があっても電源オフ
- 面接官は携帯マナーを必ず見ている
“たった1つのスマホの振動”が、就活面接の評価を大きく下げてしまうこともあります。
就活面接は一度きりのチャンスです。
スマホの扱いを完璧にし、面接官に「この学生は準備ができている」と感じさせられるようにしてください。
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