【27卒】面接官が教える「TOPPAN」の面接対策

TOPPANの求める人材

TOPPANはどのような人材を求めているのでしょうか？

ホームページの企業理念にある「経営信条」には、次の内容が記載されています。

私たちは誠意・熱意・創意にもとづく活動を通じてお客さまとの信頼を築きます

私たちはグルーバルな視点に立って独創性に富むマーケティングと技術開発を行い事業の刷新に努めます

・・・

私たちはひとりひとりの能力とチームワークを最大限に活かし働きがいのある企業風土をつくります

https://www.toppan.com/ja/about-us/philosophy.html

ここから、TOPPANの求める人材は以下のような人と考えます。

• 誠意・熱意・創意にもとづく活動を通じてお客さまとの信頼を築く人
• グルーバルな視点に立って独創性に富むマーケティングと技術開発を行い事業の刷新に努める人
• ひとりひとりの能力とチームワークを最大限に活かせる人

面接において自己ＰＲをするとき、求める人材像をあらかじめ知っておくことは大切です。

TOPPANの新卒採用情報について【就活】

はじめにTOPPANの新卒採用情報について以下に記します。

1. 募集コース

   TOPPANは、オープンコースとジョブコース、フィ―ルドコースに分けて募集しています。

   • オープンコースは、ファーストキャリアを 幅広く考えている人向けのコースです。営業・スタッフ職、企画職の２つの職種毎に選考を行います。

     配属面談で自分の考えを伝え、会社が考えた本人の適性も踏まえてファーストキャリアが決まっていきます。

   • ジョブコースは、やりたい仕事が はっきりしている人向けのコースです。IT技術職、ものつくり技術職、企画職の３つの職種毎に選考を行います。

     採用時に自分が選んだ業務に就き、その分野で経験を積んで強みを磨いていく、そんなファーストキャリアになります。

   • フィ―ルドコースは、ファーストキャリアはこの事業分野，職種でと、ある程度明確に考えている人向けのコースです。IT技術職、ものつくり技術職、営業/ビジネスプロデュース職、企画職、コーポレートスタッフ職、SCMスタッフ職の６つの職種毎に選考を行います。

     入社後の研修で得た情報を加味して配属面談を行い、自分の意志や希望を伝える中でファーストキャリアが決まります。

2. 選考フロー

   オープンコース

   書類選考、適性検査、グループディスカッション、面接

   ジョブコース

   • IT技術職・ものつくり技術職

     書類選考、適性検査、面接、他

   • 企画職

     書類選考、適性検査、グループディスカッション、企画職適性判定(面接、または作品プレゼン)、面接

   フィ―ルドコース

   • IT技術職・ものつくり技術職・

     書類選考、適性検査、面接、他

   • 営業/ビジネスプロデュース職

     書類選考、適性検査、グループディスカッション、面接

   • 企画職

     書類選考、適性検査、グループディスカッション、企画職適性判定(面接、または作品プレゼン)、面接

   • コーポレートスタッフ職・SCMスタッフ職

     書類選考、適性検査、面接

3. エントリーシート（２６年卒）

   営業・事務職／企画職

   自己ＰＲに関すること

   • 学生時代に特に力を入れたことは何ですか？２点挙げて下さい。（400字以内）
   • あなたの長所、短所は何ですか。（100字以内）
   • あなたの生き方や価値観に影響を与えた出来事・事柄を教えてください。（200字以内）
   • あなたには、熱中し、他者に情報発信できるレベルで精通しているものごとがありますか。・・企画職

   志望動機に関すること

   • 就職活動において、あなたはどのような基準で企業選びをされていますか。（200字以内）
   • TOPPANを志望する理由は何ですか。（400字以内）
   • TOPPANの他にどのような業界・企業に興味がありますか（50字以内）
   • 具体的にどのような仕事に関わりたいですか。（200字以内）
   • TOPPANで活かせるあなたの強みは何ですか。（200字以内）
   • あなたの思い描くキャリアと、TOPPANで実現したいことについて教えて下さい。（200字以内）
   • ビジネスでは、一人ひとりのニーズに合った新しい顧客体験を提供することがとても重要です。そこで、あなたの身の回りにある既存の商品やサービスを組み合わせて、新しい顧客体験を提供するアイデアを考えてください。ターゲットもご自身で設定してください。リアリティに縛られずに、自由な発想でお答えください。・・企画職

   技術系

   自己ＰＲに関すること

   • 学業・ゼミ、研究室などで取り組んだ内容について記入してください。（250文字以内）
   • 自己PRをご記入ください。（400文字以内）
   • 研究以外で学生時代に最も努力したことは何ですか。（400文字以内）
   • 発表テーマをご記入下さい（学会経験）（40文字以内）
   • 発表の概要をご記入下さい（300文字以内）

   志望動機に関すること

   • 当社の志望動機・志望理由を教えてください。（400字以内）
   • TOPPANで希望する事業分野・職種の選択と取り組んでみたい具体的な仕事内容を登録ください。（250字以内）
4. 面接

   面接では基本的にエントリーシートに沿って、気になったことを質問されます。

   学生時代に力を入れたこと、研究内容の深掘り、入社したらやりたいことの深掘りがなされます。

   また、TOPPANの会社に対する理解度も試されます。

   自己ＰＲに関すること

   • 自己紹介してください
   • 自己ＰＲしてください
   • 学生時代に力を入れたことは何ですか（取り組んだ理由、困難だったこと、困難をどう克服したか、役割と心がけていたこと、活かせること）
   • 大学・学科を選んだ理由と得意分野、成績について教えてください
   • ゼミの活動を説明してください（立ち位置、進捗状況、そこで学んだこと）
   • 研究内容を説明してください（背景、立ち位置、課題、課題への対応、つまずいたことと乗り越え方、何人で研究する、結果、今後の進め方、研究で得た技術、学んだこと、研究が会社でどのように役に立つか）
   • チームで成し遂げた経験はありますか（役割、メンバーの巻き込み方、意見がぶつかったとき）
   • リーダー経験はありますか
   • これまで扱ったプログラム言語は何ですか、複数あればどちらが好きですか、その理由は何ですか、つくったアプリケーションを教えてください、プログラムする上で大変だったことは何ですか
   • 人生で最も困難だったこと、その乗り越え方を教えてください
   • 人生の生き方に影響を与えた出来事は何ですか
   • クラブ・サークル活動について話してください（どのような立ち位置か）
   • アルバイトについて話してください
   • 強みと弱みを教えてください、仕事で活かせる強みはありますか
   • 趣味と趣味をやるわけは何ですか
   • 他人からどのような人だと思われていますか
   • 他人と関わる上で気をつけていることはありますか
   • 苦手な人にはどのように対応しますか
   • ストレス耐性はありますか、ストレス発散法は何ですか
   • 尊敬する人はどのような人ですか

   志望動機に関すること

   • 就職活動の軸を教えてください
   • TOPPANを知ったきっかけは何ですか
   • TOPPANを志望する理由を教えてください
   • TOPPANと他の印刷会社の違いは何だと思いますか
   • なぜDNPではなくTOPPANですか
   • 他業界にも応募している理由と、そのうえでなぜTOPPANですか
   • TOPPANの未来の可能性をどう考えますか
   • TOPPANの弱みと、弱みを克服するために自分の強みをどう活かせますか
   • 新規事業の企画課題・ポートフォリオのプレゼンを５分（企画職）
   • 入社してやりたい仕事・職種とその理由は何ですか、自分の強みをどう活かせますか
   • 携わりたい事業とその理由は何ですか
   • キャリアプランはありますか
   • どのような製品をつくりたいですか
   • TOPPANで実現したいことは何ですか
   • TOPPANの製品で共通しているものは何だと思いますか
   • TOPPANの営業職のイメージを教えてください
   • TOPPANの商品で印象に残っているものは何ですか
   • TOPPANの技術で印象に残っているものは何ですか
   • TOPPANの商品で海外に通用するモノを１つ挙げて、通用するわけを答えてください
   • TOPPANのCMについて、感想と改善提案してください
   • 消費者からのクレームに対してはどう対応しますか
   • 希望する事業に就けなかったらどうしますか
   • 希望する勤務地はありますか
   • 海外勤務を含めて転勤は大丈夫ですか
   • 社会に対して成し遂げたいことは何ですか
   • どのような人材になりたいですか
   • インターンシップの感想を教えてください
   • 他社の選考状況とTOPPANの志望度を教えてください
5. 採用人数

   １９年度入社実績　３７０名（営業・事務系１７０名、企画系４０名、技術系１６０名）

   ２０年度入社実績　３７０名（営業・事務系１６０名、企画系４０名、技術系１７０名）

   ２１年度入社実績　４１０名（営業・事務系１８０名、企画系５０名、技術系１８０名）

   ２２年度入社実績　４２０名（営業・事務系１７０名、企画系４０名、技術系２１０名）

   ２３年度入社実績　４５０名（営業・事務系１７０名、企画系６０名、技術系２２０名）

   ２４年度入社実績　４８０名（営業・事務系１８０名、企画系５０名、技術系２５０名）

   ２５年度入社実績　３５０名（営業・事務系１３０名、企画系３０名、技術系１９０名）

6. ２５年新卒入社大学別就職者数 　　

   国公立大：

   東京大３、京都大２、北海道大２、東北大６、大阪大５、九州大５、東京科学大５、一橋大１、筑波大１、千葉大５、電通大１、都立大２、横浜国大５、横浜市大２、金沢大３、大阪公立大４、神戸大２、岡山大３、熊本大１、他

   私立大：

   早稲田大９、慶応大９、上智大３、明治大２０、中央大８、法政大５、学習院大１、成蹊大１、武蔵大１、東京都市大１０、日本大７、東洋大３、専修大１、東海大１、東京理科大５、芝浦工大４、東京電機大１３、工学院大８、日本女子大１、津田塾大２、千葉工業大６、金沢工業大２、愛知大３、南山大３、名城大１、同志社大８、立命館大７、関西大６、関西学院大１１、京都産業大１、龍谷大３、近畿大２、武庫川女子大１、西南学院大８、他

   以上は大学院修了者を含みます。

   ※サンデー毎日（２０２５年８月３１日号）参照

7. 学歴フィルター 　　

   TOPPANに学歴フィルターはありません。難関大学から中堅私立大学まで幅広く採用しています。

   適性検査を乗り切れば、あとはグループディスカッション、面接でどこまでアピールできるかです。

面接攻略の考え方【就活】

就活の面接では自己ＰＲと志望動機を必ず訊かれます。

よってそれらの答えをあらかじめ準備する必要があります。

以下の自己ＰＲと志望動機のヒントを参考にしてまとめてください。

1. 面接時の自己ＰＲのヒント

   ■課題解決力と行動力、チームワーク力の三つの能力のうち二つを自分の中から探してアピールする

   TOPPANの求める人材は、課題解決力、行動力、チームワーク力の三つの能力を持つ人です。

   上記の求める人材にあるように、「誠意・熱意・創意にもとづく活動を通じてお客さまとの信頼を築く」「グルーバルな視点に立って独創性に富むマーケティングと技術開発を行い事業の刷新に努める」「ひとりひとりの能力とチームワークを最大限に活かせる」人を求めています。

   求める人材と、課題解決力、行動力、チームワーク力の関係は次の通りです。

   「グルーバルな視点に立って独創性に富むマーケティングと技術開発を行い事業の刷新に努める」は、課題解決力を表しています。

   「誠意・熱意・創意にもとづく活動を通じてお客さまとの信頼を築く」は行動力を表しています。

   「ひとりひとりの能力とチームワークを最大限に活かせる」は、チームワーク力を表しているのではないでしょうか。

   以上の三つの能力をTOPPANは求めています。

   これらは、「このような人材になってもらいたい」との理想の姿と考えましょう。

   学生がこれら全てを持っているとアピールする必要はありません。

   面接では、学生時代において最も力を入れたことを伝える中で課題解決力・行動力・チームワーク力のうちから二つを自分の中で探してアピールしましょう。

   課題解決力なら、課題を発見し、既存の発想にとらわれず新しい解決法を考えて、解決のための計画づくりができるということです。

   行動力なら、課題の解決に向けて周囲に働きかけながら粘り強く取り組めるということです。

   チームワーク力なら、チームのなかで自分の役割を理解し、メンバーの意見も尊重しながら活動を進めることができるということです。

   力を入れたことは学業、クラブ・サークル活動、アルバイト、ボランティア活動などなんでも良いのです。

   これらの活動の中で、いずれかの能力を発揮したことを具体的に説明してください。

   そこで自分が身につけたことを伝えられるとなお良いです。

   但し、TOPPANは採用するすべての人に課題解決力や行動力、チームワーク力を求めているわけではありません。

   自分の最も伝えたい能力が他にあるなら、面接においてその能力を上手に説明してください。

   ■技術系応募者は研究内容を語る

   TOPPANは、「印刷テクノロジー」をベースにした「情報コミュニケーション」「生活･産業」「エレクトロニクス」の３つの事業分野のコラボレーションによるトータルソリューションを提供することで、顧客や社会の課題解決を行っています。

   技術系応募者は、そういった印刷領域を超えた技術開発に十分対応できる能力やスキルがあることを、自分の研究内容から探し出して話せるようにしてください。

   技術系応募者は、面接において研究内容の説明を相当詳しく深掘りされることを想定してください。

   具体的には、研究の課題と課題解決の手法をあげ、解決に困難だった点について自分自身の工夫と成果が説明できるようにしてください。

   課題を解決するために、どのように周囲を巻き込んでいったか、どのくらい粘り強く取り組んでいったかなどについても説明できるといいです。

   一方で、TOPPANの技術的な仕事で直接使える研究をしていなくても応募を希望する学生がいると思います。

   その場合は面接で、論理的思考力のような潜在的な能力をアピールしてください

   ■海外を含めて、どこででも働く覚悟を伝える

   TOPPANは、事業所数として、国内外に２５９社（国内１０２、国外１５７）の拠点を構えています。（２０２４年３月末）

   ですから、国内の転勤のみならず、海外駐在する可能性がどのような職種でもあります。面接では世界、日本のどこでも転勤は可能かについて聞かれます。

   面接では、事務系、技術系応募者に限らず、世界のどこへでも行って働く覚悟を伝えてください。

2. 面接時に志望動機を語るヒント

   ■就活の軸を答えられるようにする

   就活の軸とは「仕事を選ぶときの基準（こだわり）」です。

   自分がなぜ、その仕事をやりたいかについての明確な基準（こだわり）ということです。

   TOPPANや、その他の応募する会社を選んだ基準について、共通するものを探し出してください。

   そして、その基準を面接官が納得できるように説明してください。

   ■なぜTOPPANを選ぶのか明確に伝える

   TOPPANのグループパーパス、事業内容、中期経営計画などから感じたことをまとめてください。

   そのなかで、自分が共感できることがTOPPANを選んだ志望動機になります。

   また、TOPPANと競合他社のホームページをしっかり読んでその違いを知っておいてください。

   TOPPANを志望する人は印刷業界に興味を持つ人であり、TOPPANと印刷業界の２強を占める大日本印刷や、図書印刷にも応募すると思います。

   また、印刷業界以外の就活人気企業に応募する人も多いようです。

   たとえTOPPANが第一志望でなくても、競合他社と比較しなぜTOPPANなのかをしっかり答えられなくてはなりません。

   ■TOPPANで携わりたい職種・業務と事業、そこでやりたい仕事とその理由を明確に伝える

   TOPPANは、「営業・事務系」「企画系」「技術系」別の募集となっています。

   なぜその職種・業務と事業分野を希望するのか、及びその職種・業務と事業分野でやりたい仕事は何か、なぜその仕事をやりたいのかを説明できるようにしてください。

   さらに、やりたい仕事で活かせる能力やスキルがあればそれを伝えてください。

   希望する仕事で注目している製品や技術、サービスとその注目理由も話せるようにしておくと、なお良いでしょう。

   ■TOPPANという会社の理解度を試す質問に答えられるようにする

   面接では、TOPPANという会社についてどこまで知っているかを試す質問がいくつかなされます。

   例えば、「TOPPANの未来の可能性をどう考えますか」「TOPPANの製品で共通しているものは何だと思いますか」「TOPPANの営業職のイメージを教えてください」「TOPPANの商品で印象に残っているものは何ですか」「TOPPANの技術で印象に残っているものは何ですか」といったような質問です。

   TOPPANへの志望度合いを確かめるための質問と考えてください。

   これらの質問に的確に答えるためには、ホームページをよく読んでください。

   ■TOPPANの志望順位と他社の応募状況を答えられるようにする

   志望順位については、迷わず第一志望ですと答えましょう。

   他社の応募状況を聞かれたら、TOPPANと同じ印刷メーカーならば、印刷業界志望と答えてください。

   他社名を教えてほしいと聞かれたら、大日本印刷に応募中ならそれを答えてください。

   印刷業界以外なら「〇〇業界にも興味があり応募しています」くらいは答えてもいいです。

   この場合まったくの異業種であるので、なぜその業種に応募したのか答えられるようにしてください。

以上、TOPPANの採用情報と面接攻略の考え方を説明しました。面接は複数回行われ、自己ＰＲと志望動機に関する様々な質問がなされることが予想されます。

また、さらに面接対策（まさに、これこそが重要!!）を完全にしたい就活生のために、キャリア育みファームでは必勝マニュアル「ベテラン面接官が教えるとっておきの就活面接必勝法」の販売を行っています。役に立つこと請け合いです。

本マニュアルの方法で自己分析を進めることで、ライバルから一歩抜け出した自己ＰＲと志望動機を作成できます。詳細については、マニュアルのページをご覧ください。

面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【就活】

TOPPANは、大日本印刷と並ぶ印刷業界の２強であり、印刷テクノロジーをベースに幅広い事業活動を展開しています。

このようなTOPPANの面接を攻略するためには、まず印刷業界を取り巻く環境を理解することと、印刷業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。

ブログ記事「【2026年】印刷業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識」を読んでおいてください。

続いて、TOPPANとはどのような会社なのかを理解することも面接準備には必須です。

TOPPANの会社概要、グループパーパス、中期経営計画など面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。

これら以外にもTOPPANのホームページを隅から隅まで熟読することをお勧めします。

本記事の後半でTOPPANのホームページから得た基本的な知識を簡単に紹介します。面接を受けるにあたり必要と思われるので、ぜひ読んでおいてください。

TOPPANの面接攻略のまとめ【就活】

TOPPANに入社を希望する人が、必ず通過しなければならない面接試験。面接ではどのようなことに気をつけなければならないのでしょうか？

TOPPANが採用したい人材は、「あらゆる業種の顧客と仕事をし、今までにないモノやコトを創り出す」「新しい可能性をデザインし、広げ続けていく」人です。

面接では、学生時代に力を入れたこと、研究内容の深掘り、入社したらやりたいことの深掘りがなされます。また、TOPPANの会社に対する理解度も試されます。

面接で自己ＰＲをするときのポイントとしては、以下があげられます。

• 課題解決力と行動力を自分の中で探してアピールする
• 技術系応募者は研究内容を語る
• 海外を含めて、どこででも働く覚悟を伝える

面接で志望動機を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。

• 就活の軸を答えられるようにする
• なぜTOPPANを選ぶのか明確に伝える
• TOPPANで携わりたい職種・ポジションと事業、そこでやりたい仕事とその理由を明確に伝える
• TOPPANという会社の理解度を試す質問に答えられるようにする
• TOPPANの志望順位と他社の応募状況を答えられるようにする

面接を攻略するためには、まずは印刷業界を取り巻く環境を理解すると同時に、印刷業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。

また、TOPPANとはどのような会社なのかを理解することも面接準備には必須です。

TOPPANの会社に関する知識について、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。

面接がいかに大切か、必ず役に立つ以下のリンクも参考にしてください。

• ベテラン面接官が教えるとっておきの就活面接必勝法
• 【2026年】印刷業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識

TOPPANを志望するときに知っておきたい社風

TOPPANを受けるにあたり知っておきたい社風について以下に記します。

• 若い人の配属希望などをよく聞いてくれます。
• 教育体系は充実しています。
• 人間関係は非常に良く、性格がよくて優しい社員が多いです。社員は人財という考え方を持っています。
• 最後まで手を抜かないで仕事をする姿勢があります。
• 様々な企業、業界とのつながりがあるので、製品を通して社会貢献しているという実感がわきます。
• 古い企業体質を持っており、汗を出して働くことが良いことといった雰囲気があります。
• 印刷会社という受注型の企業なので受け身的な体質は残っています。

面接で語る志望動機を作る際、社風をよく知っていることが大切です。

TOPPANの会社概要

ここからはTOPPANの会社概要を説明します。面接において志望動機を語る上で役に立ちます。

• ２０世紀の初めにトッパンを創業した人たちは「エルへ―ト凸版法」を基礎に証券印刷やパッケージ印刷などの分野に進出しました。

  １９００年凸版印刷合資会社が創立されました。トッパンの誕生です。１９０８年に株式会社に改組され、凸版印刷株式会社となりました。

  ２０２３年１０月に持株会社「TOPPANホールディングス株式会社」を設立し、傘下に、「TOPPANエッジ株式会社」、凸版印刷の主要部門を母体とする「TOPPAN株式会社」及びTOPPANグループ全体でのDX事業推進を牽引する「TOPPANデジタル株式会社」を設立しました。

• TOPPANグループは、重点的に取り組むべき成長領域を、「健康・ライフサイエンス」「教育・文化交流」「都市空間・モビリティ」「エネルギー・食料資源」と設定し、それらに技術・ノウハウから成る５つの事業系を掛け合わせ、さらにグローバル、未開拓の分野に進出していくことで、社会的価値を創造していこうとしています。

  ５つの事業系は、創造コミュニケーション系、情報マネジメント系、生活・産業資材系、機能性材料系、電子デバイス系です。

• TOPPANホールディングスの２０２５年３月期の決算数字は次の通りです。

  資本金は、１,０４９．８６億円です。

  連結従業員は、５１,９８８人です。

  連結売上高は、１７,１７９億円です。

  連結営業利益は、８４０億円です。

  連結経常利益は、８８５億円です。

  連結当期純利益は、８９３億円です。

  事業別売上高は、情報コミュニケーション９,２９３億円、生活・産業５,４８０億円、エレクトロ二クス２,７９９億円、調整額△３９４億円となっています。

面接で志望動機を説明するときは成長領域を知っていることが大切です。理解しておきましょう。

TOPPANのグループパーパス

TOPPANのグループパーパスを紹介します。

Purpose　存在意義

Breathing life into culture,
with technology and heart.

人を想う感性と心に響く技術で、多様な文化が息づく世界に。

Values　価値観

Integrity

誠意を持って行動し、信頼関係を築く

Act with sincerity, build relationships on trust.

Passion

情熱を持ち、積極果敢に挑戦する

Be enthusiastic, boldly take on challenges.

Proactivity

周囲に先駆けて考え、スピーディーに行動する

Think ahead, act with speed.

Creativity

創造力を駆使して、新しい価値を生み出す

Be imaginative, create new value.

https://www.holdings.toppan.com/ja/group/purpose.html

面接では「グループパーパスを知っていますか」と質問されることもあるかも知れません。理解しておくと良いでしょう。

TOPPANの中期経営計画

TOPPANは、TOPPANグループ中期経営計画（２０２３年４月～２０２６年３月）を策定し、推進中です。ここではその概要について紹介します。

1. TOPPANのめざす姿

   “Digital & Sustainable Transformation”

   「DX」と「SX」によってワールドワイドで社会課題を解決するリーディングカンパニーに

2. 成果獲得フェーズで目指す姿

   ROE５％を達成し、持続成長フェーズでの価値最大化に向けた企業体へ変革する

3. 中期重点施策
   • 事業ポートフォリオの変革

     既存事業の構造改革による安定収益の獲得と、成長事業の拡大のため事業ポートフォリオを変革する

     ①DX事業「Erhoeht-X」における高収益モデル確立

     ②国内パッケージ事業でのSX包材、海外生活系事業拡大

     ③新事業のスケール化による成長事業シフト

   • 経営基盤の強化

     自社競争力のさらなる強化と成長を支える事業変革の基盤を形成する

     ①システム基盤のモダナイゼーション

     ②製造基盤強化

     ③知財戦略の構築と実行

     ④成長事業を牽引する人材の確保・活用・育成

   • ESGへの取り組み深化

     社会的価値の創出に向けESGへの取り組みを推進し、持続可能な社会の実現に貢献する

     ①SDGs中期目標達成

     ②環境負荷低減

     ③人的資本・多様性の取り組み

     ④持続可能な生産（人権・サプライチェーン）

     ⑤ガバナンス強化

面接で自己ＰＲや志望動機を語るさいは、TOPPANの経営方針を知っておくことが大切です。覚えておきましょう。

参考リンク集

• ベテラン面接官が教えるとっておきの就活面接必勝法
• 【2026年】印刷業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識