【2025年】重電業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識

2024.10.11 更新
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重電業界を志望する人が面接を受けるにあたって、必ず知っておいたほうが良い基礎知識があります。

これらの知識を持っていないと、面接での受け答えに困ってしまうことがあります。

特に志望動機を答える面接では、これらの知識がないと入社への本気度が伝わりません。

ここでは、重電業界を取り巻く環境や仕事など、重電業界に応募する人が面接で役に立つ基礎知識を紹介します。

ぜひこの記事を読んで、あなたの就活や転職の面接に役立ててください。

目次
  1. 重電業界とはどのような業界なのか
  2. 重電メーカーの特色について
  3. 重電業界を取り巻く環境と課題
  4. 重電業界の仕事
  5. まとめ

重電業界とはどのような業界なのか

重電業界とはどのような業界なのでしょうか?

重電とは、重電機器の略で、主に産業用の発電機などの回転電気機械や、変圧器、整流器などの静止電気機械といった大型電気機械のことです。

(一方、比較的軽い小型の電気機械や家庭用電化製品などは軽電と呼ばれています。)

重電業界とは、こうした大型電気設備や機械を開発製造するメーカーが属する業界を指します。

重電メーカーは主に重電機器を開発製造しますが、それ以外の分野にも手を広げており、発電所や鉄道システムといった生活インフラ、情報通信システム、家電など幅広い分野の製品を手がけています。

重電メーカーの製品は長く日本のモノづくりや生活インフラを支えており、社会的な役割は非常に大きなものとなっています。

重電業界の企業に応募し、面接を受けるさいには重電業界とはどのような業界なのか知っていることが必要です。

重電メーカーの特色について

日本の重電メーカーは、日立製作所、東芝、三菱電機、富士電機、明電舎などがあげられます。

これら重電メーカーの特色について簡単に説明します。

  • 日立製作所は、世界有数の総合電機メーカーであり、「デジタル」「グリーン」「イノベーション」を成長の柱として、グローバルで社会イノベーション事業を推進しています。

    デジタルシステム&サービス、グリーンエネジー&モビリティ、コネクティブインダストリーズ、日立Astmo(オートモーティブシステム事業)の各事業があります。

  • 東芝の目指す姿は、デジタル化を通じてカーボンニュートラル・サーキュラエコノミーの実現に貢献することです。

    具体的には、「誰もが享受できるインフラを構築する」こと、そして社会的・環境的な安定のために「繋がるデータ社会を構築する」ことです。

    データの力を生かし、インフラ、エネルギー、デバイスといった領域で様々な価値を提供します。

    エネルギーシステム、インフラシステム、ビル、リテール&プリンティング、デバイス&ストレージ、デジタル、電池の各事業があります。

  • 三菱電機は、進化した統合ソリューションを提供する「循環型 デジタル・エンジニアリング企業」へ変革し、多様化する社会課題の解決に貢献することを経営戦略としています。

    重電システム、産業メカトロ二クス、情報通信システム、電子デバイス、家庭電器の各事業があります。

  • 富士電機は、エネルギー・環境技術の革新により安全・安心で持続可能な社会の実現に貢献することを経営方針としています。

    コア技術であるパワー半導体とパワーエレクトロ二クスのシナジーを追求し、エネルギー、インダストリー、半導体、食品流通の4事業を推進しています。

  • 明電舎は、「地球・社会・人に対する誠実さと共創力で、新しい社会づくりに挑む」をありたい姿として掲げ、リニューアブルエナジー、サステナブルインフラ、グリーンモビリティ、スマートインダストリーを注力する領域としています。

    電力インフラ、社会システム、産業電子モビリティ、フィールドエンジニアリングの事業グループがあります。  

重電業界の面接を受けるにあたっては、重電メーカーの特色を知っておいてください。

重電業界を取り巻く環境と課題

  • 日本電機工業会によると、2023年度重電機器の国内生産見込みは3兆6,277億円で、前年度実績比98.7%となりました。

    前年度に大型案件が集中した反動により、発電用原動機が前年比77.8%と下回っています。このうち、ボイラが同43.2%、ガスタービンが同41.8%と大きく下回りましたが、蒸気タービンは同408.7%と大きく上回っています。

    また、国内、海外ともに半導体、電子部品産業向けの設備投資が抑制されていることも影響しています。

    部材不足の影響が継続していますが、状況は改善に向かっています。

    2024年度の重電機器の国内生産見通しは3兆6,531億円で、前年度実績比100.2%と前年度とほぼ同じとなっています。(JEMA:日本電機工業会 2024年3月)

  • 電力システムについて、発電設備は、エネルギー資源の効率的活用の観点から、蒸気・ガスタービン、発電機などで高効率機器への置き換えが着実に進んでいます。

    送変電設備も電力の安定供給を念頭に設備の更新が計画的に行われており、変圧器、開閉装置、電力変換装置などの需要が見込まれています。

    長期的観点からは、2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略や、SDGsに基づく考え方の普及を背景に、再生可能エネルギーが「主力電源」と位置付けられています。

    政府は、新興国等へのインフラシステム輸出を後押ししており、日本の優れたガスタービン・コンバインドサイクル発電(GTCC)や送配電等の技術・製品が海外で広く展開されていくことが期待されます。

  • 産業システム・機器分野では、省エネ、環境、信頼性等の社会的要求の高まりを受け、プログラマブルコントローラ(PLC)、汎用インバータ、サーボシステムなどのファクトリーオートメーション機器における技術革新が顕著です。

    産業システム・機器は、高機能化・高性能化などにより、受注から設計、生産、検査、出荷という生産システム全般の自動化が効率的に行われ、製品の品質向上、コスト削減、省エネといった多くの効果をもたらすことができ、様々な分野への適用が拡大しています。

    DXに着目し、IoT・AI・ブロックチェーンといったICT技術を利用しながら、「ものづくり」の革新のために、重要な役割を担うことが求められています。

以上のような重電業界をとりまく環境と課題について知っていると、面接での質問に答えるとき役に立ちます。

例えば面接で、「重電業界の方向性についてどのように考えていますか?」といった質問がなされることがあります。

重電業界の仕事

重電業界は、企業や社会インフラで使用する製品を製造・販売することが主な仕事です。

そのため自分が行った研究・開発や生産、ソリューションなどが仕事を通じて「世の中に役に立つ」という誇りを持って働くことができます。

この業界での、メーカーとしての一連の仕事は、社会に役に立つ製品を企画・開発し、生産し、販売することです。

技術系では、研究開発、製品開発・設計、生産技術、品質保証などの職種に就きます。

事務系では、事業(経営)企画、人事総務、経理財務、法務といった間接部門の仕事や、資材調達、生産管理、海外を含めた営業、広報・宣伝などの職種があります。

事務系・技術系共通の職種としては、システムエンジニア、セールス・サービスエンジニア、知財などの職種があります。

グローバル展開している企業も多く、海外駐在や出張のチャンスもあります。

高い語学力、行動力、コミュニケーション能力、異文化理解といった海外で働くために必要な資質・スキルを持つ人にとっては、大きな活躍の場になります。

重電業界ではどのような仕事があるのか、仕事内容をしっかり理解していることが面接で志望動機を答えるときに重要です。

また、事前に十分把握していると面接で希望する仕事を訊かれたときに役に立ちます。

まとめ

重電業界各社に応募する人は、重電業界の基礎知識を身につけて、面接での志望動機を語る際などに役立ててください。

また、面接官からの質問に答えるときにも、本記事で紹介したような知識が大切になります。

この他にも業界の知識を積極的に吸収しましょう。

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重電業界各社の具体的な面接対策については以下の記事を参考にしてください。

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