【26卒/25年転職】面接官が教える「TOTO」の面接対策

2024.11.06 更新
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大手住宅設備メーカーであるTOTOに入社を希望する人が、必ず通過しなければならない面接試験。

応募者は事前にどのような面接の対策をしたらよいのでしょうか?

TOTOに入社を希望する人がぜひとも知っておきたい面接に関する情報や、ノウハウというものがあります。

例えばTOTOの面接では、求める人材をよく理解した上で、課題解決力や行動力、チームワーク力の中から自分の強みを選んでアピールすることが大切です。

また、面接で志望動機を語るためには、競合他社と比べてなぜTOTOなのか答えられなければいけません。

これら以外にもTOTOの面接を受けるにあたって大切なポイントがあります。

本ブログでは、面接官である筆者が、TOTOの採用情報とともに、面接で必ず訊かれる自己PRや志望動機の受け答えなどについてその対策を解説していきます。

さらに面接に臨むうえで必要な知識として、TOTOの会社に関する情報を載せています。

面接対策は、自己分析や企業研究の段階から既にはじまっています。

自己分析や企業研究した結果を基に履歴書やエントリーシート(就活)、職務経歴書(転職)を作成し、一貫性をもたせて面接に繋げることを強く意識して臨んでください。

就活中の学生や転職希望者は、本サイト「キャリア育みファーム」を読んでいただければ、自己分析・企業研究の段階からスムーズに選考・面接対策ができるようになります。

さらに、絶対の自信を持って臨みたい方には、「就活面接必勝法」・「転職面接必勝法」を用意しております。

目次
  1. TOTOの求める人材
  2. TOTOの新卒採用情報について【就活】
  3. 面接攻略の考え方【就活】
  4. 面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【就活】
  5. TOTOの面接攻略のまとめ【就活】
  6. TOTOの中途採用情報について【転職】
  7. 面接攻略の考え方【転職】
  8. 面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【転職】
  9. TOTOの面接攻略のまとめ【転職】
  10. TOTOを志望するときに知っておきたい社風
  11. TOTOの会社概要
  12. TOTOの理念体系
  13. TOTOの中・長期経営計画
  14. 参考リンク集

TOTOの求める人材

TOTOはどのような人材を求めているのでしょうか?

TOTOの採用情報サイトには求める人材は明記していません。

「リクナビ2026」には、TOTOの求める人物像として以下の内容が載っていますので、そちらを参照します。

  1. 印象に残る体験を持つ人財
  2. 高い問題意識を持って、自ら成長・学び続ける事ができる人財
  3. 周囲と協働してチームワークを実践できる人財
  4. 論理的に意思を持って、行動できる人財
  5. ストレスマネジメントができる人財

求める人材は、面接で自己PRをするときの参考としてぜひとも知っておいてください。

TOTOの新卒採用情報について【就活】

はじめにTOTOの新卒採用情報について以下に記します。

  1. 募集職種

    募集職種は、総合職としての営業・企画職、技術職、デザイン職です。

    営業・企画職の初期配属は、原則国内営業および事業部の企画、間接部門(物流・購買・法務・経理など)に配属となります。

    技術職は、主に研究/技術部門、事業部、間接部門に配属となります。

    デザイン職は、デザイン部門に配属となります。

  2. 選考フロー

    営業・企画職、技術職

    エントリー→エントリーシート提出・適性検査→一次面接・その他→最終面接→内々定

    デザイン職

    エントリー→エントリーシート提出・適性検査→ポートフォリオの提出→一次面接・その他→最終面接→内々定

  3. エントリーシート(25年卒)

    営業・企画職

    自己PRに関すること

    • 自己PRとして、あなたが選考の中でお話ししたい「学生時代※1に頑張ったこと※2」を、最大5つまで、簡潔に記載下さい。5つ全てを記載する必要はありません。(各30字以内) ※1:学生時代とは、最終学歴(大学院、大学、高専)に限らず、高校時代・中学時代・小学校時代なども含めていただいて構いません。 ※2:強い意志・意欲を持ってやり遂げたこと、リーダーシップを発揮したこと、努力・苦労したこと、人生最大の挫折等。
    • ゼミ・研究室をご記入ください。
    • 得意科目を簡潔にご記入ください(50字以内)
    • 高校(高等専門学校)時代に所属していたクラブ・サークル、個人的に行っていた活動(50字以内) ※該当するものがない場合は、「特になし」とご記入下さい。
    • 大学(院含む)時代に所属していたクラブ・サークル、個人的に行っていた活動(50字以内) ※該当するものがない場合は、「特になし」とご記入下さい。
    • 学生時代に経験したアルバイトと経験期間をご記入ください。(30字以内)※アルバイト経験のない方は「特になし」とご記入ください。例) 家庭教師1年間、 飲食店ホールスタッフ10ヶ月 等

    志望動機に関すること

    • TOTOグループ統合報告書2023のうち、「TOTOグループ経営に関する理念体系」(p.1-2)「TOTOグループの価値創造モデル」(p.17-18)「TOTOグループの価値創造の歴史」(p.21-22)のいずれか1つを読み、興味・関心を持った点とその理由をご記入下さい。(100~200字)

    技術職

    自己PRに関すること

    • ご自身の研究・専門テーマ(学部生の方は中心で学んでいる学問)の分野をご記入下さい。 (50字以内) (例:機械、制御、無機材料、プロダクトデザイン、UX等。テーマの内容ではなく分野をご記入下さい。学科名が機械でも、研究や自身の専門は材料、という場合は「材料」とご記入下さい。)
    • ご自身の研究・専門テーマの詳細を、簡潔にご記入下さい。(30字以内)
    • ご自身の研究・専門内容に関して、ご記入下さい。(100字以内)
    • 得意科目を簡潔にご記入ください。(50字以内)
    • ロボットや実験器具等、複雑なモノづくりを実際に行った経験はありますか?あると回答された方は、内容を簡潔にご記入ください。(50字以内)
    • 自己PRとして、あなたが選考の中でお話ししたい「学生時代に頑張ったこと」を、最大2つまで、簡潔にご記入下さい。(各30字以内) (強い意志・意欲を持ってやり遂げたこと、最もリーダーシップを発揮したこと、最も努力・苦労したこと、人生最大の挫折等。2つ全てを記載する必要はありません)
    • 高校(高等専門学校)時代に所属していたクラブ・サークル、個人的に行っていた活動(50字以内)※該当するものがない場合は、「特になし」とご記入下さい。
    • 大学(院含む)時代に所属していたクラブ・サークル、個人的に行っていた活動(50字以内)※該当するものがない場合は、「特になし」とご記入下さい。
    • 学生時代に経験したアルバイトと経験期間をご記入ください。(30字以内)※アルバイト経験のない方は「特になし」とご記入ください。例) 家庭教師1年間、 飲食店ホールスタッフ10ヶ月 等

    志望動機に関すること

    • あなたがTOTOに入社し、まず最初に携わりたい仕事・職種は、どのようなものですか?次の選択肢から第一希望の職種を1つ選択してください。(研究/商品開発/生産技術/セールスエンジニア/品質保証/知的財産/購買/安全衛生・環境/工務/物流/デザイン(応募職種登録でデザイン職を希望された方のみ)/その他(自由記入))
    • 上記設問にてその職種を選択した理由をご記入ください。また、その他(自由記入)を選択された方は希望する具体的な仕事の職種をご記入ください。(30字以内)
  4. 面接  

    面接では、学生時代に力を入れたことの深掘りがあります。技術系では研究概要の説明を3分で行い、その後10分ほど質問があります。15秒以内で自己紹介する録画面接があります。

    自己PRに関すること

    • 小・中・高・大学ではどのような人でしたか
    • 高校時代の部活で力を入れたことと、どのような役割がありましたか
    • 今の大学・学部を選んだ理由は何ですか
    • 大学で学んでいる内容は何ですか、難しかった科目は何ですか
    • 研究概要を説明してください(オリジナリティ、周囲との協働、苦労したこと、それをいかに乗り越えたか、今後の展望、TOTOで役立ちそうなスキル、技術はあるか)(技術職)
    • 学生時代に力を入れたことを説明してください(きっかけ、困難だったこと)
    • クラブ・サークル活動やアルバイトをしていましたか、入ったきっかけと頑張ったこと、そこでの役割は何ですか
    • 部活動と学業の両立をどのように行なっていましたか
    • 今までで一番困難だったことは何ですか
    • 長所・短所は何ですか
    • 嫌な事がある時はどうしていますか
    • 周りの人からどのように思われていますか、その理由は何ですか
    • 日頃どのようにストレスを発散していますか
    • 趣味・特技は何ですか

    志望動機に関すること

    • 企業選びの軸は何ですか
    • なぜ住宅設備を志望しますか
    • なぜTOTOを志望しますか
    • 希望する職種・事業とその理由は何ですか
    • 入社したらどのような仕事をしたいですか
    • TOTOの営業職のイメージはついていますか
    • 営業と企画どちらをやってみたいですか
    • どのようなことを意識したエンジニアになりたいですか
    • TOTOの商品で関わりたいものとその理由は何ですか
    • TOTOの商品で好きなものはありますか
    • 現在のトイレに付け加えてほしい機能はありますか
    • 勤務地は福岡でも大丈夫ですか
    • 全国転勤は大丈夫ですか
    • インターンシップの感想を教えてください
    • 他社の応募状況とTOTOの志望度を教えてください
  5. 採用人数

    19年度入社実績 124名(事務系57名 技術系67名)

    20年度入社実績 124名

    21年度入社実績 113名

    22年度入社実績 46~50名

    23年度入社実績 46~50名

    24年度入社実績 46~50名

    25年度入社計画 51~100名

  6. 24年新卒入社大学別就職者数

    国公立大

    北海道大1、東北大1、九州大10、東京工大2、筑波大1、都立大1、横浜国大1、神戸大2、岡山大1、広島大5、熊本大8、他

    私立大

    早稲田大3、慶応大1、青山学院大1、立教大1、中央大1、法政大5、成蹊大1、成城大2、東京都市大1、明治学院大1、国学院大1、日本大2、東洋大1、駒沢大1、日本女子大1、同志社大7、立命館大3、関西大1、関西学院大6、京都産業大1、同志社 女子大1、近畿大3、西南学院大4、他

    以上は大学院修了者を含みます。

    ※サンデー毎日(2024年9月1日号)参照

  7. 学歴フィルター

    TOTOは、国公立大、私立大を採用しています。福岡県に本社を置くためか西日本の大学の採用が多いようです。

面接攻略の考え方【就活】

就活の面接では、自己PRと志望動機に関することを必ず訊かれます。

よってそれらの答えをあらかじめ準備する必要があります。

以下の自己PRと志望動機のヒントを参考にしてまとめてください。

  1. 面接時の自己PRのヒント

    ■課題解決力と行動力、チームワーク力の三つの能力のうち二つを自分の中から探してアピールする

    TOTOの求める人材は、課題解決力、行動力、チームワーク力の3つの能力を持つ人です。

    上記の求める人材にあるように、TOTOは「周囲と協働してチームワークを実践できる」「論理的に意思を持って、行動できる」人を求めています。

    ここで、「論理的に意思を持って、行動できる」は、課題解決力と行動力を表しています。

    ものごとの課題解決のためには論理的思考が求められ、粘り強く行動することで成果を挙げることができます。ですから、この文章は課題解決力と行動力を表していると考えます。

    また、「周囲と協働してチームワークを実践できる」は、チームワーク力を表しているのではないでしょうか。

    以上の三つの能力をTOTOは求めています。

    これらは、「このような人材になってもらいたい」との理想の姿です。

    学生がこれら全てを持っているとアピールする必要はありません。

    面接では、学生時代において最も力を入れたことを伝える中で課題解決力・行動力・チームワーク力のうちから二つを自分の中で探してアピールしましょう。

    • 課題解決力なら、課題を発見し、既存の発想にとらわれず新しい解決法を考えて、解決のための計画づくりができるということです。
    • 行動力なら、課題の解決に向けて周囲に働きかけながら粘り強く取り組めるということです。
    • チームワーク力なら、チームのなかで自分の役割を理解し、メンバーの意見も尊重しながら活動を進めることができるということです。

    力を入れたことは学業、クラブ・サークル活動、アルバイト、ボランティア活動などなんでも良いのです。

    これらの活動の中で、いずれかの能力を発揮したことを具体的に説明してください。

    そこで自分が身につけたことを伝えられるとなお良いです。

    但し、TOTOは採用するすべての人に課題解決力や行動力、チームワーク力を求めているわけではありません。

    自分の最も伝えたい能力が他にあるなら、面接においてその能力を上手に説明してください。

    一方、上記の求める人材にあるように、TOTOは、「印象に残る体験を持つ」「高い問題意識を持って、自ら成長・学び続ける事ができる」「ストレスマネジメントができる」人も求めています。

    ここで、「印象に残る体験を持つ」「ストレスマネジメントができる」は、最も力を入れたことを具体的に説明するなかでおのずとアピールできます。

    また、「高い問題意識を持って、自ら成長・学び続ける事ができる」は、最も力を入れたことを説明するなかで、向上心を持って取り組んだことが感じられるエピソードを入れることでアピールしてください。

    ■技術系応募者は研究内容を語る

    TOTOの面接では、研究概要の説明を3分で行い、その後で質疑応答がなされます。

    具体的には、なぜそれを研究するのか、研究にあたって、課題と課題を解決する上で困難だった点について、自分自身の工夫と成果を説明できるようにしてください。

    課題を解決するために、どのように周囲を巻き込んでいったか、どのくらい粘り強く取り組んでいったかなどについても説明できるといいです。

    また、研究成果が、TOTOでどのように活かせるかも説明できるようにしてください。

    TOTOの技術的な仕事で直接使える研究をしていなくても、応募を希望する学生がいると思います。

    その場合は面接で、論理的思考力など潜在的な能力面をアピールしてください。

  2. 面接時に志望動機を語るヒント

    ■なぜTOTOを選ぶのか明確に伝える

    TOTOの理念体系、事業内容、中・長期経営計画などから感じたことをまとめてください。

    そのなかで、自分が共感できることがTOTOを選んだ志望動機になります。

    また、TOTOと競合他社のホームページをしっかり読んでその違いを知っておいてください。

    TOTOは衛生陶器を手がける売上高国内2位の住宅設備メーカーです。(2023年度)

    よって、TOTOを志望する人は、TOTOと並行して同じ住宅設備メーカーであるLIXILなどに応募する人が多いことと思います。

    あるいは、地元出身者ならば、九州電力や福岡銀行、安川電機にも興味のある人がいるかも知れません。

    たとえTOTOが第一志望でなくても、競合他社と比較し、なぜTOTOを選んだのかをしっかり答えられなくてはなりません。

    TOTOや他の住宅設備メーカーのショールームを訪問して、スタッフに質問するなどしてその違いを知ることも有効です。

    ■TOTOで希望する職種・事業とその理由や、そこでやってみたい仕事は何かを明確に伝える

    TOTOは、営業・企画職、技術職、デザイン職毎の募集となっています。

    そのなかで、希望する職種・事業とその理由は何か、そこでやってみたい仕事と、なぜその仕事をやってみたいのかをきちんと説明できるようにしてください。

    あわせてやりたい仕事で活かせる能力やスキルがあれば、それを伝えられるようにしてください。

    希望する職種・事業・仕事で注目している商品や技術、サービスとその注目理由も話せるようにしておくと、好印象です。

    ■TOTOの志望順位と他社の応募状況を答えられるようにする

    志望順位については、迷わず第一志望ですと答えましょう。

    他社の応募状況を聞かれたら、TOTOと同じ住宅設備メーカーならば住宅設備業界に応募していますと答えてください。

    他社名を教えてほしいと聞かれたら、TOTOと同等の大手企業に応募中ならそれを答えてください。

    その他の業界なら「〇〇業界にも興味があり応募しています」くらいは答えてもいいです。

    この場合まったくの異業種であれば、なぜその業種に応募したのか答えられるようにしてください。

以上、TOTOの採用情報と面接攻略の考え方を説明しました。

面接は複数回行われ、自己PRと志望動機に関する様々な質問がなされることが予想されます。

また、さらに面接対策(まさに、これこそが重要!!)を完全にしたい就活生のために、キャリア育みファームでは必勝マニュアル「ベテラン面接官が教えるとっておきの就活面接必勝法」の販売を行っています。役に立つこと請け合いです。

本マニュアルの方法で自己分析を進めることで、ライバルから一歩抜け出した自己PRと志望動機を作成できます。詳細については、マニュアルのページをご覧ください。

面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【就活】

TOTOは、創業者の「快適で清潔な生活空間を提供したい」との想いからスタートした水回り商品のリーディングカンパニーです。

このようなTOTOの面接を攻略するためには、住宅設備業界を取り巻く環境を理解すること、住宅設備業界で働いたときの仕事の内容を理解しておくことが大切です。

ブログ記事「【2025年】住宅設備業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識」を読んでおいてください。

続いて、TOTOとはどのような会社なのかを理解することも面接準備には必須です。

TOTOの会社概要、理念体系、中・長期経営計画など、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。

これら以外にもTOTOのホームページを隅から隅まで熟読することをお勧めします。

本記事の後半で面接を受けるにあたり必要と思われるTOTOの基本的な知識を簡単に紹介します。ぜひ読んでおいてください。

TOTOの面接攻略のまとめ【就活】

TOTOに入社を希望する人が、必ず通過しなければならない面接試験。面接ではどのようなことに気をつけなければならないのでしょうか?

TOTOが求める人材は、「印象に残る体験を持つ」「高い問題意識を持って、自ら成長・学び続ける事ができる」「周囲と協働してチームワークを実践できる」「論理的に意思を持って、行動できる」「ストレスマネジメントができる」人です。

面接では、学生時代に力を入れたことの深掘りがあります。技術系では研究概要の説明を3分で行います。

面接で自己PRをするときのポイントとしては、以下があげられます。

  • 課題解決力と行動力、チームワーク力の三つの能力のうち二つを自分の中から探してアピールする
  • 技術系応募者は研究内容を語る

面接時に志望動機を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。

  • なぜTOTOを選ぶのか明確に伝える
  • TOTOで希望する職種・事業とその理由や、そこでやってみたい仕事は何かを明確に伝える
  • TOTOの志望順位と他社の応募状況を答えられるようにする

面接を攻略するためには、まずは住宅設備業界を取り巻く環境を理解することと同時に、それらの業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。

また、TOTOとはどのような会社なのかを理解することも面接準備には必須です。

TOTOの会社に関する知識など、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。

面接がいかに大切か、必ず役に立つ以下のリンクも参考にしてください。

TOTOの中途採用情報について【転職】

続いてTOTOの転職面接について解説していきます。

はじめにTOTOのキャリア(中途)採用情報について以下に記します。

  1. 募集職種

    TOTOは転職の希望者を対象とした事務系、技術系の中途採用を行っています。

    社内に必要な能力、スキルを持つ人が足りないと思われる職種を募集していますので、応募にあたっては即戦力としての専門性が問われます。

    具体的な募集職種はその時々で変わっていくと思いますが、2024年11月時点では、29件の職種を募集しています。

    興味のある人は定期的にホームページをチェックするといいでしょう。

  2. 選考フロー

    応募(Webエントリー)→書類選考→適性検査・一次面接→最終面接→内定

  3. 面接

    面接では、求める人材にふさわしい人物かどうか、及び応募条件を満たしているかを判断されます。現職(前職)の仕事内容の深掘りがされます。

    自己PRに関すること

    • 自己紹介してください
    • 現職(前職)の職務内容を説明してください

    志望動機に関すること

    • なぜTOTOを志望しますか
    • TOTOで活かすことができる能力・スキルは何ですか

    退職理由に関すること

    • なぜ現職(前職)を退職しますか

面接攻略の考え方【転職】

転職の面接では自己PRと志望動機に関することや退職理由を必ず訊かれます。

それらについて的確に答えるための準備をしてください。

以下の自己PRと志望動機、退職理由のヒントが参考になります。

  1. 面接時の自己PRのヒント

    ■課題解決力と行動力を自分の中で探してアピールする

    TOTOの求める人材は、課題解決力、行動力、チームワーク力の3つの能力を持つ人です。

    上記の求める人材にあるように、TOTOは「周囲と協働してチームワークを実践できる」「論理的に意思を持って、行動できる」人を求めています。

    ここで、「論理的に意思を持って、行動できる」は、課題解決力と行動力を表しています。

    ものごとの課題解決のためには論理的思考が求められ、粘り強く行動することで成果を挙げることができます。なので、この文章は課題解決力と行動力を表していると考えます。

    また、「周囲と協働してチームワークを実践できる」は、チームワーク力を表しているのではないでしょうか。

    以上の三つの能力をTOTOは求めています。

    これら三つの能力のうち、中途採用は即戦力を求めているので、仕事のアウトプットに直結する課題解決力と行動力をアピールすることが有効です。

    (チームワーク力について質問された場合には、その力もあることを、例をあげて答えられるようにしておいてください。)

    転職の面接では、現職(前職)において、応募書類だけでは説明しきれない仕事ぶりを説明してください。

    その中で、業務目標達成に向けて課題を見つけ、課題解決のために自らが立てた対策と関係者を巻き込んで粘り強く遂行した経験も加えてください。

    さらに職務を遂行するさいに困難だったこと、困難をどのように乗り越えて、成果を上げたかを伝えてください。

    TOTOで活かせる、身につけた知識やスキルも語ってください。

    もし上記の能力について乏しい場合は、自分の最も伝えたい能力について説明し、間接的にでも募集職種に役立つことを面接で伝えましょう。

    ■技術系応募者は技術力を語る

    技術系応募者は、まず募集職種の業務内容を理解してください。

    そして、それらに十分対応できる経験や能力、スキルがあることを、現職(前職)の職務を説明するなかで面接官にわかってもらう必要があります。

    技術系応募者は、面接において、現職(前職)の職務内容の説明を相当詳しく求められます。

    場合によっては、現職(前職)で担当した製品のポートフォリオの提出や課題が指示されることもあります。

    職務遂行にあたって、技術面の工夫と成果をわかりやすく説明することで持っている技術力をアピールしましょう。

    成果を出すためのノウハウが、TOTOでどのように活かせるかも説明できるようにしてください。

    もちろん直接そのような職務を経験していない人もいると思いますが、その場合は潜在的な能力面をアピールすることです。

  2. 面接時に志望動機を語るヒント

    ■なぜTOTOを志望するのか明確に伝える

    TOTOの理念体系、事業内容、中・長期経営計画などから感じたことをまとめてください。

    そのなかで、自分が共感できることがTOTOを選んだ志望動機になります。

    また、TOTOと競合他社のホームページをしっかり読んでその違いを知っておいてください。

    TOTOは衛生陶器を手がける売上高国内3位の住宅設備メーカーです。

    よって、TOTOを志望する人は、TOTOと並行して同じ住宅設備メーカーに興味のある人が多いことと思います。

    あるいは、Uターン希望者は、地元の有力企業にも応募するかも知れません。

    たとえTOTOが第一志望でなくても、競合他社と比較し、なぜTOTOを選んだのかをしっかり答えられなくてはなりません。

    ■なぜその職種・部門を選んだか、そこでやりたい仕事を明確に伝える

    事務系、技術系を問わず、なぜその職種・部門に応募したのか、そこでどのような仕事をやりたいかをしっかりと説明する必要があります。

    中途採用の応募者が応募職種を選んだ主な理由は、現職(前職)で培った自分の経験や能力、スキルがTOTOで活かせるからではないでしょうか。

    それには職務内容をわかりやすく説明することで、経験や能力、スキルがTOTOで活かせて、やりたい仕事で貢献できることを伝えてください。

    また、応募職種・部門の分野で注目しているTOTOの製品や技術、サービスについて、なぜ注目しているかも話せるようにしておくとよいでしょう。

  3. 転職面接時に退職理由を語るヒント

    ■面接官が納得できる前向きな退職理由を伝えられるようにする

    「なるほど、そのような前向きな理由があって退職したのですね」と面接官に納得してもらえる内容を説明しましょう。

    間違っても上司と合わないとか、給料が安いなどというネガティブな理由を言わないでください。

    例えば、現職(前職)では、自分の持つ能力、スキルをこれ以上向上させることが難しく、キャリアアップのために転職を考えたというような言い方です。

以上TOTOの中途採用情報と転職面接攻略の考え方を説明しました。

特に面接は2回行われ、自己PRと志望動機に関する様々な質問がなされることが予想されます。

また、さらに面接対策(まさに、これこそが重要!!)を完全にしたい転職希望者のために、キャリア育みファームでは必勝マニュアル「ベテラン面接官が教えるとっておきの転職面接必勝法」の販売を行っています。役に立つこと請け合いです。

本マニュアルの方法で自己分析を進めることで、ライバルから一歩抜け出した自己PRと志望動機を作成できます。詳細については、マニュアルのページをご覧ください。

面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【転職】

TOTOの転職の面接を攻略するためには住宅設備業界を取り巻く環境を理解することと、住宅設備業界で働いたときの仕事の内容を理解しておくと役に立ちます。

ブログ記事「【2025年】住宅設備業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識」を読んでおいてください。

続いて、TOTOとはどのような会社なのかを理解することも面接準備には必須です。

TOTOの会社概要、理念体系、中・長期経営計画など、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。

これら以外にもTOTOのホームページを隅から隅まで熟読することをお勧めします。

本記事の後半で面接を受けるにあたり必要と思われるTOTOの基本的な知識を簡単に紹介します。ぜひ読んでおいてください。

TOTOの面接攻略のまとめ【転職】

TOTOに中途入社を希望する人が、必ず通過しなければならない転職の面接試験。面接ではどのようなことに気をつけなければならないのでしょうか?

TOTOが求める人材は、「印象に残る体験を持つ」「高い問題意識を持って、自ら成長・学び続ける事ができる」「周囲と協働してチームワークを実践できる」「論理的に意思を持って、行動できる」「ストレスマネジメントができる」人です。

面接では、求める人材にふさわしい人物かどうか、及び応募条件を満たしているかを判断されます。

面接で自己PRをするときのポイントとしては、以下があげられます。

  • 課題解決力と行動力を自分の中で探してアピールする
  • 技術系応募者は技術力を語る

面接で志望動機を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。

  • なぜTOTOを志望するのか明確に伝える
  • なぜその職種・部門を選んだか、そこでやりたい仕事を明確に伝える

面接で退職理由を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。

  • 面接官が納得できる前向きな退職理由を伝えられるようにする

また、TOTOとはどのような会社なのかを理解することも面接準備には必須です。

TOTOの会社に関する知識など、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。

面接がいかに大切か、必ず役に立つ以下のリンクも参考にしてください。

TOTOを志望するときに知っておきたい社風

TOTOの面接を受けるにあたり知っておきたい社風について以下に記します。

  • 持株会補助や住宅補助、カフェテリアプランなど福利厚生は充実しています。
  • 勤続年数によって有給休暇とは別のリフレッシュ休暇が付与されます。有給休暇は取得促進がされています。
  • 残業時間は部門や、営業の担当エリアにより異なります。会社は残業時間を減らすための業務改善を行っています。

    営業は、イベントにより休日出勤があり、代休の日にも問い合わせがきます。

  • お客さま第一の考え方が徹底しています。
  • 古い体質が残っていて、年功序列的な社風です。新しい取り組みには保守的です。一方で、社員を大切にしてくれます。
  • 製品自体が水回りなど住宅設備なので、女性が活躍できる環境があります。育児をしながら働くこともできて、女性の管理職は珍しくありません。

    会社もコンプライアンス意識が高く、女性が働く環境を整えています。

面接で語る志望動機をつくる際には、このような社風をよく知っておくことが大切です。

TOTOの会社概要

ここからはTOTOの会社概要を説明します。面接において志望動機を語る上で役に立ちます。

  • TOTOは、水回り製品を中心の大手住宅設備メーカーであり、トイレ、洗面器など衛生陶器で約6割と高いシェアを誇っています。
  • TOTOは、1917年に設立した東洋陶器株式会社が始まります。1970年に東陶機器株式会社へ商号変更し、2007年には現在のTOTO株式会社に商号変更しています。
  • TOTOの事業は、日本住設、海外住設、新領域の3つで成り立っています。

    「日本住設」では、基幹事業として水まわりの住宅設備を製造・販売しています。新築需要に依存しない経営体質の転換を目指し、リフォーム需要を創出しています。

    「海外住設」では、中国、アジア・オセアニア、米州、欧州において水まわりの住宅設備を製造・販売し、その国・地域にとって必要な存在になることを目指しています。

    ウォシュレット・節水便器を軸に据え、特に米州とアジア・オセアニアは今後の成長ドライバ―です。

    「新領域」では、衛生陶器で培った技術やノウハウを半導体分野にも活用し、半導体やフラットパネルディスプレイの製造装置向けのセラミック商品を展開しています。今後の成長ドライバ―です。

  • TOTOは、水まわりから環境に貢献するために、「グローバル環境ビジョン」を掲げ、3つのテーマとして、「きれいと快適」「環境」「人とのつながり」を挙げて、節水や省エネなどさまざまな取り組みを行っています。
  • TOTOの2024年3月期の経営数字は次の通りです。

    資本金は、355億79百万円です。

    従業員数は、連結で35,027人です。

    売上高は、7,023億円です。

    営業利益は、428億円です。

    経常利益は、515億円です。

    当期純利益は、372億円です。

    セグメント別売上高は、日本住設4,731億円、海外住設1,924億円、新領域365億円、その他3億円です。

面接では、「TOTOのグローバル環境ビジョンとは何か知っていますか」と質問がなされるかも知れませんので、覚えておくと良いです。

TOTOの理念体系

ここではTOTOの理念体系を紹介します。

社是

愛業至誠

良品と均質 奉仕と信用 協力と発展

TOTOグループ企業理念

私たちTOTOグループは、社会の発展に貢献し、世界の人々から信頼される企業を目指します。そのために

  • 水まわりを中心とした、豊かで快適な生活文化を創造します。
  • さまざまな提案を通じ、お客様の期待以上の満足を追求します。
  • たゆまぬ研究開発により、質の高い商品とサービスを提供します。
  • 限りある資源とエネルギーを大切にし、地球環境を守ります。
  • 一人ひとりの個性を尊重し、いきいきとした職場を実現します。

面接では、「TOTOの社是を知っていますか」と質問されるかも知れません。理解しておきましょう。

TOTOの中・長期経営計画

TOTOは、「共通価値創造戦略 TOTO WILL2030」及び、「中期経営課題WILL2030 STAGE2」(2024~2026年度)を推進中であり、その概要を紹介します。

  1. 共通価値創造戦略 TOTO WILL2030

    2050年の持続可能な社会、カーボンニュートラルの実現に貢献し、すべての人に健康で快適な暮らしを提供することを目指す。

    「社会・地球環境への貢献」「きれいで快適・健康な暮らしの実現」を目指し、2021年度からの10カ年の共通価値創造戦略 TOTO WILL2030を策定する。

    重要なマテリアリティを「きれいと快適・健康」「環境」「人とのつながり」として、サステナビリティ経営を推進し、地球環境に負荷をかけず豊かで快適な未来社会を実現するとともに、経済的成長の実現を目指す。

  2. 2030年に向けて

    「デザインとテクノロジーの融合」「独自技術の開発による価値創造」「高度な生産技術とグローバルな供給体制」「高品質な商品とサービスの提供」という強みを活かし、成長セグメントを伸ばす。

  3. 中期経営課題WILL2030 STAGE2(2024~2026年度)

    成長セグメント

    • 米州住設事業:2030年にTOTOウォシュレットが確固たる地位を確立

      ウォシュレットを軸とした顧客接点の構築 と需要喚起を推進

    • アジア・オセアニア住設:2030年に各市場の経済成長と共に拡販できる基盤構築

      成長3市場(ベトナム、インド、タイ)で成長を牽引し、台湾地域はアジア全体を下支え

    • セラミック事業:2030年に揺るぎない第3の事業の柱 へ

      顧客提供価値を向上し、競争・変化の激しい半導体市場に応える

    ベースセグメント

    • 日本住設事業:2030年に競争優位を堅持しベースを下支え

      収益性の向上推進

    • 中国大陸住設事業:2030年にリモデル事業の基盤構築

      リモデル需要の掘り起こしを本格化

面接で自己PRや志望動機を語るさいは、中・長期経営計画を理解しておくことが大切です。

参考リンク集

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