【27卒/26年転職】面接官が教える「YKKグループ」の面接対策
YKKグループに入社を希望する人が、必ず通過しなければならない面接試験。応募者は事前にどのような面接の対策をしたらよいのでしょうか?
(本ブログのYKKグループとは、YKK株式会社と、YKK AP株式会社を指しています。)
YKKグループに入社を希望する人がぜひとも知っておきたい面接に関しての情報や、ノウハウというものがあります。
例えば、YKKグループの面接では求める人材をよく理解して、自己PRにおいては、課題解決力と行動力をアピールすることが大切です。
一方、面接で志望動機を語るためには、競合他社と比べてなぜYKKグループなのかについても面接官が納得できるように答えることが大切です。
これら以外にもYKKグループの面接を受けるにあたって大切なポイントがあります。
本ブログでは、面接官である筆者が、YKKグループの採用情報とともに、面接で必ず訊かれる自己PRや志望動機の受け答えなどについてその対策を解説していきます。
さらに面接に臨むうえで必要な知識として、YKKグループの会社に関する情報を載せています。
面接対策は、自己分析や企業研究の段階から既にはじまっています。
自己分析や企業研究した結果を基に履歴書やエントリーシート(就活)、職務経歴書(転職)を作成し、一貫性をもたせて面接に繋げることを強く意識して臨んでください。
就活中の学生や転職希望者は、本サイト「キャリア育みファーム」を読んでいただければ、自己分析・企業研究の段階からスムーズに選考・面接対策ができるようになります。
さらに、絶対の自信を持って臨みたい方には、「就活面接必勝法」・「転職面接必勝法」を用意しております。
YKKグループの求める人材
YKKグループはどのような人材を求めているのでしょうか?
YKKグループのホームページにある「新卒採用サイト」には、「求める人物像」が載っています。
共にYKKグループの未来を担うために。
明朗で前向きな姿勢
様々な問題に直面したときにそれらをしっかりと受け止め、乗り越えるために前向きに努力し続けようとする姿勢
声の大きさ
自らの意見を考え抜き、頭の中で整理した上で、責任を持って大きな声で発言しようとする姿勢
チャレンジ精神
行動を伴った努力をし続けることで、もう一段の高みを目指そうとする姿勢
失敗を糧にバーを上げ、より高いレベルでの成功につなげようとする姿勢
これをまとめると、求める人材は次のような人材です。
- 様々な問題に直面したときにそれらをしっかりと受け止め、乗り越えるために前向きに努力し続けようとする人
- 自らの意見を考え抜き、頭の中で整理した上で、責任を持って大きな声で発言しようとする人
- 行動を伴った努力をし続けることで、もう一段の高みを目指そうとする人
- 失敗を糧にバーを上げ、より高いレベルでの成功につなげようとする人
面接において自己PRをするとき、求める人材像をあらかじめ知っておくことは大切です。
YKKグループの新卒採用情報について【就活】
はじめにYKKグループの新卒採用情報について以下に記します。
- 募集コース
採用選考の窓口はYKK株式会社で一括して行いますが、採用・選考は各社で行います。
- YKK株式会社の募集コースは、事務系と技術系です。
- YKK AP株式会社の募集コースは、全国型採用(総合職ーPコース)、エリア型採用(総合職―Sコース、エリア職―Eコース)です。
全国型採用(総合職―Pコース)は、地域や仕事・専門の領域をまたぎながら働く人材を採用するコースです。事務系職種(営業系・管理系)、技術系職種があります。
エリア型採用(総合職―Sコース、エリア職―Eコース)は、特定の業務分野または地域において専門的な知識やスキルを持ち、現場のリーダーまたはメンバーと協業して発揮するコースです。原則として転居を伴いません。事務系職種(営業系)、技術系職種があります。
- 選考フロー
YKK
プレエントリー→会社説明会→エントリーシート・適性検査→書類選考→面接(複数回)→内々定
YKK AP
プレエントリー→エントリー→書類選考→面接(複数回)・適性検査→必要書類の提出→内々定
- エントリーシート(26年卒)
YKK
自己PRに関すること
- あなた自身を、ひとこと(10文字以下)で紹介してください。
- 上記設問で回答された内容について、詳しく教えてください。(100文字以下)
- 企業CMのキャッチコピー「それは、はじまりの音」では、毎日の生活に身近なファスナーを開け閉めするアクションと音を、何かが「はじまる」「変わる」スイッチのような音と捉えています。 何かがはじまった、変わった、あなたの人生のターニングポイントについて教えてください。(200文字以下)
- 求められる人財像1.~6.のうち、ご自身に最も近いものを一つ選択してください。1.前例がない事象に対して、新たな挑戦を仕掛けることができる人財2.困難な状況においても、目標達成に向け、諦めずに泥臭く行動できる人財3.失敗、苦労から学び、成果に繋げることができる人財4.異文化への適応力が高い人財5.目標達成のために、先を見据えて、計画的にコツコツと取り組める人財6.縁の下の力持ちとして周囲をサポートし、行動できる人財
- 上記で選択した人財像を裏付ける経験・エピソードを教えてください。(300文字以下)
志望動機に関すること
- YKKに興味をお持ちいただいたきっかけ、理由を教えてください。(200文字以下)
- YKKを志望する理由と入社して挑戦したいことについて教えてください。(300文字以下)
- 第一希望職種の理由を教えてください。
- 海外への志望度について、お伺いします。最も近いものを一つ選択してください。 強く希望する 希望する 積極的には希望しない
YKK AP
自己PRに関すること
- 自己PR(300文字以下)
- 学生時代の取り組み(400文字以下)
- これまでに最も困難であった出来事と、その状況に対してどのように乗り越えたか教えてください。(100文字以下)
- あなたのモチベーションシートを作成してください。
志望動機に関すること
- 当社のビジョンや価値観で、あなたが印象に残っている点を教えてください。(150文字以下)
- YKK APを志望する理由をご記入ください。(100文字以下)
- YKK APでの「第1(第2・第3)希望職種」を選択してください。
- 「第1(第2・第3)希望職種」の選択理由を教えてください。(50文字以下)
- 上記の職種において、あなたは具体的にどのような仕事にチャレンジしたいですか。(100文字以下)
- 面接
面接では、エントリーシートに沿った質問がなされます。研究内容、学生時代に力を入れたこと、志望動機の深掘りがあります。
YKK
自己PRに関すること
- 自己紹介してください
- 自己PRしてください
- 今の大学・学部・学科を選んだ理由は何ですか
- 研究内容を5分でプレゼンしてください(テーマを選んだ理由、独自の視点は何か、苦労したこと、乗り越え方)
- 学生時代に力を入れたことは何ですか(力を入れた理由、そこでの役割、困難だったこと、得たもの)
- チームで協働した経験はありますか(困難だったこと)
- 困難な課題を、周囲を巻き込んで解決した経験はありますか
- アルバイトは何をしましたか(苦労したこと、活かせるもの)
- クラブ・サークル活動は何をしましたか(そこでの役割)
- リーダー経験はありますか
- 苦手な人の対処法を教えてください
- ストレス耐性はありますか
- 周囲から何と言われますか
- 強みと、それをどう仕事に活かせますか
- 直したい弱みはありますか
- 大切にしている信念、考え方は何ですか
- あなたにとって、仕事とは何ですか
- あなたの夢を教えてください
志望動機に関すること
- なぜYKKを志望しますか
- 希望する職種・部門は何ですか、それはなぜですか
- 強みを希望する職種でどう活かせますか
- 入社したらやりたいことは何ですか
- 入社したら実現したいことは何ですか
- キャリアプランはありますか
- どんな商品を作りたいですか
- 富山で勤務する覚悟はありますか
- なぜB to Bメーカーに興味があるのですか
- YKKの「善の循環」という理念を、あなたの経験に照らしてどう解釈しますか
- YKKの事業をゼロから立ち上げるとしたら、あなたは何をしますか
- YKKの財務諸表を見てどう思いましたか
- これまでの面接を通じて、YKKについてどういう印象を持ちましたか
- 他社の応募状況とYKKの志望度を教えてください
YKK AP
自己PRに関すること
- 自己紹介してください
- 自己PRしてください
- 学部で何を勉強しますか
- ゼミの内容を教えてください(学んだことをYKK APでどう活かせるか)
- 研究内容を5分でプレゼンしてください(テーマを選んだ理由、メンバー、最終目標、苦労したこと、乗り越え方、ゴール、今後の計画、YKK APで活かせること)
- 学生時代に力を入れたことは何ですか(力を入れた理由、役割、苦労したこと、それをどう乗り越えたか、成果、学んだこと、活かせること)
- チームで取り組んだことはありますか(役割)
- 部活・サークルは何をしましたか
- これまでの挫折経験を話してください
- リーダーシップをとった経験はありますか
- これだけは他の人に負けない、ということはありますか
- アルバイトの経験はありますか
- 強みと弱みは何ですか(エピソードを交えて話して)
- 好きな言葉は何ですか
- 尊敬する人は誰ですか
- 苦手な人とはどのような人で、どう向き合ってきましたか
- 最近気になるニュースは何ですか
志望動機に関すること
- 就活の軸は何ですか
- なぜ建材業界を志望しますか
- なぜYKK APを志望しますか
- 同世代からのYKK APのイメージはどのようなものですか
- 希望する職種となぜ○○職を希望しますか
- 希望する職種でやりたいことと、強みをどのように活かしますか
- 希望する職種はどんなことをすると思うか、どんなスキルが必要だと思いますか
- 希望職種以外の部署に配属されても大丈夫ですか
- キャリアプランはありますか
- どの商品を開発したいですか
- 希望する職種でどのような改善策を提示しますか
- 全国転勤、海外勤務は問題ないですか
- CMを見たことがありますか、印象を教えてください
- 他社の応募状況とYKK APの志望度を教えてください
- 採用人数
19年度入社実績 83名
20年度入社実績 93名
21年度入社実績 112名(YKK31名 YKK AP81名)
22年度入社実績 74名(YKK28名 YKK AP46名)
23年度入社実績 147名(YKK59名 YKK AP88名)
24年度入社実績 204名(YKK70名 YKK AP134名)
25年度入社実績 YKK不明 YKK AP151名
- 25年新卒入社大学別就職者数
国公立大:
名古屋大1、大阪大1、九州大1、筑波大2、千葉大1、横浜国大2、横浜市大1、金沢大4、神戸大1、岡山大1、広島大1、他
私立大:
早稲田大1、慶応大2、上智大2、明治大4、青山学院大3、立教大6、中央大2、法政大2、学習院大1、成蹊大2、成城大3、明治学院大1、日本大8、東洋大3、駒沢大1、専修大3、東海大2、東京電機大2、工学院大1、東京女子大2、津田塾大1、大妻女子大1、共立女子大2、昭和女子大1、千葉工大5、神奈川大1、金沢工大7、愛知大1、愛知学院大1、中京大1、南山大2、名城大1、同志社大5、立命館大5、関西大4、関西学院大4、京都産業大1、龍谷大2、京都女子大2、同志社女子大1、大阪工大2、近畿大14、摂南大1、甲南大4、西南学院大1、他
以上は大学院修了者を含みます。
※サンデー毎日(2025年8月31日号)参照
- 学歴フィルター
YKKグループは、国公立大学、私立大学を幅広く採用しています。学歴フィルターはありません。
面接攻略の考え方【就活】
就活の面接では自己PRと志望動機を必ず訊かれます。
よってそれらの答えをあらかじめ準備する必要があります。
以下の自己PRと志望動機のヒントを参考にしてまとめてください。
- 面接時の自己PRのヒント
■課題解決力と行動力を自分の中で探してアピールする
YKKグループは、特に課題解決力と行動力を求めていると考えられます。
上記の求める人材にあるように、YKKグループは「様々な問題に直面したときにそれらをしっかりと受け止め、乗り越えるために前向きに努力し続けようとする」「自らの意見を考え抜き、頭の中で整理した上で、責任を持って大きな声で発言しようとする」「行動を伴った努力をし続けることで、もう一段の高みを目指そうとする」「失敗を糧にバーを上げ、より高いレベルでの成功につなげようとする」人を求めています。
ここで、「様々な問題に直面したときにそれらをしっかりと受け止め、乗り越えるために前向きに努力し続けようとする」は、「努力家」「ポジティブ・シンキング」「責任感」とも表現されていますが、すなわち行動力を表しています。
また、「自らの意見を考え抜き、頭の中で整理した上で、責任を持って大きな声で発言しようとする」は、「思考力」と「発信者」とも表現されていますが、課題解決力と行動力を表しています。
さらに、「行動を伴った努力をし続けることで、もう一段の高みを目指そうとする」「失敗を糧にバーを上げ、より高いレベルでの成功につなげようとする」は、「チャレンジャー」「向上心」とも表現されていますが、行動力を表しているのではないでしょうか。
YKKグループは、2025年度からの第7次中期事業方針において、ファスニング事業では「ONE YKK」をテーマに掲げ、社員や各事業会社の「個の力」を最大限発揮することで、より全体を強くし、全社一丸となって事業を推進しています。
AP事業では、省施工・省エネなどに関する社会課題の解決や生活の質向上に寄与する商品・技術開発、環境配慮型商品の開発により、社会価値創造に取り組んでいます。
このような経営を推進するなかで、まさに課題解決力と行動力のある人材を求めているのではないでしょうか。
面接では、学生時代において最も力を入れたことを伝える中で、課題解決力と行動力をアピールしましょう。
目標達成に向けて課題を発見し、既存の発想にとらわれずに新しい解決法を考え、解決のための計画づくりができ、実現のために粘り強く取り組む人というアピールです。
力を入れたことは学業、クラブ・サークル活動、アルバイト、ボランティア活動などなんでも良いのです。
最も力を入れたことは何か、なぜ力を入れたのか、困難だったことと困難を解決するために創意工夫してどのように粘り強く行動したか、その結果と自分が身につけたことを語ってください。
但し、YKKグループは採用するすべての人に課題解決力と行動力を求めているわけではありません。
自分の最も伝えたい能力が他にあるなら、その能力を上手に説明してください。
■技術系応募者は研究内容を語る
YKKの技術系応募者は、ブランドを生み出す商品開発、「ものづくり」を究める生産技術、高品質の商品を常に効率よく生産する製造技術などの職種に就きます。
YKK APの技術系応募者は、技術開発、材料開発、商品開発、製造設備開発、生産技術、ビル外装設計、施工管理などの職種に就きます。
技術系応募者はそれらに十分対応できる能力やスキルがあることを、自分の研究内容から探し出して話せるようにしてください。
技術系応募者は、面接では研究内容のプレゼンを行います。
具体的には、なぜそれを研究するのか、研究にあたって、課題と課題を解決する上で困難だった点について、自分自身の工夫と成果を説明できるようにしてください。
課題を解決するために、どのように周囲を巻き込んでいったか、どのくらい粘り強く取り組んでいったかなどについても説明できるといいです。
また、研究成果が、YKKグループでどのように活かせるかも説明できるようにしてください。
もちろん直接そのような研究をやっていない人もいると思いますが、その場合は潜在的な能力面をアピールすることです。
■事務系応募者は、明るく元気な姿勢を見せる
YKKグループの新卒採用サイトには、求める人物像として、「明朗で前向きな姿勢」「声の大きさ」が載っています。
これはすなわち「明るく元気な」人柄ということです。特に営業職に求められる資質です。
面接では努めて明るく元気な姿勢を見せましょう。声量について、大声で話さなくても良いですが、ハキハキと、普段より少し大きめの声を出しましょう。
■世界中どこででも働く覚悟を伝える
YKKグループは世界展開が進んでいる会社です。世界70カ国・地域、6極体制で事業活動を行っています。(2025年4月)
ファスニング事業の売上げの約9割は海外での売上げです。
面接では、事務系、技術系に限らず、世界のどこへでも行って働く覚悟を伝えてください。
- 面接時に志望動機を語るヒント
■なぜYKKグループを選ぶのか明確に伝える
YKKグループの会社概要、グループ経営理念、事業内容、グループ中期経営計画などから感じたことをまとめてください。
そのなかで、自分が共感できることがYKKグループを選んだ志望動機になります。
また、YKKグループと競合他社のホームページをしっかり読んでその違いを知っておいてください。
YKKグループグループのうち、YKKを志望する人は、ファスナー業界での圧倒的な地位を占める実力に興味がある人だと思います。
ですから、YKKを志望する人は、ファスナー業界他社ではなく、グループのYKK APや他業界の大手メーカーに応募するかも知れません。
一方、YKK APを志望する人は、住宅設備業界に興味のある人と思われます。
ですから、グループのYKK以外にもリンナイなどに応募する人も多いと思います。
たとえYKKグループが第一志望でなくても、競合他社と比較し、なぜYKKグループを選んだのかをしっかり答えられなくてはなりません。
■YKKグループでなぜその職種を希望するのか、そこでやりたい仕事を明確に伝える
YKKグループは、事務系、技術系毎の募集です。
YKK APは、全国型採用(総合職ーPコース)、エリア型採用(総合職―Sコース、エリア職―Eコース)毎の募集です。
面接では、希望する職種とその理由、及びそこでやりたい仕事は何か、なぜその仕事をやりたいのかをきちんと説明できなくてはいけません。YKK APは加えてなぜそのコースを希望するのかその理由を答えられるようにしてください。
あわせてやりたい仕事で活かせる能力やスキルがあればそれを伝えてください。
希望する職種で注目している商品や技術とその注目理由も話せるようにしておくと、なお良いでしょう。
■他社の応募状況とYKKグループの志望順位を答えられるようにする
志望順位については、迷わず第一志望ですと答えましょう。
他社の応募状況を聞かれたら、以下のように対応しましょう。
- YKKの応募者は、同業のファスナーメーカーに応募することは稀だと思います。他業界の企業に応募することを前提とすると、「○○業界にも興味があり応募しています」と答えてください。
この場合まったくの異業種であるので、なぜその業種に応募したのか答えられるようにしてください。
- YKK APの応募者は、同じ業界に応募中ならば、住宅設備(建材)業界志望と答えてください。
他社名を教えてほしいと聞かれたら、YKK APと同等の大手企業に応募中ならそれを答えてください。
それらの業界以外なら「〇〇業界にも興味があり応募しています」くらいは答えてもいいです。
この場合は、まったくの異業種であるので、なぜその業種に応募したのか答えられるようにしてください。
- YKKの応募者は、同業のファスナーメーカーに応募することは稀だと思います。他業界の企業に応募することを前提とすると、「○○業界にも興味があり応募しています」と答えてください。
以上、YKKグループの採用情報と面接攻略の考え方を説明しました。面接は複数回行われ、自己PRと志望動機に関する様々な質問がなされることが予想されます。
また、さらに面接対策(まさに、これこそが重要!!)を完全にしたい就活生のために、キャリア育みファームでは必勝マニュアル「ベテラン面接官が教えるとっておきの就活面接必勝法」の販売を行っています。役に立つこと請け合いです。
本マニュアルの方法で自己分析を進めることで、ライバルから一歩抜け出した自己PRと志望動機を作成できます。詳細については、マニュアルのページをご覧ください。
面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【就活】
YKKグループとは、ファスニング事業を行っているYKKと、窓やドア、インテリア、エクステリアなど建材事業を行っているYKK APを指します。
YKKを志望する人はファスニング事業とはどのような事業なのか理解してください。
また、YKK AP株式会社を志望する人は住宅設備業界を取り巻く環境を理解することと、住宅設備業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。
ブログ記事「【2026年】住宅設備業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識」を読んでおいてください。
続いて、YKKグループとはどのような会社なのかを理解することも面接準備には必須です。
YKKグループの会社概要、グループ経営理念、事業内容、グループ中期経営計画など、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。
これら以外にもホームページを隅から隅まで熟読することをお勧めします。
本記事の後半でYKKグループの基本的な知識を簡単に紹介します。面接を受けるにあたり必要と思われるので、ぜひ読んでおいてください。
YKKグループの面接攻略のまとめ【就活】
YKKグループに入社を希望する人が、必ず通過しなければならない面接試験。面接ではどのようなことに気をつけなければならないのでしょうか?
YKKグループが採用したい人材は、「様々な問題に直面したときにそれらをしっかりと受け止め、乗り越えるために前向きに努力し続けようとする」「自らの意見を考え抜き、頭の中で整理した上で、責任を持って大きな声で発言しようとする」「行動を伴った努力をし続けることで、もう一段の高みを目指そうとする」「失敗を糧にバーを上げ、より高いレベルでの成功につなげようとする」人です。
面接では、エントリーシートに沿った質問がなされます。研究内容、学生時代に力を入れたこと、志望動機の深掘りがあります。
面接で自己PRをするときのポイントとしては、以下があげられます。
- 課題解決力と行動力を自分の中で探してアピールする
- 技術系応募者は研究内容を語る
- 事務系応募者は、明るく元気な姿勢を見せる
- 世界中どこででも働く覚悟を伝える
面接で志望動機を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。
- なぜYKKグループを選ぶのか明確に伝える
- YKKグループでなぜその職種を希望するのか、そこでやりたい仕事を明確に伝える
- 他社の応募状況とYKKグループの志望順位を答えられるようにする
面接を攻略するためには、YKKの志望者はファスニング事業を理解してください。
YKK APの志望者は、住宅設備業界を取り巻く環境を理解すると同時に、住宅設備業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。
また、YKKグループとはどのような会社なのかを理解することも面接準備には必須です。
YKKグループの会社に関する知識について、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。
面接がいかに大切か、必ず役に立つ以下のリンクも参考にしてください。
YKKグループの中途採用情報について【転職】
続いてYKKグループの転職面接について解説していきます。
はじめにYKKグループのキャリア(中途)採用情報について以下に記します。
- 募集職種
YKKグループは転職の希望者を対象とした事務系職種、技術系職種の中途採用を積極的に行っています。
社内に必要な能力、スキルを持つ人が足りないと思われる職種を募集していますので、応募にあたっては即戦力としての専門性が問われます。(第二新卒歓迎の求人もあります)
具体的な募集職種はその時々で変わっていくと思いますが、2025年10月時点では、YKKは30件の技術系職種、9件の管理系職種、4件の営業系職種の求人があります。
YKK APは10件の求人があります。
また、経歴を登録することにより、適したポジションや求人があった場合に、担当者から選考参加への案内をする「キャリア登録」も用意されています。
中途採用に興味のある人は定期的にホームページをチェックしてみてください。
- 選考フロー
応募フォームより応募→書類選考→適性検査→一次面接→二次面接→必要書類提出→内定
- 面接
面接では、求める人材にふさわしい人物かどうか、及び現職(前職)の職務内容について深掘りをすることで、応募者がYKKグループで貢献できるかを探ります。
自己PRに関すること
- 現職(前職)の職務内容を説明してください
志望動機に関すること
- なぜYKK・YKK APを志望しますか
- YKK・YKK APの将来像をどのように考えていますか
- あなたの仕事が社会にどんな影響を与えると思いますか
- 海外を含めて転勤は大丈夫ですか
退職理由に関すること
- なぜ現職(前職)を退職しますか
面接攻略の考え方【転職】
転職の面接では自己PRと志望動機、退職理由を必ず訊かれます。よってそれらについて的確に答えるための準備が必要です。
以下の自己PRと志望動機、退職理由のヒントを参考にしてください。
- 転職面接時の自己PRのヒント
■課題解決力と行動力を自分の中で探してアピールする
YKKグループは、特に課題解決力と行動力を求めていると考えられます。
上記の求める人材にあるように、YKKグループは「様々な問題に直面したときにそれらをしっかりと受け止め、乗り越えるために前向きに努力し続けようとする」「自らの意見を考え抜き、頭の中で整理した上で、責任を持って大きな声で発言しようとする」「行動を伴った努力をし続けることで、もう一段の高みを目指そうとする」「失敗を糧にバーを上げ、より高いレベルでの成功につなげようとする」人を求めています。
ここで、「様々な問題に直面したときにそれらをしっかりと受け止め、乗り越えるために前向きに努力し続けようとする」は、「努力家」「ポジティブ・シンキング」「責任感」とも表現されていますが、すなわち行動力を表しています。
また、「自らの意見を考え抜き、頭の中で整理した上で、責任を持って大きな声で発言しようとする」は、「思考力」と「発信者」とも表現されていますが、課題解決力と行動力を表しています。
さらに、「行動を伴った努力をし続けることで、もう一段の高みを目指そうとする」「失敗を糧にバーを上げ、より高いレベルでの成功につなげようとする」は、「チャレンジャー」「向上心」とも表現されていますが、行動力を表しているのではないでしょうか。
YKKグループは、2025年度からの第7次中期事業方針において、ファスニング事業では「ONE YKK」をテーマに掲げ、社員や各事業会社の「個の力」を最大限発揮することで、より全体を強くし、全社一丸となって事業を推進しています。
AP事業では、省施工・省エネなどに関する社会課題の解決や生活の質向上に寄与する商品・技術開発、環境配慮型商品の開発により、社会価値創造に取り組んでいます。
このような経営を推進するなかで、まさに課題解決力と行動力のある人材を求めているのではないでしょうか。
転職の面接では、現職(前職)において、応募書類だけでは説明しきれない仕事ぶりを説明してください。
その中で、業務目標達成に向けて課題を見つけ、既存の発想にとらわれず新しい解決法を考えて、関係者を巻き込んで粘り強く遂行した経験も加えてください。
さらに職務を実行するさいに困難だったこと、困難をどのように乗り越えて、成果を上げたかを伝えてください。
最後に、YKKグループで活かせる、身につけた能力やスキルを語ってください。
もし上記の能力について乏しい場合は、自分の最も伝えたい能力を面接で上手に説明して、間接的にでも募集職種に役立つことを伝えてください。
■技術系応募者は技術力を語る
技術系応募者は、まず募集職種の職務内容を理解してください。
そして、それらに十分対応できる経験や能力、スキルがあることを、現職(前職)の職務を説明するなかで面接官にわかってもらう必要があります。
技術系応募者は、面接において、現職(前職)の職務内容の説明を詳しく求められます。
職務遂行にあたって、技術面の工夫と成果を的確に説明することで持っている技術力をアピールしましょう。
成果を出すためのノウハウが、YKKグループでどのように活かせるかも説明できるようにしてください。
もちろん直接そのような職務を経験していない人もいると思いますが、その場合は潜在的な能力面をアピールすることです。
■世界中どこででも働く覚悟を伝える
YKKグループは世界展開が進んでいる会社です。世界70カ国・地域、6極体制で事業活動を行っています。(2025年4月)
ファスニング事業の売上げの約9割は海外での売上げです。
面接では、事務系、技術系に限らず、世界のどこへでも行って働く覚悟も伝えてください。
- 面接時に志望動機を語るヒント
■なぜYKKグループを選ぶのか明確に伝える
YKKグループの会社概要、グループ経営理念、事業内容、グループ中期経営計画などから感じたことをまとめてください。
そのなかで、自分が共感できることがYKKグループを選んだ志望動機になります。
また、YKKグループと競合他社のホームページをしっかり読んでその違いを知っておいてください。
YKKを志望する人は、ファスナー業界での圧倒的な地位を占める実力に興味がある人と思います。
ですから、YKKを志望する人は、ファスナー業界他社ではなく、他の業界の大手メーカーに応募するかも知れません。
一方、YKK APを志望する人は、住宅設備業界の他社に応募する人も多いと思います。
たとえYKKグループが第一志望でなくても、競合他社と比較し、なぜYKKグループを選んだのかをしっかり答えられなくてはなりません。
■なぜその職種を選んだか、そこでやりたい仕事を明確に伝える
応募者は、なぜ中途採用の職種に応募したのか、そこでどのような仕事をやりたいかとその理由を面接で的確に説明する必要があります。
中途採用の応募者が応募職種を選んだ主な理由は、現職(前職)で培った自分の経験や能力、スキルがYKKグループで活かせることだと思います。
それには職務内容をわかりやすく説明することで、経験や能力、スキルがYKKグループで活かせて、やりたい仕事で貢献できることを伝えてください。
また、希望職種の分野で注目しているYKKグループの商品や技術などと、なぜ注目しているかも話せるようにしておくとよいでしょう。
- 転職面接時に退職理由を語るヒント
■面接官が納得できる前向きな退職理由を伝えられるようにする
「なるほど、そのような前向きな理由があって退職したのですね」と面接官に納得してもらえる内容を説明しましょう。
間違っても上司と合わないとか、労働条件が悪いなどというネガティブな理由を言わないでください。
以上、YKKグループの中途採用情報と転職の面接攻略の考え方を説明しました。
特に面接は複数回行われ、自己PRと志望動機に関する様々な質問がなされることが予想されます。
また、さらに面接対策(まさに、これこそが重要!!)を完全にしたい転職希望者のために、キャリア育みファームでは必勝マニュアル「ベテラン面接官が教えるとっておきの転職面接必勝法」の販売を行っています。役に立つこと請け合いです。
本マニュアルの方法で自己分析を進めることで、ライバルから一歩抜け出した自己PRと志望動機を作成できます。詳細については、マニュアルのページをご覧ください。
面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【転職】
YKKグループの面接において、YKKを志望する人はファスニング事業とはどのような事業なのか理解してください。
また、YKK APを志望する人は住宅設備業界を取り巻く環境を理解することと、住宅設備業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。
ブログ記事「【2026年】住宅設備業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識」を読んでおいてください。
続いて、YKK・YKK APとはどのような会社なのかを理解することも面接準備には必須です。
YKK・YKK APの会社概要、グループ経営理念、事業内容、グループ中期経営計画など、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。
これら以外にもホームページを隅から隅まで熟読することをお勧めします。
本記事の後半でYKKグループのホームページから得たYKKグループの基本的な知識を簡単に紹介します。面接を受けるにあたり必要と思われるので、ぜひ読んでおいてください。
YKKグループの面接攻略のまとめ【転職】
YKKグループに中途入社を希望する人が、必ず通過しなければならない転職の面接試験。面接ではどのようなことに気をつけなければならないのでしょうか?
YKKグループの求める人材は「様々な問題に直面したときにそれらをしっかりと受け止め、乗り越えるために前向きに努力し続けようとする」「自らの意見を考え抜き、頭の中で整理した上で、責任を持って大きな声で発言しようとする」「行動を伴った努力をし続けることで、もう一段の高みを目指そうとする」「失敗を糧にバーを上げ、より高いレベルでの成功につなげようとする」人です。
面接では、求める人材にふさわしい人物かどうか、及び応募条件を満たしているかを判断されます。
面接で自己PRをするときのポイントとしては、以下があげられます。
- 課題解決力と行動力を自分の中で探してアピールする
- 技術系応募者は技術力を語る
- 世界中どこででも働く覚悟を伝える
面接で志望動機を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。
- なぜYKKグループを志望するのか明確に伝える
- なぜその職種を選んだか、そこでやりたい仕事を明確に伝える
面接で退職理由を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。
- 面接官が納得できる前向きな退職理由を伝えられるようにする
また、YKKグループとはどのような会社なのかを理解することも面接準備には必須です。
YKKグループの会社に関する知識など、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。
面接がいかに大切か、必ず役に立つ以下のリンクも参考にしてください。
YKKグループを志望するときに知っておきたい社風
YKKグループの面接を受けるにあたり知っておきたい社風について以下に記します。
YKK
- 福利厚生は充実しています。
住宅補助は、入社10年、又は最後の転勤から10年までは家賃の7割の補助があります。寮費は1万円程度、27才になるまで住むことができます。
確定拠出年金、財形貯蓄は会社からの補助があります。持株会、社内預金があります。
- 残業削減が言われますが、設備開発、研究開発部門は残業があります。年間残業時間は360時間までです。有給休暇は取得しやすいです。
- 競合する企業が少なく、業績が安定しているため、おっとりした社員が多いです。
- 育児休暇を取得して、復職する女性が多いです。
- 海外赴任は、語学力よりバイタリテイ重視です。
- 実力主義をうたっていますが、まだ年功序列は残っています。
YKK AP
- フレックスタイム制が導入されています。部門によって違いはありますが、残業はしない方針です。有給休暇は取得しやすい環境にあります。
- 社内のコミュニケーションは円滑です。仕事のスピード感はやや欠けている感じがあります。
- 女性が働きやすい環境があり、役職への登用が増えています。産休・育休取得後に復職する女性が多いです。
- 海外赴任は大きな任せてもらえるためにやりがいがあります。
- 基本的に年功序列の人事制度です。
面接で語る志望動機をつくる際には、このような社風をよく知っておくことが大切です。
YKKグループの会社概要
ここからは、YKKグループの会社概要を説明します。面接において志望動機を語る上で役に立ちます。
- YKKグループは、YKK及びYKK APの2社から成り立っています。非上場企業です。
YKKは、ファスニング事業を展開し、ファスナーで世界シェア45%、国内シェアは95%とダントツのトップとなっています。
YKK APは、サッシ、窓、ドア、エクステリア、ビル用商品などの建材事業を展開し、樹脂窓の国内シェアは約7割となっています。
- YKKグループの沿革は次の通りです。
YKKグループは、1934年吉田忠雄氏がサンエス商会を設立したのが始まりです。
1949年商号を吉田工業株式会社に変更します。1946年に商標をYKKとします。
1957年吉田商事株式会社(現YKK AP)が設立されました。
1994年に吉田工業株式会社は、YKK株式会社に商号変更します。同年建材製品の商標をYKK APとします。
2003年にYKKの建材製造事業本部がYKK AP株式会社に統合し、YKKグループ建材事業完全一体化がスタートします。
- YKKグループの事業の特徴は、世界共通品質を創り出すために、材料から製造設備、製品まで自社開発をベースとして、一貫したものづくりを行う、「一貫生産思想」です。
- YKKグループの2025年3月期の経営数字は次の通りです。
資本金:YKKは、119億9,240万500円です。YKK APは、140億円です。
従業員数は、46,305人、その内国内18,468人、海外27,837人です。
連結売上高は、9,982億円、ファスニング事業は4,331億円、AP事業は5,616億円、その他398億円、調整額△363億円です。
連結営業利益は、624億円、ファスニング事業は475億円、AP事業は181億円、その他14億円、調整額△47億円です。
連結経常利益は、703億円です。
連結当期純利益は、529億円です。
面接では、「YKKグループの事業の特徴は何か知っていますか」と質問されるかも知れませんので、覚えておくと良いです。
YKKグループ経営理念
ここでは、YKKグループの経営理念を紹介します。
YKK精神
「善の巡環」
他人の利益を図らずして自らの繫栄はない
経営理念
「更なるCORPORATE VALUEを求めて」
YKKグループは、お客様に喜ばれ、社会に評価され、社員が誇りと喜びを持って働ける会社でありたいと考えています。 そのための手段として、商品、技術、経営の質を高めていきます。
そして、これらを実践するにあたって常に根底にあるのが「公正」であり、これを価値基準として経営判断を行っていきます。
コアバリュ―
失敗しても成功せよ/信じて任せる
品質にこだわり続ける
一点の曇りなき信用
面接では、「YKKグループ精神を知っていますか」と質問がなされることもあります。覚えておきましょう。
YKKグループ中期経営計画
ここでは、YKKグループの第7次中期経営計画『Prosper Together for a Sustainable Future「持続可能な未来へ、共に発展」』(2025~2028年度)について概要を紹介します。
- 全体方針
- YKK精神「善の巡環」に基づき、顧客、取引先、地域社会など、マルチステークホルダーとの共存共栄を経営の根幹に置き、より良い信頼関係を築き、共に発展していくことを目指す。
- サステナビリティの観点から、環境負荷の低減と社会的責任の遂行を重視し、持続可能な開発目標の達成に向けた取り組みを推進。デジタル・トランスフォーメーションを通じて、業務プロセスの効率化と新たなビジネスモデルの構築を図り、総合競争力を更に高める。
従業員のスキルアップと働きがいの向上を支援し、従業員のエンゲージメントを高め、広く顧客課題の解決に真摯に向き合い企業価値を向上する
- ファスニング事業の事業方針
- 第7次中期事業方針は「ONE YKKによる持続可能社会実現への貢献」。
よりグローバルで顧客の要望に迅速に対応する。ファスニング事業のONE YKKによるバリューチェーンを構築し、それらを掛け合わせる事で価値を創出する。
- 経営の中心と位置付けているサステナビリティについては、サーキュラーエコノミーへの移行を後押しする様々な商品の開発や取り組みを進める。
開発の視点として、直接の取引がある縫製業者向けには新しい使用感やより扱いやすい商品など、一般消費者に対してはより環境や安全に配慮した社会課題の解決の一助となるような商品開発。
製造・技術ではデジタル技術の活用をはじめとした各種施策を組み合わせて顧客と生産現場、世界の工場を繋げることで、ファスニング事業のONE YKK実現による顧客サービスの向上を実現する。
- 第7次中期事業方針は「ONE YKKによる持続可能社会実現への貢献」。
- AP事業の事業方針
- 第7次中期事業方針は『「収益構造の変革」と「技術革新による価値創造」』。
日本では、収益構造の変革について「リフォーム・改装分野へのシフト」および「素材構成・製造供給体制の最適化」に取り組む。2028年度目標として「リフォーム比率(売上高):住宅事業50%、ビル事業37%」および「高断熱窓化率:住宅事業100%、ビル事業25%」を掲げる。
海外では「更なる事業成長、海外構成比の拡大」に取り組み。技術革新による価値創造では「自動化・省人化による、生産・業務プロセスの改革」「社会価値創造に向けた技術開発」に取り組む。
- 日本の重点施策として、営業体制と商品力の強化により、窓・ドアリフォームの更なる市場浸透。高断熱窓化、素材の選択と構成の最適化、販売市場と輸送効率を考慮した製造供給体制の構築、デジタル・ロボット技術による製造ラインの無人化により収益構造の変革を行う。
業務プロセスの改革として、AI積算システムなどのデジタル技術により顧客サービスを拡大。省施工、省エネなどに関する社会課題の解決、生活の質向上に寄与する商品・技術開発、環境配慮型素材の開発により、社会価値創造に取り組む。
- 海外の重点施策として北米では、ビル事業については全米における強いブランド基盤の構築と新工場建設を視野に入れた事業の拡大を進め、住宅事業については南部6州における販売エリアを拡大する。
中国では、新築分野についてはターゲットセグメントの拡大、改装分野については市場対応力を強化。オフィスビル物件などの新たな市場へ参入し、カーテンウォールビジネスモデルの構築にも取り組む。
台湾ではターゲットセグメントの拡大、インドネシアでは高付加価値商品の浸透とチャネルの拡大を行う。新規地域として、欧州市場への新規参入。これらの施策のもと、2028年度の海外AP事業は売上高1,597億円、2024年度比で約1.5倍を計画。
- 第7次中期事業方針は『「収益構造の変革」と「技術革新による価値創造」』。
面接で自己PRや志望動機を語るとき、中期経営計画を理解しておくことが大切です。