【26卒/25年転職】面接官が教える「日本年金機構」の面接対策
公的年金制度の運営を行う日本年金機構に入社を希望する人が、必ず通過しなければならない面接試験。応募者は事前にどのような面接の対策をしたらよいのでしょうか?
日本年金機構に入社を希望する人がぜひとも知っておきたい面接に関しての情報や、ノウハウというものがあります。
例えば日本年金機構の面接では、求める人材をよく理解した上で、行動力をアピールすることが大切です。
一方、面接で志望動機を語るためにはなぜ日本年金機構なのか答えられなくてはいけません。
これら以外にも日本年金機構の面接を受けるにあたって大切なポイントがあります。
本ブログでは、面接官である筆者が、日本年金機構の採用情報とともに、面接で必ず訊かれる自己PRや志望動機の受け答えなどについてその対策を解説していきます。
さらに面接に臨むうえで必要な知識として、日本年金機構に関する情報を載せています。
面接対策は、自己分析や企業研究の段階から既にはじまっています。
自己分析や企業研究した結果を基に履歴書やエントリーシート(就活)、職務経歴書(転職)を作成し、一貫性をもたせて面接に繋げることを強く意識して臨んでください。
就活中の学生や転職希望者は、本サイト「キャリア育みファーム」を読んでいただければ、自己分析・企業研究の段階からスムーズに選考・面接対策ができるようになります。
さらに、絶対の自信を持って臨みたい方には、「就活面接必勝法」・「転職面接必勝法」を用意しております。
日本年金機構の求める人材
日本年金機構はどのような人材を求めているのでしょうか。
面接では求める人材を知っておくことが自己PRをするうえで必要です。
ホームページの「新卒採用」サイトにある「学生が知りたい採用FAQ」には「一緒に働きたい人はどんな人?」との質問があります。これに対して次の回答があります。
公的年金制度に携わる者として強い責任感と誠実さを持ち、柔軟な思考とチャレンジ精神により主体的に行動できる方々と一緒に働きたいと思っています。
ここから求める人材は、次のような人材とわかります。
- 公的年金制度に携わる者として強い責任感と誠実さを持つ人
- 柔軟な思考とチャレンジ精神により主体的に行動できる人
面接において自己PRをするとき、求める人材像をあらかじめ知っておくことは大切です。
日本年金機構の新卒採用情報について【就活】
はじめに日本年金機構の新卒採用情報について以下に記します。
- 募集職種
募集職種は、総合職です。
最初の配属先は全国の年金事務所になります。
- 選考フロー
WEBエントリー→エントリーシート→適性検査→面接(2回)→内々定→内定
- エントリーシート(25年卒)
自己PRに関すること
- 学生時代に成し遂げた一番の「挑戦」を具体的にご入力ください。 (200文字以上300文字以下)
- ゼミや研究課題についてご入力ください。(100文字以下)
- サークル・アルバイト・ボランティアなどの課外活動についてご入力ください。(100文字以下)
- 趣味、特技についてご入力ください。(100文字以下)
- 資格・免許についてご入力ください。(100文字以下)
志望動機に関すること
- 当機構への志望理由をご入力ください。(200文字以上300文字以下)
- 面接
面接では、学生時代に力を入れたことの深掘りがあります。
自己PRに関すること
- 自己紹介してください
- 自己PRしてください
- ゼミで学んでいることは何ですか
- 学生時代に力を入れたことは何ですか(チームでの役割、意見が対立したとき、苦労したこと、学んだこと)
- 目標を立てて何かに取り組んだ経験はありますか
- アルバイトで、クレームなどお客さまと対応して大変だったことと、対応方法を教えてください
- アルバイトなどで、対人関係で困ったことありますか
- サークル活動とそのなかでの役割について話してください
- 挫折体験はありますか
- 強みと弱みは何ですか、強みを活かしたエピソード、弱みの克服方法は何ですか
- ストレス耐性はありますか、解消法は何ですか
- 趣味は何ですか
- 健康状態で不安なことはありますか
- 他人からどのような人と言われますか
- 苦手な人はどのような人で、どのように対応しますか
- コミュニケーションを取る上で武器になる強みはありますか
- 人とコミュニケーションをとるときに気をつけていることは何ですか
志望動機に関すること
- 就活の軸は何ですか
- なぜ日本年金機構を志望しますか
- 国家公務員ではなくなぜ日本年金機構なのですか
- 5大業務のうちどの業務をやりたいですか
- 将来やりたい仕事とその理由は何ですか
- キャリアプランはありますか
- 年金機構の企業研究をどのように行いましたか
- 年金事務所を訪問したことがありますか、印象を教えてください
- 今後年金を普及していくためにはどうしたら良いと考えますか
- 年金機構の目標を達成するために何をすればいいですか
- 年金機構の改善すべき点は何だと思いますか
- 年金事務所の職員が困っていることは何だと思いますか
- 年金を払いたくない人がいたらどうしますか
- 全国転勤は大丈夫ですか
- 世代の異なる人と関わることになるが大丈夫ですか
- 部下ができた時にどのように接しますか、どんな上司になりたいですか
- 自分の強みを業務でどのように活かしますか
- 他社の応募状況と年金機構の志望度を教えてください
- 採用人数
19年度実績 422名(男性191名 女性231名)
20年度実績 386名(男性182名 女性204名)
21年度実績 382名(男性192名 女性190名)
22年度計画 429名(男性169名 女性260名)
23年度実績 342名
24年度実績 400名
25年度計画 400名程度
- 学歴フィルター
日本年金機構は、全国の国公私立大学から採用しています。学歴フィルターはありません。
面接攻略の考え方【就活】
就活の面接では自己PRと志望動機及びそれに関することを必ず訊かれます。
よってそれらの答えをあらかじめ準備する必要があります。
以下の自己PRと志望動機のヒントを参考にしてまとめてください。
- 面接時の自己PRのヒント
■行動力を自分の中から探してアピールする
日本年金機構は、特に行動力を求めていると考えられます。
行動力とは、自分の立場を理解して何をすべきかを考え、やるべきことについて目的達成まで粘り強く取り組む力です。
上記の求める人材にあるように、日本年金機構は「柔軟な思考とチャレンジ精神により主体的に行動できる」人を求めており、これは行動力を表しているのではないでしょうか。
面接では、学生時代において最も力を入れたことを伝える中で、行動力をアピールしましょう。
力を入れたことは学業、クラブ・サークル活動、アルバイト、ボランティア活動などなんでも良いのです。
最も力を入れたことは何か、目標達成に向けて困難だったことは何か、困難をどのように粘り強く乗り越えたか、その結果と自分が身につけたことを語れるようにしてください。
但し、日本年金機構は採用するすべての人に行動力を求めているわけではありません。
自分の最も伝えたい能力が他にあるなら、その能力を上手に説明してください。
■強い責任感と誠実さを持っていることを説明する
日本年金機構は、「公的年金制度に携わる者として強い責任感と誠実さを持つ」人も求めています。
国から公的年金制度の運営を任されている日本年金機構の業務の基本は信頼です。
国民の膨大な年金記録を長期間にわたって管理し、将来の給付につなげていく唯一の組織として、高度な正確性と効率性が求められます。
国民からこのような業務を任せられ、信頼されるためには、業務を遂行する上での強い責任感と誠実さを持っていることが大切です。
面接では、学生時代において最も力を入れたことを伝える中で、責任感と誠実さを持って行動したことがわかるようなエピソードを含めて説明してください。
■コミュニケーション能力は問題ないことを説明する
「学生が知りたい採用FAQ」で、「どのような職員が活躍されていますか?」の質問に対して「コミュニケーション能力の高い職員」と答えています。
コミュニケーション能力については、面接でも、「アルバイトで、クレームなどお客さまと対応して大変だったことと、対応方法を教えてください」「アルバイトなどで、対人関係で困ったことありますか」「苦手な人はどのような人で、どのように対応しますか」「コミュニケーションを取る上で武器になる強みはありますか」「人とコミュニケーションをとるときに気をつけていることは何ですか」といったような質問をすることで探っています。
ですから、これらの質問に対して、コミュニケーション能力は問題ないことがわかるような回答をしてください。
■理系出身者は、論理的思考力や数理能力が活かせることをアピールする
理系の特徴として、各専門分野における専門性や、研究を通して身につけた論理的思考力や数理能力を持っていることがあります。
日本年金機構の業務を支えるシステムは、日本でも有数の大規模システムです。
これらの安定的な稼働を支え、年金制度改正によるシステムの改修、開発などを行う部署では、理系出身者の論理的思考力や数理能力が求められます。
理系出身者で日本年金機構を志望する場合は、このような分野で持っている能力が活かせることを面接でアピールしましょう。
- 面接時に志望動機を語るヒント
■なぜ日本年金機構を志望するのか明確に伝える
日本年金機構の基本理念、5大業務といった業務内容などから感じたことをまとめてください。
そのなかで、自分が共感できることが日本年金機構を選んだ志望動機になります。
また、日本年金機構と他の応募先のホームページをしっかり読んでその違いを知っておいてください。
日本年金機構の応募者は、「特殊法人であり安定している」「年金を通して人々と国を支えている」といったような理由で応募する人も多いものと思います。
ですから、同様に事業が安定している全国健康保険協会、日本郵便(日本郵政)、社会保険診療報酬支払基金などにも興味のある人がいるかも知れません。
たとえ日本年金機構が第一志望でなくても、他の応募先と比較し、なぜ日本年金機構なのかを質問されたときにしっかり答えられなくてはなりません。
■将来のやりたい仕事を答えられるようにする
面接では、将来のやりたい仕事(業務)をどのように考えているか、質問がなされます。
日本年金機構に入構後は、全員が年金事務所に配属となります。
年金業務の実務を経験し、知識を身につけた後で、どのような仕事を希望するのかとその理由を答えられるように準備しておきましょう。
■日本年金機構に関する質問に答えられるように準備する
日本年金機構の面接では、機構に関する質問が多くなされます。
例えば、「年金機構の企業研究をどのように行いましたか」「年金事務所を訪問したことがありますか、印象はどうですか」「今後年金を普及していくためにはどうしたら良いと考えますか」「年金機構の改善すべき点は何だと思いますか」「年金事務所の改善すべき点は何だと思いますか」「年金を払いたくない人がいたらどうしますか」のような質問です。
ホームページをしっかり読んで年金制度の仕組みや業務を理解すること、年金事務所を訪問して雰囲気をつかむことなど質問に答えられるように準備してください。
■日本年金機構の志望順位、他社の応募状況を答えられるようにする
志望順位については、迷わず第一志望ですと答えましょう。
他社の応募状況を聞かれたら、日本年金機構と同じような「○○法人」ならばそれを答えてください。
それ以外なら「〇〇業界にも興味があり応募しています」くらいは答えてもいいです。
いずれにせよ、なぜ○○法人、○○業界を応募するのか答えられるようにしてください。
以上、日本年金機構の採用情報と面接攻略の考え方を説明しました。特に面接は複数回行われ、自己PRと志望動機に関する様々な質問がなされることが予想されます。
また、さらに面接対策(まさに、これこそが重要!!)を完全にしたい就活生のために、キャリア育みファームでは必勝マニュアル「ベテラン面接官が教えるとっておきの就活面接必勝法」の販売を行っています。役に立つこと請け合いです。
本マニュアルの方法で自己分析を進めることで、ライバルから一歩抜け出した自己PRと志望動機を作成できます。詳細については、マニュアルのページをご覧ください。
面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【就活】
日本年金機構は、国から任された唯一の組織として、公的年金制度の運営を行っています。
このような日本年金機構の面接を攻略するためには、公的年金制度の仕組みを理解することが大切です。
続いて、日本年金機構とはどのような法人なのかを理解することも面接準備には必須です。
日本年金機構の基本理念、5大業務といった業務内容など、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。
これら以外にも日本年金機構のホームページを隅から隅まで熟読することをお勧めします。
本記事の後半で面接を受けるにあたり必要と思われる日本年金機構の基本的な知識を簡単に紹介します。ぜひ読んでおいてください。
日本年金機構の面接攻略のまとめ【就活】
日本年金機構に入構を希望する人が、必ず通過しなければならない面接試験。面接ではどのようなことに気をつけなければならないのでしょうか?
日本年金機構が採用したい人材は、「公的年金制度に携わる者として強い責任感と誠実さを持つ」「柔軟な思考とチャレンジ精神により主体的に行動できる」人です。
面接では、学生時代に力を入れたことの深掘りがあります。
面接で自己PRをするときのポイントとしては、以下があげられます。
- 行動力を自分の中から探してアピールする
- 強い責任感と誠実さを持っていることを説明する
- コミュニケーション能力は問題ないことを説明する
- 理系出身者は、論理的思考力や数理能力が活かせることをアピールする
面接時に志望動機を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。
- なぜ日本年金機構を志望するのか明確に伝える
- 将来のやりたい仕事を答えられるようにする
- 日本年金機構に関する質問に答えられるように準備する
- 日本年金機構の志望順位、他社の応募状況を答えられるようにする
面接を攻略するためには、公的年金制度の仕組みを理解することが大切です。
また、日本年金機構とはどのような法人なのかを理解することも面接準備には必須です。
日本年金機構の会社に関する知識など、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。
面接がいかに大切か、必ず役に立つ以下のリンクも参考にしてください。
日本年金機構の中途採用情報について【転職】
続いて日本年金機構の転職面接について解説していきます。
はじめに日本年金機構の経験者(中途)採用情報について以下に記します。
- 募集職種
日本年金機構は転職の希望者を対象とした中途採用を行っています。
機構内に必要な能力、スキルを持つ人が足りないと思われる職種を募集していますので、応募にあたっては即戦力としての専門性が問われます。
具体的な募集職種はその時々で変わっていくと思いますが、2024年11月時点で、システム経験者、監査経験者を募集しています。
興味のある人はホームページを定期的にチェックしてください。
- 選考フロー
履歴書・職務経歴書・エントリーシート→書類選考→一次面接→最終面接→内定
- 面接
面接では、求める人材にふさわしい人物かどうか、及び応募条件を満たしているかを判断されます。
自己PRに関すること
- 現職(前職)の職務内容を説明してください
- ストレス耐性はありますか
- クレームが多いけれど大丈夫ですか
志望動機に関すること
- なぜ日本年金機構を志望しますか
- 年金制度の課題は何だと思いますか
- 若年層に年金を認知してもらうにはどのようにしたら良いですか
退職理由に関すること
- 現職(前職)を退職する理由は何ですか
面接攻略の考え方【転職】
転職の面接では自己PRと志望動機に関することや退職理由を必ず訊かれます。
それらについて的確に答えるための準備をしてください。
以下の自己PRと志望動機、退職理由のヒントが参考になります。
- 面接時の自己PRのヒント
■行動力を自分の中から探してアピールする
日本年金機構は、特に行動力を求めていると考えられます。
行動力とは、自分の立場を理解して何をすべきかを考え、やるべきことについて目的達成まで粘り強く取り組む力です。
上記の求める人材にあるように、日本年金機構は「柔軟な思考とチャレンジ精神により主体的に行動できる」人を求めており、これは行動力を表しているのではないでしょうか。
転職の面接では、現職(前職)において、応募書類だけでは説明しきれない仕事ぶりを説明してください。
その中で、業務目標達成のために困難だったことは何か、困難にどのように粘り強く対応して職務を遂行したか、その結果と自分が身につけた知識や、スキルなどを語れるようにしてください。
もし上記の能力について乏しい場合は、自分の最も伝えたい能力について説明し、間接的にでも募集職種に役立つことを面接で伝えましょう。
■強い責任感と誠実さを持っていることを説明する
日本年金機構は、「公的年金制度に携わる者として強い責任感と誠実さを持つ」人も求めています。
国から公的年金制度の運営を任されている日本年金機構の業務の基本は信頼です。
国民の膨大な年金記録を長期間にわたって管理し、将来の給付につなげていく唯一の組織として、高度な正確性と効率性が求められます。
国民からこのような業務を任せられ、信頼されるためには、業務を遂行する上での強い責任感と誠実さを持っていることが大切です。
面接では、現職(前職)の職務内容を伝える中で、責任感と誠実さを持って行動したことがわかるようなエピソードを含めて説明してください。
■コミュニケーション能力は問題ないことを説明する
日本年金機構は、中途採用において、年金に関する様々な問い合わせやクレームに上手に対応できる、コミュニケーション能力の高い人を望んでいます。
コミュニケーション能力については、面接でも「クレームが多いけれど大丈夫ですか」といったような質問をすることで探っています。
ですから、これらの質問に対して、コミュニケーション能力は問題ないことがわかるような回答をしてください。
- 面接時に志望動機を語るヒント
■なぜ日本年金機構を志望するのか明確に伝える
日本年金機構の基本理念、5大業務といった業務内容などから感じたことをまとめてください。
そのなかで、自分が共感できることが日本年金機構を選んだ志望動機になります。
また、日本年金機構と他の応募先のホームページをしっかり読んでその違いを知っておいてください。
日本年金機構の応募者は、「特殊法人であり安定している」「年金を通して人々と国を支えている」といったような理由で応募する人も多いものと思います。
ですから、同様に事業の安定している全国健康保険協会、日本郵便(日本郵政)などにも興味のある人がいるかも知れません。
たとえ日本年金機構が第一志望でなくても、他の応募先と比較し、なぜ日本年金機構なのかを質問されたときにしっかり答えられなくてはなりません。
■その職種を選んだ理由、そこでやりたい仕事を明確に伝える
応募する職種を選んだ理由と、そこでやりたい仕事及び、なぜやりたいのかを的確に説明できなければなりません。
中途採用の応募者が応募職種を希望する理由は、現職(前職)で培った自分の経験、能力、スキルが日本年金機構で活かせることだと思います。
なので、現職(前職)の職務内容と使える能力やスキルなどを説明し、採用されたらやりたい仕事で貢献できることを伝えてください。
■日本年金機構に関する質問に答えられるように準備する
日本年金機構の面接では、機構に関する質問が多くなされます。
例えば、「年金制度の課題は何だと思いますか」「若年層に年金を認知してもらうにはどのようにしたら良いですか」のような質問です。
ホームページをしっかり読んで年金制度の仕組みや業務を理解すること、年金事務所を訪問して雰囲気をつかむことなど質問に答えられるように準備してください。
- 転職時に退職理由を語るヒント
■面接官が納得できる前向きな退職理由を伝えられるようにする
「なるほど、そのような前向きな理由があって退職したのですね」と面接官に思ってもらえる内容を説明しましょう。
間違っても上司と合わないとか、給料が安いなどというネガティブな理由を言わないでください。
例えば、現職(前職)では、自分の持つ能力、スキルをこれ以上向上させることが難しく、キャリアアップのために転職を考えたというような言い方です。
以上、日本年金機構の中途採用情報と転職の面接攻略の考え方を説明しました。
面接は2回行われ、自己PRと志望動機、退職理由に関する様々な質問がなされることが予想されます。
また、さらに面接対策(まさに、これこそが重要!!)を完全にしたい転職希望者のために、キャリア育みファームでは必勝マニュアル「ベテラン面接官が教えるとっておきの転職面接必勝法」の販売を行っています。役に立つこと請け合いです。
本マニュアルの方法で自己分析を進めることで、ライバルから一歩抜け出した自己PRと志望動機を作成できます。詳細については、マニュアルのページをご覧ください。
面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【転職】
日本年金機構の面接を攻略するためには、公的年金制度の仕組みを理解することが大切です。
続いて、日本年金機構とはどのような法人なのかを理解することも面接準備には必須です。
日本年金機構の基本理念、5大業務といった業務内容など、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。
これら以外にも日本年金機構のホームページを隅から隅まで熟読することをお勧めします。
本記事の後半で面接を受けるにあたり必要と思われる日本年金機構の基本的な知識を簡単に紹介します。ぜひ読んでおいてください。
日本年金機構の面接攻略のまとめ【転職】
日本年金機構に入社を希望する人が必ず通過しなければならない面接試験。面接ではどのようなことに気をつけなければならないのでしょうか?
日本年金機構が採用したい人材は、「公的年金制度に携わる者として強い責任感と誠実さを持つ」「柔軟な思考とチャレンジ精神により主体的に行動できる」人です。
面接では、求める人材にふさわしい人物かどうか、及び応募条件を満たしているかを判断されます。
面接で自己PRするときのポイントとしては、以下があげられます。
- 行動力を自分の中から探してアピールする
- 強い責任感と誠実さを持っていることを説明する
- コミュニケーション能力は問題ないことを説明する
面接で志望動機を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。
- なぜ日本年金機構を志望するのか明確に伝える
- なぜその職種を選んだか、そこでやりたい仕事を明確に伝える
- 日本年金機構に関する質問に答えられるように準備する
面接で退職理由を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。
- 面接官が納得できる前向きな退職理由を伝えられるようにする
また、日本年金機構とはどのような法人なのかを理解することも面接準備には必須です。
日本年金機構に関する知識について、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。
面接がいかに大切か、必ず役に立つ以下のリンクも参考にしてください。
日本年金機構を志望するときに知っておきたい組織文化
日本年金機構はどのような組織文化を持っているのか、面接を受けるにあたり知っておきたい組織文化を以下に記します。
- 住宅手当や寮があります。
- 残業は部門によりまちまちですが、最近長時間残業は制限されています。有給休暇は、月1回取得するように奨励されます。有給休暇とは別にライフサポート休暇があり、年1回土日を除く3連続休暇を取ることが義務付けられています。
- 基本的に公務員体質です。仕事のスピードは、少し遅いです。イレギュラー事案には臨機応変に対応できないことがあります。同じ職場で働く職員間のコミュニケーションは円滑です。
- 年功序列の人事制度です。
- 女性の割合が4割弱です。女性管理職も16.4%(2023年4月)と増えています。産休・育休も取得しやすいです。時短勤務もできて安心して働くことができます。
面接で語る志望動機を作る際、組織文化をよく知っていることが大切です。
日本年金機構の概要
ここからは日本年金機構の概要を説明します。
- 日本年金機構は、日本年金機構法に基づき公的年金(厚生年金及び国民年金)に係る一連の運営業務を行う特殊法人です。職員の身分は公務員ではありませんが、みなし公務員規定が適用されます。
厚生労働大臣から委任・委託を受けて年金の保険料徴収や給付を行います。運用については、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が複数の金融機関に委託していて、タッチしていません。
- 日本年金機構は、社会保険庁を廃止して公的年金業務の運営を担う組織として、2010年に発足しました。
- 日本年金機構の5大業務は、①適用・調査、②保険料徴収、③年金給付、④相談、⑤記録管理・提供です。
- 年金受給者4,023万人、年金支給額53兆3,590億円、公的年金加入者6,729万人、保険料収入39兆9,491億円となっています。(2022年3月)
- 日本年金機構の2024年4月の経営数字は、次の通りです。
資本金は、1,001億円です。(政府出資金)
正規職員数は、約11,000人です。(男性6割強、女性4割弱)
本部以外に、全国312ヵ所の年金事務所と、15ヵ所の事務センターがあります。
面接では、「日本年金機構の5大業務を知っていますか」と質問されるかも知れません。覚えておきましょう。
日本年金機構の基本理念
ここからは、日本年金機構の「基本理念」及び「お客様へのお約束10か条」を紹介します。
日本年金機構の基本理念は、日本年金機構法第2条に明記され、5つの柱が定められています。
基本理念
政府管掌年金が国民の共同連帯の理念に基づき国民の信頼を基礎として常に安定的に実施されるべきものであることにかんがみ、政府管掌年金事業に対する国民の意見を反映しつつ、提供するサービスの質の向上を図るとともに、業務運営の効率化並びに業務運営における公正性及び透明性の確保に努める。
5つの柱
01 国民の信頼
02 国民の意見の反映
03 サービスの質の向上
04 業務運営の効率化
05 公正性および透明性の確保
お客様へのお約束10か条
~私たちはお約束します~
【お客様の立場に立って】
1.わかりやすい言葉で、ていねいにご説明します。
2.年金のご相談には、お客様にとってプラスとなる「もう一言」を心がけます。
3.電話は3コール以内に出ます。
4.来所相談や電話によるお問い合わせには、迅速にお答えします。その場でお答えできない場合には、速やかに確認の上、2日以内に確認の状況をご連絡します。
5.ご相談で来所されたときのお待たせ時間は、30分以内とすることを目指します。混雑時でも、お待たせ時間の短縮に努めるとともに、待ち時間の目安を表示します。
6.お知らせ文書や、届出・申請書類は、できるだけわかりやすく、読みやすくします。
7.お客様のご意見・ご要望を、積極的にサービス改善につなげていきます。
【正しく確実に】
8.迅速な対応により、正しく確実に、できるだけ早く年金をお届けします。
9.お誕生月の「ねんきん定期便」の送付をはじめ、お客様への年金情報提供サービスを充実します。
10.お客様の情報はしっかり管理し、その利用に際しては細心の注意を払います。
面接では「基本理念の5つの柱を知っていますか」と質問されることもあるかも知れません。覚えておくと良いでしょう。