【25卒/24年転職】面接官が教える「博報堂」の面接対策

2023.12.03 更新
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広告業界で売上高2位の博報堂に入社を希望する人が必ず通過しなければならない面接試験。

応募者は事前にどのような面接の対策をとったらよいのでしょうか?

(博報堂と博報堂DYメディアパートナーズは、合同採用のかたちをとっており、本ブログでは、以下、両社合わせて「博報堂」と呼ぶことにします)

博報堂に応募する人が、ぜひとも知っておきたい面接に関しての情報やノウハウというものがあります。

例えば博報堂の面接では、求める人材をよく理解した上で、課題解決力や行動力、チームワーク力の中から自分の強みを選んでアピールすることが大切です。

また面接で志望動機を語るためには、競合他社と比べてなぜ博報堂なのかを答えられなくてはいけません。

これら以外にも博報堂の面接を受けるにあたって大切なポイントがあります。

本ブログでは、面接官である筆者が、博報堂の採用情報とともに、面接で必ず訊かれる自己PRや志望動機の受け答えなどについてその対策を解説していきます。

さらに面接に臨むうえで必要な知識として、博報堂の会社に関する情報を載せています。

面接対策は、自己分析や企業研究の段階から既にはじまっています。

自己分析や企業研究した結果を基に履歴書やエントリーシート(就活)、職務経歴書(転職)を作成し、一貫性をもたせて面接に繋げることを強く意識して臨んでください。

就活中の学生や転職希望者は、本サイト「キャリア育みファーム」を読んでいただければ、自己分析・企業研究の段階からスムーズに選考・面接対策ができるようになります。

さらに、絶対の自信を持って臨みたい方には、「就活面接必勝法」・「転職面接必勝法」を用意しております。

目次
  1. 博報堂の求める人材
  2. ただいま「就活面接必勝法」・「転職面接必勝法」販売中
  3. 博報堂の新卒採用情報について【就活】
  4. 面接攻略の考え方【就活】
  5. 面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【就活】
  6. 博報堂の面接攻略のまとめ【就活】
  7. 博報堂の中途採用情報について【転職】
  8. 面接攻略の考え方【転職】
  9. 面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【転職】
  10. 博報堂の面接攻略のまとめ【転職】
  11. 博報堂を志望するときに知っておきたい社風
  12. 博報堂の会社概要
  13. 博報堂グループの経営理念
  14. 博報堂DYホールディングスの中期経営計画
  15. 参考リンク集

博報堂の求める人材

博報堂はどのような人材を求めているのでしょうか。

博報堂は、リクナビ上で「さまざまなバックグラウンドや個性を持った人間がぶつかりあうことで、クリエイティブなものが生まれると考えているので、特にこれと決まったタイプの人材を求めていません」と伝えています。

ですから求める人材を公表していませんが、本ブログではホームページから博報堂の求める人材を探ってみました。

ホームページの企業情報にある「博報堂はクリエイティビティで未来をつくる」において、社長が次のように述べています。

長い歴史の中で、ずっと大切にされてきた「粒ぞろいより粒ちがい」という考え方があります。同じような考えの人間が集まるのではなく、できる限り自分と違う視点を持つ人を尊重する。・・・

大切なのはチームの力です。博報堂はひとりひとりの個性を磨くだけでなく、それらをチームでぶつけ合い、高め合うカルチャーを大切にしてきました。・・・

社員ひとりひとりがクリエイティビティを通じて社会のさまざまなテーマとつながり、絶えずアクションを起こしながら、生活者や社会にとっての新しい価値を生み出し、未来をつくる存在になっていく。・・・

ここから博報堂の求める人材は次のような人と考えられます。

  • クリエイティビティを通じて社会のさまざまなテーマとつながり、絶えずアクションを起こしながら、生活者や社会にとっての新しい価値を生み出す人
  • 人と違う視点を持つ人
  • チームの力を大切にする人

面接において自己PRをするとき、求める人材像をあらかじめ知っておくことは大切です。

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もちろん履歴書やエントリーシート(就活)、職務経歴書(転職)の自己PRや志望動機などの作成にも役立つマニュアルとなっています。

会社側が採用の決め手として最も重視しているのは面接である‼
ということをご存知でしょうか。

面接対策には十分時間をかけることが大切です。具体的にどのように面接対策を進めていくのか、ほとんどの方は知りません。そんな方を支援したい一心で、必勝マニュアルを作成しております。

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その他、以下のリンクも読み進めるとお役に立ちます。

博報堂の新卒採用情報について【就活】

はじめに博報堂の新卒採用情報について以下に記します。

  1. 募集職種

    総合職と初期配属確約のクリエイティブ職、データサイエンス領域職種としての募集です。

    2025年度新卒は、2023年夏、2024年冬、春の3つのタイミングで選考活動を行います。

    夏と冬のタイミングでは、原則として、インターンシップを経由した選考となります。

    クリエイティブ職、データサイエンス領域職種は、夏、冬募集となっています。

  2. 選考フロー

    WEBエントリー→適性検査受検・エントリーシート→書類選考→キャリアディスカッション(1次面談)→キャリアディスカッション(グループディスカッション)→キャリアディスカッション(最終面談)→内々定

  3. エントリーシート(24年卒)
    • 「あなたの個性や自己PRが表現できる写真を最大3枚添付してください。※各写真に20字以内の説明書きも加えてください。」※それぞれの写真には必ずあなた自身が映り込んでいる写真にしてください。
    • 【My Vision】これからの人生で達成したいことや社会の中で生み出したい成果、将来にわたって大切にしたいライフスタイルなど、あなたの中長的なビジョンを最大3つ各30字以内で表現してください。
    • 【My Engine】あなたのこだわりや、判断軸となっている価値観など、人生において原動力となっているものを最大3つ、各30字以内で表現してください。そしてそれらをまとめて、あなたの「等身大の個性」を表す言葉を30字以内でつけてください。

      ※原動力は一見矛盾する内容でも構いません。

    • 【My Episode】あなたの人生や日々の生活を振り返り、「あなたらしさ」が表れていると思う具体的なエピソードを最大6つ、各80字以内で教えてください。

      ※「あなたらしさ」が表れているものであればどんな些細なことでも構いません。良い面だけを書くのではなく、 嫌いなことや苦手なことも含めて、あなたらしいエピソードを書いてください。

      ※思い悩んだら是非、家族や友人等、他の人にも聞いてみてください。自分では気づかなかった一面が見つかるかもしれません。

      ※パーソナリティ理解を目的としたシートになりますので、自身が書きたくないと思うことを記入する必要ありません。

    • Personal Core Sheetを踏まえて、あなたが博報堂/博報堂DYメディアパートナーズで実現したいや経験したいと思ったことを300字以内で記入してください。
  4. 面接

    面接では、ガクチカ、マイエピソード、マイエンジン、マイビジョンの深掘りがあります。

    自己PRに関すること

    • 自己紹介してください
    • Personal Core Sheetの深掘り
    • 大学時代に力を入れたことは何ですか(苦労したこと、苦労をどのように乗り越えたか)
    • なぜその部活に入ったのですか
    • 趣味は何ですか
    • 強みと弱みを二つずつ挙げてください
    • 他の人からこれだけは負けないと思う点は何ですか
    • グループで何かを進めていく時にどんな立ち位置を取ることが多いですか
    • 周囲の人にどのような人と言われますか
    • はまっているものは何ですか

    志望動機に関すること

    • 就活の軸は何ですか
    • なぜ広告業界を志望しますか、そのきっかけは何ですか
    • なぜ博報堂を志望しますか、そのきっかけは何ですか
    • マイビジョン、マイエンジン、マイエピソードからなぜ博報堂を志望していますか
    • 電通ではなく博報堂を志望する理由は何ですか
    • 電通と博報堂の雰囲気の違いは何だと思いますか
    • 博報堂と博報堂メディアパートナーズどちらを強く希望しますか
    • 希望する事業・職種は何ですか
    • なぜストラテジックプランナー(ストプラ)を希望しますか(イメージは)
    • 入社したら具体的にどのようなことをしたいですか
    • どんなビジネスマンになっていたいですか
    • どんな商品を担当したいですか
    • 印象に残ったCMは何ですか
    • あまり好きではないCMは何ですか
    • 博報堂の弱みは何だと思いますか
    • 他社の応募状況と博報堂の志望度を教えてください
  5. 採用人数   

    19年度入社実績 130名

    20年度入社実績 163名(博報堂122名 博報堂DYメディアパートナーズ41名)

    21年度入社実績 130名(博報堂100名 博報堂DYメディアパートナーズ30名)

    22年度入社実績 130名(博報堂100名 博報堂DYメディアパートナーズ30名)

    23年度入社実績 160名(博報堂120名 博報堂DYメディアパートナーズ40名)

    24年度入社計画 180名(博報堂140名 博報堂DYメディアパートナーズ40名)

  6. 23年新卒入社大学別就職者数

    国公立大

    東京大21、京都大3、北海道大1、東北大4、名古屋大3、大阪大5、九州大1、一橋大10、筑波大3、千葉大1、東京外大1、横浜国大1、大阪府大1、岡山大1、広島大1、他

    私立大

    早稲田大24、慶応大43、上智大5、明治大6、青山学院大3、立教大7、中央大3、法政大1、東京理科大3、東京女子大1、同志社大5、立命館大5、関西大1、関西学院大3、他

    以上は大学院修了者を含みます。

    ※サンデー毎日(2023年9月3日号)参照

  7. 学歴フィルター

    博報堂は難関大学中心の採用となっています。

    中堅大学の学生は特に「人と違う視点を持っている」ことをアピールしましょう。

面接攻略の考え方【就活】

就活の面接では自己PRと志望動機及びそれらに関することを必ず訊かれます。

よってそれらの答えをあらかじめ準備する必要があります。

以下の自己PRと志望動機のヒントを参考にしてまとめてください。

  1. 面接時の自己PRのヒント

    ■課題解決力と行動力、チームワーク力の三つの能力のうち二つを自分の中から探してアピールする

    博報堂の求める人材は、課題解決力、行動力、チームワーク力の3つの能力を持つ人です。

    上記の求める人材にあるように、博報堂は「クリエイティビティを通じて社会のさまざまなテーマとつながり、絶えずアクションを起こしながら、生活者や社会にとっての新しい価値を生み出す」「チームの力を大切にする」人を求めています。

    ここで「クリエイティビティを通じて社会のさまざまなテーマとつながり、絶えずアクションを起こしながら、生活者や社会にとっての新しい価値を生み出す」は、課題解決力と行動力を表しています。

    また、「チームの力を大切にする」は、チームワーク力を表しています。

    これらは、「このような人材になってもらいたい」との理想の姿と考えましょう。

    学生がこれら全てを持っているとアピールする必要はありません。

    面接では、学生時代において最も力を入れたことを伝える中で課題解決力・行動力・チームワーク力のうちから二つを自分の中で探してアピールしましょう。

    • 課題解決力なら、課題を発見し、既存の発想にとらわれず新しい解決法を考えて、解決のための計画づくりができるということです。
    • 行動力なら、課題の解決に向けて周囲に働きかけながら粘り強く取り組めるということです。
    • チームワーク力なら、チームのなかで自分の役割を理解し、メンバーの意見も尊重しながら活動を進めることができるということです。

    力を入れたことは学業、クラブ活動、アルバイト、ボランティア活動などなんでも良いのです。

    これらの活動の中で、いずれかの能力を発揮したことを具体的に説明してください。

    但し、博報堂は採用するすべての人に課題解決力や行動力、チームワーク力を求めているわけではありません。後述するように「粒ぞろいより粒ちがい」と明言しています。

    自分の最も伝えたい能力が他にあるなら、面接においてその能力を上手に説明してください。 

    ■人と違う視点を持つ人であることを証明する

    博報堂は、求める人材で「人と違う視点を持つ」人を求めています。

    博報堂の長い歴史の中で大切にされている「粒ぞろいより粒ちがい」という考え方です。

    同じような考えの人間が集まるのではなく、できる限り自分と違う視点を持つ人を尊重するというものです。

    広告会社のビジネスが複雑化・多様化している時に、粒ちがいの人材が組織としての強みになると考えているからです。

    面接では、人とは異なる視点が一つでもあるかどうかが見られています。

    最も力を入れたことを伝える中で、自分なりの視点を持って活動して成果を出したかをアピールしてください。

  2. 面接時に志望動機を語るヒント

    ■なぜ博報堂を選ぶのか明確に伝える

    博報堂のDNA(ビジョン・フィロソフィー)、グループ経営理念・中期経営計画、事業領域、などから感じたことをまとめてください。そのなかで、自分が共感できることが、博報堂を選んだ志望動機となります。

    加えて「マイビジョン」、「マイエンジン」、「マイエピソード」からなぜ博報堂を志望しているのかが論理的につながるようにしてください。

    また、博報堂と競合他社のホームページをしっかり読んでその違いを知っておく必要があります。

    博報堂を志望する応募者は、広告業界が好きな人が多いと考えられます。なので、電通、アサツーディ・ケイ、サイバーエージェントなどと並行して応募するでしょう。

    たとえ博報堂が第一志望でなくても、競合他社と比較しなぜ博報堂なのかを、質問されたときに、しっかり答えられなくてはなりません。

    特に、なぜライバル電通ではなく博報堂なのか、については詳しく質問されます。

    ■希望する事業・職種とその理由、そこでどのような仕事をやりたいか明確に伝える

    博報堂の面接時には、希望する事業・職種と理由、そこでやりたい仕事となぜやってみたいのかについて確認されますから、具体的に説明できるようにしてください。

    また、将来のキャリアプランについても具体的に話せるようにしましょう。

    あわせてやりたい仕事で活かせる能力やスキル、経験があればそれを伝えてください。

    希望する事業・職種で注目しているCMや技術、サービスなどと、なぜ注目しているか、その理由も話せるようにしておくとよいでしょう。

    ■他社の応募状況と博報堂の志望順位を答えられるようにする

    志望順位については、迷わず第一志望ですと答えましょう。

    他社の応募状況を聞かれたら、広告業界志望と答えてください。他社名を教えてほしいと聞かれたら、博報堂と同規模の大手企業に応募中ならそれを答えてください。

    それ以外なら「〇〇業界にも興味があり応募しています」くらいは答えてもいいです。この場合まったくの異業種であり、なぜそうなのか答えられるようにしてください。

以上、博報堂の採用状況と面接攻略の考え方を説明しました。特に面接は複数回行われ、自己PRと志望動機に関する様々な質問がなされることが予想されます。

また、さらに面接対策(まさに、これこそが重要!!)を完全にしたい就活生のために、キャリア育みファームでは必勝マニュアル「ベテラン面接官が教えるとっておきの就活面接必勝法」の販売を行っています。役に立つこと請け合いです。

本マニュアルの方法で自己分析を進めることで、ライバルから一歩抜け出した自己PRと志望動機を作成できます。詳細については、マニュアルのページをご覧ください。

面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【就活】

博報堂は、広告業界で売上高が電通に次ぐ2位の企業です。

このような博報堂の面接を攻略するためには、まず広告業界を取り巻く環境を理解することと、広告業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。

ブログ記事「【2024年】広告業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識」を読んでおいてください。

続いて、博報堂とはどのような会社なのかを理解することも面接準備には必須です。

博報堂の会社概要、ビジョンやフィロソフィー、グループ経営理念・中期経営計画など、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。

これら以外にも博報堂のホームページを隅から隅まで熟読することをお勧めします。

本記事の後半で博報堂の基本的な知識を簡単に紹介します。面接を受けるにあたり必要と思われるので、ぜひ読んでおいてください。

博報堂の面接攻略のまとめ【就活】

博報堂に入社を希望する人が、必ず通過しなければならない面接試験。面接ではどのようなことに気をつけなければならないのでしょうか?

博報堂が求める人材は、「クリエイティビティを通じて社会のさまざまなテーマとつながり、絶えずアクションを起こしながら、生活者や社会にとっての新しい価値を生み出す」「人と違う視点を持つ」「チームの力を大切にする」人です。

面接では、ガクチカ、マイエピソード、マイエンジン、マイビジョンの深掘りがあります。

面接で自己PRをするときのポイントとしては、以下があげられます。

  • 課題解決力と行動力、チームワーク力の三つの能力のうち二つを自分の中から探してアピールする
  • 人と違う視点を持つ人であることを証明する

面接で志望動機を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。

  • なぜ博報堂を選ぶのか明確に伝える
  • 希望する事業・職種とその理由、そこでどのような仕事をやりたいか明確に伝える
  • 他社の応募状況と博報堂の志望順位を答えられるようにする

面接を攻略するためには、まずは広告業界を取り巻く環境を理解すると同時に、広告業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。

また、博報堂とはどのような会社なのかを理解することも面接準備には必須です。

博報堂の会社に関する知識について、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。

面接がいかに大切か、必ず役に立つ以下のリンクも必読でしょう。

博報堂の中途採用情報について【転職】

続いて博報堂の転職面接について解説していきます。

はじめに博報堂のキャリア(中途)採用情報について以下に記します。

  1. 募集職種

    博報堂は転職の希望者を対象とした中途採用を積極的に行っています。

    社内に必要な能力、スキルを持つ人が足りないと思われる職種を募集していますので、応募にあたっては即戦力としての専門性が問われます。

    具体的な募集職種はその時々で変わっていくと思いますが、2023年11月時点では、10の職種を募集しています。

    中途採用に興味のある人は定期的にホームページをチェックしてみてください。

  2. 選考フロー

    WEBエントリー→書類選考→WEB適性検査・面接(1~2回)→最終面接→内定

  3. 面接

    面接では、本人の個性が求める人材にふさわしいかどうか、及び専門性が応募条件を満たしているかを判断されます。

    自己PRに関すること

    • 現職(前職)の職務内容を説明してください。

    志望動機に関すること

    • なぜ博報堂を志望しますか
    • 博報堂と電通の違いは何だと思いますか
    • 入社してからどのような価値を提供できますか
    • 大学生に新聞を読ませるのはどうしたら良いですか
    • 好きな広告と嫌いな広告はどのようなものですか
    • 最近読んだ本で心に刺さったフレーズはありますか

    退職理由に関すること

    • なぜ現職(前職)を退職しますか

面接攻略の考え方【転職】

転職の面接では自己PRと志望動機、退職理由を必ず訊かれます。よってそれらについて的確に答えるための準備が必要です。

以下の自己PRと志望動機、退職理由のヒントを参考にしてください。

  1. 転職面接時の自己PRのヒント

    ■課題解決力と行動力を自分の中で探してアピールする

    博報堂の求める人材は、課題解決力、行動力、チームワーク力の3つの能力を持つ人です。

    上記の求める人材にあるように、博報堂は「クリエイティビティを通じて社会のさまざまなテーマとつながり、絶えずアクションを起こしながら、生活者や社会にとっての新しい価値を生み出す」「チームの力を大切にする」人を求めています。

    ここで「クリエイティビティを通じて社会のさまざまなテーマとつながり、絶えずアクションを起こしながら、生活者や社会にとっての新しい価値を生み出す」は、課題解決力と行動力を表しています。

    また、「チームの力を大切にする」は、チームワーク力を表しています。

    これら3つの能力のうち、中途採用は即戦力を求めているので、仕事のアウトプットに直結する課題解決力と行動力をアピールすることが有効です。

    (チームワーク力について質問された場合には、その力もあることを、例をあげて答えられるようにしておいてください。)

    転職の面接では、現職(前職)において、応募書類だけでは説明しきれない仕事ぶりを説明してください。

    その中で、目標達成に向けて課題を見つけ、課題解決のために自らが立てた対策と関係者を巻き込んで粘り強く遂行した経験も加えてください。

    さらに職務を遂行するさいに困難だったこと、困難をどのように乗り越えて、成果を上げたかを伝えてください。

    もし上記の能力について乏しい場合は、自分の最も伝えたい能力について説明し、間接的にでも募集職種に役立つことを面接で伝えましょう。

    ■人と違う視点を持つ人であることを証明する

    博報堂は、求める人材で「人と違う視点を持つ」人を求めています。

    博報堂の長い歴史の中で大切にされている「粒ぞろいより粒ちがい」という考え方です。

    同じような考えの人間が集まるのではなく、できる限り自分と違う視点を持つ人を尊重するというものです。

    広告会社のビジネスが複雑化・多様化している時に、粒ちがいの人材が組織としての強みになると考えているからです。

    転職の面接では、人とは異なる視点が一つでもあるかどうかが見られています。

    現職(前職)の業務を遂行するなかで、自分なりの視点を持って、成果を出したことをアピールしてください。

  2. 転職面接時に志望動機を語るヒント

    ■なぜ博報堂を志望するのか明確に伝える

    博報堂のDNA(ビジョン・フィロソフィー)、事業領域、グループ経営理念・中期経営計画、事業領域、などから感じたことをまとめてください。

    そのなかで、自分が共感できることが、博報堂を選んだ志望動機となります。

    また、博報堂と競合他社のホームページをしっかり読んでその違いを知っておく必要があります。

    博報堂を志望する応募者は、広告業界で働いてみたい人と考えられます。なので、電通、アサツーディ・ケイ、サイバーエージェントなどにも興味のある人が多いと思います。

    応募者は競合他社と比較し、なぜ博報堂なのかを、質問されたときにしっかり答えられなくてはなりません。

    特になぜライバル電通ではなく博報堂なのかについては詳しく質問されます。

    ■なぜその職種を選んだか、そこでやりたい仕事を明確に伝える

    応募者は、なぜその職種に応募したのか、そこでやりたい仕事とその理由をしっかりと説明する必要があります。

    中途採用の応募者が応募職種を希望する主な理由は、現職(前職)で培った自分の経験や能力、スキルが博報堂で活かせるからではないでしょうか。

    それには職務内容をわかりやすく説明することで、経験や能力、スキルが博報堂で活かせて、やりたい仕事で貢献できることを伝えてください。

    応募する職種の分野で注目している博報堂のCMや技術、サービスなどと、なぜ注目しているか、その理由も話せるようにしておくとよいでしょう。

  3. 転職面接時に退職理由を語るヒント

    ■面接官が納得できる前向きな退職理由を伝えられるようにする

    「なるほど、そのような前向きな理由があって退職したのですね」と面接官に思ってもらえる内容を説明しましょう。

    間違っても上司と合わないとか、給料が安いなどというネガティブな理由を言わないでください。

    例えば、現職(前職)では、自分の持つ能力、スキルをこれ以上向上させることが難しく、キャリアアップのために転職を考えたというような言い方です。

以上、博報堂の中途採用情報と転職の面接攻略の考え方を説明しました。特に面接は1~2回行われ、自己PRと志望動機、退職理由に関する様々な質問がなされることが予想されます。

また、さらに面接対策(まさに、これこそが重要!!)を完全にしたい転職希望者のために、キャリア育みファームでは必勝マニュアル「ベテラン面接官が教えるとっておきの転職面接必勝法」の販売を行っています。役に立つこと請け合いです。

本マニュアルの方法で自己分析を進めることで、ライバルから一歩抜け出した自己PRと志望動機を作成できます。詳細については、マニュアルのページをご覧ください。

面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【転職】

博報堂の転職面接を攻略するためには、まずは広告業界を取り巻く環境を理解することと、広告業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。

ブログ記事「【2024年】広告業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識」を読んでおいてください。

続いて、博報堂とはどのような会社なのかを理解することも面接準備には必須です。

博報堂の会社概要、ビジョンやフィロソフィー、グループ経営理念・中期経営計画など、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。

これら以外にも博報堂のホームページを隅から隅まで熟読することをお勧めします。

本記事の後半で博報堂のホームページから得た博報堂の基本的な知識を簡単に紹介します。面接を受けるにあたり必要と思われるので、ぜひ読んでおいてください。

博報堂の面接攻略のまとめ【転職】

博報堂に中途入社を希望する人が、必ず通過しなければならない転職の面接試験。面接ではどのようなことに気をつけなければならないのでしょうか?

博報堂が求める人材は、「クリエイティビティを通じて社会のさまざまなテーマとつながり、絶えずアクションを起こしながら、生活者や社会にとっての新しい価値を生み出す」「人と違う視点を持つ」「チームの力を大切にする」人です。

面接では、本人の個性が求める人材にふさわしいかどうか、及び専門性が応募条件を満たしているかを判断されます。

面接で自己PRをするときのポイントとしては、以下があげられます。

  • 課題解決力と行動力を自分の中で探してアピールする
  • 人と違う視点を持つ人であることを証明する

面接で志望動機を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。

  • なぜ博報堂を志望するのか明確に伝える
  • なぜその職種を選んだか、そこでやりたい仕事を明確に伝える

面接で退職理由を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。

  • 面接官が納得できる前向きな退職理由を伝えられるようにする

また、博報堂とはどのような会社なのかを理解することも面接準備には必須です。

博報堂の会社に関する知識など、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。

面接がいかに大切か、必ず役に立つ以下のリンクも必読でしょう。

博報堂を志望するときに知っておきたい社風

博報堂の面接を受けるにあたり知っておきたい社風について以下に記します。

  • 住宅補助、寮はありません。(支社は住宅手当あり)福利厚生は手厚いとはいえませんが、財形貯蓄と持株会はあります。
  • 繁忙期には深夜3~4時くらいまで仕事はザラにありますが、そうでない時期は19時ころに仕事を終えることができます。フレックスタイムを導入していますが、仕事の都合上使えないことも多いです。
  • フリーバカンス(5連続休暇)制度があります。有給休暇が取得できるかは部署次第のところがあります。
  • 個性を重んじ、前向きな意見は受け入れられる社風です。コミュニケーションは円滑で、風通しも良いです。飲み会が多くあります。
  • 部署にもよりますが女性も多く管理職も増えています。育休取得も問題なく、復帰後の時短勤務も可能です。
  • 広告の川上から川下まで経験でき、大きな仕事ができるので成長できる環境です。
  • 新卒から7年目まではアソシエイトとして年功序列で昇格・昇給できます。それ以降の中堅からベテランになると実力次第の処遇です。

面接で語る志望動機をつくる際には、このような社風をよく知っておくことが大切です。

博報堂の会社概要

ここからは博報堂の会社概要を説明します。面接において志望動機を語る上で役に立ちます。

  • 株式会社博報堂は、電通に次ぐ売上高2位の広告代理店であり、株式会社博報堂DYメディアパートナーズは、総合メディア事業会社です。

    両社は、大広、読売広告社とともに、持株会社である博報堂DYホールディングスの中核企業です。

  • 博報堂は1895年に創業しました。社名の由来は、「博(ひろ)く、華客(かかく)に奉仕報酬する」からきています。

    1955年株式会社博報堂に商号変更します。

    2003年株式会社博報堂DYホールディングスが設立され、完全子会社となります。同時に博報堂、大広、読売広告社のメディア部門を分割移転して株式会社博報堂DYメディアパートナーズが設立されます。

  • 博報堂は従来の広告ビジネスの枠組みを超えて、経営・事業から社会イシューまでのあらゆる領域で、国内でもグローバルでも、個々のクライアント課題に応える「統合マーケティング・ソリューション」を提供しています。

    「統合マーケティング・ソリューション」とは、新聞、テレビ等のマス・マーケティングと生活者一人ひとりに働きかけるリレーションシップマーケティングを有機的に組み合わせた、統合的なソリューションです。

  • 博報堂DYメディアパートナーズは、メディア・コンテンツビジネス領域で、プラニング、プロデュース、バイイング、トラフィック、ナレッジを主要な機能として駆使し、コミュニケーション効果を最大化するサービスを提案しています。
  • 博報堂のフィロソフィーは、「生活者発想」と、「パートナー主義」です。
  • 博報堂DYメディアパートナーズの企業理念は、『「メディア効果」をデザインする会社。メディア価値を創造し、コミュニケーション効果を生み出す』です。
  • 博報堂・博報堂DYメディアパートナーズのビジョンは、「未来を発明する会社へ。Inventing the future with sei-katsu-sha」です。
  • 博報堂の2023年3月期の経営数字は次の通りです。

    資本金は、358億48百万円です。

    従業員数は、3,918人です。

  • 博報堂DYメディアパートナーズの2023年3月期の経営数字は次の通りです。

    資本金は、95億円です。

    従業員数は、895人です。

  • 博報堂DYホールディングスの2023年3月期の経営数字は次の通りです。

    連結売上高は、1兆6,343億円です。

    連結営業利益は、554億円です。

    連結経常利益は、603億円です。

    連結純利益は、310億円です。

面接では、「博報堂のフィロソフィーは何ですか」との質問がなされるかも知れません。ホームページをしっかりと読み込んで答えられるようにしましょう。

博報堂グループの経営理念

ここでは、博報堂グループの経営理念を紹介します。

グループ経営理念

  1. 顧客に対して、常に最善のサービスを提供し、ビジネス価値の向上に貢献する。
  2. メディアの革新と向き合い、メディア価値の向上に貢献する。
  3. 世界的にネットワークを展開し、サービス網の充実をはかる。
  4. 生活者から発想することで、人々の次世代の豊かさを創造し、社会の発展に寄与する。
  5. 自由と自律を尊重し、多様な個性とチーム力を価値創造の源泉とする。
  6. 自立と連携の精神で新しい挑戦を続け、マーケティングの進化とイノベーション創出をリードする、世界一級の企業集団を目指す。
  7. 企業価値の継続的な向上をはかり、株主からの信頼と期待に応える。

面接では、「経営理念を知っていますか」と質問がなされるかも知れません。理解しておきましょう。

博報堂DYホールディングスの中期経営計画

博報堂DYホールディングスの中期経営計画(2022年3月期~2024年3月期)の概要について以下に紹介します。(2020年3月期からの中期経営計画を見直しました)

  1. 環境認識
    • コロナ禍の影響で、生活全体のデジタル化が進み環境が激変
    • あらゆるモノがインターネットとつながり、モノと生活者の関係は、相互に情報のやりとりをする「インターフェース」に進化
    • 「生活者インターフェース市場」では、身の回りのモノがネットワークにつながり、データ化され、企業はそれらを活用して、一人ひとりの生活者に最適化したサービスを提供することが可能。この市場は、予想を超えたスピードで拡大
    • 「生活者インターフェース市場」が拡大する中では、企業のマーケティングニーズも変化。これからは、広告などの「間接接点」のみならず、店舗やECサイトなどの「直接接点」が重要となり、それら全体をデータで統合管理することが求められる
  2. 中期経営計画見直しの位置づけ

    得意先のマーケティングとイノベーション両課題の解決をリードし、得意先・自社のサステナブルな成長を実現するための「提供サービスと事業基盤の変革を加速する期間」

  3. 中期基本戦略は継続

    生活者発想を基盤に、クリエイティビティ、統合力、データ・テクノロジー活用力を融合して、オールデジタル化時代における企業のマーケティングの進化と、イノベーション創出をリード。生活者、社会全体に新たな価値とインパクトを与え続ける存在になる

  4. 取り組み内容

    「提供サービスの変革」「変革を加速する横串機能の強化」「従来戦略に基づく変革の継続」「サステナブルな企業経営のための基盤強化」を進めてグループ全体をアップデートする

面接で自己PRや志望動機を語るとき、中期経営計画を理解しておくことが大切です。

参考リンク集

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