【2024年】リース業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識

2023.12.02 更新
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リース業界に応募する人が面接を受けるにあたって、必ず知っておいたほうが良い基礎知識があります。

これらの知識を持っていないと、面接での受け答えに困ってしまうことがあります。

特に志望動機を答える面接では、これらの知識がないと入社への本気度が伝わりません。

ここでは、リース業界を取り巻く環境や仕事など、リース業界に応募する人が面接で役に立つ基礎知識を紹介します。

ぜひこの記事を読んで、あなたの就活や転職の面接に役立ててください。

目次
  1. リース業界とはどのような業界なのか
  2. リース業界を取り巻く現状と課題
  3. リース業界の仕事
  4. まとめ

リース業界とはどのような業界なのか

はじめに、リース業界とはどのような業界なのか説明します。

  • リース業とは、リース会社がユーザーに代わってリース物件を購入し、賃貸することにより収益を得る事業をいいます。

    リースの物件は長く使い続けるモノが対象となるため、契約期間が中長期にわたります。

    一方、リースと紛らわしい言葉にレンタルがあります。

    どちらもユーザーが物件を借りて使用することでは同じですが、レンタルはレンタル会社が所有する物件からユーザーに賃貸します。契約期間も日、週、月単位と言った短期で物件を借りるモノが対象となります。

  • リース契約にはファイナンスリースとオペレーティングリースの2つの契約形態があります。

    ファイナンスリースは、ユーザーが必要な物件を、リース会社がユーザーに代わって購入して立て替え、物件をユーザーに貸与する取引のことを指します。

    リース会社が利子込みでの返済を条件に購入資金を貸し、利用者がその資金でモノを購入することと似た構図になっていることから、金融業と似ています。

    ユーザーはリース期間中、契約を中途解約することが出来ません。

    例えば業務用の150万円のコピー機を5年契約でリースすると、毎年30万に加えて利息分をリース会社に払うかたちです。

    一方、オペレーティングリースは、ファイナンスリース以外の総称です。

    一般的には、リース期間満了時の残存価額(残価)を査定し、減損分のみをユーザーが負担します。

    購入資金ではなく、あくまでも物件の貸与となるかたちですから、なんでも貸与できるわけではありませんが、資金による拘束がないので、リース期間中であっても中途解約を、ペナルティー無しで行えます。

    例えば業務用の150万円のコピー機を購入する場合に5年後の価値が50万円になるとします。その場合100万円分を分割で支払うかたちです。

  • リース業界には、銀行等の金融機関をはじめ、卸売業、小売業、メーカーなどさまざまな業態の企業が参入しています。

    これらの企業は、自社内で、あるいはリース会社を設立して事業を行っています。

    リースの対象となるモノは、産業・工作機械、OA機器、パソコン、不動産、航空機など多岐にわたります。

面接では、「ファイナンスリースとは何か知っていますか」といった質問がなされることがあります。

リース業界を取り巻く現状と課題

  • 経済産業省の「特定サービス産業動態調査」によると、2022年のリース契約高数は前年比0.04%増の3兆2,593億円でした。

    長期的なリース業界の推移では、2006年のリーマンショックの影響による大幅な減少後、2018年までは、ほぼ横ばいで推移していました。

    2019年は10年ぶりの4兆円台でしたが、2020年の新型コロナウイルスの影響を受けて以降に再び減少しており、2021年から2022年は横ばいでした。

  • 2021年からのリース業界は、コロナ禍の緩和に伴う経済再開の動きが見られるものの、資源価格や原材料価格の高騰、為替などの影響を受けました。

    国内のリース市場は、自動車などで一部持ち直しの動きが見られるものの、航空機の大幅減少が響き、全体としては前年比マイナスで推移しています。一方、業績面では航空機リースの減少分を他の事業がカバーするかたちとなっています。

    2022年は、経済活動の再開が本格化し、国内の設備投資も持ち直しから増加傾向なった結果、大手リース各社は増収となりました。落ち込んでいた航空機リースの需要も回復傾向です。

    リース業界は、リース物件が企業の設備投資に連動する業界ですから、景気の動向に左右されやすい業界です。

  • 人口減少や、工場の海外移転によって国内市場が頭打ちになるなかで、コロナ禍が追い打ちをかける状況の下、大手各社は、将来の成長に向けて事業の統合・提携や、再生可能エネルギー分野への投資を行っています。

    オリックスは、国内外の再生エネルギー事業を重要な経営戦略の一つとして注力しています。今後5年間で運用資産規模を1兆円まで積み上げようとしています。

    また、三井住友ファイナンス&リースは不動産や再生エネルギー、航空機リースを成長事業としています。

    2021年4月に三菱UFJリースと日立キャピタルが経営統合した三菱HCキャピタルは、特にグルーバルアセットと環境・エネルギーに注力しています。

    今後は海外市場の強化や環境・再生エネルギー事業など新たな成長分野に進出することで企業の成長を図ってゆくものと思われます。

面接では、「リース業界の課題は何だと思いますか」といった質問がなされることがあるかも知れません。また、面接において志望動機を語るとき、リース会社の特色を理解しておくことが大切です。

リース業界の仕事

リース業界は、なんといってもリース契約を結ぶ営業が中心です。各企業の参入分野に合わせた専門性が求められます。

また、審査・法務は、リース契約を結ぶ際に、契約者の支払能力を精査することがメインの仕事です。

資産管理は、貸与している物件の契約の延長や終了、あるいは廃棄などを担当します。

リース業界の経理は、リースの実施に伴う税務処理などを担当しますので、法律や税制への専門性が必要です。

また管理業務として、総務、人事、法務、財務などの職種があります。

リース業界ではどのような仕事があるのか、仕事内容をしっかり理解していることが面接で志望動機を答えるときに重要です。

また事前に十分把握していると、面接で希望する仕事を訊かれたときに役に立ちます。

まとめ

リース業界各社に応募する人は、リース業界の基礎知識を身につけて、面接での志望動機を語る際などに役立ててください。

また、面接官からの質問に答えるときにも、本記事で紹介したような知識が大切になります。

この他にもリース業界の知識を積極的に吸収しましょう。

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リース業界各社の具体的な面接対策については以下の記事を参考にしてください。

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