【25卒/24年転職】面接官が教える「大塚製薬」の面接対策

2024.07.14 更新
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大手製薬メーカーである大塚製薬に入社を希望する人が、必ず通過しなければならない面接試験。応募者は事前にどのような面接対策をしたらよいのでしょうか?

大塚製薬に入社を希望する人がぜひとも知っておきたい就職や転職の面接に関しての情報や、ノウハウというものがあります。

例えば、大塚製薬の面接では求める人材をよく理解して、自己PRにおいては、課題解決力と行動力をアピールすることが大切です。

一方、面接で志望動機を語るためにはなぜ製薬業界を選ぶのかについて的確に答えられなくてはいけません。

さらに競合他社と比べてなぜ大塚製薬なのかについても面接官が納得できるように答えられることが大切です。

これら以外にも大塚製薬の就職や転職の面接を受けるにあたって大切なポイントがあります。

本ブログでは、面接官である筆者が、大塚製薬の採用情報とともに、就職や転職の面接で必ず訊かれる自己PRや志望動機の受け答えなどについてその対策を解説していきます。

さらに面接に臨むうえで必要な知識として、大塚製薬の会社に関する情報を載せています。

面接対策は、自己分析や企業研究の段階から既にはじまっています。

自己分析や企業研究した結果を基に履歴書やエントリーシート(就活)、職務経歴書(転職)を作成し、一貫性をもたせて面接に繋げることを強く意識して臨んでください。

就活中の学生や転職希望者は、本サイト「キャリア育みファーム」を読んでいただければ、自己分析・企業研究の段階からスムーズに選考・面接対策ができるようになります。

さらに、絶対の自信を持って臨みたい方には、「就活面接必勝法」・「転職面接必勝法」を用意しております。

目次
  1. 大塚製薬の求める人材
  2. 大塚製薬の新卒採用情報について【就活】
  3. 面接攻略の考え方【就活】
  4. 面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【就活】
  5. 大塚製薬の面接攻略のまとめ【就活】
  6. 大塚製薬の中途採用情報について【転職】
  7. 面接攻略の考え方【転職】
  8. 面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【転職】
  9. 大塚製薬の面接攻略のまとめ【転職】
  10. 大塚製薬を志望するときに知っておきたい社風
  11. 大塚製薬の会社概要
  12. 大塚製薬の企業理念
  13. 大塚ホールディングスの中期経営計画
  14. 参考リンク集

大塚製薬の求める人材

大塚製薬はどのような人材を求めているのでしょうか?

大塚製薬のホームページにある「Philosophy(企業理念)」には、大塚のDNAとして流汗悟道、実証、創造性の精神をうたっています。

流汗悟道 単なる知識だけではなく、自らが汗を流し実践して感じることの中に本質がある

実証 物事を成し遂げ完結することで自己実現そして真理に達する

創造性 真似をせず、大塚にしかできないことを追求する

また、採用情報サイトの「採用メッセージ」には、「チャレンジには失敗はつきものであり、失敗を恐れずチャレンジを続けられる方と会えることを楽しみにしている」というようなメッセージが載っています。

以上をまとめると、大塚製薬の求める人材は次のような人と考えます。

  • 自らが汗を流し実践できる人
  • 物事を成し遂げ完結することができる人
  • 真似をせず、大塚にしかできないことを追求する創造性を持つ人

面接において自己PRをするとき、求める人材像をあらかじめ知っておくことは大切です。

大塚製薬の新卒採用情報について【就活】

はじめに大塚製薬の新卒採用情報について以下に記します。

  1. 募集職種

    募集職種はMR職、消費者商品担当営業職、臨床開発職、薬事職、研究技術職・生産職の5つです。(2024年のメディカル・アフェアーズ新卒採用の募集は中止です)

    • MR職は、医療従事者に面談し、医薬品の品質、有効性、安全性に関する情報の提供や収集、伝達を迅速かつ的確に行います。
    • 消費者商品担当営業職は、消費者向け商品営業。ビジネスはもちろん、サイエンスに基づいた商品コンセプトを顧客に伝えます。
    • 臨床開発職は、研究部門が開発した候補化合物を、臨床試験(治験)を通じて効果と安全性を評価する医薬品開発の最終ステージを担います。
    • 薬事職は、医薬品等の開発初期から販売中止まで、製薬会社が遵守すべき薬事規制に対応するための業務を担います。
    • メディカルアフェアーズは、「メディカル活動」を通じて未解決の医療ニーズを解決することにより、大塚の医薬品の価値の至適化と適性使用に貢献します。MSL職、HTA職、アウトカムリサーチ職があります。
    • 研究技術職・生産職は、医療用医薬品及び消費者商品の研究開発における、初期の基礎研究から製造検討・生産にいたるまでのさまざまな分野での業務を行います。
  2. 選考フロー

    MR職、消費者商品担当営業職、メディカルアフェアーズ

    プレエントリー→エントリーシート・課題提出・web 試験→1次選考→2次選考→最終選考+筆記試験→内々定

    臨床開発職、薬事職

    プレエントリー→エントリーシート・課題提出・web 試験→1次選考→最終選考+筆記試験→内々定

    研究技術職・生産職

    大学主催企業説明会→プレエントリー→エントリーシート・履歴書提出・web試験→課題提出→筆記試験・個人面接→内々定

  3. エントリーシート(24年卒)   

    自己PRに関すること

    • 自己PR(30秒以内であなたらしさが伝わるように、あなたを自由に表現して下さい)(動画)
    • 学生時代に学んだ印象深いこと、またその理由(400文字以内)
    • 卒論・修論・博士論文のテーマと内容、または興味がある科目
    • あなたがこれまでに経験した、挫折や困難について教えてください。(どんな課題があり、どのように乗り越えたか、またその経験を通じて得た学びや成長したと感じることについても具体的に記載してください。)(400文字以内)

    志望動機に関すること

    • 当社を志望する理由について教えてください。(400文字以内)
  4. 面接

    面接では、ESに沿った質問があります。研究内容を10分で発表し深掘りがあります。大塚製薬についてどこまで知っているか確認の質問があります。

    自己PRに関すること

    • 自己紹介・自己PRしてください
    • 高校時代は忙しい中どのような勉強をしましたか
    • なぜその学部・学科に進学しましたか
    • 学生時代に頑張ったことは何ですか(困難と困難をどう乗り越えたか、学んだこと)
    • 研究テーマと内容を説明してください(テーマを選んだ理由、研究で力を入れた部分、工夫したところ、研究室での役割、立ち位置など)
    • 在宅ワークの中で得られたものと失われたことは何ですか
    • 嫌なことでもやらなければならないという経験をした事がありますか、それをどう乗り越えましたか
    • 挫折経験はありますか
    • グループの中でどのような役割をしますか
    • アルバイトは何をしていましたか(アルバイトをした理由、身についたこと)
    • 他人からどのような人と言われますか
    • 健康状態は良いですか
    • 趣味は何ですか
    • 強みと弱みを具体的なエピソードを含めて話してください
    • 弱みとその改善方法を教えてください
    • 強みを○○職としてどのように活かせますか

    志望動機に関すること

    • 就活の軸は何ですか
    • なぜ製薬業界を志望しますか
    • なぜ大塚製薬を志望しますか
    • 製薬業界を詳しく知っていますか
    • なぜその職種を選びましたか
    • なぜ研究技術職ではなく、臨床開発職を選びましたか
    • なぜ医薬ではなく食品を選びましたか
    • 有機合成、薬物動態の知識がありますか
    • 入社してからやりたいことは何ですか
    • キャリアプランを教えてください
    • 転勤は大丈夫ですか
    • 大塚製薬の新商品を知っていますか
    • 新商品をどのような人に勧めますか
    • 他社の選考状況を教えてください
  5. 採用人数

    19年度入社実績 114名(男性72名、女性42名)

    20年度入社実績 109名(男性68名、女性41名)

    21年度入社実績 110名(男性68名、女性42名)

    22年度入社実績 129名(男性71名、女性58名)

  6. 23年新卒入社大学別就職者数

    国公立大

    東京大7、京都大3、北海道大7、東北大3、名古屋大4、大阪大10、九州大5、東京工大2、筑波大1、東京外大1、岡山大3、広島大1、熊本大1、他

    私立大

    早稲田大2、慶応大8、上智大2、明治大3、立教大2、中央大1、日本大1、東洋大1、東京理科大5、大妻女子大1、名城大1、同志社大5、立命館大4、関西学院大2、京都産業大1、近畿大1、甲南大1、西南学院大1、他

    以上は大学院修了者を含みます。

    ※サンデー毎日(2023年9月3日号)参照

  7. 学歴フィルター

    大塚グループは徳島県が発祥の地であるためか、関西圏の大学が多いようです。

面接攻略の考え方【就活】

就活の面接では自己PRと志望動機及びそれに関することを必ず訊かれます。

よってそれらの答えをあらかじめ準備する必要があります。

以下の自己PRと志望動機のヒントを参考にしてまとめてください。

  1. 面接時の自己PRのヒント

    ■課題解決力と行動力を自分の中で探してアピールする

    大塚製薬は、特に課題解決力と行動力を求めていると考えられます。

    上記の求める人材にあるように大塚製薬は、「自らが汗を流し実践できる」「物事を成し遂げ完結することができる」「真似をせず、大塚にしかできないことを追求する創造性を持つ」人を求めています。

    この中で、「自らが汗を流し実践できる」「物事を成し遂げ完結することができる」ことは、行動力を表しています。

    また、「真似をせず、大塚にしかできないことを追求する創造性を持つ」ことは、課題解決力を表しています。

    大塚製薬は2019年度からの中期経営計画において、「独自のトータルヘルスケア企業として世界に躍進する成長の5年間」と位置づけ、医療関連事業とNC関連事業をコア事業として、「新たな価値創造」と「既存事業価値の最大化」に取り組み、持続的な成長を目指しています。

    *NC(ニュートラシューティカルズ)とは、日々の健康維持に有用である科学的根拠をもつ食品・飲料を指します。

    このような中期経営計画を推進するために、課題解決力と行動力のある人材を求めているのではないでしょうか。

    面接では、学生時代において最も力を入れたことを伝える中で課題解決力と行動力をアピールしましょう。

    課題を発見して、既存の発想にとらわれず新しい解決法を考え、解決のための計画づくりができる、実現のために粘り強く取り組むことができる、というアピールです。

    力を入れたことは学業、クラブ活動、アルバイト、ボランティア活動などなんでも良いのです。

    最も力を入れたことは何か、なぜ力を入れたのか、困難だったことや困難を解決するために創意工夫してどのように粘り強く行動したか、その結果と、身につけたことなどを語ってください。

    但し大塚製薬は、採用するすべての人に課題解決力と行動力を求めているわけではありません。

    自分の最も伝えたい能力が他にあるなら、その能力を上手に説明してください。

    ■理系応募者は研究内容を語る

    理系応募者は、主に臨床開発職、薬事職、研究技術職・生産職で活躍することになります。

    理系応募者は、それらに十分対応できる能力やスキルがあることを、自分の研究内容から探し出して話せるようにしてください。

    理系応募者は、面接において研究内容の説明を相当詳しく深掘りされることを想定してください。

    具体的には、研究にあたって、その課題と課題解決の手法をあげ、解決するうえで困難だった点について自分自身の創意工夫と成果を説明できるようにしてください。

    課題を解決するために、どのように周囲を巻き込んでいったか、どのくらい粘り強く取り組んでいったかなどについても説明できるといいです。

  2. 面接時に志望動機を語るヒント

    ■なぜ製薬業界を選ぶのか明確に伝える

    なぜ製薬業界を志望するか、その理由を説明できるようにしてください。

    製薬業界とは何か、製薬業界を取り巻く環境や、製薬業界の仕事についての基本は、ブログ記事「【2024年】製薬業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識」を参照ください。

    製薬メーカーについて業務の理解を深めていき、魅力を語ってください。

    ■なぜ大塚製薬を選ぶのか明確に伝える

    大塚製薬の企業理念、事業内容、中期経営計画などから感じたことをまとめてください。

    そのなかで、自分が共感できることが大塚製薬を選んだ志望動機になります。

    また、大塚製薬と競合他社のホームページをしっかり読んでその違いを知っておいてください。

    大塚製薬を志望する学生は製薬メーカーに興味がある人であり、大塚製薬と並行してエーザイや中外製薬、住友ファーマ、第一三共、日本新薬などと、かけもち応募する学生が多いようです。

    たとえ大塚製薬が第一志望でなくても競合他社と比較し、なぜ大塚製薬なのかを質問されたときに、しっかり答えられなくてはなりません。

    ■大塚製薬でなぜその職種を希望するのか、その職種でどのような仕事をやりたいか明確に伝える

    面接では、希望する職種とその理由、その職種でやりたい仕事は何か、なぜその仕事をやりたいのかをきちんと説明できなくてはいけません。

    あわせてやりたい仕事で活かせる能力やスキルがあればそれを伝えてください。

    希望する仕事で注目している製品や技術とその注目理由も話せるようにしておくと、なお良いでしょう。

    ■大塚製薬の会社や製品に関する知識を得て質問に明確に答えられるようにする

    大塚製薬の面接では、会社に関する知識や、自社の製品に対する関心度を確認するためのさまざまな質問をします。

    例えば「大塚製薬の新商品(製品)を知っていますか」「新商品(製品)をどのような人に勧めますか」といったような質問です。

    ホームページの「2つの事業」などをよく読んでください。

    大塚製薬のニュートラシューティカルズ関連事業の商品を購入し、他社商品と比較するのも良いでしょう。

    ■他社の応募状況と大塚製薬の志望順位を答えられるようにする

    志望順位については、迷わず第一志望ですと答えましょう。

    他社の応募状況を聞かれたら、製薬業界志望と答えてください。他社名を教えてほしいと聞かれたさい、大塚製薬と同レベルの大手企業に応募中ならそれを答えてください。

    製薬業界以外なら「〇〇業界にも興味があり応募しています」くらいは答えてもいいです。

    この場合まったくの異業種に応募している場合は、なぜ応募したのか答えられるようにしてください。

以上、大塚製薬の採用情報と面接攻略の考え方を説明しました。

特に面接は複数回行われ、自己PRと志望動機に関する様々な質問がなされることが予想されます。

また、さらに面接対策(まさに、これこそが重要!!)を完全にしたい就活生のために、キャリア育みファームでは必勝マニュアル「ベテラン面接官が教えるとっておきの就活面接必勝法」の販売を行っています。役に立つこと請け合いです。

本マニュアルの方法で自己分析を進めることで、ライバルから一歩抜け出した自己PRと志望動機を作成できます。詳細については、マニュアルのページをご覧ください。

面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【就活】

大塚製薬は、大手製薬メーカーであり、医薬関連事業だけでなくニュートラシューティカルズ関連事業を手がけています。

このような大塚製薬の面接を攻略するためには、まず製薬業界を取り巻く環境を理解することと、製薬業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。

ブログ記事「【2024年】製薬業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識」を読んでおいてください。

続いて、製薬業界とはどのような会社なのかを理解することも面接準備には必須です。

大塚製薬の会社概要、企業理念、中期経営計画など、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。

これら以外にも大塚製薬のホームページを隅から隅まで熟読することをお勧めします。

本記事の後半で大塚製薬の基本的な知識を簡単に紹介します。面接を受けるにあたり必要と思われるので、ぜひ読んでおいてください。

大塚製薬の面接攻略のまとめ【就活】

大塚製薬に入社を希望する人が、必ず通過しなければならない面接試験。面接ではどのようなことに気をつけなければならないのでしょうか?

大塚製薬が求める人材は、「自らが汗を流し実践できる」「物事を成し遂げ完結することができる」「真似をせず、大塚にしかできないことを追求する創造性を持つ」人です。

面接では、ESに沿った質問があります。研究内容を10分で発表し深掘りがあります。大塚製薬についてどこまで知っているか確認の質問があります。

面接で自己PRをするときのポイントとしては、以下があげられます。

  • 課題解決力と行動力を自分の中で探してアピールする
  • 理系応募者は研究内容を語る

面接で志望動機を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。

  • なぜ製薬業界を選ぶのか明確に伝える
  • なぜ大塚製薬を選ぶのか明確に伝える
  • 大塚製薬でなぜその職種を希望するのか、その職種でどのような仕事をやりたいか明確に伝える
  • 大塚製薬の会社や製品に関する知識を得て質問に明確に答えられるようにする
  • 他社の応募状況と大塚製薬の志望順位を答えられるようにする

面接を攻略するためには、まずは製薬業界を取り巻く環境を理解すると同時に、製薬業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。

また、大塚製薬とはどのような会社なのかを理解することも面接準備には必須です。

大塚製薬の会社に関する知識について、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。

面接がいかに大切か、必ず役に立つ以下のリンクも必読でしょう。

大塚製薬の中途採用情報について【転職】

続いて大塚製薬の転職の面接について解説していきます。

はじめに大塚製薬のキャリア(中途)採用情報について以下に記します。

  1. 募集職種

    大塚製薬は、転職の希望者を対象とした中途採用を積極的に行っています。

    社内に必要な能力やスキルを持つ人が足りないと思われる職種を募集していますので、応募にあたっては即戦力としての経験や専門性が問われます。

    現時点でどのような職種を募集しているか、詳細は、大塚製薬のホームページにあるキャリア採用情報をご覧ください。

    ちなみに、2023年10月現在、54件の求人があります。 

  2. 選考フロー

    WEBエントリー→書類選考→WEB試験→面接(2~3回)→内定

  3. 面接

    面接では、求める人材にふさわしい人物かどうか、及び現職(前職)の職務内容について深掘りをすることで応募者が大塚製薬で活躍できるかを探ります。

    自己PRに関すること

    • 現職(前職)の職務内容を説明してください
    • くじを引いて出てきたお題でプレゼンしてください
    • 趣味は何ですか

    志望動機に関すること

    • なぜ大塚製薬を志望しますか
    • 大塚製薬で何を目指しますか
    • 大塚製薬で何をやりたいですか
    • MRとして継続的な学習ができますか

    退職理由に関すること

    • 現職(前職)を退職する理由は何ですか

面接攻略の考え方【転職】

転職の面接では自己PRと志望動機、退職理由に関することを必ず訊かれます。

それらについて的確に答えるための準備をしてください。

以下の自己PRと志望動機、退職理由のヒントが参考になります。

  1. 面接時の自己PRのヒント

    ■課題解決力と行動力を自分の中で探してアピールする

    大塚製薬は、特に課題解決力と行動力を求めていると考えられます。

    上記の求める人材にあるように大塚製薬は、「自らが汗を流し実践できる」「物事を成し遂げ完結することができる」「真似をせず、大塚にしかできないことを追求する創造性を持つ」人を求めています。

    この中で、「自らが汗を流し実践できる」「物事を成し遂げ完結することができる」ことは、行動力を表しています。

    また、「真似をせず、大塚にしかできないことを追求する創造性を持つ」ことは、課題解決力を表しています。

    大塚製薬は2019年度からの中期経営計画において、「独自のトータルヘルスケア企業として世界に躍進する成長の5年間」と位置づけ、医療関連事業とNC関連事業をコア事業として、「新たな価値創造」と「既存事業価値の最大化」に取り組み、持続的な成長を目指しています。

    *NC(ニュートラシューティカルズ)とは、日々の健康維持に有用である科学的根拠をもつ食品・飲料を指します。

    このような中期経営計画を推進するために、課題解決力と行動力のある人材を求めているのではないでしょうか。

    転職の面接では、現職(前職)において、応募書類だけでは説明しきれない仕事ぶりを説明してください。

    その中で、目標達成に向けて課題を見つけ、既存の発想にとらわれず新しい解決法を考えて、関係者を巻き込んで粘り強く遂行した経験も加えてください。

    さらに職務を実行するさいに困難だったこと、困難をどのように乗り越えて、成果を上げたかを伝えてください。

    最後に、大塚製薬で活かせる、身につけた知識やスキルを語ってください。

    もし上記の能力について乏しい場合は、自分の最も伝えたい能力を面接で上手に説明して、間接的にでも募集職種に役立つことを伝えてください。

    ■技術系応募者は技術力を語る

    技術系応募者は、まず募集職種の職務内容を理解してください。

    そして、それらに十分対応できる経験や能力、スキルがあることを、現職(前職)の職務を説明するなかで面接官にわかってもらう必要があります。

    技術系応募者は、面接において、現職(前職)の職務内容の説明を相当詳しく求められます。

    職務遂行にあたって、技術面の工夫と成果をわかりやすく説明することで持っている技術力をアピールしましょう。

    成果を出すためのノウハウが、大塚製薬でどのように活かせるかも説明できるようにしてください。

  2. 面接時に志望動機を語るヒント

    ■なぜ大塚製薬を選ぶのか明確に伝える

    大塚製薬の企業理念、事業内容、中期経営計画などから感じたことをまとめてください。

    そのなかで、自分が共感できることが大塚製薬を選んだ志望動機になります。

    また、大塚製薬と競合他社のホームページをしっかり読んでその違いを知っておいてください。

    大塚製薬を志望する応募者は、他の製薬メーカーの中途採用募集に興味がある人も多いと思われます。

    そのような競合他社と比較して、なぜ大塚製薬なのかをしっかり答えられなくてはいけません。

    ■なぜその職種を選んだか、そこでやりたい仕事を明確に伝える

    転職の希望者は、なぜキャリア採用の職種に応募したのか、そこでどのような仕事をやりたいかとその理由をしっかりと説明する必要があります。

    中途採用の応募者が応募職種を選んだ主な理由は、現職(前職)で培った自分の経験や能力、スキルが大塚製薬で活かせることだと思います。

    それには職務内容をわかりやすく説明することで、経験や能力、スキルが大塚製薬で活かせて、やりたい仕事で貢献できることを伝えてください。

    応募職種の分野で注目している大塚製薬の製品や技術と、なぜ注目しているかその理由も話せるようにしておくとよいでしょう。

  3. 転職面接時に退職理由を語るヒント

    ■面接官が納得できる前向きな退職理由を伝えられるようにする

    「なるほど、そのような前向きな理由があって退職したのですね」と面接官に納得してもらえる内容を説明しましょう。

    間違っても上司と合わないとか、労働条件が悪いなどというネガティブな理由を言わないでください。

    例えば、現職(前職)では、自分の持つ能力、スキルをこれ以上向上させることが難しく、キャリアアップのために転職を考えたというような言い方です。

以上、大塚製薬の中途採用情報と転職の面接攻略の考え方を説明しました。

特に面接は2~3回行われ、自己PRと志望動機に関する様々な質問がなされることが予想されます。

また、さらに面接対策(まさに、これこそが重要!!)を完全にしたい転職希望者のために、キャリア育みファームでは必勝マニュアル「ベテラン面接官が教えるとっておきの転職面接必勝法」の販売を行っています。役に立つこと請け合いです。

本マニュアルの方法で自己分析を進めることで、ライバルから一歩抜け出した自己PRと志望動機を作成できます。詳細については、マニュアルのページをご覧ください。

面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【転職】

面接を攻略するためには、まずは製薬業界を取り巻く環境を理解することと、製薬業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。(製薬メーカーに勤務の人はご存知のことと思いますが)

続いて、大塚製薬とはどのような会社なのかを理解することも面接準備には必須です。

大塚製薬の会社概要、企業理念、中期経営計画など、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。

これら以外にも大塚製薬のホームページを隅から隅まで熟読することをお勧めします。

本記事の後半で大塚製薬のホームページから得た基本的な知識を簡単に紹介します。面接を受けるにあたり必要と思われるので、ぜひ読んでおいてください。

大塚製薬の面接攻略のまとめ【転職】

大塚製薬に入社を希望する人が、必ず通過しなければならない転職の面接試験。面接ではどのようなことに気をつけなければならないのでしょうか?

大塚製薬が求める人材は、「自らが汗を流し実践できる」「物事を成し遂げ完結することができる」「真似をせず、大塚にしかできないことを追求する創造性を持つ」人です。

面接では、求める人材にふさわしい人物かどうか、及び現職(前職)の職務内容について深掘りをすることで応募者が大塚製薬で活躍できるか、を探ります。

面接で自己PRをするときのポイントとしては、以下があげられます。

  • 課題解決力と行動力を自分の中で探してアピールする
  • 技術系応募者は技術力を語る

面接で志望動機を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。

  • なぜ大塚製薬を選ぶのか明確に伝える
  • なぜその職種を選んだか、そこでやりたい仕事を明確に伝える

面接で退職理由を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。

  • 面接官が納得できる前向きな退職理由を伝えられるようにする

面接を攻略するためには、まずは製薬業界を取り巻く環境を理解すると同時に、製薬業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。

また、大塚製薬とはどのような会社なのかを理解することも面接準備には必須です。

大塚製薬の会社に関する知識について、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。

面接がいかに大切か、必ず役に立つ以下のリンクも必読でしょう。

大塚製薬を志望するときに知っておきたい社風

大塚製薬の面接を受けるにあたり知っておきたい社風について以下に記します。

  • 会社を挙げて社会貢献を念頭において働いています。特に消費者関連部門に関しては、健康に特化した様々な企画を立案、実践しており、より消費者に近い形で貢献しています。
  • 営業は、有休が取りづらく、講演会が多いため休日出勤があります。
  • 21時までに帰宅するよう通達がありますが、現場では残業している人がやる気があるという風潮があります。
  • 創業家のDNAを大事にしています。
  • 女性の登用に力をいれており、管理職もふえてきています。

面接で語る志望動機を作る際、社風をよく知っていることが大切です。

大塚製薬の会社概要

ここからは大塚製薬の会社概要を説明します。面接において志望動機を語る上で役に立ちます。

  • 大塚グループの持株会社である大塚ホールディングスの2022年12月期の売上高は国内製薬メーカーで2位となっています。

    大塚製薬は大塚グループの中核をなし、他にも大塚製薬工場、大鵬薬品工業、アース製薬などがグループ企業です。

  • 大塚製薬は、1921年大塚武三郎氏が設立した大塚製薬工場が源流です。

    1964年に大塚製薬工場から大塚製薬が設立されます。

  • 大塚製薬は、病気を治すことの「医療関連事業」と健康を守ることの「ニュートラシューティカルズ関連事業」の2つの事業を展開する「人々の健康をカラダ全体で考える」トータルヘルスケアカンパニーです。
  • 大塚製薬の2022年12月期の決算数字は次の通りです。

    資本金は200億円です。

    連結従業員数は、5,761人です。

    売上高は、5,970億円です。

    営業利益は、1,394億円です。

    売上高のうち、医療関連事業は76.6%、NC関連事業は23.4%です。

面接で志望動機を語るさいに会社概要を知っておくことは大切です。

大塚製薬の企業理念

大塚製薬の企業理念について紹介します。

企業理念

Otsuka-people creating new products for better health worldwide

世界の人々の健康に貢献する革新的な製品を創造する

グローバルに展開するトータルヘルスケア企業として、私たち大塚製薬の企業理念には「自らの手で独創的な製品を創る」「健康に役立つ」「世界の人々に貢献する」という思いが込められています。

面接では、「企業理念を知っていますか」と質問されるかも知れません。覚えておきましょう。

大塚ホールディングスの中期経営計画

大塚ホールディングスは第3次中期経営計画(2019~2023年度)を推進中です。ここでは中期経営計画のポイントを説明します。

  1. 第3次中期経営計画は「独自のトータルヘルスケア企業として世界に躍進〜成長の5年間〜」をテーマとしています。

    本計画では、医療関連事業とニュートラシューティカルズ関連事業を中心に「既存事業価値の最大化」と「新たな価値創造」に取り組み、「資本コストを意識した経営」を実行して持続的な成長を目指すとしています。

  2. 業績目標として医療関連とNC関連の2つの事業の製品・ブランドの着実な成長を図り、年平均成長率10%以上の事業利益成長を目指します。
  3. 事業戦略として既存事業の価値最大化と新たな価値創造を推進します。  
    • 主力製品・ブランドへの戦略的な取り組みにより成長を加速させる

      医療関連事業においてはグローバル4製品、NC関連事業においては主要3ブランドと育成3ブランドを成長ドライバーと位置づけ、戦略的な取り組み強化

    • 次世代の事業・製品へ取り組む

      医療関連事業では、既存事業価値の最大化、独自性のある新領域での挑戦、できていない医療ニーズへの対応と、独創的で多様な研究からのイノベーション創出

      NC関連事業では、環境変化に対応するコンセプトづくり、新カテゴリー、新エリア展開へのチャレンジ

  4. 財務方針として、資本コストを意識した経営を実践します。

    「成長投資と株主還元の両立」と「将来への成長投資と株主還元資金の確保」に取り組み、加速するグローバル展開を支えるための経営基盤を整備

面接で志望動機を伝えるとき、中期経営計画を理解しておくことは大切です。

参考リンク集

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