【26卒/25年転職】面接官が教える「オリエンタルランド」の面接対策
日本を代表するテーマパークを運営するオリエンタルランドに入社を希望する人が、必ず通過しなければならない面接試験。応募者は事前にどのような面接の対策をしたらよいのでしょうか?
オリエンタルランドに入社を希望する人がぜひとも知っておきたい面接に関しての情報や、ノウハウというものがあります。
例えばオリエンタルランドの面接では、求める人材をよく理解して、自己PRにおいて特に行動力とチームワーク力をアピールすることが大切です。
また技術系で応募の場合は、就活生は研究内容を、転職希望者は技術力を説明し、オリエンタルランドで貢献できることをアピールしてください。
一方、面接で志望動機を語るためには、特に就活生は就活の軸を明確化することです。
その中でなぜオリエンタルランドなのか答えられなくてはいけません。
これら以外にもオリエンタルランドの面接を受けるにあたって大切なポイントがあります。
本ブログでは、面接官である筆者が、オリエンタルランドの採用情報とともに、面接で必ず訊かれる自己PRや志望動機の受け答えなどについてその対策を解説していきます。
さらに面接に臨むうえで必要な知識として、オリエンタルランドの会社についての情報を載せています。
面接対策は、自己分析や企業研究の段階から既にはじまっています。
自己分析や企業研究した結果を基に履歴書やエントリーシート(就活)、職務経歴書(転職)を作成し、一貫性をもたせて面接に繋げることを強く意識して臨んでください。
就活中の学生や転職希望者は、本サイト「キャリア育みファーム」を読んでいただければ、自己分析・企業研究の段階からスムーズに選考・面接対策ができるようになります。
さらに、絶対の自信を持って臨みたい方には、「就活面接必勝法」・「転職面接必勝法」を用意しております。
オリエンタルランドの求める人材
オリエンタルランドはどのような人材を求めているのでしょうか。
面接では求める人材を知っておくことが自己PRをするうえで大切です。
オリエンタルランドの新卒採用情報には「求める人材像」が載っています。
求める人材像
志向
企業使命を実現することで利益を生み出し、更なる顧客の喜びにつなげるビジネスをしたい人倫理観
法やルールを守るだけでなく、オリエンタルランドで働く者としての立場を”自覚“して行動できる人
より良く
これまでのやり方で良いという意識・行動に止まらず、より良くを求め続けるチャレンジを行うやり切る
最後まであきらめることなく、徹底してやり切る一丸となって
一人ひとりが協働意識を持ち、一丸となって組織としての力を発揮する私たちはこれからも「より良く」、「やり切る」、「一丸となって」の実践を繰り返すことで、感動の創造に挑戦し続けます。・・・
以上から「これまでのやり方をより良い方向に変えるようにチャレンジしてやり切る姿勢と、仲間と協力して組織としての一体感を持って働く姿勢」が大切であることがわかります。
まとめると、オリエンタルランドの求める人材は次のような人です。
- 「より良く」「やり切る」「一丸となって」の実践を繰り返すことで、感動の創造に挑戦し続ける人
また転職の場合は、ホームページにある「経験者採用」の募集職種ごとに求める人物像が記されていますので、ご覧になってください。
求める人材像を理解し、面接での自己PRに結び付けてください。
オリエンタルランドの新卒採用情報について【就活】
はじめにオリエンタルランドの新卒採用情報について、概要を以下に記します。
- 募集職種
オリエンタルランドは、総合職、テーマパークマネジメント職(スーパーバイザー・ステージマネージャー)、専門職(技術、商品デザイナー、調理、IT)の職種別募集を行っています。
- 総合職
総合職は、すべての事業領域でジョブローテーションをしながら、幅広い知識と多角的な視野を身につけたゼネラリストを目指します。
- テーマパークマネジメント職
テーマパークマネジメント職は、テーマパーク運営と人材育成を担当するスペシャリストです。
テーマパークマネジメント職は、スーパーバイザーとステージマネージャーに分けて募集します。
スーパーバイザーはテーマパーク内の各施設における「時間帯責任者」。テーマパーク運営と人材育成やマネジメントを極めるスペシャリストです。
ステージマネージャーはエンターテイメントプログラムの公演進行を行うプロフェッショナルです。
- 専門職
専門職は、施設や商品、フードメニューの開発担当の仕事や、テーマパーク内の施設やコンテンツのメンテナンスや改善をする仕事です。
専門職は、技術、商品デザイナー、調理、ITに分けて募集します。
技術は、施設やアトラクションの保守・点検、設計業務に従事する技術分野のスペシャリストです。
商品デザイナーは、ゲストの思い出となる多彩な商品を製作します。
調理は、料理の責任者としてクオリティを維持・管理します。
ITは、オフィシャルWEBサイトから、POSレジシステムや社内で使用する業務用システムまで、他にもさまざまなシステムの構築・運営・保守業務を行います。
- 総合職
- 選考フロー
- 総合職:
OLCチャレンジシート・履歴書→総合能力検査→グループワーク→面接(2回)→内々定
- テーマパークマネジメント職(スーパーバイザー・ステージマネージャー):
OLCチャレンジシート・履歴書→総合能力検査→グループディスカッション→面接(2回)→内々定
- 専門職(技術):
OLCチャレンジシート・履歴書→総合能力検査→グループディスカッション→面接(2回)→内々定
- 専門職(商品デザイナー):
OLCチャレンジシート・履歴書・ポートフォリオ→総合能力検査→グループディスカッション・ワーク・デッサン試験等→面接(2回)→内々定
- 専門職(調理):
OLCチャレンジシート・履歴書→総合能力検査→グループディスカッション→面接(2回)→内々定
- 専門職(IT):
OLCチャレンジシート・履歴書→総合能力検査→面接(2回)→内々定
- 総合職:
- エントリーシート(OLCチャレンジシート)(25年卒)
- 総合職:
自己PRに関すること
- あなたが学生生活において経験したエピソードを2つ教えてください。組織やチームで取り組んだことを教えてください。エピソードにタイトルをつけてください。(20字以内)あなたの役割を教えてください。(20字以内)いつから取り組みましたか。いつまで取り組みましたか。一緒に取り組んだ人がいれば人数を教えてください。(数字のみ記載)エピソードの詳細を教えてください。(400字以内)
- あなたがこれまでに夢中になって取り組んだことを教えてください。該当する選択肢を以下より選んでください。(複数回答可)ゼロからイチを創り出した経験、ユニークな経験、ビジネスに役立つ経験、受賞経験、資格取得、その他。 上記選択肢を選んだ理由を教えてください。(200字以内)
- 現在のあなたに最も影響を与えている、これまでの人生における経験をひとつ教えてください。(100字以内)
- 【動画提出】「あなたはご家族・ご友人など身近な方からどのような人だと思われているか」を教えてください。※ご本人が分かるように動画のアップをお願いいたします(動画ES・30秒以内)
志望動機に関すること
- オリエンタルランド(総合職)の志望動機を教えてください。(200字以内)
- 入社後に取り組んでみたい業務を教えてください。(選択式)
- 上記選択肢を選んだ理由を教えてください。(50字以内)
- テーマパークマネジメント職:
自己PRに関すること
- あなたが学生時代に周りの人を巻き込んで取り組んだことを教えてください。いつ頃、どのくらいの期間(20字以内)役割(20字以内)何人くらいの方(5字以内)上記の取り組みの内容を教えてください。その中で最も困難を感じたエピソードについて併せて記載してください。(400字以内)―スーパーバイザー
- これまでチームで力を入れて取り組んできたエピソードを2つ教えてください。※舞台・演劇・音楽・ダンス・公演進行などに関連する活動をした経験がある方は、そちらを踏まえて記載してください。エピソードの概要を教えてください。(各20字以内)あなたの役割を教えてください。(各20字以内)どのようなメンバーと、何人で取り組んだのかを教えてください。(各30字以内)―ステージマネージャー
- 上記のエピソードのうち、あなたがどのような目標を立てて、どのように段取りをして行動したか教えてください。そのなかで最も困難を感じたエピソードについて合わせて記載してください。(400文字以内)―ステージマネージャー
- これまで、舞台芸術を含むエンターテインメントに携わってきた経験を最大2つ教えてください。(各50字以内)―ステージマネージャー
- あなたの人柄を表す5つのキーワードを教えてください。(各10字以内)―ステージマネージャー
- あなたが今最も熱中していることを30秒から40秒で教えてください。(動画)―ステージマネージャー
志望動機に関すること
- 「テーマパークマネジメント職(スーパーバイザー・ステージマネージャー)」を志望する理由を教えてください。(200字以内)
- あなたが入社後スーパーバイザーとして取り組みたいことを具体的に理由を添えて教えてください。(250字以内)
- 希望本部とその理由(100字以内)―スーパーバイザー
- 以下の項目のうち、ステージマネージャーとしてあなたの強みを活かせる業務を選択し、どのように強みを発揮して取り組みたいかを教えてください。(200字以内)―ステージマネージャー
- 専門職(技術):
自己PRに関すること
- 上記の写真について、どのようなシーンの写真か選んだ理由を含めて説明してください。※複数名の場合はあなたご自身がわかるよう補足をお願いします。(200字以内)
- 学んでいる専門分野について、専門外の人にも分かるように簡潔に教えてください。 ※全ての記入枠を埋める必要はありません(1枠50字以内×4)
- 上記の専門分野を学ぶ中で、ご自身が『楽しい』と感じたエピソードを理由も含めて教えてください。(400字以内)
志望動機に関すること
- 様々な業界・数多くの企業がある中でなぜ当社の技術職なのか志望動機を教えてください。 (300字以内)
- あなたの学んできたことを活かし入社後どのような技術者として活躍したいかを教えてください。(400字以内)
- オリエンタルランドの技術者として安全を維持し続けるために必要なことは何か、なぜそう考えたのかを教えてください。(300字以内)
- 専門職(IT):
自己PRに関すること
- 学生生活の中で、仲間と協力して、チームや組織に貢献出来た経験を2つ教えてください。(各50字以内)
- そのうち、あなたにとってより大変だった経験について詳しく教えてください(400字以内)
- あなたがこれまでIT分野に携わってきた経験について、あてはまるものを教えてください。(選択式・複数回答可)
- 上記で回答した内容について、これまで学んできた分野や経験した内容について詳しく教えてください。(400字以内)
- 「あなたにとってのIT分野の面白さ」を動画30秒以内で撮影し提出してください。
志望動機に関すること
- オリエンタルランドのIT職を志望する理由を記入ください。(400字以内)
- 総合職:
- 面接
面接は、2回行われます。
面接での選考ポイントは、学生時代に行動力を発揮したこと、チームとして取り組んだことです。技術系は研究内容の深掘りがなされます。事前に提出していたモチベーショングラフから質問されます。(2024年卒)
自己PRに関する質問
- 自己紹介をしてください(1分程度)
- 小学校から大学までで、どのようなことがありましたか(モチベーショングラフに沿った質問)
- 自分のこれまでの生い立ちに関して話してください(どのような性格だったか、どのような出来事があり、どのような対応をしてきたか、印象に残っていることなど)
- 大学の学生生活を100としたとき、打ち込んできたものの内訳を教えてください
- 大学・学部・学科を選んだ理由、大学院に進んだ理由を教えてください
- ゼミを選んだ理由と活動内容を話してください
- 学生時代に頑張ったことと、なぜ頑張ったのか、目標はどのようなものか、チームで取り組んだならどのような役割をしたか、その中で一番苦労したことは何か、苦労したことをいかに克服したか、そこから学んだこと、その経験が他の場面に活きることを教えてください
- 研究内容について説明と、研究する上で困ったこと、それをいかに克服したかを教えてください
- どのようなリーダーになりたいですか
- 裏方のような仕事をしたことはありますか
- 長所と短所は何ですか、短所を克服するためにどのような努力をしましたか
- 自分が今まで経験したことで、オリエンタルランドで働くにあたって活かされることは何ですか
- 尊敬する人は誰ですか
- 苦手な人はどのような人ですか
- 周りの人からどう思われていますか
- アルバイトは何をやっていますか
- 趣味は何ですか
- 最近興味があることは何ですか
志望動機に関する質問
- 就活の軸は何ですか
- なぜオリエンタルランドに入社したいのですか(なぜオリエンタルランドでなくてはならないのか)
- オリエンタルランドの課題は何だと思いますか
- 希望する職種とその理由は何ですか
- 入社してどのような仕事をやりたいですか、研究はどこで活かせますか
- 仕事を通じて成し遂げたいことは何ですか
- キャリアプランを教えてください
- パークに来たことがありますか
- 他社の応募状況とオリエンタルランドの志望順位を教えてください
- 採用人数
19年度入社実績 108名(男性37名 女性71名)
20年度入社実績 112名(男性41名 女性71名)
21年度入社実績 66名(男性26名 女性40名)
22年度入社実績 26名(男性11名 女性15名)
23年度入社実績 68名(男性19名 女性49名)
24年度入社実績 73名
25年度入社計画 総合職約40名 テーマパークマネジメント職(スーパーバイザー約20名 ステージマネージャー約20名)専門職(技術約15名 調理若干名 IT若干名 商品デザイナー若干名)
- 24年新卒入社大学別就職者数
国公立大:
北海道大2、東北大1、一橋大1、筑波大1、千葉大1、都立大1、大阪公立大1、神戸大2、広島大1、熊本大1、他
私立大:
早稲田大9、慶応大2、上智大1、明治大3、青山学院大2、立教大7、中央大4、法政大1、明治学院大1、国学院大1、日本大3、東洋大2、工学院大2、東京女子大1、日本女子大2、千葉工大1、神奈川大1、中京大2、中部大1、同志社大3、立命館大3、龍谷大1、他
以上は大学院修了者を含みます。
※サンデー毎日(2024年9月1日号)参照
- 学歴フィルター
オリエンタルランドは、関東の大学を中心に国公立大学から私立大学まで幅広く採用しています。人にサービスすることが好きな人は応募すると良いと思います。
面接攻略の考え方【就活】
面接では自己PRと志望動機を必ず訊かれます。よってそれらの答えをあらかじめ準備する必要があります。以下の自己PRと志望動機のヒントを参考にしてください。
- 面接時の自己PRのヒント
■行動力とチームワーク力を自分の中で探してアピールする
オリエンタルランドの求める人材は、特に行動力とチームワーク力のある人と考えられます。
上記の求める人材にあるように、オリエンタルランドは、『「より良く」「やり切る」「一丸となって」の実践を繰り返すことで、感動の創造に挑戦し続ける人』を求めています。
ここで、「より良く、やり切る」「感動の創造に挑戦し続ける人」は行動力を、「一丸となって」は、チームワーク力を表しています。
オリエンタルランドグループは、2030年に目指す姿を「あなたと社会に、もっとハピネスを。」と定めて、持続可能な社会への貢献と長期持続的な成長を実現するため、8つのマテリアリティを軸に中長期の取り組みを推進しています。
このような中長期戦略を推進するためにも行動力とチームワーク力のある人を求めているのではないでしょうか。
面接では、学生時代において力を入れたことを伝える中で、行動力とチームワーク力をアピールしましょう。
力を入れたことは学業、クラブ・サークル活動、アルバイト、ボランティア活動などなんでも良いのです。
最も力を入れたことは何か、そこで目標達成のために困難だったことは何か、困難をどのように粘り強く乗り越えたか、その結果と自分が身につけたこと、業務で活かせることを語れるようにしてください。
さらに一緒に取り組んだメンバーがいたら、自分が請け負った役割と、目標達成のためにメンバーをどのように巻き込んだか、メンバーの意見を尊重するなかで、どのように自分の考えを理解してもらったかなど、チームの中での円満な人間関係に努力したことのエピソードを探し出して、語ってください。
但し、オリエンタルランドは採用するすべての人に行動力とチームワーク力を求めているわけではありません。自分の最も伝えたい能力が他にあるなら、その能力を上手に説明してください。
■技術系応募者は研究内容を語る
技術系応募者は、専門職(技術)でアトラクション系技術者(機械・電気)、インフラ設備系技術者(機械・電気)、建築系技術者(建築・土木・植栽)、テーマショーデザイナーに応募するでしょう。専門職(IT)に応募する人もいるかも知れません。
面接では、それらに十分対応できる能力、スキルがあることを、自分の研究内容から探し出して話せるようにしてください。
具体的に、研究内容をわかりやすく説明できることです。
研究テーマと、なぜそれを研究するのか、研究にあたって、課題と課題を解決する上で困難だった点について、自分自身の工夫と成果を説明できるようにしてください。
課題を解決するために、どのように周囲を巻き込んでいったか、あるいはねばり強く取り組んでいったかなどについても説明できるといいです。
研究をチームでやっている場合は、チーム内での役割も伝えてください。研究の将来性などがわかれば、それも説明してください。
もちろん直接仕事に関係する研究をしていない人もいると思いますが、その場合は潜在的な能力面をアピールすることです。
- 面接時に志望動機を語るヒント
■OLCのビジネスモデルを知る
オリエンタルランドは「夢の国」との理由で志望動機を伝える応募者が多いようですが、それでは内定を得ることはむずかしいものです。
会社にとってファンでいてくれることはありがたいことですが、オリエンタルランドも利益を追求する会社です。
「夢・感動・喜び・やすらぎ」の提供をするためには、「売上を伸ばし、費用を削減し、利益を出すことで、次の投資に備える」という、どこの会社でもやっている当たり前のことをやり続ける必要があるという事実をしっかり頭に入れておいてください。
■オリエンタルランドのこだわりを知る
「テーマパークは永遠に完成しない」を合言葉にして、100年先まで、「夢、感動、喜び、やすらぎ」を提供し、いつまでも顧客に愛される挑戦を続けていくことがオリエンタルランドのこだわりです。
このこだわりを知っておきましょう。
■就職活動の軸を話せるようにする
就活において、応募先を決める上での考え方をまとめてください。
どのような基準で応募先を決めているかです。「テーマパーク業界を中心に応募する」とか「観光に関連する企業に的を絞っている」とかです。
■なぜオリエンタルランドを選ぶのか明確に伝える
オリエンタルランドの企業理念や事業内容、中期経営計画、その他ホームページから感じたことをまとめてください。
そのなかで、自分が共感できることが、オリエンタルランドを選んだ志望動機となります。
また、オリエンタルランドと競合他社のホームページをしっかり読んでその違いを知っておく必要があります。
オリエンタルランドを志望する応募者は、東京ディズニーリゾートのリピーターであり、夢の国として東京ディズニーリゾートが好きである人とか、働くことが楽しそうと感じる人が多いと考えられます。
あるいは、ホテル業界や芸能・芸術業界で働きたい希望を持っている人も少なからずいると思います。
ですから、オリエンタルランドと並行してグループのミリアルリゾートホテルズや、ソニーミュージック、劇団四季などと並行して応募するかも知れません。
たとえオリエンタルランドが第一志望でなくても、競合他社と比較してなぜオリエンタルランドなのかを質問されたときに、しっかり答えられなくてはなりません。
他の大型テーマパークを訪問し、オリエンタルランドとの違いを感じることも良いと思います。
技術系応募者はなぜメーカーではなくてオリエンタルランドなのか質問されることもありますので、答えを準備しておいてください。
■なぜその職種を選んだか、そこで何をやりたいかを明確に伝える
オリエンタルランドは、総合職、テーマパークマネジメント職、専門職別採用です。
さらにテーマパークマネジメント職はスーパーバイザー、ステージマネージャーに分かれ、専門職は技術、商品デザイナー、調理、ITと分かれています。
いわば入社時にどのような仕事をするか決める形の採用です。
そのような職種を選んだ理由、そこでやりたいことと、なぜやりたいかをしっかりと説明できなければなりません。
あわせてやりたいことで活かせる能力やスキル、経験があればそれを伝えてください。
希望する職種で注目している商品や技術、サービスとその理由も話せるようにしておくとよいでしょう。
■オリエンタルランドの志望順位、他社の応募状況を答えられるようにする
志望順位については、迷わず第一志望ですと答えましょう。
他社の応募状況を聞かれたら「〇〇業界を中心に応募しています」くらいは答えてもいいです。この場合まったくの異業種で応募していた場合には、なぜそうなのか答えられるようにしてください。
以上、オリエンタルランドの採用情報と面接攻略の考え方を説明しました。特に面接は複数回行われ、自己PRと志望動機に関する様々な質問がなされることが予想されます。
また、さらに面接対策(まさに、これこそが重要!!)を完全にしたい就活生のために、キャリア育みファームでは必勝マニュアル「ベテラン面接官が教えるとっておきの就活面接必勝法」の販売を行っています。役に立つこと請け合いです。
本マニュアルの方法で自己分析を進めることで、ライバルから一歩抜け出した自己PRと志望動機を作成できます。詳細については、マニュアルのページをご覧ください。
面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【就活】
面接を攻略するためには、まずレジャー施設業界を取り巻く環境を理解することと、レジャー施設業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。
ブログ記事「【2025年】レジャー施設業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識」を読んでおいてください。
続いて、オリエンタルランドとはどのような会社なのかを理解することも面接準備には必須です。
オリエンタルランドの会社概要、オリエンタルランドの哲学ともいえる企業理念、これからのオリエンタルランドの方向性を示す中期経営計画など、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。
これら以外にもオリエンタルランドのホームページを隅から隅まで熟読することをお勧めします。
本記事の後半で面接を受けるにあたり必要と思われるオリエンタルランドの基本的な知識を簡単に紹介します。ぜひ読んでおいてください。
オリエンタルランドの面接攻略のまとめ【就活】
オリエンタルランドに入社を希望する人が、必ず通過しなければならない面接試験。面接ではどのようなことに気をつけなければならないのでしょうか?
まずは、オリエンタルランドの置かれた環境を知ってください。
オリエンタルランドが採用したい人材は『「より良く」「やり切る」「一丸となって」の実践を繰り返すことで、感動の創造に挑戦し続ける人』です。
面接での選考ポイントは、学生時代に行動力を発揮したこと、チームとして取り組んだことです。技術系は研究内容の深堀りがなされます。
面接で自己PRをするときのポイントとしては、以下があげられます。
- 行動力とチームワーク力を自分の中で探してアピールする
- 技術系応募者は研究内容を語る
面接で志望動機を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。
- OLCのビジネスモデルを知る
- オリエンタルランドのこだわりを知る
- 就職活動の軸を話せるようにする
- なぜオリエンタルランドを選ぶのか明確に伝える
- なぜその職種を選んだか、そこで何をやりたいかを明確に伝える
- オリエンタルランドの志望順位、他社の応募状況を答えられるようにする
面接を攻略するためには、まずはレジャー施設業界を取り巻く環境を理解することと、レジャー施設業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。
また、オリエンタルランドとはどのような会社なのかを理解することも面接準備には必須です。
オリエンタルランドの会社に関する知識について、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。
面接がいかに大切か、必ず役に立つ以下のリンクも参考にしてください。
オリエンタルランドの中途採用情報について【転職】
続いてオリエンタルランドの転職面接について解説していきます。
はじめにオリエンタルランドの経験者(中途)採用情報について、概要を以下に記します。
- 募集職種
オリエンタルランドは転職の希望者を対象とした事務系職種、技術系職種の中途採用を積極的に行っています。
事務系、技術系とも社内に必要な能力、スキルを持つ人が足りないと思われる職種を募集していますので、応募にあたっては即戦力としての専門性が問われます。
募集職種はその時々で変わっていくと思いますが、現時点でどのような職種を募集しているか、詳細は、オリエンタルランドのホームページにある経験者採用情報をご覧ください。
ちなみに2024年10月現在、管理職、総合職、テーマパークマネジメント職、専門職の募集をしています。
自分の能力、スキルが募集職種にフイットし、オリエンタルランドの社風に馴染めそうなら応募してみてはいかがでしょうか?
- 選考フロー
募集職種によって選考スケジュール、選考フロー、入社日が異なりますので、ホームページの募集職種の詳細を確認ください。
- 転職面接
転職の面接は、2回行われ、中途採用試験で最も重視します。
面接では、求める人材像に基づき採否を判断されます。
また、東京ディズニーランド、東京ディズニーシーなどについてどれくらい利用したかとか、知識を持っているかなど、パークに関することを詳しく質問されるようです。
自己PRに関する質問
- 自己PRしてください
- 学生時代に頑張ったことは何ですか
- 学生時代の得意な科目は何ですか
- 現職(前職)の職務内容を教えてください
- 人生の目標は何ですか
志望動機に関する質問
- なぜオリエンタルランドを志望しますか
- 志望する職種でやりたいことは何ですか
- オリエンタルランドの改善点は何だと思いますか
- 何回パークを訪れましたか
- 好きなエンターメントコンテンツは何ですか
- 理想のアトラクションは何ですか
- キャストはゲストに対してどう対応したらいいですか
- 緊急対応時、マニュアル通りの行動をとるか、ゲストの意思を尊重するかどちらですか
- 人を喜ばせることの意味は何ですか
- 退職理由に関する質問
どうして現職(前職)を退職しますか
面接攻略の考え方【転職】
転職の面接では自己PRと志望動機、退職理由を必ず訊かれます。よってそれらの答えをあらかじめ準備する必要があります。以下の自己PRと志望動機、退職理由のヒントを参考にしてください。
- 面接時の自己PRのヒント
■行動力とチームワーク力を自分の中で探してアピールする
オリエンタルランドの求める人材は、特に行動力とチームワーク力のある人と考えられます。
上記の求める人材にあるように、オリエンタルランドは、『「より良く」「やり切る」「一丸となって」の実践を繰り返すことで、感動の創造に挑戦し続ける人』を求めています。
ここで、「より良く、やり切る」「感動の創造に挑戦し続ける人」は行動力を、「一丸となって」は、チームワーク力を表しています。
オリエンタルランドグループは、2030年に目指す姿を「あなたと社会に、もっとハピネスを。」と定めて、持続可能な社会への貢献と長期持続的な成長を実現するため、8つのマテリアリティを軸に中長期の取り組みを推進しています。
このような中長期戦略を推進するためにも行動力とチームワーク力のある人を求めているのではないでしょうか。
転職の面接では、現職(前職)において、応募書類だけでは説明しきれない詳細な職務を説明してください。
その中で、業務目標達成のために困難だったことは何か、困難にどのように粘り強く対応して職務を遂行したか、その結果と自分が身につけた知識や、スキルなどを語れるようにしてください。
また、所属する部署で自分が請け負った役割と、目標達成のためにメンバーとどのように、協力し合ったか、メンバーの意見を尊重するなかで、どのように自分の考えを理解してもらったかなど、組織の中での円満な人間関係に努力したエピソードを探し出して、語ってください
もし自分に行動力やチームワーク力が乏しい場合は、自分の最も伝えたい能力を面接で上手に説明して、間接的にでも募集職種に役立つことを伝えましょう。
■技術系応募者は技術力を語る
技術系応募者は、専門職として、アトラクション系技術者、インフラ設備系技術者、建築系技術者、ITエンジニアに応募する人が多いと考えられます。
技術系応募者は、募集職種の職務内容を理解して、面接では、それらに十分対応できる経験、能力、スキルがあることを、現職(前職)の職務を説明するなかで面接官にわかってもらう必要があります。
具体的には、職務遂行にあたって、技術面の工夫と成果をわかりやすく説明することで持っている技術力をアピールしましょう。
また成果を出すためのノウハウが、オリエンタルランドでどのように活かせるかも説明できるようにしてください。
もちろん直接そのような職務を経験していない人もいると思いますが、その場合は面接で潜在的な能力面をアピールすることです。
- 面接時に志望動機を語るヒント
■OLCのビジネスモデルを知る
東京ディズニーリゾートは入園者にとって確かに日常の生活を離れた夢のパークですが、事業運営を行うオリエンタルランドは利益を追求する会社です。
「夢・感動・喜び・やすらぎ」の提供をするためには、「売上を伸ばし、費用を削減し、利益を出すことで、次の投資に備える」という、会社にとって当たり前のことをオリエンタルランドもやり続ける必要があります。この点を理解してください。
■オリエンタルランドのこだわりを知る
オリエンタルランドのこだわりは、「テーマパークは永遠に完成しない」を合言葉にして、100年先まで「夢、感動、喜び、やすらぎ」を提供し、いつまでも顧客に愛されるように挑戦を続けることです。このこだわりを知っておいてください。
■なぜオリエンタルランドを選ぶのか明確に伝える
オリエンタルランドの企業理念や事業内容、中期経営計画、その他ホームページから感じたことをまとめてください。
そのなかで、自分が共感できることが、オリエンタルランドを選んだ志望動機となります。
また、オリエンタルランドと競合他社のホームページをしっかり読んでその違いを知っておく必要があります。
オリエンタルランドを志望する応募者は、東京ディズニーリゾートのリピーターであり、夢の国として東京ディズニーリゾートが好きである人とか、働くことが楽しそうと感じる人が多いと考えられます。
あるいは、ホテル業界や芸能・芸術業界で働きたい希望を持っている人も少なからずいると思います。
ですから、オリエンタルランドと並行してグループのミリアルリゾートホテルズや、ソニーミュージックなどと並行して応募するかも知れません。
たとえオリエンタルランドが第一志望でなくても、競合他社と比較してなぜオリエンタルランドなのかを質問されたときに、しっかり答えられなくてはなりません。
他の大型テーマパークを訪問し、オリエンタルランドとの違いを感じることも良いと思います。
また面接では、東京ディズニーリゾートに関してどれくらいの知識を持っているかとか、訪問回数などについて様々な質問がなされることが予想されます。パークの知識を十分に持っておくことです。
■なぜその職種を選んだか、そこで何をやりたいかを明確に伝える
転職の面接では、なぜその職種に応募したのかと、そこで取り組みたいこととその理由を明確に説明してください。
中途採用の応募者が応募職種を選んだ理由は、現職(前職)で培った自分の経験、能力、スキルがオリエンタルランドで活かせることです。それについて、職務内容をわかりやすく説明することで伝えてください。
- 転職面接時に退職理由を語るヒント
■面接官が納得できる前向きな退職理由を伝えられるようにする
「なるほど、そのような前向きな理由があって退職したのですね」と面接官に思ってもらえる内容を説明しましょう。
間違っても上司と合わないとか、給料が安いなどというネガティブな理由を言わないでください。
例えば、現職(前職)では、自分の持つ能力、スキルをこれ以上向上させることが難しく、キャリアアップのために転職を考えたというような言い方です。
以上、オリエンタルランドの中途採用情報と転職の面接攻略の考え方を説明しました。特に面接は2回行われ、自己PRと志望動機、退職理由に関する様々な質問がなされることが予想されます。
また、さらに面接対策(まさに、これこそが重要!!)を完全にしたい転職希望者のために、キャリア育みファームでは必勝マニュアル「ベテラン面接官が教えるとっておきの転職面接必勝法」の販売を行っています。役に立つこと請け合いです。
本マニュアルの方法で自己分析を進めることで、ライバルから一歩抜け出した自己PRと志望動機を作成できます。詳細については、マニュアルのページをご覧ください。
面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【転職】
転職の面接を攻略するためには、まずレジャー施設業界を取り巻く環境を理解することと、レジャー施設業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。
ブログ記事「【2025年】レジャー施設業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識」を読んでおいてください。
続いて、オリエンタルランドとはどのような会社なのかを理解することも転職の面接準備には必須です。
オリエンタルランドの会社概要、オリエンタルランドの哲学ともいえる企業理念、これからのオリエンタルランドの方向性を示す中期経営計画など、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。
これら以外にもオリエンタルランドのホームページを隅から隅まで熟読することをお勧めします。
本記事の後半で面接を受けるにあたり必要と思われるオリエンタルランドの基本的な知識を簡単に紹介します。ぜひ読んでおいてください。
オリエンタルランドの面接攻略のまとめ【転職】
オリエンタルランドに中途採用で入社を希望する人が、必ず通過しなければならない転職の面接試験。面接ではどのようなことに気をつけなければならないのでしょうか?
オリエンタルランドが採用したい人材は『「より良く」「やり切る」「一丸となって」の実践を繰り返すことで、感動の創造に挑戦し続ける人』です。
面接では、求める人材像に基づき採否を判断されます。また、東京ディズニーリゾートなどについて、どれくらい利用したかとか、知識を持っているかなど、パークに関することを詳しく質問されます。
面接で自己PRをするときのポイントとしては、以下があげられます。
- 行動力とチームワーク力を自分の中で探してアピールする
- 技術系応募者は技術力を語る
面接で志望動機を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。
- OLCのビジネスモデルを知る
- オリエンタルランドのこだわりを知る
- なぜオリエンタルランドを選ぶのか明確に伝える
- なぜその職種を選んだか、そこで何をやりたいかを明確に伝える
面接で退職理由を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。
- 面接官が納得できる前向きな退職理由を伝えられるようにする。
転職の面接を攻略するためには、まずはレジャー施設業界を取り巻く環境を理解することと、レジャー施設業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。
また、オリエンタルランドとはどのような会社なのかを理解することも転職の面接準備には必須です。
オリエンタルランドの会社に関する知識について、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。
面接がいかに大切か、必ず役に立つ以下のリンクも参考にしてください。
オリエンタルランドの仕事で求められる要件
ホームページの「採用情報」の「経験者採用」にある「OLCの組織」において、仕事をする上で共通して求められる、コアとなる要件は「顧客思考」と「戦略的思考」であると定義しています。
顧客思考力とは、常に顧客の立場になって考えることです。
企業使命は「夢・感動・喜び・やすらぎ」を提供し続けることであり、コア事業は当然ですが、それ以外でも企業使命を高いレベルで実現するために顧客思考力が求められています。
また、将来を見通し、経営資源を有効に活用しながら環境の変化に対応する力として、戦略的思考力が求められます。
オリエンタルランドの仕事で求められる要件を知ることは、面接で自己PRをする上での参考となります。
オリエンタルランドの会社概要
- オリエンタルランドの設立とウォルト・ディズニーカンパニーとの関係
オリエンタルランドは、アメリカのウォルト・ディズニーカンパニーとライセンス契約を結び、東京ディズニーリゾートと呼ばれる、大型テーマパークの東京ディズニーランド、東京ディズニーシー、ホテルなどの事業運営をする事業持株会社です。
千葉県浦安沖の海面を埋め立て、商業地・住宅地の開発と大規模レジャー施設の建設を行い、国民の文化・厚生・福祉に寄与することを目的として1960年7月に設立しました。
ウォルト・ディズニーカンパニーと東京ディズニーリゾートとの関係は、次のようになっています。
オリエンタルランドとディズニー社は、1979年に業務提携契約を締結しました。
契約期限は最長2046年までです。ただし、今後予定する各施設のオープンをもって最長2076年まで延長可能となっています。
売上高に応じてディズニー社にロイヤルティを支払うことになっています。
- 東京ディズニーリゾートの開業と繁栄
レジャー施設は日本全国に数多くありますが、このうち、はっきりとしたテーマを掲げ、一貫性を持たせた施設や土産物店、飲食店、宿泊施設などを持ち、所定のテーマに沿ったアトラクションを提供するものをテーマパークと呼びます。
日本においてこのテーマパークという言葉が一般化し、ビジネスモデルとして知られるようになったのは、オリエンタルランドが1983年に開業した東京ディズニーランド (TDL) で用いられるようになってからです。
その後東京ディズニーランドは、東京ディズニーシーなどの施設拡張を重ねて、現在は日本を代表するレジャー施設となっています。
これからも大規模な設備投資を行って東京ディズニーランド、東京ディズニーシー、ホテルなどの施設、テーマポートを拡大し、訪日外国人を含めて、ますます集客力を高めようとしています。
- ファンタジースプリングスの開業
2024年6月には、東京ディズニーシーの8番目となる新たなテーマポート「ファンタジースプリングス」がオープンしました。
「アナと雪の女王」「ピーターパン」など3つのディズニー映画の世界を再現したエリアと、最上級ランクの客室を有する6つ目のディズニーホテルである東京ディズニーシー・ファンタジースプリングスホテルで構成されており、構想期間を含め約10年、投資額3,200億円と東京ディズニーシー開業以来最大規模の開発となりました。
- 2024年7月、ディズニーをテーマにしたクルーズ船の事業を始めると発表しました。船内では食事やプールのほか、キャラクターが出演するミュージカルなどを楽しめるということです。2028年度の就航を目指しています。
- オリエンタルランドの事業セグメント
- テーマパーク事業
東京ディズニーランド、東京ディズニーシーで、オリエンタルランドの連結売上高に占める構成比は83.1%(2024年3月期)と、3つの事業のセグメントの中で最も大きな売上高を占めています。
- ホテル事業
オリエンタルランドの子会社である株式会社ミリアルリゾートホテルズが、東京ディズニーランドホテル、東京ディズニーシー・ホテルミラコスタ、ディズニーアンバサダーホテル、東京ディズニー リゾート・トイ・ストーリー ホテル、ファンタジースプリングスホテルを経営・運営しています。またブライトンコーポレーションが東京ディズニーセレブレーションホテル、浦安ブライトンホテル東京ベイなどを経営・運営しています。
- その他の事業
商業施設「イクスピアリ」、モノレール「ディズニーリゾートライン」などで構成されています。
- テーマパーク事業
- オリエンタルランドの2024年3月期の決算数字は次の通りです。
資本金は、632億112万7千円です。
従業員は、5,631人、準社員は20,030人です。
連結売上高は、6,184億円です。
連結営業利益は、1,654億円です。
連結経常利益は、1,660億円です。
連結当期純利益は、1,202億円です。
セグメント別連結売上比率は、テーマパーク事業83.1%、ホテル事業14.3%、その他事業2.6%です。
テーマパークの入園者数は2,751万人と前年比24.5%増でした。
面接では会社概要について、例えば「オリエンタルランドの事業セグメントを知っていますか」のような質問をされることがあります。面接前に概要をしっかり知ることが大切です。
オリエンタルランドの企業理念
ここでは、オリエンタルランドの企業理念を紹介します。
企業使命
自由でみずみずしい発想を原動力に
すばらしい夢と感動
ひととしての喜び
そしてやすらぎを提供します。
*「夢・感動・喜び・やすらぎ」のキーワードを覚えておきましょう。
経営姿勢
- 対話する経営
- 独創的で質の高い価値の提供
- 個性の尊重とやる気の支援
- 経営のたゆまぬ革新と進化
- 利益ある成長と貢献
- 調和と共生
行動指針
- 探求と開拓
- 自立と挑戦
- 情熱と実行
面接では、オリエンタルランドの企業理念について質問されることがあるかも知れません。また志望動機をつくるときにも参考になります。
オリエンタルランドの中期経営計画
オリエンタルランドの「2030年に目指す姿」と「2024中期経営計画」について概要を紹介します。
2030年に目指す姿
- 目指す姿は、「あなたと社会に、もっとハピネスを。」
- 東京ディズニーリゾートのみならず、社会を含めた多くの人々にハピネスを創造
- 持続可能な社会の実現に向け役割を果たすことで、社会から望まれる企業
- 従業員が心から誇れる企業
オリエンタルランドグループのステークホルダーだけでなく社会のためにもハピネスを創造し続けられる企業を目指す
- 事業の方向性
- 既存事業は、多様化するゲストニーズや需要の変動に対応し、東京ディズニーリゾートの付加価値向上
新規事業は、既存事業の課題解決・価値向上につながり、新たな成長機会となる事業に挑戦
- 経営のコミットメントとして、誰もが働きがいを感じられる環境づくり
- 事業の持続的な発展と8つのマテリアリティへの取り組みを推進
- 既存事業は、多様化するゲストニーズや需要の変動に対応し、東京ディズニーリゾートの付加価値向上
2024中期経営計画
2024中期経営計画は、「新型コロナウイルス感染症の流行による影響からの回復と将来に向けたチャレンジ」を行います。
目標は、「ゲストの体験価値向上」を最優先とし、「財務数値の回復」を図ります。
2024年度の財務目標として、過去最高の連結営業キャッシュフロー、1,000億円以上の連結営業利益、ROE8.0%以上とします。
- テーマパーク事業は、「ゲストの体験価値向上」では、①1日当たりの入園者数上限を下げる、②ゲストニーズを満たす選択肢の提供、③パークの魅力向上を図ります。
そのうえで効率的なパーク運営の確立を目指し、2024年度の入園者数2,600万人レベル、1人当たり売上14,500円レベル、連結営業利益1,000億円を目標とします。
- ホテル事業は、多様化するゲストのニーズに応えるため、「東京ディズニ―リゾート・トイ・ストーリーホテル」と「ファンタジースプリングス」内のパーク一体型ホテルを導入します。
パークとの連携強化やコンテンツを活用した宿泊体験を提供し、圧倒的な競争優位性を構築します。
- 人事戦略として、従業員の働き甲斐を最大化しながら、持続可能な人員体制へ変化することを実行します。
そのため、新たな発想でゲストサービスの向上を推進できる人材・組織づくりと、限られた人数で高い付加価値を提供し続ける体制を構築します。
社員の自律的活躍を引き出す組織マネジメントの実現、キャストのあり方の見直し、心と身体の健康維持、快適に働ける環境整備に取り組みます。
中期経営計画は、面接における志望動機をつくるときに自分の能力が役に立つことを伝えるためには必要な知識です。自分はこのような勉強をしているからこの仕事で役に立つとか、そのような説明のヒントを探ることができます。