【2026年】レジャー施設業界に応募する時の面接で役立つ基礎知識

2025.10.03 更新
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レジャー施設業界を志望する人が、面接を受けるにあたって、必ず知っておいたほうが良い基礎知識があります。

これらの知識を持っていないと、面接での受け答えができません。特に志望動機を答えるさいにこれらの知識がないと、入社への本気度が伝わりません。

この記事では、レジャー施設業界に応募する人が面接で困らないための基礎知識を紹介します。

ぜひこの記事を読んで、あなたの就活や転職の面接に役立ててください。

目次
  1. レジャー施設業界とはどのような業界なのか
  2. レジャー施設業界を取り巻く環境と課題
  3. レジャー施設業界の仕事
  4. まとめ

レジャー施設業界とはどのような業界なのか

レジャー施設業界は、国民の余暇や家計のゆとりなどの影響を受けやすく、ブームにも左右されます。

レジャーの嗜好は常に変化しており、バブルの全盛期にはゴルフ場やスキー場、大型リゾート施設、テーマパークなどが次々と開発され、国民もレジャーに気前よく出費をしてきました。

しかしバブル崩壊後は、デフレ経済の影響により大きな出費を伴わない安近短の傾向が強まっています。

また少子高齢化や余暇の過ごし方の多様化により、どのように集客するかが課題となっていました。

このような環境下で、老若男女が楽しめる「コト消費」へのニーズをとらえることや、外国人観光客の取り込みをすることで、特にテーマパークは好調に推移してきました。

オリエンタルランドが運営する東京ディズニーリゾートでは、季節のイベントが人気を集め集客が堅調に推移してきました。

大阪のユニバーサルスタジオジャパンも、2017年には来場者数が過去最高を記録しています。

一方、レジャー施設はただアミューズメント機器を並べただけでなく、ホスピタリテイ溢れるサービスと非日常性を追求した演出が求められています。

大型テーマパークなどでは、新施設やアトラクションの開設により常に新しい話題性を提供し続けています。そのためには、巨額の設備投資を続けられる体力の増強が求められます。

レジャー施設業界とはどのような業界なのかを知って面接に臨みましょう。

レジャー施設業界を取り巻く環境と課題

  • 2020年に入って新型コロナウイルス感染拡大によりレジャー施設は休業を余儀なくされましたが、2021年以降は次第に回復しました。

    コロナ禍からの急回復後、入場者数の増加と客単価上昇により業績が好調です。コストアップに対応するため2025年には入場料の値上げが本格化しており、ダイナミックプライシングの導入や、多少高くても快適な体験を求める顧客層の増加が背景にあります。

  • オリエンタルランドの2025年3月期の決算では、売上高が前年比9.8%増の6,793億円、純利益は3.3%増の1,241億円となり、いずれも2年連続で過去最高を記録しました。

    東京ディズニーシーの「ファンタジースプリングス」のオープンや、有料サービス「ディズニー・プレミアアクセス」の利用増加、高単価のチケット販売、そして「ファンタジースプリングスホテル」の開業などによるホテル事業の好調が主な要因となっています。 

    2026年3月期は、テーマパークの入園者数が増加する見込みですが、諸経費の増加や賃上げに伴う人件費の増加などから、純利益は前期比8.7%減少と予測されています。

  • ユニバーサルエンターテインメント は、2023年12月期にハリーポッターエリアなどの人気で過去最高益を記録したものの、2024年12月期の売上高は減少、利益も大幅に落ち込み、コスト管理と新規アトラクション開発への投資が課題となっています。
  • 長期的には、レジャー施設各社はインバウンドに頼りすぎない経営のほか、少子高齢化を見据えた事業の選択と集中を一層迫られるようになっています。

    西武ホールディングスは、グループで運営する遊園地「としまえん」を20年8月末で閉園し、その跡地には人気映画「ハリー・ポッター」の「スタジオツアー東京」が2023年6月にオープンしました。

    HIS(エイチ・アイ・エス)は、ハウステンボスを、2022年9月にその全株式を香港の投資ファンドに667億円で売却しました。

    一方、2022年11月には「ジブリパーク」が愛知県にオープンしました。

    国内レジャー施設は、今後もコロナ後の増加する訪日客を取り込んで堅調な需要が見込めますが、老朽化した施設を中心に再編の動きが出そうです。

  • 娯楽やレジャーが多様化しており、レジャー施設業界にとって、大型ショッピングモールやモバイル・スマホゲームなどの娯楽は、すべてライバルと言えます。

    レジャー施設業界でも、VR・ARをはじめとするデジタル技術を導入するケースが増えてきていますが、今では、ゲームセンターや自宅でも気軽にVRを体験できるようになっているため、レジャー施設業界ならではの体験が提供できることが求められます。

    レジャー施設には、ゲームとは異なり現実空間があります。エンターテインメント要素が大きいショーやライブ感を重視したイベントの開催が可能です。

    そのためにも、人材の確保・教育を強化していく必要がありますが、急激な需要の回復に対し、人手不足が顕在化しており、対応が急務となっています。

以上のようなレジャー施設業界をとりまく環境について知っていると、グループディスカッションや面接での質問に役に立ちます。

例えば面接で「来園者を増やすためにはどのような対策をすれば良いと思いますか?」といった質問がなされることがあります。

レジャー施設業界の仕事

レジャー施設の多くが来園者をゲスト、従業員をキャストと呼ぶようになっています。

キャストは直接接客を行う人とそうでない人に大きく分けられますが、キャストと名の付く職種はたくさんあります。

レジャーの種目によって職種や業務内容は実にさまざまです。

主な募集職種としては、企画・開発、販売促進、施設開発・管理、新規事業開発、人事総務、法務などがあげられます。

アトラクション施設では施設運営マネジメント、企画や演出を担当する企画、演出、クリエーターやアトラクション施設の機械や設備の操作、管理・点検などがあげられます。

レジャー施設業界ではどのような仕事があるのか、仕事内容をしっかり理解していることが志望動機を答えるときに重要です。また、事前に把握していると面接で希望する仕事を訊かれたときに役に立ちます。

まとめ

レジャー施設業界各社に応募する人は、業界をとりまく環境と課題を理解して、面接での志望動機を語る際などに役立ててください。

また、面接官からの質問に答えるときにも、本記事で紹介したような知識が大切になります。

この他にも業界の知識を積極的に吸収しましょう。

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レジャー施設業界各社の具体的な面接対策については以下の記事を参考にしてください。

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