【26卒/25年転職】面接官が教える「セコム」の面接対策

2024.10.09 更新
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セコムに入社を希望する人が、必ず通過しなければならない面接試験。応募者は事前にどのような面接の対策をしたらよいのでしょうか?

セコムに入社を希望する人がぜひとも知っておきたい面接に関する情報や、ノウハウというものがあります。

例えばセコムの面接では、求める人材をよく理解して、自己PRにおいて特に行動力をアピールすることが大切です。

一方、面接で志望動機を語るためには競合他社と比べてなぜセコムなのか答えられなくてはいけません。

希望するコースや職種で頑張れることも伝えたいことです。

これら以外にもセコムの面接を受けるにあたって大切なポイントがあります。

本ブログでは、面接官である筆者が、セコムの採用情報とともに、面接で必ず訊かれる自己PRや志望動機の受け答えなどについてその対策を解説していきます。

さらに面接に臨むうえで必要な知識として、セコムの会社に関する情報を載せています。

面接対策は、自己分析や企業研究の段階から既にはじまっています。

自己分析や企業研究した結果を基に履歴書やエントリーシート(就活)、職務経歴書(転職)を作成し、一貫性をもたせて面接に繋げることを強く意識して臨んでください。

就活中の学生や転職希望者は、本サイト「キャリア育みファーム」を読んでいただければ、自己分析・企業研究の段階からスムーズに選考・面接対策ができるようになります。

さらに、絶対の自信を持って臨みたい方には、「就活面接必勝法」・「転職面接必勝法」を用意しております。

目次
  1. セコムの求める人材
  2. セコムの新卒採用情報について【就活】
  3. 面接攻略の考え方【就活】
  4. 面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【就活】
  5. セコムの面接攻略のまとめ【就活】
  6. セコムの中途採用情報について【転職】
  7. 面接攻略の考え方【転職】
  8. 面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【転職】
  9. セコムの面接攻略のまとめ【転職】
  10. セコムを志望するときに知っておきたい社風
  11. セコムの会社概要
  12. セコムグループの歩み
  13. セコムグループの事業内容
  14. セコムの企業理念
  15. セコムのビジョン
  16. セコムグループ2030年ビジョン
  17. 参考リンク集

セコムの求める人材

セコムはどのような人材を求めているのでしょうか。

面接では求める人材を知っておくことが自己PRをするうえで大切です。

ホームページの2025年卒採用情報サイトには、以下のような求める人材像が載っていました。

それは、「誰かの役に立つことを喜びと感じ、挑戦意欲の高い人」です。

―セコムが求める人材像

・・・誰かの役に立つことを喜びと感じ、挑戦意欲の高い人

常に明るく、心広やかに働くことを通じて、皆さん自身が考えていることや、やりたいと思っていることを具現化してほしいと願っています。

繰り返しになりますが、「社業を通じて社会に貢献する」のが私たちセコムの役割ですから、周りの人々の役に立つことを喜びと感じる人、そのための挑戦意欲が高い人に、ぜひ仲間になってほしい。

時代の変化を先読みし、どうしたら世の中の役に立てるか、知的好奇心が旺盛で、日々成長できる想像力の豊かな人を求めています。

社会から期待される企業の一員として、ともに道なき道を切り拓いていこう!・・・

また転職の場合は、ホームページにある中途採用の募集欄に、求める人物像が載っている職種があります。

面接において自己PRを話すとき、求める人材像を知っておくことは大切ですから、覚えておくと良いでしょう。

セコムの新卒採用情報について【就活】

はじめにセコムの新卒採用情報について、以下に記します。

  1. 募集職種

    セコムの募集はコース別採用となっています。

    大学、大学院は、セキュリティコース、総合コース、研究・開発コース、設備保守・施工管理コース、ICTコース、メディカルコース、インシュアランスコースの7コースが用意されています。

    • セキュリティコースは、セコムのコアとなるセキュリティ事業の最前線で、テクノロジーを駆使し安全・安心を提供するコースです。

      全国転勤ありの「全国型」と、同一都道府県内及び現住所から通勤圏内の他都府県に勤務の「地域限定型」があります。

    • 総合コースは、サステナビリティに高い意識を持つ「変革の担い手」として、セコムグループの幅広い分野で事業を推進するコースです。

      高度な語学力とグローバル視野を持つ人は、国際事業にチャレンジが可能です。全国・海外転勤があります。

    • 研究・開発コースは、社会の安全基盤の構築に必要な技術を生み出すコースです。

      「研究コース」は社会の変化や動向を見据えて、将来必要となる先端技術の研究を行います。

      「開発コース」は先端技術をベースに、商品に直結するシステムや機器の開発を行います。全国転勤があります。

    • 設備保守・施工管理コースは、セコムグループのサービスを利用するための、建物環境の「安全・安心」を提供するコースです。

      「設備保守管理」は、あらゆる建物設備の点検・メンテナンスや改修・更新の企画・提案を行い、「施工管理」は、セキュリティシステム設置に関する施工管理や完成検査を行います。全国転勤があります。

    • ICTコースは、情報化社会における「安全・安心」、「快適・便利」、「効率」の創造に取り組むコースです。

      セコムグループの情報基盤を支えると共に、情報セキュリティ・クラウドサービス・大規模災害対策・データセンターなどのサービスの企画、構築、運用を行います。全国転勤があります。

    • メディカルコースは、「医療」「介護」「健康・予防」まで、ICTを活用したメディカルサービスを提供するコースです。

      在宅医療・介護、新事業企画、在宅療養支援、病院運営支援、電子カルテ・遠隔画像診断支援・病院経営情報分析システムの開発・営業などを行います。全国転勤があります。

    • インシュアランスコースは、複数の保険会社の商品を取り扱い、顧客のニーズにあった「オーダーメイド」な保険提案を行うコースです。「セコム保険サービス(株)」に出向となります。
  2. 選考フロー

    選考フローは次の通りです。

    • セキュリティコース、総合コース、設備保守・施工管理コース 、ICTコース、メディカルコース    

      採用ホームページよりエントリー→WEBセミナー→コース選択・適正検査→面接(数回)→内定

    • 研究・開発コース   

      採用ホームページよりエントリー→コース選択→WEBエントリーシート提出→書類選考→セミナー(WEBまたは対面)・適正検査→面接(数回)→内定

    • インシュアランスコース   

      採用ホームページよりエントリー→コース選択→セミナー→適正検査→面接(数回)→内定

  3. エントリーシート(25年卒)

    ホームページから直接、またはマイナビからエントリーできます。

    自己PRに関すること

    • 学業・ゼミ・研究室等で取り組んだ内容を記入してください。(300字以内)
    • 学生時代に力を入れたこと・自己PRを記入してください。(400字以内)
    • あなたの強みを教えてください。
    • 資格、検定、表彰、大会成績等があれば記入してください。(100字以内)

    志望動機に関すること 

    • 志望動機を教えてください。(400字以内)
    • 目指す社会人像とそれを踏まえて入社後挑戦したいことを記入してください。
  4. 面接

    面接では、小学校~大学で取り組んだこと、学生時代に頑張ったことの深掘りがなされます。エントリーシートの深掘りがあります。

    自己PRに関すること

    • 自己紹介をしてください
    • 自己PRしてください
    • 家族紹介をしてください
    • 小学校・中学校・高校・大学で取り組んだことは何ですか(成績、友人関係、役割、学んだこと、印象的な出来事)
    • 今の大学・学部を選んだ理由は何ですか
    • ゼミの内容と入った理由、卒論のテーマを教えてください
    • 研究内容を説明してください
    • 学生時代に力を入れたことは何ですか(大変だったこと、チームで何かを成し遂げたこと、自分の役割)
    • 一番の失敗・挫折の経験を教えてください。それをどう乗り越えましたか
    • 大学では何を学び、何を理解しましたか
    • クラブ活動は何ですか(入った理由、役割、大変な点)
    • アルバイトは何をしましたか(理由、やりがい、大変だったこと、クレーマーへの対応、上司への対応)
    • これまで生きてきたなかで大切にしている考え方は何ですか
    • 心がけていることは何ですか
    • 周りからどう思われていますか
    • どのようなときにストレスを感じますか、解消法はどのようなものですか
    • 長所と短所は何ですか、短所を改善するためにしていることは何ですか
    • 趣味と特技は何ですか
    • 英語は得意ですか
    • どのような社会人になりたいですか
    • 気になるニュースと自分の考えを教えてください

    志望動機に関すること

    • 就活の軸を教えてください
    • なぜセコムを志望しますか
    • セコムを知ったきっかけは何ですか
    • 希望コース、やりたい仕事とその理由は何ですか
    • キャリアプランはありますか
    • 全国転勤は可能ですか
    • ホームページを見た印象はどのようなものですか
    • 医療業界をどう思いますか
    • インターンシップの感想を教えてください
    • 他社の選考状況を教えてください
  5. 採用人数

    19年度入社実績 193名

    20年度入社実績 242名

    21年度入社実績 311名

    22年度入社実績 240名

    23年度入社実績 193名

    24年度入社実績 217名

    25年度入社計画 前年並み

  6. 24年新卒入社大学別就職者数

    国公立大

    東北大1、名古屋大1、東京工大1、筑波大1、電通大2、東京外大2、大阪公立大1、神戸大1、他

    私立大

    早稲田大2、明治大2、青山学院大2、立教大3、中央大5、法政大1、学習院大1、成蹊大6、武蔵大1、東京都市大1、明治学院大1、日本大14、東洋大3、駒沢大1、東海大4、東京理科大1、芝浦工業大2、東京女子大1、日本女子大4、昭和女子大1、千葉工大1、神奈川大3、中京大1、同志社大2、立命館大1、関西大9、関西学院大5、京都産業大2、龍谷大2、京都女子大1、同志社女子大1、追手門学院大2、大阪工大1、近畿大2、摂南大2、桃山学院大1、甲南大1、武庫川女子大1、他

    以上は大学院修了者を含みます。

    ※サンデー毎日(2024年9月1日号)参照

  7. 学歴フィルター

    セコムは全国の国公立大学、私立大学から採用しています。また全国の大学で学内説明会を開催しているように学歴フィルターはありません。

面接攻略の考え方【就活】

就活の面接では自己PRと志望動機を必ず訊かれます。よってそれらの答えをあらかじめ準備する必要があります。

以下の自己PRと志望動機のヒントを参考にしてまとめてください。

  1. 面接時の自己PRのヒント

    ■行動力を自分の中で探してアピールする

    セコムの求める人材は、特に行動力のある人と考えられます。

    行動力とは、自分の立場を理解して、何をすべきか、相手が自分に何を期待しているかを知り、やるべきことについて前向きに、目的達成まで粘り強く取り組む力です。

    求める人材像の「誰かの役に立つことを喜びと感じ、挑戦意欲の高い人」は、まさに行動力のある人といえるのではないでしょうか。

    面接では、学業やクラブ・サークル活動、アルバイトなど何でも良いですから、最も力を入れたことを伝える中で、行動力をアピールしましょう。

    最も力を入れたことは何か、なぜ力を入れたのか、そこでどのような困難があり、困難を解決するためにどのように粘り強く行動してやり遂げたか、その結果と自分が身につけたことを語ってください。

    但し、セコムは採用するすべての人に行動力を求めているわけではありません。

    自分の最も伝えたい能力が他にあるなら、その能力を上手に説明してください。

    ■技術系応募者は研究内容を語る

    募集職種の中で研究・開発コースは、画像処理技術やサイバーセキュリティーなどの先端技術を研究するIS研究所や、社会システム産業を構築するための基幹となる信頼性の高い機器やシステムの開発を行う技術開発本部に配属となります。

    あるいは、他のコースでも技術系応募者が活躍できる業務があります。

    技術系応募者はそういった研究・開発などに十分対応できる能力、スキルがあることを、自分の研究内容から探し出して話せるようにしてください。

    面接では、具体的には、研究にあたって、その課題と課題解決の手法をあげ、解決に困難だった点について自分自身の工夫と成果を説明できるようにしてください。

    課題を解決するために、どのように周囲を巻き込んでいったか、あるいはねばり強く取り組んでいったかなどについても説明できるといいです。

  2. 面接時に志望動機を語るヒント

    ■就活の軸を答えられるようにする

    就活の軸とは「仕事を選ぶときの基準(こだわり)」です。

    自分がなぜ、その仕事をやりたいかについての明確な基準(こだわり)ということです。

    セコムや、その他の応募する会社を選んだ基準について、共通するものを探し出してください。

    そして、その基準を面接官が納得できるように説明してください。

    ■なぜセコムを選ぶのか明確に伝える

    セコムの企業理念、事業内容、ビジョンなどから感じたことをまとめてください。

    そのなかで、自分が共感できることがセコムを選んだ志望動機になります。

    また、セコムと競合他社のホームページをしっかり読んでその違いを知っておいてください。

    セコムを志望する学生は、警備業界に興味がある人であり、綜合警備保障(ALSOK)にも応募すると思います。

    また安心・安全をキーワードにすれば、生命保険会社と並行して応募するかも知れません。

    たとえセコムが第一志望でなくても、競合他社と比較しなぜセコムなのかをしっかり答えられなくてはなりません。

    ■希望するコースで頑張れるか、コースを選んだ理由、そこでやりたい仕事となぜやりたいかを明確に伝える

    セコムの採用募集は、コース別の採用です。

    まずは、希望するコースで頑張ることができるかどうかの確認があるでしょう。

    次にそのコースを希望する理由、そこでやりたい仕事とその理由をしっかりと説明できなければなりません。

    あわせてやりたい仕事で活かせる能力やスキルがあればそれを伝えてください。

    やりたい仕事で注目している商品や技術、サービスと、その理由も話せるようにしておくとなお良いでしょう。

    ■セコムの志望順位、他社の応募状況を答えられるようにする

    志望順位については、迷わず第一志望ですと答えましょう。

    他社の応募状況を聞かれたら、警備業界志望なら「同じ業界の会社に応募中です」と伝えても構わないと思います。

    それ以外なら「〇〇業界にも興味があり応募しています」と答えてください。応募先がまったくの異業種であれば、なぜそうなのか答えられるようにしてください。

以上、セコムの採用情報と面接攻略の考え方を説明しました。特に面接は複数回行われ、自己PRと志望動機に関する様々な質問がなされることが予想されます。

また、さらに面接対策(まさに、これこそが重要!!)を完全にしたい就活生のために、キャリア育みファームでは必勝マニュアル「ベテラン面接官が教えるとっておきの就活面接必勝法」の販売を行っています。役に立つこと請け合いです。

本マニュアルの方法で自己分析を進めることで、ライバルから一歩抜け出した自己PRと志望動機を作成できます。詳細については、マニュアルのページをご覧ください。

面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【就活】

面接を攻略するためには、警備業界を取り巻く環境を理解することと、警備業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。

ブログ記事「【2025年】警備業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識」を読んでおいてください。

続いて、セコムとはどのような会社なのかを理解することも面接準備には必須です。

セコムの会社概要、セコムグループの歩み、企業理念、ビジョンなど、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。

これら以外にもセコムのホームページを隅から隅まで熟読することをお勧めします。

本記事の後半で面接を受けるにあたり必要と思われるセコムの基本的な知識を簡単に紹介します。ぜひ読んでおいてください。

セコムの面接攻略のまとめ【就活】

セコムに入社を希望する人が、必ず通過しなければならない面接試験。面接試験では事前に準備しておきたいことがあります。

セコムが求める人材は「誰かの役に立つことを喜びと感じ、挑戦意欲の高い人」であることを知ってください。

面接では、自己PRや学生時代に頑張ったことの深掘りがあります。

志望動機については、セコムに応募した理由と希望するコースで頑張れるかの確認です。

面接で自己PRをするときのポイントとしては、以下があげられます。

  • 行動力を自分の中で探してアピールする
  • 技術系応募者は研究内容を語る

面接で志望動機を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。

  • 就活の軸を答えられるようにする
  • なぜセコムを選ぶのか明確に伝える
  • 希望するコースで頑張れるか、コースを選んだ理由、そこでやりたい仕事となぜやりたいかを明確に伝える
  • セコムの志望順位、他社の応募状況を答えられるようにする

面接を攻略するためには、まずは警備業界を取り巻く環境を理解することと、警備業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。

また、セコムはどのような会社なのかを理解することも面接準備には必須です。

セコムの会社に関する知識について、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。

面接がいかに大切か、必ず役に立つ以下のリンクも参考にしてください。

セコムの中途採用情報について【転職】

続いてセコムの転職面接について解説していきます。

はじめにセコムの中途採用情報について以下に記します。

まず、大学・大学院等を卒業・終了後、3年以内の人は新卒として応募できます。

それ以前に卒業した人は中途採用の対象となります。

  1. 募集職種

    セコムは転職の希望者を対象とした中途採用を積極的に行っています。

    ビートエンジニア、常駐警備員、現金護送隊員、監視センター管制員については、未経験者を歓迎しています。

    具体的な募集職種はその時々で変わっていくと思います。

    現時点でどのような職種を募集しているか、詳細は、セコムのホームページにある中途採用情報をご覧ください。

    ちなみに、2024年10月現在、ビートエンジニア、常駐警備員、現金護送隊員、監視センター管制員、健康相談コールセンター看護師、機械警備スタッフ、常駐警備スタッフ、ATM対応スタッフの求人を募集しています。

  2. 面接

    面接での選考ポイントは、求める人材に基づいた総合的な判断です。

    さらに警備保障会社のため、犯罪歴、借金の有無とか、体力面で大丈夫かなどが問われます。

    自己PRに関すること

    • 自己PRをしてください
    • 前職の仕事内容を説明してください
    • 今までに一番苦労したことは何か
    • 長所、短所を教えてください
    • 健康状態はどうですか
    • うそをつきますか
    • 今までに悪いことをしたことがありますか
    • 消費者金融から借金はありますか
    • 警察のお世話になったことがありますか
    • 趣味は何ですか
    • 休日は何をして過ごしていますか

    志望動機に関すること

    • 当社を志望する理由は何ですか
    • なぜその職種を希望しますか
    • これからやりたい仕事は何ですか
    • 体力がいる仕事ですが大丈夫ですか
    • 厳しい環境に耐えられますか
    • 夜勤もあるが大丈夫ですか
    • 事務の役割は何ですか

    退職理由に関すること

    • なぜ現職(前職)を退職するのですか

面接攻略の考え方【転職】

転職の面接では自己PRと志望動機、退職理由を必ず訊かれます。

それらについて的確に答えるための準備をしてください。

以下の自己PRと志望動機、退職理由のヒントを参考にしてください。

  1. 面接時の自己のヒント

    ■行動力を自分の中で探してアピールする

    セコムの求める人材は、特に行動力のある人と考えられます。

    行動力とは、自分の立場を理解して、何をすべきか、相手が自分に何を期待しているかを知り、やるべきことについて前向きに、目的達成まで粘り強く取り組む力です。

    求める人材像の「誰かの役に立つことを喜びと感じ、挑戦意欲の高い人」は、まさに行動力のある人といえるのではないでしょうか。

    転職の面接では、現職(前職)における業務内容を詳しく説明してください。

    そのなかで、業務目標達成のために困難だったことは何か、困難にどのように粘り強く対応して職務を遂行したかとその結果を語れるようにしてください。

    もし上記の能力について乏しい場合は、自分の最も伝えたい能力について説明し、間接的にでも募集職種に役立つことを面接で伝えましょう。

    ■警備会社の社員としてふさわしい人間であることをアピールする

    警備会社の社員として、それまで罪を犯したことや、消費者金融からの借金のあることはタブーです。

    面接官からそのような質問があれば、自分は過去に罪を犯したことも、消費者金融から借金をしたこともなく、警備会社の社員となるのにふさわしい人間であることを伝えましょう。

  2. 面接時に志望動機を語るヒント

    ■なぜセコムを選ぶのか明確に伝える

    セコムの企業理念、歴史、事業内容、ビジョンなどから感じたことをまとめてください。

    そのなかで、自分が共感できることがセコムを選んだ志望動機になります。

    また、セコムと競合他社のホームページをしっかり読んでその違いを知っておいてください。

    セコムを志望する人は、警備業界に興味がある人であり、綜合警備保障(ALSOK)にも興味のある人がいると思います。

    競合他社と比較しなぜセコムなのかをしっかり答えられなくてはなりません。

    ■なぜその職種を選んだか、そこで何をやりたいかを明確に伝える

    その職種に応募する理由、そこでやりたいことと、なぜやりたいかをしっかりと説明できなければなりません。

    中途採用の応募者が応募職種を希望する理由は、現職(前職)で培った自分の経験、能力、スキルがセコムで活かせることが基本です。

    それについては、現職(前職)の職務内容を的確に説明することで伝えてください。

    応募職種が未経験であっても、現職(前職)で培った能力やスキルで、セコムで活かせるものを探してアピールしましょう。

    応募する職種の分野で注目しているセコムの商品や技術、サービスなどと、なぜ注目しているか、その理由も話せるようにしておくとよいでしょう。

    ■体力的にも応募職種の仕事が耐えられることを伝える

    セコムの中途採用求人はビートエンジニア、常駐警備員、現金護送隊員など体力が求められる職種があります。

    また、それ以外の職種でも体力に関する質問がなされます。

    応募職種で働くことは体力的に問題ないことを伝えましょう。そのさい、体力をつけるための日頃の運動習慣について説明できると良いです。

  3. 転職時に退職理由を語るヒント

    「なるほど、そのような前向きな理由があって退職したのですね」と面接官に思ってもらえる内容を説明しましょう。

    間違っても上司と合わないとか、給料が安いなどというネガティブな理由を言わないでください。

    例えば、現職(前職)では、自分の持つ能力、スキルをこれ以上向上させることが難しく、キャリアアップのために転職を考えたというような言い方です。

以上、セコムの中途採用情報と転職の面接攻略の考え方を説明しました。

面接は複数回行われ、自己PRと志望動機、退職理由に関する様々な質問がなされることが予想されます。

また、さらに面接対策(まさに、これこそが重要!!)を完全にしたい転職希望者のために、キャリア育みファームでは必勝マニュアル「ベテラン面接官が教えるとっておきの転職面接必勝法」の販売を行っています。役に立つこと請け合いです。

本マニュアルの方法で自己分析を進めることで、ライバルから一歩抜け出した自己PRと志望動機を作成できます。詳細については、マニュアルのページをご覧ください。

面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【転職】

セコムへの転職の面接を攻略するためには、まずは警備業界を取り巻く環境を理解することと、警備業界で働いたときの仕事の内容も理解しておいてください。

ブログ記事「【2025年】警備業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識」を読んでおいてください。

続いて、セコムとはどのような会社なのかを理解することも転職の面接準備には必須です。

セコムの会社概要、企業理念、事業内容、ビジョンなど、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。

これら以外にもセコムのホームページを隅から隅まで熟読することをお勧めします。

本記事の後半で面接を受けるにあたり必要と思われるセコムの基本的な知識を簡単に紹介します。ぜひ読んでおいてください。

セコムの面接攻略のまとめ【転職】

セコムに入社を希望する人が必ず通過しなければならない面接試験。面接ではどのようなことに気をつけなければならないのでしょうか?

セコムが採用したい人材は、「誰かの役に立つことを喜びと感じ、挑戦意欲の高い人」です。

また、転職の場合は、ホームページにある中途採用の募集欄に、求める人材像が載っている職種がありますので参照ください。

面接では、求める人材に基づいて総合的に判断されます。

面接で自己PRするときのポイントとしては、以下があげられます。

  • 行動力を自分の中で探してアピールする
  • 警備会社の社員としてふさわしい人間であることをアピールする

面接で志望動機を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。

  • なぜセコムを選ぶのか明確に伝える
  • なぜその職種を選んだか、そこで何をやりたいかを明確に伝える
  • 体力的にも応募職種の仕事に耐えられることを伝える

面接で退職理由を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。

  • 面接官が納得できる前向きな退職理由を伝えられるようにする

転職の面接を攻略するためには、警備業界を取り巻く環境を理解することと、警備業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。

また、セコムとはどのような会社なのかを理解することも面接準備には必須です。

セコムの会社に関する知識について、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。

面接がいかに大切か、必ず役に立つ以下のリンクも参考にしてください。

セコムを志望するときに知っておきたい社風

セコムはどのような社風なのか、面接を受けるにあたり知っておきたい情報を載せます。

  • 業界のトップ企業という自負があります。体育会系で、規律が厳しいです。
  • 「正しさの追求」という企業理念が社内にしっかり浸透しています。

    企業理念の資料が配布され、読み合わせる機会が多く設定されています。

    そのため、顧客からの指摘、クレームは徹底的に検証し再発防止に努めています。

  • 世の中の安心、安全のために働いているという使命感ややりがいがあります。

    顧客の期待に応えようとする企業文化があります。そのための資格取得が奨励されています。

  • 年功序列的な色合いも残っています。

    コツコツと真面目に仕事をやっていれば給料が上がっていきます。

  • 業務によっては残業が多く、休憩が取れないこともあります。

    そのときは超過勤務手当を申請できます。原則サービス残業禁止です。

  • 中途採用者が多く様々な社員がいるため、勉強になることが多くあります。

面接で語る志望動機を作る際、社風をよく知っていることが大切です。

セコムの会社概要

セコムは今から約60年前の昭和37年に日本で初めての警備保障会社として創業し、常に警備業界をリードしてきました。

創業当時は日本警備保障株式会社という社名でしたが、その後「セキュリティ・コミュニケーション(Security Communication)」を略したセコム株式会社へ社名変更しています。

日本の大手警備保障会社はセコムの他に綜合警備保障、セントラル警備保障などがあります。

2022年度の警備業界の売上げ、シェアともにセコムが1位です。続いて、綜合警備保障(ALSOK)、セントラル警備保障の順となっています。

国内セキュリティ契約件数は、事業所で99万2,000件、家庭で158万件、国内その他11万8,000件、海外約106万9,000件、総契約375万9,000件となっています。(2024年3月末現在)

平成元年に「社会システム産業」元年を宣言し、セキュリティを中心にグループとして防災、メディカル、保険、地理空間情報サービス、BPO・ICT、国際事業を展開しています。

海外にも積極的に進出しており、13の国と地域でセキュリティサービスを提供 グループでは合計17の国と地域で事業を展開しています。

このようなセコムの2024年3月期の経営成績は次の通りです。

資本金は664億円です。

従業員数は、15,672名です。

売上高は、連結で1兆1,547億4千万円です。

経常利益は、連結で1,668億59百万円です。

当期純利益は、連結で1019億51百万円です。

セグメント別売上高割合は、セキュリティサービス53.2%、防災13.9%、メディカルサービス6.9%、保険5.0%、地理空間情報サービス5.3%、BPO・ICT11.0%、その他4.7%です。

セコムの社名の由来など、面接の志望動機を答える上で知っておくと良いでしょう。

セコムグループの歩み

それでは、セコムグループの歩みを簡単に紹介します。

1962年(昭和37年):創業者(現取締役最高顧問)の飯田亮氏が戸田氏と創業しました。

1964年(昭和39年):東京オリンピックの選手村の警備を担当し、社会的な評価を得ました。

1966年(昭和41年):日本初のオンライン安全システム「SPアラーム」のサービスを開始します。24時間遠隔監視体制が築かれました。

1981年(昭和56年):日本初の家庭用安全システム「マイアラーム」を開発し、セキュリティの家庭市場開拓に挑戦しました。

1989年(平成元年):情報通信ネットワークを利用する安心で便利で、快適な新しい社会システムを構築する「社会システム産業」元年を宣言しました。

2010年(平成22年):ALL SECOMの戦略を開始、セコムの事業同士の連携を深めてシナジー効果を発揮し、安心・安全のサービスを提供する「社会システム産業」の構築を加速させます。

セコムの歩みは日本の警備保障の歩みです。面接の志望動機を答えるうえで知っておくとためになります。

セコムグループの事業内容

セコムグループの7事業について以下に記します。

  • セキュリティ事業:

    企業向けオンラインセキュリティシステム、家庭用安全システム「セコム・ホームセキュリティ」、位置情報提供システム「ココセコム」、「安全商品」など革新的なセキュリティシステムの開発・普及や、常駐警備サービス、現金護送サービスを行っています。

  • 防災事業:

    子会社の能美防災やニッタンと協力して、インテリジェントビルや商業施設から住宅用火災警報器まで、さまざまな防災システムを提供しています。

  • メディカル事業:

    在宅医療サービス、病院運営支援、ネットワーク医療といった医療サービスや、訪問介護サービス、シニアレジデンスといった介護・福祉サービス、会員制健康管理クラブなどの健康・予防サービスを提供しています。

  • 保険事業:

    セコム損害保険によりユニークな損害保険商品を提供しています。

  • 地理空間情報サービス事業:

    パスコへ資本参加し、地理空間情報サービスを提供しています。セコムグループの他の事業分野の基盤ともなりうるもので、「社会システム産業」の中でも重要な役割を担っています。

  • BPO・ICT事業:

    情報セキュリティサービスや大規模災害対策サービスを行っています。セコムグループのシステム構築で培った多くの先進技術や情報セキュリティのノウハウを活かし、様々なクラウドサービスを提供しています。

  • 国際事業:

    12の国と地域でセキュリティサービスを提供し、グループとして16の国と地域で防災、メディカル、地理空間情報サービス、BPO・ICTなどの事業を展開しています。

セコムグループの事業内容は、面接で希望するコースを伝えるために知っておきたいものです。

セコムの事業を知っておくことは、面接での志望動機を語るうえで必要です。

セコムの企業理念

セコムがめざす姿を実現するために、創業以来、脈々と受け継がれている理念について紹介します。

正しさの追求

人と社会を尊重する、清廉で、働きがいのある組織の基盤をなす考え方です。

現状打破の精神

現状打破の精神は、セコムが創造的に挑戦する組織であり続けるエネルギーです。

自己実現のために働こう

仕事だから我慢する、こんなに不幸なことはありません。

面接では、「セコムの企業理念を知っていますか」と質問されるかも知れません。覚えておきましょう。

セコムのビジョン

セコムは、1989年に「社会システム産業」の構築をめざすことを宣言しました。

「社会システム産業」とは、より「安全・安心」で、「快適・便利」なシステムやサービスを創り出し、それらを統合・融合させて社会に必要とされる新しい社会システムとして提供するものです。

「社会システム産業」を構築するために、各事業のサービスを複合的に組み合わせたシステムやサービスの開発・提供に取り組み、いつでも、どこでも誰もが「安全・安心」で「快適・便利」に暮らせる社会の実現をめざします。

セコムのビジョンは、面接での志望動機をまとめる上で必要ですから覚えておきましょう。

セコムグループ2030年ビジョン

セコムは2017年5月、2030年に向けた長期ビジョン「セコムグループ2030年ビジョ ン」を策定して、推進中です。

2030年ビジョ ンのタイトルは、『「あんしんプラットフォーム」構想の実現により、変わりゆく社会に、変わらぬ安心を。』です。

これまでセコムが培ってきた社会とのつながりを基に、暮らしや社会に安心を提供する社会インフラ「あんしんプラットフォーム」の構築を掲げています。

「あんしんプラットフォーム」の特徴は、①時間や空間にとらわれないサービスの提供、②一人ひとりのお客様に寄り添った最適なサービスの提供、③安心にフォーカスした切れ目ないサービスの提供、です。

「あんしんプラットフォーム」構想実現のための戦略として、①社会やお客様とのつながり強化、②「あんしんプラットフォーム」構築の2つを推進します。

  • 「社会やお客様とのつながり強化」としては、最新情報技術を活用したビッグデータ分析でお客様の潜在ニースに応えること、安心を提供するサービスに加えて快適・便利なサービスを提供していきます。
  • 『「あんしんプラットフォーム」構築』では、セコムグループを結集し、セコムと同じ想いのパートナーの参画(“共想”戦略)を推進していきます。

セコム長期のビジョンは、経営の方向性を示しています。面接での志望動機を答えるさいに役に立ちます。

参考リンク集

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