【転職】退職願・退職届の封筒は?選び方と書き方のコツ!

2024.09.11 更新
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退職の手続きに必要な退職願・退職届を入れる封筒の選び方や書き方などをどうするか、わからなくて悩む人は多いようです。

退職願・退職届の封筒はどのようなものを選び、どのような書き方をすれば良いでしょうか?

退職願・退職届の封筒への入れ方、封の仕方、会社への渡し方がわかりません。

その他、退職願・退職届の封筒で気をつけたいことも知りたいものです。

本ブログは、退職願・退職届を入れる封筒について、選び方と書き方のコツなどを解説します。

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目次
  1. 退職願・退職届を入れる封筒の選び方
  2. 退職願・退職届を入れる封筒の表面・裏面の書き方
  3. 退職願・退職届の封筒への入れ方
  4. 退職願・退職届を入れた封筒の封の仕方
  5. 退職願・退職届の封筒の会社への渡し方
  6. 退職願・退職届の封筒で気をつけたいこと
  7. まとめ

退職願・退職届を入れる封筒の選び方

退職願・退職届の封筒の選び方について説明します。

  • 封筒の色

    封筒の色は白色・無地とします。封筒には白色と茶色の封筒がありますが、退職願・退職届といったフォーマルな書類を入れる場合は白色がマナーです。

    茶色は、社内用や、請求書など事務的な書類を入れるさいに使われるために、退職願・退職届には向いていません。

  • 封筒の種類

    封筒は、紙が二重になっている二重封筒を使用します。二重封筒は、中身が透けないものであり、正式な手紙を送るときに使われます。

    また、郵送用の封筒には郵便番号が印刷されていますが、退職願・退職届は手渡しをしますから使用しないでください。

  • 封筒の大きさ

    封筒の大きさは、退職願・退職届のサイズによって使い分けます。

    退職願・退職届はA4またはB5とされていて、これら書類を三つ折りにして封筒に入れたときに適している大きさを選びます。

    退職願・退職届のサイズがA4ならば、長形3号(120×235 mm)、B5ならば、長形4号(90×205 mm)が適しているでしょう。

  • 封筒の購入 

    これらの封筒は、コンビニや100円ショップで購入が可能ですが、郵便用の封筒しか販売していないこともありますから、店舗で確認してください。仮にコンビニや100円ショップでなければ文具店・事務用品店で購入してください。

退職願・退職届を入れる封筒の表面・裏面の書き方

退職願・退職届の封筒の表面・裏面の書き方は次の通りとします。

  • 封筒の表面の書き方

    表面の中央に少し大きめの文字で、「退職願」または「退職届」と書きます。退職願・退職届を提出する会社名や所属部署名、上司の名前といった宛先は不要です。

  • 封筒の裏面の書き方

    裏面の左下に自分の所属部署名と氏名を書きます。封筒の左半分に納まるような書き方とします。

  • 使用する筆記具

    封筒に文字を書く筆記具は、黒のボールペンまたは万年筆を使用します。筆ペンやマジック、サインペンは文字が目立つために避けてください。

退職願・退職届の封筒への入れ方

退職願・退職届の封筒の表面・裏面の書き方を理解したら、それらの封筒への入れ方のマナーを知っておきましょう。

  • 退職願・退職届は三つ折りにする 

    退職願や退職届は三つ折りが基本だとされています。三つ折りは書類を封筒に入れることができ、最も書類の皺が少なくなる折り方のためです。

    三つ折りの折り方は次の通りです。

    ①退職願・退職届を表面が見えるように置く

    ②退職願・退職届の下から3分の1のところを、下から上へと折り返す

    ③退職願・退職届の上から3分の1のところを、上から下へと折り返す

    退職願・退職届を折るときは、角と角を合わせて、丁寧に折ってください。定規を使うときれいに折り曲げることができます。折るときに汚れないように注意してください。

  • 退職願・退職届の右上の裏面が、封筒の裏面の右上となるような入れ方とする

    封筒に入れるさいは、退職願・退職届の右上の裏面が、封筒の裏面の右上となるようにしてください。

    退職願・退職届が封筒に引っかかって、折り目がついてしまわないよう丁寧に入れてください。

退職願・退職届を入れた封筒の封の仕方

続いて、退職願・退職届の封筒の封の仕方を説明します。

退職願・退職届は通常上司に手渡しとするため、封筒の封をしても、しなくてもどちらでも問題ありません。ですが、封をする、しないでは、以下のように対応が異なります。

  • 封筒の封をする場合

    封をする場合は、ふたを閉じてふたの中央に「〆」マークを書きます。「〆」マークは、「締」を簡略化したものです。

    「〆」マークの書き方で間違えやすいのは、「〆」ではなく、「×」を書いてしまうことです。「×」では封印したことにはなりません。

    書き慣れていないと、「〆」と書いたつもりが「×」に見えてしまうこともありますから注意が必要です。

    封筒にのりやシールがついている場合は、のりづけしておいたほうが良いでしょう。

  • 封筒の封をしない場合

    封をしなくても、封筒のふたを折っておきます。

退職願・退職届の封筒の会社への渡し方

ここでは、退職願・退職届の封筒の会社への渡し方を説明します。

  1. 退職願・退職届を手渡しする
    • 退職願は、直属の上司に手渡しすることが基本です。

      はじめに上司に時間をとってもらい会議室など他の社員がいない2人きりの場所で退職の意思を伝えます。

      このとき、退職願は渡しません。いきなり退職願を出すのは無礼だと見なされて上司との関係が悪化する可能性があるからです。

      口頭のみでOKならば退職願は提出しませんが、上司からの要請で、あるいは慰留されたとき意思が堅いことを示す根拠とするために退職願を手渡します。

    • 退職届は、直属の上司に手渡しします。

      会社から退職の承認を得て、退職日が確定した後で退職届を上司に提出します。会社によっては直接人事部門に提出することもありますから、上司に確認すると良いでしょう。

  2. 退職願・退職届を郵送する

    病気やけがなどで会社に行くことができず、退職願・退職届を手渡しできない場合があります。

    その場合は、上司に電話などできちんと退職の意思を伝えて、その上で、退職願・退職届を郵送で送っても良いか確認しましょう。

    退職願・退職届を一方的に送りつけることは、マナーに反するので避けましょう。内容に不備などがある場合、失業保険や社会保険関連の手続きができなくなる恐れがあります。

    • 郵送するときの封筒の選び方

      退職願・退職届が入った封筒を郵送するためには、その封筒よりも一回り大きな郵送用の封筒を準備します。同じくらいのサイズでは、封筒を折り曲げないと入りません。

      退職願・退職届が入った封筒は、そのまま郵送しないのがルールです。郵送用の封筒は、白色で郵便番号の枠のあるものが良いでしょう。

      退職願・退職届が入った封筒のサイズが長形3号(120×235 mm)ならば、郵送用の封筒は角形5号(190×240 mm)、長形4号(90×205 mm)ならば、郵送用の封筒は長形3号(120×235 mm)を選びましょう。

    • 郵送用封筒の書き方

      郵送する場合は、封筒の表面に会社の住所と宛名(部署名と個人名)を記入します。誰宛てとしたら良いのかわからないときは、直属の上司か人事部門に確認してください。

      表面の左下には「親展」と赤字で記入して、四角で囲みます。「親展」と書くことで宛名の人以外の部署内の社員が勝手に開けることがないようにします。

      一方、裏面には、左下に自分の住所と氏名を記入します。

    • 添え状の同封

      書類を郵送する場合は、退職願・退職届に加えて添え状(送り状)を同封するようにします。添え状は、パソコンまたは便箋を使用しての手書きのいずれでもかまいません。

      パソコン使用では横書き、手書きでは縦書きが一般的です。

      添え状の書き方は、例文を参考としてください。

      退職願(退職届)の送付について

      拝啓 貴社におかれましては、益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。

      この度一身上の都合により退職させていただくこととなりました。
      つきましては同封の通り退職願(退職届)を送付させていただきますので、ご査収の程、よろしくお願い致します。

      短い間ではございましたが(長い間)、大変お世話になりありがとうございました。

      末筆ながら、貴社の益々のご発展をお祈り申し上げます。

      敬具

    • 退職願・退職届の封筒、添え状の郵送用封筒の入れ方

      添え状を上に、退職願・退職届を下になるような入れ方にすることがマナーです。

    • 郵送用封筒の「封緘(ふうかん)」

      封筒は、きちんとのりづけをして、ふたを閉じ、ふたの中央に「〆」マークを書きます。

退職願・退職届の封筒で気をつけたいこと

退職願・退職届の封筒で気をつけたいことがあります。

  • 退職願・退職届の封筒の書き間違いは、新しい封筒に書き直す

    退職願・退職届と同じく、封筒の書き間違いは修正液や修正テープで修正することは避けて、新しい封筒に書き直しましょう。

    封筒の書き方を知って、丁寧に書きましょう。

  • 退職願・退職届の封筒は、クリアファイルにはさんでおく

    退職願・退職届の封筒は、上司に手渡しするまで、クリアファイルにはさんでおくと汚れたり、折れ曲がったりしないで済みます。

  • 退職願・退職届を郵送するさいは、郵便局の窓口を利用する

    退職願・退職届を郵送するさいは、料金不足にならないようにポストに投函ではなく、郵便局の窓口で料金を調べて郵送しましょう。

    料金不足は、差出人に戻るか、不足分を会社が支払うといったトラブルになってしまいます。

    また、退職願・退職届の郵送は普通郵便でも問題ありませんが、「配達証明」を利用すると安心です。

    「配達証明」とは、一般書留とした郵便物や荷物がきちんと先方に届いたかどうかを証明してくれるサービスのことです。「配達証明」を利用する場合は、基本料金・運賃と一般書留の加算料金に加えて、350円の追加料金がかかります。

まとめ

退職願・退職届を入れる封筒について、選び方と書き方のコツなどを考えてみます。

退職願・退職届を入れる封筒の選び方は、次の通りです。

  • 色は白色・無地とする
  • 紙が二重になっている二重封筒を使用する
  • 大きさは、退職願・退職届のサイズによって使い分ける
  • 購入は、コンビニや100円ショップで可能。なければ文具店・事務用品店で購入する

退職願・退職届を入れる封筒の表面・裏面の書き方は次の通りとします。

  • 封筒の表面の中央に少し大きめの文字で、「退職願」または「退職届」と書く
  • 封筒の裏面の左下に自分の所属部署名と氏名を記入する
  • 筆記具は、黒のボールペンまたは万年筆を使用する

退職願・退職届の封筒への入れ方には、次のマナーがあります。

  • 退職願・退職届は三つ折りにする
  • 退職願・退職届の右上の裏面が、封筒の裏面の右上となるようにする

退職願・退職届の封筒の封の仕方は次の通りです。

  • 封筒の封をする場合は、ふたを閉じてふたの中央に「〆」マークを書く
  • 封をしない場合でも、封筒のふたを折っておく

退職願・退職届の封筒の会社への渡し方は、手渡しと郵送があります。

  • 退職願・退職届は、手渡しする

    退職願は、直属の上司に手渡しすることが基本です。

    退職届は、直属の上司に手渡ししますが、会社によっては直接人事部門に提出することもありますから、上司に確認してください。

  • 退職願・退職届を郵送する

    退職願・退職届を手渡しできない場合は、上司に電話などで退職の意思を伝えて、その上で、退職願・退職届を郵送で送って良いか確認します。

    退職願・退職届が入った封筒を郵送するためには、その封筒よりも一回り大きな郵送用の封筒を準備します。

    封筒の表面に会社の住所と宛名(部署名と個人名)を記入します。表面の左下には「親展」と赤字で記入して、四角で囲みます。封筒の裏面には、左下に自分の住所と氏名を記入します。

    退職願・退職届に加えて添え状(送り状)を同封するようにします。

    退職願・退職届の封筒、添え状を郵送用の封筒に入れるときは、添え状を上に、退職願・退職届の封筒を下になるようにします。

    郵送用の封筒は、のりづけをして、ふたを閉じ、ふたの中央に「〆」マークを書きます。

退職願・退職届の封筒で気をつけたいことは、次の3つです。

  • 封筒の書き間違いは、新しい封筒に書き直す
  • 封筒は、クリアファイルにはさんでおく
  • 退職願・退職届を郵送するさいは、郵便局の窓口を利用する

以上、退職願・退職届を入れる封筒について、選び方と書き方のコツなど解説しました。

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