【転職】異動希望が通らないとき、選択肢は退職だけ?

2021.08.14 更新
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上司に異動希望を伝えても通らないとき、このまま同じ職場で我慢して働くか、希望する仕事をするために退職すべきか悩む人は多いものです。

そもそも人事異動は、会社の都合によって行うものですが、異動希望を自己申告できる制度を持つ会社もありますので、それも含めてさまざまな方法で上手に異動希望を伝えることが大切です。

異動希望が通るためには、しっかりと対策を講じてください。

一方で、異動希望が通らなければ退職すると決めたときに考えたいことがあります。

本ブログは、異動希望が通らないとき、選択肢は退職だけなのかについて解説します。

目次
  1. 会社は人事異動をなぜ実施するのか
  2. 異動希望を申し出ることができる制度はあるか
  3. 異動希望を申し出ることができる制度がない会社はどうする
  4. 異動希望が通るためにはどうしたらいいか
  5. 異動希望が通らなければ退職すると決めたときに考えたいこと
  6. まとめ

会社は人事異動をなぜ実施するのか

会社が人事異動を行う理由は4つあります。

  • 組織に新しい血を入れて、組織を活性化したいため

    職場でずっと同じ人ばかりが働いていては、思考がマンネリ化して斬新な発想は出てきません。

    ですから、全く違う分野から新しい人を異動させて、組織を活性化させたい狙いがあります。

  • 組織の人員調整のため

    労働力が足りない職場に、余剰人員を抱える職場から人を異動させて、人員配置が問題ないように調整する場合があります。

  • 人材育成を図るため

    会社が欲しい人材を育てるために、その職種の未経験者を異動させて、経験してもらうことがあります。

  • 社員のやる気を出させるため

    後述する人事諸制度により、本人の異動希望に沿った異動を行うことで、やる気を出させて成果を上げるように期待することがあります。

以上からわかるように、異動はあくまで、会社の業績に結び付けるために行うことが目的となっています。

なので、多くの企業では、社員の異動希望は、あまり通らないのが実態です。ですが、通らないからと言って直ちに退職することは止めてください。

異動希望を申し出ることができる制度はあるか

現状の業務に不満があるとか、別の職種でキャリアアップを図りたいというような理由により異動希望を申し出たいことがあります。

しかし、やみくもに異動希望を申し出ても許可されるわけではありません。

異動にあたっては社員の意向を重視する、自己申告制度や社内公募制度、フリーエージェント制度などの施策も導入されています。

自己申告制度は8割の企業で導入されているといわれています。

また、経団連の会員企業に行った「人材育成に関するアンケート調査」(2020年1月公表)によると、異動にあたっては社員の意向を重視する施策として、社内公募制度が、54.9%、FA(フリーエージェント)制度が、16.9%の企業で導入されています。

  • 自己申告制度

    自己申告制度は、現在の職務への適性や満足度、異動希望、キャリアプラン、企業への不満などを社員から申告してもらい、それを人材開発や人事異動などの参考資料として活用する仕組みです。

    自己申告表をもとに、上司と部下が会話の機会を持ち、自分の希望を伝えることができます。

    異動希望を伝えても、いつまでも希望が通らないときはモチベーションが下がりますが、自分の意向を公式に伝えることができるのがメリットです。

  • 社内公募制度

    社内公募制度とは、キャリア開発支援の一種で、人材を必要とする部署が、社内に向けて募集をかけ、社員の意思により応募する仕組みです。

    手を挙げた社員を公募した部署が選考し、合格すれば希望する部署へ異動となります。

    ですが、社内公募に手を挙げても選考に通らないときは、モチベーション低下となります。

  • FA(フリーエージェント)制度 

    FA(フリーエージェント)制度は、一定の資格条件を満たした社員がフリーエージェントを宣言し、自分の経歴や能力・実績を希望部署に自ら売り込む仕組みです。

    FAした社員は、希望する部署で能力や適正を判断され、必要とされれば異動します。また自分を必要とする部署から、声が掛かることを待つ方法もとることができます。

    ですが、FAしても選考に通らないときは、モチベーション低下となります。

以上のような人事制度が自社にあれば、異動希望が通らないで退職を考える前にぜひとも利用してみてください。

異動希望を申し出ることができる制度がない会社はどうする

自己申告制度は広く導入されている制度ですが、そのような仕組みがない会社に在籍している人もいると思います。

制度がない場合、異動希望を上司に知ってもらうためには、常日頃から上司と雑談する機会をつくってください。

例えば、昼休みの休憩室や、退社後の飲食の場など、仕事以外の場でたくさん会話する場を設けて、タイミングをはかりながら定期的に「異動希望」を伝えてください。

実は、自己申告などの制度よりもこの方法が有効です。もちろん直ぐに「わかった」とは言ってくれませんが、上司の胸の内に残るはずです。

異動希望が通らないで退職を考える前にトライしてみるといいでしょう。

異動希望が通るためにはどうしたらいいか

上記でも説明しましたが、異動希望は通らないことが通常です。

なぜならば、異動はあくまで、会社の業績に結び付けるために行うことが目的となっているからです。

ですが、会社も異動希望を全く無視しているわけではなく、自己申告などで、上手に自己アピールすれば、異動が叶うことがあります。

そのためには、どのような方法でアピールしたら良いか探ってみます。

  • 前向きの理由で、異動希望を伝える

    「現在の職場で仕事をしたくない」、「仕事がつまらない」、「やる気が出ない」など、ネガティブな理由で、異動希望を出しても通らないです。

    むしろ本人にマイナスイメージを持たれてしまいます。

    「新しい仕事にチャレンジしたい」、「スキルアップを目指して、よりレベルの高い仕事にチャレンジしたい」といったような理由を、これまでの経験や将来のキャリアプランに結び付けて伝えるといいでしょう。

  • 異動希望先の部署で使える資格取得の勉強をする

    「異動させてもらえば、頑張ります」だけでは異動希望が通らないです。「異動を実現するために○○の資格を取得しました」というような本人の努力を示してください。

    例えば、「経理部を希望するために簿記2級を取得しました」、「海外営業の業務ができるようにTOEIC800点を目指して勉強中です」のようなアピールができるとプラスです。

  • 現在の職場ではしっかり仕事をこなして成果をだす

    異動希望を出しても現職場で十分仕事をこなしていないと、上司や人事も異動希望先に自信を持って推薦できません。

    やる気のないとみなされると、人事考課にも影響を与えて、異動希望先の部署から拒否される可能性が大きくなってしまいます。

    現在の職場ではしっかり仕事をこなして成果をだすことに専念してください。

  • 異動希望は直ぐに通らないと覚悟する

    どのようなかたちでも異動希望を伝えれば、異動を叶えてくれると考えないでください。

    繰り返しますが、異動はあくまで、会社の業績に結び付けるために行うことが目的です。

    異動希望が通らないからと性急に退職をしないで、じっとその時を待つ忍耐力も求められます。

異動希望が通らなければ退職すると決めたときに考えたいこと

異動希望を上司に伝えて、異動が通るような準備もして、その時を待っていたけれどやはり通らない場合のことを考えてみます。

その場合は、「そのままずっと待っている」又は、「希望する仕事ができるように退職して転職する」かの判断となります。

どちらを選択するかについては、本人が判断することになります。

もし、退職すると決めたならば、考えておきたいことがあります。

  • 上司に「異動希望が通らないときは退職します」と伝えないでください。

    上司からみて、脅かされたと感じますし、このようなやり方で会社が異動希望を認めるほど甘くありません。

    しかも、異動希望が通らなくて転職も決まらないときに、職場に居場所がなくなってしまうことにもなりかねません。

    やむなく、退職し、性急に転職先を決めて後で後悔することだけは、避けたいものです。

    異動希望と退職は切り離して考えてください。

  • 異動希望と並行して転職活動をこっそり進めてもかまいません

    異動希望が通らない場合に備えて、こっそり転職活動を進めることは問題ありません。

    異動希望が通れば、異動すればいいですし、通らない場合には転職活動をじっくり進めれば良いわけです。

    転職活動がうまくいって、現在の会社よりやりがいの持てる仕事を見つけることができるかも知れません。

まとめ

会社で異動希望を出しても通らないとき、選択肢は退職だけなのかについて考えてみます。

会社が人事異動を行う理由は4つあります。

  • 組織に新しい血を入れて、組織を活性化したいため
  • 組織の人員調整のため
  • 人材育成を図るため
  • 社員のやる気を出させるため

異動希望を申し出ることができる制度には、自己申告制度や社内公募制度、フリーエージェント制度があります。

  • 自己申告制度は、現在の職務への適性や満足度、異動希望、キャリアプラン、企業への不満などを社員から申告してもらい、それを人材開発や人事異動などの参考資料として活用する仕組みです。
  • 社内公募制度は、キャリア開発支援の一種で、人材を必要とする部署が、社内に向けて募集をかけ、社員の意思により応募する仕組みです。
  • FA(フリーエージェント)制度は、一定の資格条件を満たした社員がフリーエージェントを宣言し、自分の経歴や能力・実績を希望部署に自ら売り込む仕組みです。

異動希望を申し出ることができる制度がない場合、異動希望を上司に知ってもらうためには、常日頃から上司と雑談する機会をつくってください。

異動希望を出しても通らないことが通常ですが、自己申告などで、上手に自己アピールすれば、異動が叶うことがあります。

そのためには、次の4つを意識してください。

  • 前向きの理由で、異動希望を伝える
  • 異動希望先の部署で使える資格取得の勉強をする
  • 現在の職場ではしっかり仕事をこなして成果をだす
  • 異動希望は直ぐに通らないと覚悟する

異動希望が通らない場合は、「そのままずっと待っている」又は、「希望する仕事ができるように退職して転職する」かの判断となりますが、退職すると決めたならば、考慮することが2つあります。

  • 上司に「異動希望が通らないときは退職します」と伝えないでください。
  • 異動希望と並行して転職活動をこっそり進めてもかまいません

以上、異動希望を出しても通らないとき、選択肢は退職だけなのかについて解説しました。

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