【就活・転職】面接不採用で再チャレンジ?~面接官のうら話
就活において、第一志望の企業が面接で不採用となったけれど、どうしても諦めきれず新卒採用で再チャレンジしたい人がいるかも知れません。
あるいは別の企業に就職したけれど、あきらめきれずに、新卒で不採用だった企業に再チャレンジしたい転職の希望者もいるでしょう。
就活の面接で不採用になった企業の新卒採用に再チャレンジは可能でしょうか?
新卒の面接で不採用となった企業に再チャレンジできる方法と、採用されるコツはあるのでしょうか?
新卒の面接で不採用となった企業に再チャレンジするときに気をつけたいことも知りたいものです。
本ブログは、新卒の面接で不採用となったけれど、再チャレンジしたい就活中の学生や転職希望者に対して、アドバイスします。
但し、本ブログに載る内容は全ての企業にあてはまる訳ではなく、あくまで筆者の経験を含めての内容であることをご了解ください。
就活や転職活動では、自己分析や企業研究した結果を基に履歴書やエントリーシート(就活)、職務経歴書(転職)を作成し、一貫性をもたせて面接に繋げることを強く意識して臨んでください。
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就活の面接で不採用となった企業の新卒採用に再チャレンジできるか
あこがれの第一希望の企業に応募して、何回かの面接を通過したものの最終的には不採用となったときの悔しさや、落胆する気持ちは察するに余り有ります。
なので、再チャレンジしたい気持ちはよくわかります。気を取り直して他の企業に応募して内定を得ても、本人はすっきりしない気持ちのままです。
それでは、第一希望の会社が未だ募集中なら、新卒採用に再チャレンジできるのでしょうか?
結論から言うと、非常に難しいです。その理由は3つあります。
- 面接や他の選考を終了し、新卒としては不採用の判断をされています。
不採用の理由は人によって異なるかも知れませんが、面接で本来の実力を発揮できなかったから「再チャレンジさせてください」と申し出ても受けつけないことが普通です。
学生の評価は、既に確定しているからです。次回は面接で本当の自分を見て欲しいといっても、面接を含めた選考は一発勝負ですから受入れられないでしょう。
「この学生は不採用でも再チャレンジを希望して根性があるね」とはなりません。
- 仮に、その学生の熱心さに打たれて再チャレンジを認めたら、新卒で応募した他の不採用の人に対する公平性を欠きます。
公平性の観点から、不採用であっても希望すれば全て再チャレンジを認めることになり、現実的ではありません。
特に就活の人気企業では実務上でも混乱をきたしてしまいます。
- 面接官からすれば、新卒の募集で一度不採用となった学生の再チャレンジをなぜ認めるかわかりません。
「採用担当者は、面接での自分の判断をくつがえすのか」と面接官は不快に思うでしょうし、採用担当者は再チャレンジを特別な理由もないのに、面接官にお願いするわけにはいきません。
以上の理由により、就活の面接で不採用となった企業の新卒採用に再チャレンジすることは困難と考えるのが現実的です。
新卒の面接で不採用となった企業に再チャレンジできる方法はあるか
それでは、新卒の面接で不採用となった企業に再チャレンジできる機会は二度とないのでしょうか?
会社によっては、応募してから〇年以上経てば再応募が可能です。(〇年は会社によって異なりますが概ね3年くらいが一般的です。)
ですが、一度応募した人は、再度応募できない会社もあります。
会社の募集要項を確認してください。
再チャレンジできる機会は2つの方法が考えられます。
- 第二新卒募集に再チャレンジする
新卒で他の会社に就職して、第二新卒募集を待って再チャレンジするものです。
- 中途採用募集に再チャレンジする
新卒で他の会社に就職し、実力をつけて中途採用の募集があったときに再チャレンジするかたちです。
新卒で不採用となった会社にどうしても入社した場合には、これら2つの方法があります。
留意すべきこととして、第二新卒でも中途採用の募集においても、新卒で応募したときより能力やスキルがレベルアップしていないといけないことです。
会社には不採用者の面接のデータも一定年数残っていますし、採用担当者も当時の人が残っているかも知れません。
年月が経っているから応募しても、だれも知らないだろうと考えると間違ってしまいます。
新卒の面接で不採用となった企業に再チャレンジして採用されるコツ
新卒の面接で不採用となった企業に、第二新卒や中途採用(経験者採用)募集で再チャレンジして採用されるコツを説明します。
- 新卒の面接で不採用となった理由を自分なりに考えて反省し、欠点を克服する
最も大事なことは、「なぜ新卒の面接では不採用となったのか」です。この点について自分を振り返ることが大切です。
そして、再チャレンジでの面接では、不採用の理由を改善することです。
「新卒のときの面接官と自分は合わなかったから不採用だったのでは」と勝手に考えて自分を変えないと、同じように不採用になる可能性が高いです。
大手の会社は面接での採用、不採用を決定する評価基準を持っています。あるいは事前に人事と面接官の間ですり合わせを行っています。たまたま面接官のめぐり合わせが悪かったわけではありません。
いずれにせよ不採用の理由が本人にわからなければ、再チャレンジしても不採用となる可能性が高いです。
- 第二新卒で再チャレンジの場合は、働いている期間が短いために、新卒で応募の場合とほとんど同じ視点でみられることを知る
新卒で応募のときに本人の人柄が社風に合わなくて不採用ならば、第二新卒で再チャレンジしても不採用の可能性は高いです。
例えば体育会系の社風で、本人が文化系ならば採用されるのは難しいといったようなことです。
ですが、新卒で応募のとき面接マナーやコミュニケーションが十分でなく不採用となった場合で、社会人となってから改善されていれば、採用される可能性は十分あります。
- 中途採用(経験者採用)で再チャレンジの場合は、本人の人柄と同時に能力、スキル、経験を重視することを知る
新卒で応募のとき、本人の人柄が社風に合わなくて不採用ならば、中途採用で再チャレンジしても不採用の可能性は高いです。
ですが、人柄に問題がなければ、あとは本人がどれだけ会社に貢献できるのかが、採用、不採用を分けます。
中途採用は職種別に募集することが一般的であり、その職種の経験者を求めています。
応募する職種の業務を十分に遂行できる能力、スキルを持っていれば採用される確率は高いでしょう。
ですから、現職(前職)で能力やスキルを精一杯高める努力を積み重ねることが大切です。
- 難易度の高い資格を取得する
本人が働きたい職種に必要な難易度の高い資格を取得することも有効です。
働きながら資格を取得することは大変な努力や精神力が必要ですが、資格を持っていると有利なことは確かです。
ですが、資格の保有は絶対的なものではなく、あくまで能力やスキルが優先されます。
- 中途採用募集の場合は、複数の職種に応募する
本人の能力やスキルが活かせるならば、複数の職種に同時応募して、会社に働く職種を選択してもらうという手もあります。
もちろん全滅も覚悟しなければなりませんが、応募する範囲を広げることは採用される可能性も高くなります。
「研究職では難しいが、ポテンシャルはありそうだし生産技術職で一から覚えてもらおうか」と会社が考えてくれるかも知れません。
この場合は、面接のときに、なぜ複数の職種に応募したのかその理由を答えられるように準備してください。
新卒の面接で不採用となった企業に再チャレンジするときに気をつけたいこと
新卒の面接で不採用となった企業に再チャレンジするときに、気をつけたいことがあります。
- 第二新卒、中途採用(経験者採用)に再チャレンジする場合は、「新卒のときにも応募しましたが、今回の募集に応募できますか」と確認しましょう。
一度不採用となった人は、応募できないルールのある会社があります。
再チャレンジする場合は20代が中心です。新卒のときの不採用を会社に伝えなくてもデータが残っている会社もあり、そのようなときは再チャレンジがわかる可能性が高いです。
- 面接ではどうしても入社したいという熱意を示してください
入社の熱意は、ただ「入社したい」を大きな声で伝えることではありません。
新卒では不採用だったけれどなぜ再チャレンジするのか、志望理由を論理的に組み立て、面接官に納得してもらわなくてはなりません。それによって熱意を伝えてください。
まとめ
就活において、第一志望の企業が面接で不採用となったけれど、再チャレンジしたい場合はどうするか考えてみます。
就活の面接で不採用となった企業の新卒採用募集に再チャレンジすることは、以下の理由により難しいです。
- その学生は面接や他の選考を終了し、既に新卒としては不採用の判断をしています。
- その学生の熱心さに打たれて再チャレンジを認めたら、他の不採用の人に対する公平性を欠きます。
- 面接官からすれば、新卒の募集で一度不採用となった学生の再チャレンジをなぜ認めるかわかりません。
新卒の面接で不採用となった企業に再チャレンジできる機会は、2つの方法が考えられます。
- 第二新卒募集に再チャレンジする
- 中途採用募集に再チャレンジする
新卒の面接で不採用となった企業に、第二新卒や中途採用(経験者採用)募集で再チャレンジして採用されるコツは、次のようなものです。
- 新卒の面接で不採用となった理由を自分なりに考えて反省し、欠点を克服する
- 第二新卒で再チャレンジの場合は、働いている期間が短いために、新卒で応募の場合とほとんど同じ視点でみられることを知る
- 中途採用(経験者採用)で再チャレンジの場合は、本人の人柄と同時に能力、スキル、経験を重視することを知る。
- 難易度の高い資格を取得する
- 中途採用募集の場合は、複数の職種に応募する
新卒の面接で不採用となった企業に再チャレンジするときに気をつけたいことが2つあります。
- 第二新卒、中途採用(経験者採用)に再チャレンジする場合は、新卒のときにも応募したが、今回の募集に応募できるか確認する
- 面接ではどうしても入社したいという熱意を示す
以上、就活において、第一志望の企業が面接で不採用となったけれど、再チャレンジしたい場合はどうするかについてアドバイスしました。
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