【26卒/25年転職】面接官が教える「クボタ」の面接対策

2024.10.22 更新
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日本最大の農業機械メーカーであり、売上高で世界3位であるクボタに入社を希望する人が、必ず通過しなければならない就職や転職の面接試験。応募者は事前にどのような面接対策をしたらよいのでしょうか?

クボタに入社を希望する人がぜひとも知っておきたい就職や転職の面接に関しての情報や、ノウハウというものがあります。

例えば、クボタの面接では求める人材をよく理解して、自己PRにおいては、行動力とチームワーク力をアピールすることが大切です。

一方、面接で志望動機を語るためにはなぜ農業機械業界を選ぶのかについて、的確に答えられなくてはいけません。

さらに競合他社と比べてなぜクボタなのかについても面接官が納得できるように答えられることが大切です。

これら以外にもクボタの就職や転職の面接を受けるにあたって大切なポイントがあります。

本ブログでは、面接官である筆者が、クボタの採用情報とともに、就職や転職の面接で必ず訊かれる自己PRや志望動機の受け答えなどについてその対策を解説していきます。

さらに面接に臨むうえで必要な知識として、クボタの会社に関する情報を載せています。

面接対策は、自己分析や企業研究の段階から既にはじまっています。

自己分析や企業研究した結果を基に履歴書やエントリーシート(就活)、職務経歴書(転職)を作成し、一貫性をもたせて面接に繋げることを強く意識して臨んでください。

就活中の学生や転職希望者は、本サイト「キャリア育みファーム」を読んでいただければ、自己分析・企業研究の段階からスムーズに選考・面接対策ができるようになります。

さらに、絶対の自信を持って臨みたい方には、「就活面接必勝法」・「転職面接必勝法」を用意しております。

目次
  1. クボタの求める人材
  2. クボタの新卒採用情報について【就活】
  3. 面接攻略の考え方【就活】
  4. 面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【就活】
  5. クボタの面接攻略のまとめ【就活】
  6. クボタの中途採用情報について【転職】
  7. 面接攻略の考え方【転職】
  8. 面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【転職】
  9. クボタの面接攻略のまとめ【転職】
  10. クボタを志望するときに知っておきたい社風
  11. クボタの会社概要
  12. クボタの企業理念
  13. クボタの長期ビジョン
  14. 参考リンク集

クボタの求める人材

クボタはどのような人材を求めているのでしょうか?

クボタの新卒採用情報には、求める人財像が載っています。

求める人財像

01 自らの成長を求めてチャレンジし続ける人財

02 誠実さと粘り強さを兼ね備えた人財

03 多様性を受け入れ、チームワークを尊重する人財

面接において自己PRをするとき、求める人材像をあらかじめ知っておくことは大切です。覚えておきましょう。

クボタの新卒採用情報について【就活】

はじめにクボタの新卒採用情報について以下に記します。

  1. 募集職種   

    募集は、事務系総合、人事労務、財務・経理、技術系総合、生産技術・製造、サービス技術、プラントエンジニア、DX&ITイノベーション、デザインの9つに分かれています。

    このうち、①人事労務は、人事労務職、②財務・経理は経営管理・企画、財務・経理職、③生産技術・製造は生産技術・製造職、④サービス技術はサービス技術(農業機械、建設機械、エンジン)職、⑤プラントエンジニアは、プラントエンジニアリング職、⑥DX&ITイノベーションはIT企画・推進職、⑦デザインはデザイン職に就くことが決まっている職種です。

    学校推薦による求人については就職課または就職担当教授に確認ください。

  2. 選考フロー
    • 事務系総合、人事労務、財務・経理     

      応募(プレエントリー)→応募書類提出(エントリーシート・成績証明書)→書類選考→適性検査・自己紹介動画→面接→内々定

    • 技術系総合 、生産技術・製造、サービス技術、プラントエンジニア、DX&ITイノベーション

      学校推薦

      応募(プレエントリー)→応募書類提出(エントリーシート・成績証明書)→適性検査→面接→内々定

      自由応募

      応募(プレエントリー)→応募書類提出(エントリーシート・成績証明書)→書類選考→適性検査→面接→内々定

    • プラントエンジニア

      学校推薦・自由応募

      応募(プレエントリー)→応募書類提出(エントリーシート・成績証明書)→書類選考→適性検査→面接→内々定

    • デザイン

      自由応募

      応募(プレエントリー)→応募書類提出(エントリーシート・成績証明書)→書類選考→適性検査→面接→内々定

  3. エントリーシート(25年卒)  

    自己PRに関すること

    • 専攻テーマ・研究テーマ
    • 専攻テーマ・研究テーマの内容(300字以内)
    • あなたが困難に負けずにチャレンジした経験を語ってください。※成功・失敗は問いません。(400字以内)
    • あなたの夢を語ってください(100字以内)
    • あなたの人生に影響を与えた出来事を最大3つ教えてください。(各50文字以内)
    • 専攻テーマ・研究テーマの内容(300字以内)
    • 自分らしい写真を添付しその説明を教えてください。※ご自身が写っている写真ではなくても構いません」(100字以内)

    志望動機に関すること

    • 興味のある事業
    • 希望職種(技術系)(複数回答可)※技術系総合コース
    • 上記で選んだ事業・職種の志望理由と志望するきっかけを記入してください。(200字以内)
  4. 面接   

    面接では学生時代に力を入れたことについての深掘りがあります。技術系応募者は、資料に基づき研究内容を5分で説明します。

    事務系の自己紹介動画では、「人を巻き込んでやり遂げたことについて教えてください」(60秒)のテーマで説明します。

    自己PRに関すること

    • 自己紹介してください
    • 自己PRしてください
    • 在籍する大学・学部を選んだ理由を教えてください
    • 学業(ゼミの研究内容)について話してください
    • 学生時代に力を入れたことについて教えてください(やりたい理由、困難なこと、困難をいかに乗り切ったか、得たこと)
    • 研究内容について説明してください(研究室を選んだ理由、テーマ選定理由、研究の意義、メンバーの数、難しい点、工夫したこと、従来の手法との違い、目標、今後に社会・クボタで活かせること)
    • これまでの人生で困難だったこととその乗り越え方を教えてください
    • これまでチームで成し遂げた経験はありますか
    • 部活動に入った理由は何ですか(困難とその乗り越え方)
    • 集団のなかでは、どのような立ち位置となりますか
    • アルバイトは何をしていましたか(苦労したことと解決策)
    • 人生で失敗したことはありますか(失敗をどう乗り越えたか)
    • 転機となったエピソードはありますか
    • コミュニケーションをとる上で意識していることは何ですか
    • 周りの人から自分の性格についてどのように言われますか
    • 自分の意見を通したいとき、あるいは思い通りにならないときどうしますか
    • あなたの苦手な人はどのような人ですか
    • 強みと弱みは何ですか
    • 自分の魅力をアピールしてください
    • 趣味は何ですか

    志望動機に関すること

    • 就活の軸は何ですか
    • なぜメーカーを志望しますか
    • なぜ農業機械を志望しますか
    • なぜクボタを志望しますか
    • 希望する職種や事業とその理由は何ですか
    • ○○職のイメージを教えてください
    • 入社後やりたいことは何ですか
    • 10年後のキャリアプランを話してください
    • 希望する事業に就けないときはどうしますか
    • 新入社員の30%は工場が初期配属先ですが、大丈夫ですか
    • 社風・社会貢献・農業についてどう考えますか
    • 興味のある製品はありますか
    • 海外勤務の希望はありますか
    • 農業に接する機会はこれまであったか、どんな製品に興味がありますか
    • 他社の選考状況とクボタの志望度を教えてください
  5. 採用人数

    19年度入社実績 173名(事務系45名 技術系128名)

    20年度入社実績 184名(事務系50名 技術系134名)

    21年度入社実績 205名(事務系54名 技術系151名)

    22年度入社実績 225名(事務系55名 技術系170名)

    23年度入社実績 328名(事務系90名 技術系238名)

    24年度入社実績 335名(事務系79名 技術系256名)

    25年度入社計画 295名(事務系80名 技術系215名)

  6. 24年新卒入社大学別就職者数

    国公立大

    東京大1、京都大15、北海道大7、東北大10、名古屋大5、大阪大30、九州大11、東京工業大3、筑波大9、千葉大2、電通大1、横浜国大1、横浜市大1、金沢大2、大阪公立大25、神戸大32、岡山大14、広島大6、熊本大3、他

    私立大

    早稲田大9、慶応大8、上智大5、明治大5、青山学院大1、中央大1、法政大2、日本大1、東洋大1、専修大2、東京理科大5、芝浦工大7、同志社大16、立命館大13、関西大7、関西学院大7、近畿大2、他

    以上は大学院修了者を含みます。

    ※サンデー毎日(2024年9月1日号)参照

  7. 学歴フィルター

    クボタは本社が大阪市ということもあり、関西圏の大学からの採用が多いです。

面接攻略の考え方【就活】

就活の面接では自己PRと志望動機及びそれに関することを必ず訊かれます。

よってそれらの答えをあらかじめ準備する必要があります。

以下の自己PRと志望動機のヒントを参考にしてまとめてください。

  1. 面接時の自己PRのヒント

    ■行動力とチームワーク力を自分の中で探してアピールする

    クボタは、特に行動力とチームワーク力を求めていると考えられます。

    上記の求める人材にあるようにクボタは、「自らの成長を求めてチャレンジし続ける」「誠実さと粘り強さを兼ね備えた」「多様性を受け入れ、チームワークを尊重する」人財を求めています。

    この中で、「自らの成長を求めてチャレンジし続ける」「誠実さと粘り強さを兼ね備える」は、行動力を表しています。

    また、「多様性を受け入れ、チームワークを尊重する人材」は、まさにチームワーク力を表しています。

    クボタは、長期ビジョン「GMB2030」において「食料の生産性・安全性を高めるソリューション」「水環境・廃棄物の循環を促進するソリューション」「都市環境・生活環境を向上させるソリューション」という3つの新たなソリューションの提供に取り組むとしています。

    これらを推進する上で、行動力とチームワーク力が求められているのではないでしょうか。

    面接では、学生時代において力を入れたことを伝える中で、行動力とチームワーク力をアピールしましょう。

    力を入れたことは学業、クラブ・サークル活動、アルバイト、ボランティア活動などなんでも良いです。

    そのさい、目標達成に向けてどのような困難があり、それをどのように乗り越えて、どのような成果をあげたかも説明できるようにしてください。

    さらに一緒に取り組んだメンバーがいたら、自分の役割と、目標達成のためにメンバーとどのように協力し合ったか、メンバーの意見を尊重するなかで、どのように自分の考えを理解してもらったかなど、チームの中での円満な人間関係に努力したエピソードを探し出して語ってください。

    但し、クボタは採用するすべての人に行動力とチームワーク力を求めているわけではありません。

    自分の最も伝えたい能力が他にあるなら、面接でその能力を上手に説明してください。

    ■技術系応募者は研究内容を語る

    まず、クボタは基本的に技術系の会社であることを理解しましょう。新卒採用者の約75%は技術系です。

    クボタは、「食料・水・環境」分野を事業領域とし、「環境負荷低減・社会課題解決」に事業として取り組み、現場主義の研究開発を続けています。

    面接では、それらに十分対応できる能力、スキルがあることを、自分の研究内容から探し出して話せるようにしてください。

    技術系応募者は、面接において研究内容の説明を詳しく求められることを覚悟してください。

    具体的には、研究にあたって、その課題と課題解決の手法をあげ、解決に困難だった点について自分自身の工夫と成果を説明できるようにしてください。

    さらに研究がクボタでどのように活かせるかも説明してください。

    また、課題を解決するために、どのように周囲を巻き込んでいったか、あるいはねばり強く取り組んでいったかなどについても説明できるといいです。

    応募希望者のなかには、直接クボタの製品に関わる研究、勉強をしていない人もいると思います。その場合は面接で潜在的な能力面をアピールすることです。

  2. 面接時に志望動機を語るヒント

    ■なぜクボタを選ぶのか明確に伝える

    クボタの企業理念、事業内容、長期ビジョンなどから感じたことをまとめてください。

    そのなかで、自分が共感できることがクボタを選んだ志望動機になります。

    また、クボタと競合他社のホームページをしっかり読んでその違いを知っておいてください。

    クボタを志望する学生は機械メーカーに興味がある人であり、クボタと並行してコマツやダイキン工業などと、かけもち応募する学生が多いようです。

    あるいは、同じ関西圏である村田製作所やSCREENホールディングスにも応募するかも知れません。

    たとえクボタが第一志望でなくても競合他社と比較し、なぜクボタなのかを質問されたときに、しっかり答えられなくてはなりません。

    ■クボタで希望する職種や事業とその理由、及びそこでどのような仕事をやりたいか明確に伝える

    クボタの新卒募集は、通常の募集と、職種別募集の2つの募集方法があります。

    面接では、そのどちらを選択しても、面接では、希望する職種や事業とその理由、やりたい仕事は何か、なぜその仕事をやりたいのかをきちんと説明できなくてはいけません。

    あわせてやりたい仕事で活かせる能力やスキルがあればそれを伝えてください。

    クボタで注目している製品や技術、サービスとその注目理由も話せるようにしておくと、なお良いでしょう。

    ■他社の応募状況とクボタの志望順位を答えられるようにする

    志望順位については、迷わず第一志望ですと答えましょう。

    他社の応募状況を聞かれたら、(農業・建設)機械業界志望と答えてください。他社名を教えてほしいと聞かれたさい、クボタと同レベルの企業に応募中ならそれを答えてください。

    それ以外なら「〇〇業界にも興味があり応募しています」くらいは答えてもいいです。

    この場合まったくの異業種に応募している場合は、なぜ応募したのか答えられるようにしてください。

以上、クボタの採用情報と面接攻略の考え方を説明しました。

面接は1~2回行われ、自己PRと志望動機に関する様々な質問がなされることが予想されます。

また、さらに面接対策(まさに、これこそが重要!!)を完全にしたい就活生のために、キャリア育みファームでは必勝マニュアル「ベテラン面接官が教えるとっておきの就活面接必勝法」の販売を行っています。役に立つこと請け合いです。

本マニュアルの方法で自己分析を進めることで、ライバルから一歩抜け出した自己PRと志望動機を作成できます。詳細については、マニュアルのページをご覧ください。

面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【就活】

クボタは、日本で売上高NO.1の農業機械メーカーです。

このようなクボタの面接を攻略するためには、まず農業機械業界を取り巻く環境を理解することと、農業機械業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。

ブログ記事「【2025年】農業機械業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識」を読んでおいてください。

続いて、クボタとはどのような会社なのかを理解することも面接準備には必須です。

クボタの会社概要、企業理念、長期ビジョンなど、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。

これら以外にもクボタのホームページを隅から隅まで熟読することをお勧めします。

本記事の後半でクボタの基本的な知識を簡単に紹介します。面接を受けるにあたり必要と思われるので、ぜひ読んでおいてください。

クボタの面接攻略のまとめ【就活】

クボタに入社を希望する人が、必ず通過しなければならない面接試験。面接ではどのようなことに気をつけなければならないのでしょうか?

クボタが求める人材は、「自らの成長を求めてチャレンジし続ける」「誠実さと粘り強さを兼ね備えた」「多様性を受け入れ、チームワークを尊重する」人です。

面接では学生時代に力を入れたことについての深掘りがあります。

面接で自己PRをするときのポイントとしては、以下があげられます。

  • 行動力とチームワーク力を自分の中で探してアピールする
  • 技術系応募者は研究内容を語る

面接で志望動機を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。

  • なぜクボタを選ぶのか明確に伝える
  • クボタで希望する職種や事業とその理由、及びそこでどのような仕事をやりたいか明確に伝える
  • 他社の応募状況とクボタの志望順位を答えられるようにする

面接を攻略するためには、まずは農業機械業界を取り巻く環境を理解すると同時に、農業機械業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。

また、クボタとはどのような会社なのかを理解することも面接準備には必須です。

クボタの会社に関する知識について、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。

面接がいかに大切か、必ず役に立つ以下のリンクも参考にしてください。

クボタの中途採用情報について【転職】

続いてクボタの転職の面接について解説していきます。

はじめにクボタのキャリア(中途)採用情報について以下に記します。

  1. 募集職種

    クボタは、転職の希望者を対象とした中途採用を積極的に行っています。

    社内に必要な能力やスキルを持つ人が足りないと思われる職種を募集していますので、応募にあたっては即戦力としての経験や専門性が問われます。

    現時点でどのような職種を募集しているか、詳細は、クボタのホームページにあるキャリア採用サイトをご覧ください。

    ちなみに、2024年10月現在、クボタグループとして390件の求人があります。

    また、自身のキャリアを簡易登録することで、適したポジションやイベントがある場合に人事担当者などから個別に連絡が届く仕組みである「キャリア登録」の仕組みがあります。

  2. 選考フロー  

    エントリー(履歴書・職務経歴書)→書類選考→WEB面談→面接(2回)→内定

  3. 面接   

    面接では、求める人材にふさわしい人物かどうか、現職(前職)の職務内容について深掘りをすることで応募者がクボタで活躍できるか、を探ります。

    自己PRに関すること

    • 現職(前職)の仕事内容を説明してください

    志望動機に関すること

    • なぜクボタを志望しますか

    退職理由に関すること

    • なぜ現職(前職)を退職しますか

面接攻略の考え方【転職】

転職の面接では自己PRと志望動機、退職理由に関することを必ず訊かれます。

それらについて的確に答えるための準備をしてください。

以下の自己PRと志望動機、退職理由のヒントが参考になります。

  1. 面接時の自己PRのヒント

    ■行動力とチームワーク力を自分の中で探してアピールする

    クボタは、特に行動力とチームワーク力を求めていると考えられます。

    上記の求める人材にあるようにクボタは、「自らの成長を求めてチャレンジし続ける」「誠実さと粘り強さを兼ね備えた」「多様性を受け入れ、チームワークを尊重する」人財を求めています。

    この中で、「自らの成長を求めてチャレンジし続ける」「誠実さと粘り強さを兼ね備える」は、行動力を表しています。

    また、「多様性を受け入れ、チームワークを尊重する人材」は、まさにチームワーク力を表しています。

    クボタは、長期ビジョン「GMB2030」において「食料の生産性・安全性を高めるソリューション」「水環境・廃棄物の循環を促進するソリューション」「都市環境・生活環境を向上させるソリューション」という3つの新たなソリューションの提供に取り組むとしています。

    これらを推進する上で、行動力とチームワーク力が求められているのではないでしょうか。

    転職の面接では、現職(前職)において、応募書類だけでは説明しきれない仕事ぶりを説明してください。

    その中で、目標達成のために困難だったことは何か、困難にどのように粘り強く対応して職務を遂行したか、その結果と自分が身につけたことを語れるようにしてください。

    また、所属する部署で自分が請け負った役割と、目標達成のために関係者とどのように協力し合ったか、関係者の意見を尊重するなかで、どのように自分の考えを理解してもらったかなど、組織の中での円満な人間関係に努力したエピソードを探し出して、語ってください。

    もし上記の能力について乏しい場合は、自分の最も伝えたい能力を面接で上手に説明して、間接的にでも募集職種に役立つことを伝えましょう。

    ■技術系応募者は技術力を語る

    まず、クボタは基本的に技術系の会社であることを理解しましょう。中途採用も技術系職種の募集が中心です。

    技術系応募者は、まず募集職種の職務内容を理解してください。

    そして、それらに十分対応できる経験や能力、スキルがあることを、現職(前職)の職務を説明するなかで面接官にわかってもらう必要があります。

    技術系応募者は、面接において、現職(前職)の職務内容の説明を相当詳しく求められます。

    職務遂行にあたって、技術面の工夫と成果をわかりやすく説明することで持っている技術力をアピールしましょう。

    成果を出すためのノウハウが、クボタでどのように活かせるかも説明できるようにしてください。

  2. 面接時に志望動機を語るヒント

    ■なぜクボタを選ぶのか明確に伝える

    クボタの企業理念、事業内容、長期ビジョンなどから感じたことをまとめてください。

    そのなかで、自分が共感できることがクボタを選んだ志望動機になります。

    また、クボタと競合他社のホームページをしっかり読んでその違いを知っておいてください。

    クボタを志望する応募者は、他の機械メーカーや関西圏のメーカーの中途採用募集に興味がある人も多いと思われます。

    そのような競合他社と比較して、なぜクボタなのかをしっかり答えられなくてはいけません。

    ■なぜその職種を選んだか、そこでやりたい仕事を明確に伝える

    転職の希望者は、なぜ中途採用の職種に応募したのか、そこでどのような仕事をやりたいかとその理由をしっかりと説明する必要があります。

    中途採用の応募者が応募職種を選んだ主な理由は、現職(前職)で培った自分の経験や能力、スキルがクボタで活かせることだと思います。

    それには職務内容をわかりやすく説明することで、経験や能力、スキルがクボタで活かせて、やりたい仕事で貢献できることを伝えてください。

    クボタの注目している事業や製品、技術、サービスと、なぜ注目しているかその理由も話せるようにしておくとよいでしょう。

  3. 転職面接時に退職理由を語るヒント

    ■面接官が納得できる前向きな退職理由を伝えられるようにする

    「なるほど、そのような前向きな理由があって退職したのですね」と面接官に納得してもらえる内容を説明しましょう。

    間違っても上司と合わないとか、労働条件が悪いなどというネガティブな理由を言わないでください。

    例えば、現職(前職)では、自分の持つ能力、スキルをこれ以上向上させることが難しく、キャリアアップのために転職を考えたというような言い方です。

以上、クボタの中途採用情報と転職の面接攻略の考え方を説明しました。

特に面接は2回行われ、自己PRと志望動機に関する様々な質問がなされることが予想されます。

また、さらに面接対策(まさに、これこそが重要!!)を完全にしたい転職希望者のために、キャリア育みファームでは必勝マニュアル「ベテラン面接官が教えるとっておきの転職面接必勝法」の販売を行っています。役に立つこと請け合いです。

本マニュアルの方法で自己分析を進めることで、ライバルから一歩抜け出した自己PRと志望動機を作成できます。詳細については、マニュアルのページをご覧ください。

面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【転職】

面接を攻略するためには、まずは農業機械業界を取り巻く環境を理解することと、農業機械業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。(農業機械メーカーに勤務の人はご存知のことと思いますが)

続いて、クボタとはどのような会社なのかを理解することも面接準備には必須です。

クボタの会社概要、企業理念、長期ビジョンなど、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。

これら以外にもクボタのホームページを隅から隅まで熟読することをお勧めします。

本記事の後半でクボタのホームページから得た基本的な知識を簡単に紹介します。面接を受けるにあたり必要と思われるので、ぜひ読んでおいてください。

クボタの面接攻略のまとめ【転職】

クボタに入社を希望する人が、必ず通過しなければならない転職の面接試験。面接ではどのようなことに気をつけなければならないのでしょうか?

クボタが求める人材は、「自らの成長を求めてチャレンジし続ける」「誠実さと粘り強さを兼ね備えた」「多様性を受け入れ、チームワークを尊重する」人です。

面接では、求める人材にふさわしい人物かどうか、現職(前職)の職務内容について深掘りをすることで、応募者がクボタで活躍できるかを探ります。

面接で自己PRをするときのポイントとしては、以下があげられます。

  • 行動力とチームワーク力を自分の中で探してアピールする
  • 技術系応募者は技術力を語る

面接で志望動機を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。

  • なぜクボタを選ぶのか明確に伝える
  • なぜその職種を選んだか、そこでやりたい仕事を明確に伝える

面接で退職理由を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。

  • 面接官が納得できる前向きな退職理由を伝えられるようにする

面接を攻略するためには、まずは農業機械業界を取り巻く環境を理解すると同時に、農業機械業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。

また、クボタとはどのような会社なのかを理解することも面接準備には必須です。

クボタの会社に関する知識について、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。

面接がいかに大切か、必ず役に立つ以下のリンクも参考にしてください。

クボタを志望するときに知っておきたい社風

クボタの面接を受けるにあたり知っておきたい社風について以下に記します。

  • 福利厚生は充実しています。退職金は1年目から貰えます。

    住宅補助はでますし、寮はかなり安く住めます。持株制度は購入額の10%が報奨金としてもらえます。

    フィットプランという8万5000円分の様々な用途で使える制度もあります。

  • 事務系は残業の日もあるが、定時を過ぎると2時間おきに社内放送があり、帰宅を促します。

    定時で帰宅出来る日もあることと、週に二回、ノー残業デーが設けられているので、残業せずに気兼ねなく帰ることが出来ます。

    一方、技術系は残業・休出はあたりまえです。

  • 有休は毎年保有日数の全てを取ることを会社が奨励しています。
  • 昔ながらの日本企業の風土であり、年功序列の古い体質がみられます。

面接で語る志望動機を作る際、社風をよく知っていることが大切です。

クボタの会社概要

ここからはクボタの会社概要を説明します。

  • クボタは、農業機械メーカーとして国内NO.1の売上を誇ります。

    農業機械以外にも水環境製品、エンジン、建設機械、精密機器・空調、素形材・鋼管を製造販売しています。

    食料・水・環境にまつわる地球規模の課題解決に貢献することをミッションとしています。

  • クボタは、創業者久保田権四郎氏が1890年鋳物メーカー「大出鋳造所」として創業しました。

    1953年に久保田鉄工株式会社に社名変更し、1990年創業100周年に伴い株式会社クボタに社名変更し、現在に至っています。

  • クボタの事業領域は、農業ソリューション、水環境ソリューション、環境ソリューションに分けられます。

    海外120カ国以上でビジネスを展開しており、海外売上比率は79%となっています。(2023年12月期)

  • トラクタの累計総生産台数は560万台以上、タイのトラクタシェアとアセアン8ヵ国のコンバインシェアでトップ、ミニバックホーの販売台数は22年連続世界1位です。エンジン世界総生産台数は、3,000万基以上です。(2023年12月期)

    国内高度浄水処理施設におけるクボタ処理装置採用率は約80%以上となっています。(2023年12月期)

  • クボタの2023年12月期の決算数字は次の通りです。

    資本金は841億円です。

    従業員数は、単独で14,638人、連結で52,608人です。

    連結売上高は、3兆207億円です。

    連結営業利益は、3,288億円です。

    連結当期利益は、2,385億円です。

    部門別売上高構成比は、機械87.3%、水・環境が12.1%、その他0.6%です。

会社概要を知っておくと、面接において志望動機を語る上で役に立ちます。

クボタの企業理念

クボタの企業理念は、スピリッツ、ブランドステートメント、ミッションから成り立っています。

スピリッツ(私たちの精神・姿勢)

一、総合力を生かしすぐれた製品と技術を通じて社会の発展につくそう

一、会社の繁栄と従業員の幸福を希って 今日を築き明日を拓こう

一、創意と勇気をもって未知の世界に挑戦しよう

ブランドステートメント(私たちの約束)

For Earth, For Life

ミッション(私たちの使命)

人類の生存に欠かすことのできない食料・水・環境。

クボタグループは、優れた製品・技術・サービスを通じ、豊かで安定的な食料の生産、安心な水の供給と再生、快適な生活環境の創造に貢献し、地球と人の未来を支え続けます。

面接では、「クボタのスピリッツを知っていますか」と質問されるかも知れません。覚えておきましょう。

クボタの長期ビジョン

クボタの長期ビジョン「GMB2030」及び中期経営計画2025について、その概要を紹介します。

  1. クボタがめざす姿は、「豊かな社会と自然の循環にコミットする“命を支えるプラットフォーマー”」
  2. クボタが注目する4つメガトレンド
    • 経済成長と資源循環の両立(サーキュラーエコノミー)
    • 温室効果ガス排出量ネットゼロ(カーボンニュートラル)
    • 循環・共有を通じて生産物の限界費用が限りなくゼロとなる社会
    • グローバル資本主義だけに拘らない新たな中小コミュニティ形成

    このメガトレンドで、クボタが世界に提供する価値

    • 生活基盤を支える食料・水・環境ソリューションの提供
    • 持続可能な社会の開発と、自然の循環ループの実現
    • 種々のコミュニティにおける社会課題解決への貢献
  3. クボタグループが取り組む3つの新たなソリューション
    • 食料の生産性・安全性向上
    • 水環境・廃棄物の循環促進
    • 都市環境・生活環境を向上
  4. GMB2030の実現に向けて新たなソリューションを提供するための6つの事業基盤強化
    • イノベーションを生み出す体制構築
    • デジタルトランスフォーメーション
    • 事業体制強化に根差した投資の実行
    • モノづくりの効率化を基軸とした経営効率の向上(Kubota Production System)
    • グローバル経営と人材活用
    • 総合企業価値に基づく経営(ESG)
  5. 中期経営計画2025

    中期経営計画2025は、長期ビジョン「GMB2030」実現に向けて、2025年にクボタグループのあるべき姿をバックキャスティングして描いています。

    中期経営計画2025におけるメインテーマは、「ESG経営の推進」「次世代を支えるGMB2030実現への基礎づくり」「既存事業売上高の向上」「利益率の向上」「持続的成長を支えるインフラ整備」の5つです。

    加えて、すべてのテーマに共通するものとしてDXの推進を掲げています。

面接において志望動機を語るときに、長期ビジョンを理解していると役に立ちます。

参考リンク集

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