【就活】OBOG訪問を成功させたい!上手なやり方はある?

2024.02.10 更新
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就活でOBOG訪問は今や有効な手段として学生に認知されていますが、OBOG訪問を成功させるための上手なやり方があります。

それには、OBOG訪問の目的や訪問の申し込み方法、訪問時のマナーを理解し、適切な質問を準備することです。

仕事が多忙ななかで、OBOGに気持ちよく対応してもらうために気をつけたいことや、OBOG訪問と内定との関係も気になります。

本ブログは、OBOG訪問を成功させるための上手なやり方を解説します。

就活では、自己分析や企業研究した結果を基に履歴書やエントリーシートを作成し、一貫性をもたせて面接に繋げることを強く意識して臨んでください。

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目次
  1. OBOG訪問とは何か、目的は
  2. OBOG訪問の申し込みルートと申し込み時期
  3. OBOG訪問をするさいのマナー
  4. OBOG訪問における適切な質問とは
  5. OBOG訪問で気をつけたいこと
  6. OBOG訪問と内定の関係
  7. まとめ

OBOG訪問とは何か、目的は

就活でOBOG訪問が流行っています。

OBとは「Old Boy」、OGは「Old Girl」の省略語ですが、就活において、本人と同じ学校の男子卒業生を訪問する場合はOB訪問、女子卒業生を訪問する場合は、OG訪問といいます。

就活生が、同じ学校のOBOGで、志望する会社に在籍する先輩にコンタクトして訪問し、企業に関することや仕事の内容を聞くものです。

就活でOBOG訪問をする目的は4つあります。

  • 志望する企業の生の情報を得る

    なんといっても一番の目的は、志望する企業の生の情報を得られることです。

    ホームページや採用パンフレット、会社説明会での資料といったような加工された情報ではなく、現場の生の情報を得ることができます。

    また、会社説明会などで接する採用担当者は、見た目が良く、話し方も上手でこのような社員がいる会社なら働いてみたいと感じる社員が多いですが、このような判断はときとして間違うことがあります。

    OBOG訪問は、現場で働く社員の実態を知る貴重な機会です。

    その結果想定したものと実態が異なり、その企業と自分は合わないと感じたら応募しない選択もできます。

  • 自己PRと志望動機が適切か確認する

    作成した自己PRと志望動機が志望する企業と合っているのか、現場の社員の意見を求めることができます。

    もちろん自己PRと志望動機を示して「内容を添削してください」というわけにはいきませんが、自分の考えを伝えることで大きな誤りがないか確認することができます。

  • 志望する企業の社風を肌で感じる

    どの企業にも特有の社風があります。社風はホームページなどではわかりません。

    本当のところはその会社で働いてみないとわからないですが、OBOGと会話することでなんとなく雰囲気を感じることができます。

    特にいろいろな企業のOBOG訪問をすると、社風の違いを感じることができるでしょう。

    その社風が自分に合っているかどうかをつかんでください。

  • 採用となった場合に、相談相手になってもらう

    OBOG訪問をした企業に採用となり、入社後の相談相手になってもらえることがあります。

    訪問時には好印象を残してもらえるような発言と、マナーに気をつけましょう。

OBOG訪問の申し込みルートと申し込み時期

OBOG訪問の申し込みルートと申し込み時期は次の通りです。

  1. OBOG訪問の申し込みルート  

    OBOG訪問の申し込みには下記の6つのルートがあります。

    • WEB上のサービスを利用してアポイントを取る
    • 学校の就職センターや指導教官に紹介してもらう
    • クラブ活動やサークルの先輩に依頼する
    • 学校の卒業生名簿から、直接OBOGに依頼する
    • 志望する企業の人事に紹介を依頼する
    • 家族や親せき、友人、知人など企業に知り合いがいれば紹介してもらう

    OBOG訪問で大事なことは、どこから申し込むかではなく、本音のやりとりができるOBOGを見つけることができるかです。

    その意味では、クラブ活動やサークルの先輩で以前より顔見知りの人がベストです。

  2. OBOG訪問の申し込み時期

    エントリーから会社説明会が始まる3月、4月は決算や定期異動、歓送迎会などで社員は多忙な時期です。

    また、3月~5月は、OBOG訪問を希望する学生が多いことが予想され、アポイントが取りにくい時期です。

    前年秋から翌年2月頃、年末年始を除く時期にOBOG訪問をアポイントすると比較的余裕もあり、受け入れてもらえます。

OBOG訪問をするさいのマナー

OBOG訪問を先輩に申し込むときには、たとえ相手が顔見知りであっても失礼があってはなりません。相手は社会人であり、本人が学生であっても社会人としての視点でみられると考えてください。

  1. OBOG訪問について、本人から、紹介を受けた相手に電話又はメールでお願いします。

    OBOGも日々の業務で忙しいために、電話より、メールで要請するほうが好まれます。

    メールはくだけた文章ではなく、ビジネスマナーに沿った内容とします。

    • 学校名と氏名
    • どのようなルートでOBOGの紹介を受けたか
    • OBOG訪問のお願い
    • どのような会社の情報を知りたいか
    • 訪問について、相手の都合の良い日程または本人が希望する日程(いつからいつまでの範囲で)

    メールの返事は相手の都合もあり、場合によっては時間のかかることもありますが、性急に催促のメールを打たないでください。

    電話でお願いする場合は、敬語を使って丁寧にお願いしてください。

    • 学校名と氏名
    • どのようなルートでOBOGの紹介を受けたか
    • OBOG訪問のお願い

    これらを伝えて、どのような会社の情報を知りたいか、及び訪問日程については改めてメールにて連絡することが忙しいOBOGには親切です。

    相手が不在のときは、電話口に出た社員に、「電話があったこと、改めてこちらから電話する旨を伝えていただく」ように、話してください。

    何時ごろなら席に戻るか、について確認することはかまいません。

    OBOG訪問の日時が決まったら、お礼のメールを出すことを忘れないでください。

  2. OBOG訪問当日は、服装、待ち合わせ時間、飲食についてのマナーを知っておいてください。
    • 服装は、特に相手から指定がない限り、リクルートスーツが好ましいです。私服でかまわないと言われたときは、オフィスカジュアルとします。

      普段着のくだけた服装はさけてください。

    • 訪問時間は、社員に迷惑にならない時間帯とする

      訪問する時間帯は、企業の就業時間内とします。終業後とか休日はOBが迷惑ですから避けてください。

      また、始業開始時刻の直後とか、終業時刻直前、昼休み直後はなにかと仕事が忙しく、昼休みも避けましょう。

      (ただし、OBOGからランチやディナーを提案されたならばかまいません)

      約束の時間より10分は早く約束した場所に到着して迎えましょう。

    • 飲食した場合の費用について、学生だからといって甘えず、相手が支払う場合にはお礼を言いましょう。

      このとき相手が支払うことが当然といった態度を見せないでください。

    • OBOG訪問の後で、できるだけ早くお礼のメールを打って感謝の気持ちを伝えましょう。

OBOG訪問における適切な質問とは

それではOBOG訪問における質問は、どのような内容が望ましいのでしょうか?

マイナビアンケートによると、OBOGと話をするときに知りたいことは、社内の人間関係や雰囲気(53.6%)、具体的な仕事内容(50.4%)、入社を決めた理由(45.6%)、会社の長所と短所(39.5%)、残業や休日出勤の量(37.0%)、就活した頃の面接・選考対策(36.3%)、会社の将来性について(27.2%)、本人の年収(25.0%)、会社を辞めたいと思ったことはあるか(23.4%)、有休休暇の取得率(20.8%)、周りの離職状況(20.5%)と続きます。*2019年マイナビ学生就職モニター調査  複数回答可

これらを見ると、興味のあることはどのようなことでも確認したいことがわかります。

会社説明会やホームページなどからはわからない生の情報を得るチャンスですから、何でも質問してかまわないと考えます。

OBOG訪問で気をつけたいこと

OBOGから気持ちよく対応してもらうために気をつけたいことがあります。

OBOG訪問は業務が忙しいにも関わらず、後輩のために時間をつくって対応してくれたものです。

しかもOBOG訪問をどれほど対応しても、本人の直接の業務ではないので会社から評価されるわけではありません。

ですから、OBOG訪問を受けた甲斐があったと感じてもらうために以下の5つの対応を心がけましょう。

  • 自分から幅広く日時を提案してそのなかから、OBOGに日時を選択してもらう

    基本的には、自分から日程調整の提案をしましょう。多忙なスケジュールで働くOBOGの方から訪問時間を提案してもらったにも関わらず、こちらの都合で断るのは、大変迷惑です。

    そのため、こちらが確実に訪問できる複数の日時案を事前に伝えることで、日程調整のやりとりの負担を減らしましょう。

  • 約束した時間に遅刻しない

    社会人ともなると約束した時間を守ることは基本のキです。お客さまとの約束時間に遅刻するようでは大切な商談が壊れてしまうこともあります。

    相手を待たせることなく、約束時間は絶対に守る意識を持ってください。

  • 事前準備をしっかり行い、あらかじめ質問を用意する

    上記のようにOBOG訪問は、ホームページや採用パンフレット、会社説明会での資料といったような加工された情報ではなく、現場の生の情報を得るためです。

    OBOGとしては、ホームページや採用パンフレットなどの公開情報は当然ながら知っていることを前提として質問があるものと考えています。

    なので、ホームページなどに載っている基本的な情報を聞かれると、「ホームページをよく読んで」と言いたくなります。

    逆に基本的な情報を前提とした質問は、好感を持ってもらえます。

  • 一方的に質問するだけで、双方向のコミュニケーションをしないことはNG

    あらかじめ用意した質問事項をもとに質問することは良いのですが、回答をもらうとメモして、次の質問といったように、質問の内容を深掘りしないで終了というやり方はNGです。

    回答の背景や理由を更に深掘りしてこそ理解度が深まります。せっかくのチャンスであり、今後もお付き合いをする可能性もあるOBOGです。

    双方向のコミュニケーションを心がけてください。

  • OBOGからの質問に答えられるように準備する

    OBOG訪問では本人からの質問を受けるだけでなく、相手からも「なぜうちの会社に興味を持ったのか」とか、「どんな仕事をしてみたい」とか質問されます。

    いわば面接の予行演習のようなものです。このような質問に的確に答えられないと相手から本気度を疑われます。

OBOG訪問と内定の関係

繰り返しますが、OBOG訪問の大きな目的はホームページや採用パンフレットなどのような加工された情報ではなく、現場の生の情報を得ることができることにあります。

なので、OBOG訪問は就活のためにはやっておいた方が有利なことは確かです。

OBOG訪問で相手から好印象をもらえれば、人事にも伝えてもらえるかも知れません。

ですが、OBOG訪問と採用活動とは分けて考えている企業が大多数ですから、内定を得るために名前を売っておきたいと考えることは誤りです。

その意味でもOBOG訪問は必ずやらなければならないことではありません。基本的に合否に影響がでることもありません。

まとめ

OBOG訪問を成功させるための上手なやり方を考えてみました。

就活でOBOG訪問をする目的は4つあります。

  • 志望する企業の情報を得る
  • 自己PRと志望動機が適切か確認する
  • 志望する企業の社風を肌で感じる
  • 採用となった場合に、相談相手になってもらう

OBOG訪問の申し込み方には下記の6の方法があります。

  • WEB上のサービスを利用してアポイントを取る
  • 学校の就職センターや指導教官に紹介してもらう
  • クラブ活動やサークルの先輩に依頼する
  • 学校の卒業生名簿から、直接OBOGに依頼する
  • 志望する企業の人事に紹介を依頼する
  • 家族や親せき、友人、知人など企業に知り合いがいれば紹介してもらう

OBOG訪問の申し込み時期は、前年秋から翌年2月頃、年末年始を除く時期が適当です。

OBOG訪問をするさいは次のマナーに気をつけてください。

  • OBOG訪問について、基本的には本人から、紹介を受けた相手に電話又はメールでお願いをしますが、メールが好ましいです。
  • OBOG訪問当日の服装はリクルートスーツが好ましいです。
  • 飲食した場合の費用について、学生だからといって相手が支払うときはお礼を言いましょう。
  • OBOG訪問の後で、できるだけ早くお礼のメールを打って感謝の気持ちを伝えましょう。

会社説明会やホームページなどからはわからない生の情報を得るチャンスですから、知りたいことは何を質問してもかまいません。

OBOGが気持ちよく対応してもらうために、気をつけたい5つのことがあります。

  • 自分から幅広く日時を提案してそのなかから、OBOGに日時を選択してもらう
  • 約束した時間に遅刻しない
  • 事前準備をしっかり行い、あらかじめ質問を用意する
  • 一方的に質問するだけで、双方向のコミュニケーションをしないはNG
  • OBOGからの質問に答えられるように準備する

OBOG訪問は就活のためにはやっておいた方が有利なことは確かですが、必ずやらなければならないわけではありません。

以上、OBOG訪問を成功させるための上手なやり方を解説しました。

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