【就活】エントリーシートで空欄は大丈夫?埋める方法は?
エントリーシートで質問に対する回答を書けなくて、空欄でも良いのか悩む人は多いようです。
はたしてエントリーシートは空欄で提出しても良いでしょうか?
エントリーシートで空欄を埋める方法はあるでしょうか?
エントリーシートで空欄を埋めるときに気をつけたいことも知りたいものです。
本ブログは、エントリーシートで空欄は大丈夫なのか、埋める方法はあるのかなどについて解説します。
就活では、自己分析や企業研究した結果を基に履歴書やエントリーシートを作成し、一貫性をもたせて面接に繋げることを強く意識して臨んでください。
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エントリーシートは空欄で提出しても良いか
エントリーシートは、企業が選考にさいして応募者はどのような人物なのか、見極めるための書類です。
このため企業はエントリーシートで学生に対して様々な質問を投げます。
ですから、自分をアピールするために基本的には空欄を埋めることが求められます。
エントリーシートを空欄にすると、企業からの質問に答えていないことになり、応募への熱意に欠けると見なされて、書類選考で不合格となる可能性があります。
できる限り、空欄を埋める努力を重ねましょう。
エントリーシートで空欄でも問題ない場合
上記にもかかわらず、エントリーシートでは空欄にしても問題ない項目と、空欄にすると「熱意がない」と思われる項目があります。
ここではエントリーシートで空欄でも問題ない項目を説明します。
空欄でも問題ない項目は、本人に該当することがない以下のものです。
- クラブ・サークル活動、アルバイト、留学、ボランティアの経験
クラブ・サークル活動、アルバイト、留学、ボランティアの経験がない場合は空欄でかまいません。
ですが、クラブ・サークル活動やアルバイトを空欄にすると、「この学生は学業以外に何もやっていなかったのでは」と思われます。
これら以外で別途力を入れていた活動があればそれを記載してもかまいません。
- 保有する免許・資格
保有する免許・資格がなければ空欄でかまいません。
ですが、職種別採用募集で、その職種で働くためには必須の免許・資格が応募条件に明記されている場合は、当然のこととして記入する必要があります。
例えば、経理・財務職で簿記〇級以上とか、海外での仕事に関連した職種でTOEIC〇〇点以上、営業職での普通自動車免許といったような免許・資格です。
また、免許・資格を持っていないときでも、現在資格取得に向けて勉強中の場合で仕事に役に立つものであれば、「日商簿記検定2級取得に向けて勉強中です」と書くことで向上心をさりげなくアピールすることができます。
- 所属するゼミ・研究室
ゼミ・研究室に属していないときは空欄とします。
ですが、ゼミ・研究室に属さないでも学業で熱心に取り組んで、自信のある科目があればそれを記載しても問題ありません。
企業はどのようなゼミ・研究に所属していたかではなく、そこで何をやっていたかを知りたいのです。なので、空欄を埋めたいときは、学業でアピールできるものがあれば記載してください。
- 本人希望・特記事項
選考に関して自分の希望を伝えたいことがなければ空欄とします。
ですが、「アルバイトのため、〇時~〇時は電話に出ることができません」とか、「希望する職種は○○職です」、「〇月〇日から○○に転居します」といったような企業にあらかじめ知らせておきたい内容があれば記載してください。
ただし、希望したいことを率直に書きすぎると、注文の多い人と印象が良くないので希望は絞って記入することが良いです。
エントリーシートで空欄とするさいの書き方
エントリーシートの質問を空欄にするからといって、何も書かないでブランクにすることはNGです。
何も書かないと採用担当者から書き忘れたのではないかと疑いを持たれてしまうことや、質問に答えないのは熱意に欠けると思われてしまうことがあります。
空欄にするとしても一言記入することをお勧めします。
また、エントリーシートで空欄とするさいの書き方で、「特になし」「特にありません」は間違いではありませんが、素っ気ない印象を与えてしまいます。
質問に対しての回答となるような答え方としましょう。
例えば、クラブ・サークル活動、アルバイト、留学、ボランティアの経験は、「○○の経験はありません」と記入します。「サークル活動の経験はありません」のような書き方です。
免許・資格では、「資格を持っていません」と書きます。
ゼミ・研究室では、「ゼミ(研究室)には所属していません」と記入します。
本人希望・特記事項は、「貴社の規定に従います」としてください。
エントリーシートで空欄にしてはいけない場合
上記では、エントリーシートで空欄でも問題ない項目を説明しましたが、ここでは空欄にしてはいけない項目を探ってみます。
空欄でも問題ない項目は、本人に該当することがないものでしたが、空欄にしてはいけない項目は、本人が必ず回答できる、自分を表現する項目です。
エントリーシートは、自分をアピールするための書類ですから、アピールすることが「なし」では、なぜ応募したのかということになってしまいます。
以下の項目は、必ずアピールする文章を記載しましょう。
- 自己PR、ガクチカ
自己PRやガクチカは履歴書を含めてエントリーシートで必ずアピールしたい項目です。これを空欄にすると自分をアピールしないということです。
採用担当者も応募者がどのような強みを持っているかわからないので、書類選考を通過させようという気持ちにならないでしょう。
自己分析を確実に行ってアピールに結び付けましょう。
- 卒業論文・卒業研究
卒業論文や卒業研究のテーマが未だ決まっていないときでも、採用担当者に応募者を印象付けるためにはアピールするほうが良いです。
このためには、「卒業論文(卒業研究)のテーマは未定です」として、テーマが決まっていないことをはっきりとさせます。
続いて、これから研究を希望するテーマと背景、予定する内容などについて記載すると、採用担当者が応募者の専門領域をイメージしやすくなります。
もちろん未だテーマが決まっているわけではないので、想定する範囲での記載となります。
- 志望動機
自己PRやガクチカと同じく空欄はNGです。志望動機が空欄では、なぜ応募したいのか採用担当者はわかりませんから、書類選考で不採用の可能性は高いでしょう。
採用担当者は、志望動機を読んで自社の社風や仕事内容に応募者が合っているか確認していますから、必ず記載するようにしてください。
- 趣味・特技
企業は趣味・特技を質問することで本人の人柄を確認しています。 趣味・特技を空欄にすると、「つまらない人」「やる気がない人」と思われてしまうことがあります。
ギャンブルなど金銭トラブルを連想させる趣味などは書かないほうが良いですが、それ以外は内容自体が評価につながることはほとんどありません。正直に好きなこと、得意なことを記載してください。
- 企業が独自につくった項目
他企業のエントリーシートにはない、その企業独自の質問項目があります。
例えば、「希望する職種や部門」「希望する事業所」「自社(商品)の感想」などです。
これらのような、企業独自の質問を空欄にすると、熱意が感じられませんから、書類選考で不合格となる可能性が高いです。
希望する職種や部門などは、面接でも確認される項目ですから良く考えて回答するようにしてください。
エントリーシートで空欄を埋める方法
ここでは、エントリーシートの空欄を埋める方法を探ってみます。
エントリーシートを空欄にしてはいけない回答のスペースに対して、少なくとも8割は埋めるようにしてください。
どうしても埋められないと悩むときは以下の方法を試してください。
- 自己分析や企業研究を確実に行う
採用担当者は、限られた時間のなかで数多くのエントリーシートを読み込みますから、同じエントリーシートを何回もじっくり読むことはほとんどないでしょう。
ですから、1回読んだだけで合格点に達していると判断されるようなエントリーシートでなければなりません。
自己PRやガクチカ、志望動機は自己分析や企業研究をしっかり行っているか1回読むだけで直ぐにわかります。
エントリーシートの空欄を埋めると同時に、回答の質を高めるためには自己分析や企業研究を確実に行うことが求められます。
エントリーシートの質を高める努力もしてください。
- 文字の大きさや行間、改行に留意する
与えられたスペースで読みやすい文字と大きさに留意してください。小さすぎる文字や大きさが統一されていない文字は印象が良くありません。
行間についても読みやすさを意識してください。
また、熱心さのあまり改行せずに一気に書いてしまうことがありますが、これでは採用担当者が読みづらくなります。
文章の区切りの良いところで適宜改行して、読みやすい文章とします。
以上のようにスペースを上手に使ってバランスの良い文章としましょう。
エントリーシートで空欄を埋めるときに気をつけたいこと
エントリーシートで空欄を埋めるときに気をつけたいことがあります。
- ただ文字数を増やすだけはNG
とにかく空欄を埋めるために文字数を増やすことは避けてください。
同じ内容を繰り返すこと、長い言い回し、漢字をひらがなにするなどは、読みにくくするだけで何を言いたいのかわかりにくくなる、文字数を稼いでいると思われてしまいます。
採用担当者は、エントリーシートの内容について、文法や構成力・表現力なども合わせて確認しています。
伝わりやすい文章を心がけてください。
また、「だ」「である」といった断定的な言い方を「です」「ます」に変えると丁寧な言い方になりますからお勧めします。ですが、エントリーシート内では「だ」「である」と「です」「ます」をない交ぜにしないでください。
- 誤字・脱字・記載ミスに気をつける
誤字・脱字・記載ミスにも気をつけてください。それらがあるとせっかく空欄を埋めてもマイナス評価の対象になってしまいます。
特に、企業名や部署名、人名などを間違えると志望度が低いと思われる可能性が高いのでくれぐれも書き終えた後でチェックしてください。
- 嘘は書かない
空欄を埋めるために嘘は書かないでください。アルバイトの内容やTOEICの点数など企業にはわからないだろうと嘘を書くと、面接でバレてしまう確率が高いです。
たとえ嘘が面接でバレなくても、その後に嘘がわかってしまう可能性が高いです。
嘘を隠して精神的に良くない状態でいるよりも正直に申告することが大切です。
- エントリーシートは、真面目、誠実、前向きな姿勢を示す
学生に企業が求めているのは真面目、誠実、前向きといった性格ですから、エントリーシートでは、そのような性格がわかるような内容としましょう。
そのうえで、個性的な社員を募集している企業はあります。ですが、個性的なだけの学生を募集しているわけではありません。
エントリーシートで常識外れなエピソードをアピールすることは、採用担当者から見れば「悪のリしている」と見做されてしまうことになりかねません。
まとめ
エントリーシートで空欄は大丈夫なのか、埋める方法はあるのか考えてみます。
エントリーシートは、企業が選考にさいして応募者はどのような人物なのか、見極めるための書類です。
エントリーシートを空欄にすると、企業からの質問に答えていないことになり、応募への熱意に欠けると見なされて、書類選考で不合格となる可能性があります。
エントリーシートでは空欄にしても問題ない項目と、空欄にすると「熱意がない」と思われる項目があります。
空欄でも問題ない項目は、本人に該当することがない以下のものです。
- クラブ・サークル活動、アルバイト、留学、ボランティアの経験
- 保有する免許・資格
- 所属するゼミ・研究室
- 本人希望・特記事項
エントリーシートの質問を空欄にするからといって、何も書かないでブランクにすることはNGです。空欄にするとしても一言記入することをお勧めします。
また、エントリーシートで空欄とするさいの書き方で、「特になし」「特にありません」は間違いではありませんが、素っ気ない印象を与えてしまいます。
質問に対しての回答となるような答え方とします。
一方で、空欄にしてはいけない項目は、本人が必ず回答できる、自分を表現する項目です。
以下の項目は、必ずアピールする文章を記載しましょう。
- 自己PR、ガクチカ
- 卒業論文・卒業研究
- 志望動機
- 趣味・特技
- 企業が独自につくった項目
エントリーシートは、少なくとも8割は埋めるようにしてください。
どうしても埋められないと悩むときは、「自己分析や企業研究を確実に行う」「文字の大きさや行間、改行に留意する」ようにしてください。
エントリーシートで空欄を埋めるときに気をつけたいことは次の4つです。
- ただ文字数を増やすだけはNG
- 誤字・脱字・記載ミスに気をつける
- 嘘は書かない
- エントリーシートは、真面目、誠実、前向きな姿勢を示す
以上、エントリーシートで空欄は大丈夫なのか、埋める方法はあるのかについて解説しました。
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