【就活】就活の面接で、面接官が納得する座右の銘の答え方

2020.07.21 更新
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就活の面接では、ときとして「あなたの座右の銘は何ですか?」と訊かれることがあります。

座右の銘と、就活の面接とはあまり関係のないように感じますが、実は、その質問に深い意味があります。

それでは、この座右の銘とは一体どのようなものでしょうか?

座右の銘をなぜ面接で訊くのでしょうか?

座右の銘を選ぶときの注意点は何でしょうか?

さらに就活の面接で座右の銘をどのように説明すれば効果的でしょうか?

この記事では、これらの問いについて筆者が解説していきたいと思います。そして最後に、就活の面接で使える、おすすめの座右の銘を載せてみます。

就活の面接で、ぜひともお役に立ててください。

目次
  1. 座右の銘とは何か
  2. 面接ではなぜ「座右の銘」を質問されることがあるのか?
  3. 座右の銘の選び方
  4. 面接時における座右の銘の効果的な説明法
  5. 就活の面接で使えるおすすめの座右の銘
  6. まとめ

座右の銘とは何か

「座右の銘」とは、「ざゆうのめい」と呼び、「人生の生き方や真理、戒めなどを簡潔にまとめた言葉や文章などのことで、いつも心にとどめて、自分を励ましたり、戒めたりする言葉」のことです。

主に、歴史上の偉人や英雄、スポーツ選手や様々な分野で名を遺した有名人たちの言葉や故事成語、四文字熟語などが座右の銘として使われています。

よって、座右の銘は、数えきれないほどの数があると言えるでしょう。

座右の銘の「座右」とは「座っている所のかたわら」で、「銘」は「ものに刻み込む」ことを表しています。

つまり、刻まれた大事なものを常に身近な場所に置いておくことであり、「いつも自分の心にとどめておき、自分を励ましたり、戒めたりする言葉」という意味になったのです。

元々の「座右の銘」の由来は、中国の後漢時代の詩人が自分を戒める句を綴った「座右銘」であると言われています。

面接ではなぜ「座右の銘」を質問されることがあるのか?

就活の面接で座右の銘は何か質問されることがあります。では、面接官はなぜ応募者の座右の銘を知りたいのでしょうか?

既述のように、座右の銘は「いつも心にとどめて、自分を励ましたり、戒めたりする言葉」のことですから、どのような座右の銘を持っているかにより、応募者の人生の生き方、価値観や考え方がわかります。

よって、面接官は、本人の好きな言葉=座右の銘を知ることで、応募者の人柄を知ることができ、自社の社風に合うのかどうかを判断する材料としています。

例えば、「明日は明日の風が吹く」という有名なことわざがあります。「明日はきっとうまくいくから悩むことはない」という意味で使われています。

語源は諸説ありますが、アメリカ映画「風と共に去りぬ」で主役のスカーレット・オハラが言ったセリフの「Tomorrow is another day」の和訳である、「明日は明日の風が吹く」で有名になりました。

明日はきっと良い日になると前向きな気持ちを表現した言葉です。

就活の面接のとき、このことわざを座右の銘として答えたら、面接官は、いろいろな困難なことがあっても、きっと楽天的に考えて乗り越える人と考えるでしょう。

座右の銘の選び方

では、面接のさいに質問される座右の銘をどのように選べば良いのでしょうか?既に座右の銘を持っている人でも、一度考えてみてください。

面接においては、座右の銘で、応募者の人柄を知り、社風に合うかを判断するわけですから、面接官に納得される座右の銘でなければなりません。

以下に順を追って座右の銘の選び方を説明します。

  • 前向きな、自己を成長させるための意欲を感じさせる座右の銘とする

    座右の銘は、故事成語からでも、歴史上の偉人の言葉や、現代の有名人の言葉でもかまいませんが、前向きな、自己を成長させるための意欲があることを感じられるものとしましょう。

    前向きな、成長意欲を感じさせる座右の銘を説明することで、必然的に応募者は前向きで成長意欲が高い、伸びしろのありそうな人と受け取ってもらえます。

  • 何事にも努力できることを感じさせる座右の銘とする

    仕事で成果を出すためには、日々の努力の積み重ねがあってこそです。

    真面目に努力できそうなことを感じさせる座右の銘をアピールすることも良いと思います。

  • 社風に合った座右の銘とする

    既に記していますが、応募先の会社の社風に合った座右の銘にしましょう。

    例えば、「じっくり考えるより、まずは行動する」ことが社風の会社に応募する時、何事も慎重に物事を行う意味の「石橋をたたいて渡る」では、しっくりきません。

    この場合は、「当たって砕けろ」のほうが社風に合っています。

    社風は、会社のホームページにある、経営(企業)理念とか、社長の挨拶文から推し量ることができます。

  • 求める人材を知り、座右の銘と整合性を持たせる

    応募先の社風がわかったら、次は求める人材を知りましょう。

    会社のホームページには求める人材が明記されている会社がありますが、明記されていないこともあります。

    そのような場合は、ホームページをよく読んで推理することです。

    ちなみに、本サイトのブログにおける「企業別面接対策」のなかで、それぞれ会社の求める人材を記していますので、参考にしてみてください。

    次に、求める人材を知ったら、それにふさわしい座右の銘を選んで、就活の面接で説明すると良いと考えます。

    ただし、求める人材と自分があまりにもかけ離れているときは、無理に座右の銘を求める人材に合わせる必要はありません。

    面接で座右の銘を深掘りされると、それと自分の人柄のつじつまが合わなくなってしまいます。

面接時における座右の銘の効果的な説明法

ここでは、実際の面接のシーンで座右の銘の質問があったときの効果的な説明の仕方を解説します。

効果的な説明法とは、面接官にわかりやすい説明ということです。

面接でわかりやすくするためには、論理的にステップを踏んで話すことが大切です。

それには、PREP法が有効です。

PREP法とは、ビジネス文書やプレゼンテーションなどで使われる文章構成のひな型で、最初に相手が一番知りたいことを説明するやり方です。内容は次の通りです。

  1. Point:話の要点部分、まずは結論を言います
  2. Reason: 結論にいたった理由を説明します
  3. Example:理由を裏付ける具体的な例を説明します
  4. Point:文章のまとめ部分で再度結論を述べます

例えば、「明日は明日の風が吹く」を座右の銘として、PREP法で説明すると次のようになります。

  1. 結論:

    私の座右の銘は「明日は明日の風が吹く」です。

  2. 理由:

    これは、広い意味では「成り行き任せで生きていく」ととらえることもできます。

    しかし、私は、「風と共に去りぬ」でスカーレット・オハラが言ったセリフの「Tomorrow is another day」の和訳である、「明日は明日の風が吹く」の真の意味である「人生あきらめずに明日に向かって生きていこう」という前向きな気持ちととらえています。

    私の在籍している大学は、第一希望を不合格になりやむをえず入学した大学です。

    入学当初は勉強もやる気がなく、悶々とした日々を送っていました。

    あるとき、偶然見た「風と共に去りぬ」のラストシーンで主人公が困難にも負けず「Tomorrow is another day」と言ったことに感動して、自分も前向きに強くならなければと思いました。

    このことが、「明日は明日の風が吹く」を座右の銘とした理由です。

  3. 具体的な例:

    「明日は明日の風が吹く」と気持ちを切り替えた結果、勉強やクラブ活動にも力が入り、今を精一杯生きて、何事にもあきらめず生きていこうと思うようになりました。

    そして現在はテニスクラブの部長に選任されて、メンバーをまとめて秋の大会で優勝するように励んでいます。

  4. 結論:

    以上のことから、「明日は明日の風が吹く」が私の座右の銘です。

このPREP法での説明の仕方を覚えておくと面接で役に立ちます。

就活の面接で使えるおすすめの座右の銘

それでは、就活の面接で使える座右の銘には、どのようなものがあるでしょうか?

様々な分野で活躍し、成功した偉人や英雄、有名人の言葉から探っていきます。

気に入った名言があれば座右の銘として利用してください。

故事成語からの座右の銘

  • 人間到る処青山有り(じんかんいたるところせいざんあり) 

    「人は大志を抱き、故郷を出て活躍せよ」という意味です。江戸時代末期に尊王攘夷派として活躍した月性(げつしょう)という僧侶の言葉です。

    「会社に入社後、日本中、世界中のどこででも精一杯働く」意思を示すために使える、前向きさを感じさせる有効な座右の銘です。

    ここで「人間」は、「にんげん」ではなく、「じんかん」と呼びますので、就活の面接で間違えないでください。

  • 継続は力なり(けいぞくはちからなり)

    「ことを成す」ためには、たゆまず、くじけず努力を続けることが大切であるという意味です。

    その時は力不足でも、地道に努力を重ねたことで、ある成果を上げた実績がある人は使える座右の銘です。

  • 一期一会(いちごいちえ)

    一期は一生、一会は一度の出会いを表します。

    茶道から出た言葉で、「茶の湯、茶会は、いつも一生に一度という気持で主客ともに誠心誠意、真剣に行うこと」という意味で、ここから「一生に一度限りかもしれない出会いを大切にする」たとえとなっています。

    採用されたら、営業職を希望する人が、お客様への接し方で、誠心誠意のおもてなしをする決意を表明するときに使えます。

  • 七転び八起き(ななころびやおき)

    何回失敗しても、あきらめずに勇気をふるって再び立ち上がるという意味です。

    語源は諸説ありますが、仏教由来説では、達磨大師の不屈の精神からきていると言われます。

    倒しても直ぐに起き上がるだるまの人形は、まさに七転び八起きそのものです。

    ちなみに七転び八起きの七とか八の数字は、数が多いことを表しています。

    「石の上にも3年」ということわざがありますが、これも3年間を表しているわけではなく、長い期間という比喩で用いられています。

    七転び八起きは、決めたことは成就するまであきらめない精神を言い表すときに使える座右の銘です。

偉人や有名人からの座右の銘

  • 仕事は探してやるものだ、自分が創り出すものだ、与えられた仕事だけをやるのは雑兵だ

    戦国時代の英雄、織田信長の言葉です。現代にも通じる名言です。

    入社したら何をすべきか考え、自ら仕事を創り出すことを宣言するのに使える座右の銘です。

    織田信長はそれ以外にも、「理想を持ち、信念に生きよ、理想・信念を失ったものは、戦う前から負けている」など数々の名言を残しています。

  • 挑戦を続ける限り、不可能なことはない

    世界の3大英雄の一人、ギリシャからエジプト、インドまで広大な帝国を築き上げ、ヘレニズム文化を生んだアレクサンドロス大王の名言です。

    あきらめずに成功するまで挑戦する意思を表すことに使える座右の銘です。

応募先の会社に関連する座右の銘

応募先の会社によっては、創業者や中興の祖と言われる人たちが、会社を経営する上での大切なことや困難なことを乗り越えるための指針、戒めを伝えていることがあります。

ここでは、そのような人たちの名言を記してみます。

  • チャレンジして失敗を恐れるよりも、何もしないことを恐れる

    世界一の二輪車メーカーで、自動車メーカー大手の本田技研工業(ホンダ)の創業者である本田宗一郎氏の言葉です。

    本田氏は、根っからの技術屋であり、勲一等瑞宝章親授式に作業服で出席しようとして周囲に止められたときの名言、「技術屋の正装とは、真っ白なツナギ(作業服)だ」も本田氏の心意気を示しています。

    本田氏はこれ以外にも数々の名言を残しています。

  • こけたら立ちなはれ

    パナソニックの創業者で経営の神様と言われた松下幸之助氏の言葉です。

    日々失敗しながらも前に進もうと努力している人への励ましのメッセージです。

    松下幸之助氏は、この言葉以外にも「失敗すればやり直せばいい。やり直してダメなら、もう一度工夫し、もう一度やり直せばいい」など数々の名言を残しています。

  • 人生で経験したすべての逆境、トラブル、障害が私を強くした

    言わずと知れた、アメリカ、ディズニ―ランドの生みの親、ウォルト・ディズニ―の言葉です。

    現在、世界中でディズニーテーマパークが運営されていますが、そこに至るまで何度も倒産や失敗の危機に直面しており、その都度それらを乗り越えてきました。

  • 障子(しょうじ)を空けてみろ、世界は広いぞ

    トヨタ自動車の源流である豊田自動織機を設立した豊田佐吉翁の言葉です。

    翁が中国進出を計画したとき、周囲の人たちがこぞって反対したとき、この言葉を発しました。

    以来、その精神はその後のトヨタ自動車に受け継がれています。

  • 人生で出会う出来事は、すべて何かを教えてくれる、生きている限り、学ぶべきことがある

    ソニーの創業者で技術者だった井深大氏の言葉です。

    人生を重ねると、良いことや、悪いこと、困難なことにたくさん出会いますが、悪いことや困難なことであってもそこから学ぶことが大きく、成長するチャンスであるとの意味です。

    井深氏は、「仕事の報酬は仕事だ、それが一番うれしい」など数々の名言を残しています。

以上、就活の面接で使えるおすすめの座右の銘をまとめてみましたので参考にしてください。

もちろんこれら以外にも面接で使える座右の銘がたくさんありますので、自分にぴったり合った座右の銘を探してみてください。

まとめ

就活の面接では、「あなたの座右の銘は何ですか?」と訊かれることがあります。

「座右の銘」とは、「人生の生き方や真理、戒めなどを簡潔にまとめた言葉や文章などのことで、いつも心にとどめて、自分を励ましたり、戒めたりする言葉」のことです。

面接では座右の銘を訊くことで、本人の人柄や価値観などを知ることができ、自社の社風に合うのかどうかを判断する材料としています。

座右の銘は、世の中に数多くありますが、次の考え方で選んでください。

  • 前向きな、自己を成長させるための意欲を感じさせるもの
  • 何事にも努力できることを感じさせるもの
  • 応募先の社風に合ったもの
  • 応募先の「求める人材」との整合性を持たせられるもの

座右の銘を効果的に説明するためには、面接官にわかりやすくする必要があり、そのためには、論理的にステップを踏んで話すことが大切です。

それには、PREP法が有効です。

就活の面接で使えるおすすめの座右の銘も参考にしてみてください。

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