【就活・転職】既卒就活のやり方に悩まない、これで決まり‼

2023.12.07 更新
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既卒の就活のやり方がわからなくて悩む人は多いようです。

既卒を取り巻く就職の環境がわかりません。

既卒が就活をするメリット、デメリットは何でしょうか?

既卒が就活を進める上でのやり方や、気をつけたいことも知りたいものです。

本ブログは、既卒が就活をするうえでの適切なやり方を解説します。

就活や転職活動では、自己分析や企業研究した結果を基に履歴書やエントリーシート(就活)、職務経歴書(転職)を作成し、一貫性をもたせて面接に繋げることを強く意識して臨んでください。

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目次
  1. 既卒とはどのような人、第二新卒との違い
  2. 既卒を取り巻く環境
  3. 既卒の就活のメリット、デメリット
  4. 既卒の就活を進める上でのやり方
  5. 既卒の就活を進める上で気をつけたいこと
  6. まとめ

既卒とはどのような人、第二新卒との違い

既卒の就活のやり方を説明するまえに、既卒とはどのような人か、第二新卒との違いを理解していただきます。

  • 既卒とはどのような人か

    既卒とは、大学・大学院・専修学校・短期大学などの高等教育課程を卒業(修了)して3年以内の人のなかで、正社員としての職歴がない人を指しています。

    アルバイトで生計を立てるフリーターや、働いていないニートが該当します。

    既卒は、おおむね卒業後3年以内と言われますが、企業によって何年まで既卒とみなすかは異なります。

  • 既卒と第二新卒の違い

    第二新卒は、学校等を卒業して正社員として就職したけれど短期間のうちに転職する人を指しています。

    第二新卒も卒業後何年といった明確な定義はありませんが、卒業後おおよそ3年以内に離職した人を指すことが一般的です。

    既卒と第二新卒の違いは、既卒が正社員としての職歴がないことに対して、第二新卒は正社員として勤務の後、離職していることです。

既卒を取り巻く環境

既卒を取り巻く世の中の環境は次のようになっていますから、認識しておきましょう。就活のやり方を知る上でのデータとなっています。

  • 厚生労働省は、平成22年11月に「青少年の雇用機会の確保等に関して事業主が適切に対処するための指針」のなかで、「学校を卒業後少なくとも3年間は新規卒業予定者の採用枠に応募できること」としています。

    また、令和3年、厚生労働省の「青少年雇用対策基本指針」が策定され、既卒者が正規雇用に応募する機会を広げようとする方針が明示されています。

    ですが、この指針は企業に強制するものではありません。

  • 令和4年度新規学卒者(2023年卒)の採用枠での正社員の募集を行った事業所のうちで、既卒者の応募が可能だったとする事業所の割合は70%となり、そのうち採用にいたったのは38%でした。(厚生労働省:労働経済動向調査 令和5年8月)

    既卒者を応募可能としている企業は70%で少なくはありませんが、一方、応募不可の企業も30%存在することがわかります。

既卒の就活のメリット、デメリット

既卒として就活のやり方を検討する上でのメリットとデメリットを探ってみます。既卒は新卒や転職希望者と比べてマイナスイメージや求人数が少ないためにデメリットが多いようです。

そのために、既卒の就活のやり方では、メリットを上手にアピールする必要があります。

  1. 既卒のメリット
    • 既卒は、採用されれば直ちに働くことができる

      新卒は卒業後の4月に入社することが一般的であるのに対して、既卒は採用となれば直ちに勤務することが可能です。

      欠員補充などで直ぐにでも働いてもらいたい会社では歓迎されます。

    • 挫折経験を乗り越えて働いてくれると期待される

      既卒の人は、学生時代の就活において挫折を経験しており、採用となれば挫折を乗り越えた精神力で会社に貢献してくれると期待されます。

    • 卒業後のアルバイトの業務が応募先で活きる

      卒業後に経験したアルバイトの業務が応募先で活かせるものならば、それを上手にアピールするやり方があります。

      あるいは、アルバイト先でのリーダー経験もアピールすることができます。

  2. 既卒のデメリット
    • 新卒で採用されなかった

      既卒は、新卒時の就活で「採用されなかった理由は何か」「就職する意欲が欠けていたのか」のような問題を抱えているとみなされがちです。

      これらの不安を解消するために、「なぜ既卒になったのか」を企業が納得するように説明できるやり方が必要となってきます。

    • 既卒を募集する企業が新卒と比べて少ない

      上記のデータにあるように、そもそも新卒と比べて既卒を募集する企業が少ないことが挙げられます。

      就活の中心は新卒であり、新卒で採用できれば既卒まで手が回らないのが実態です。

    • 即戦力となりにくい

      中途採用の募集では、即戦力となれるかがみられます。その点で既卒は即戦力である転職者と比較して不利になることは否めません。

      中途採用に応募する場合は、募集要項をじっくり読んで、即戦力なのかどうかを判断することが必要です。

    • 第二新卒と比べて社会人経験が乏しい

      中途採用募集で、既卒と同年代の就職希望者である第二新卒は、正社員を経験していることで社会人として働く上での基本マナーを身に付けていると見なしてもらえます。

      既卒は、アルバイト等を経験していることが多いですが、社会人経験が乏しく第二新卒と比べて不利となるでしょう。

既卒の就活を進める上でのやり方

ここでは既卒の就活を進める上でのやり方を説明します。既卒の就活は決して楽なものではありませんが、やり方を工夫すれば道は拓けます。

  1. 新卒の就活を反省する

    新卒で就活が思うようにいかなかったのはなぜか考えて、自分なりの答えを出してください。既卒では新卒と同じように就活を進めると失敗する可能性が高いです。

    自己分析・企業研究を改めて行い、就活の軸や自己PR、志望動機で至らなかったことを反省して、既卒で活かすやり方としましょう。

  2. 既卒でも応募できる企業を探す

    まずは、既卒でも新卒扱いとする企業を探しましょう。近年は大企業でも新卒募集で既卒の応募が可能なケースが増えています。

    また、中途採用でも既卒の応募が可能な場合があります。

    気になる企業のホームページの採用サイトを開いて既卒の応募が可能かチェックしてみてください。「既卒歓迎」とか「未経験者歓迎」と記載されている場合は、経験よりポテンシャルを重視しているため応募可能でしょう。

    ハローワークで求職登録をすれば求人の閲覧や応募が可能です。地域の就職情報に強いですが、中小企業の募集が中心となります。

  3. 筆記試験対策をする

    新卒扱いとして応募する場合はもちろん、既卒の応募でも筆記試験を課せられることが多いです。

    学力や一般常識を測る「能力検査」と、仕事への適性や人柄、価値観を測る「性格診断」の2つが実施されますから、対策を講じておきましょう。

  4. 履歴書の「職歴」にはアルバイト歴を記載する

    正社員に応募の場合、一般的に職歴にアルバイト歴は記載しないことになっています。

    ですが、既卒は正社員としての職歴がありませんから、空欄にするよりアルバイト歴を記載して働いた経験をアピールするやり方が有効です。

    一方で、アルバイト歴ならなんでも記載すれば良いというわけではありません。

    アルバイト歴を記載するさいに注意したいことは次の点です。

    • アルバイト歴が3ヶ月未満の場合は、基本的に書かないほうが良いでしょう。それ未満で辞めていると採用しても長続きしないのではと思われるからです。

      3ヶ月未満であっても、働いた経験が志望する企業で活かせるものがあれば記載してもかまいません。

    • アルバイト歴が3ヶ月以上の場合は、基本的に書いてください。期間が長いと、「長く働き続けてくれるかもしれない」という印象を持ってもらえる可能性があります。
    • 多くのアルバイトを経験している場合は、全てを書かないほうが良いです。全て書くと履歴書自体が読みにくくなってしまいます。

      3ヶ月以上のアルバイトをピックアップして、その中でも経験が応募先で活かせるものを中心に記入します。

    履歴書にアルバイト歴を書く場合は、職務経歴書にも記載し、募集要項に書かれている仕事内容や応募条件とマッチする経験やスキルをピックアップし、それらを強調して記入するやり方が必要です。

  5. 履歴書や職務経歴書では入社への熱意や働く意欲を伝える

    既卒は転職希望者のように経験やスキルがあるわけではないため、就活では熱意や意欲を伝えることが大切です。熱意や入社後のキャリアプランを具体的に伝えて、長期的に企業に貢献できる姿勢をアピールしましょう。

  6. なぜ既卒なのか面接で答えられるようにする

    面接では、既卒の応募者なら必ず訊かれる質問がありますから、的確に答えられるように準備する必要があります。

    質問は次のようなものです。

    • 学生時代に就活はしたのか、したならばその状況はどうだったか、しなかったならばその理由は何か
    • 卒業後、今までにやってきたこと
    • 正社員として本気で働く気持ちはあるか
    • なぜフリーターから正社員を目指そうと思ったのか

    既卒は、たとえ入社しても仕事の内容が自分に合わなければ短期間で退職するのではないかと思われがちです。

    これまでの自分を反省し、長く企業に働いて、貢献したいことが伝わるような受け答えとしてください。

以上、既卒の就活を進める上でのやり方を参考としてください。

既卒の就活を進める上で気をつけたいこと

既卒の就活を進める上で気をつけたいことを説明します。

  • 効率よく就活を進めるやり方を知る

    既卒の就活は、①新卒扱いとした新卒募集に応募する、②中途採用募集に応募する、の2つがあります。

    新卒扱いとした新卒募集に応募する場合は、経験したように数多くの企業に同時エントリーするかたちです。採用となれば入社は新卒と同じ4月となりますから、その間はアルバイトなどで生活する必要があります。

    中途採用募集に応募する場合は、応募から入社まで1~2ヶ月程度かかることが一般的です。ですから1社1社応募するのではなく、複数社を同時応募するやり方が効率的です。

    ですが、あまりに多数の企業に重ねて応募すると、選考がおろそかになりますから注意してください。自分として何社迄なら同時に応募しても問題ないかよく考えましょう。

  • 就活の費用はできるだけ節約する

    既卒はアルバイトなど十分な収入を得ているわけではないので、就活にかかる費用はできるだけ節約しないといけません。

    スーツやバッグ、靴などは、学生時代に就活で使用したものとして、改めて準備する必要はありません。

    それ以外の交通費、履歴書など応募書類にかかる費用、通信費は節約できませんから、アルバイトをこなしながら就活をすると良いでしょう。

  • 資格の取得を心がける

    やりたい職種や、入社希望の企業に必要な資格があれば、取得のための勉強をはじめることも良いでしょう。

    実際に資格を取得できれば最善ですが、未取得であっても「スキルアップに前向きに取り組んでいる姿勢」や「勉強を通じて多少の基礎知識をすでに持っている」ことが、書類選考や面接において評価されることがあります。

    気をつけたいことは、資格が取得できるまで就活をやらないことはNGです。その資格がなければ応募資格がないときは仕方がありませんが、そうでないならば勉強中でも就活をしましょう。

    資格の取得よりも既卒を抜け出すほうが先決です。

  • 直ちに就活を始める

    既卒の就活に適した時期はいつか、特に決まっているわけではありません。中途採用募集が多い時期とそうでない時期はありますが、大切なことは本人の希望する会社が採用募集するタイミングを逃さずに応募することです。

    空白期間をできるだけ短くするためにも、今からでも就活を始めることが大切です。

まとめ

既卒の就活で最適なやり方について考えてみます。

既卒とは、大学・大学院・専修学校・短期大学などの高等教育課程を卒業(修了)して3年以内の人のなかで、正社員としての職歴がない人を指しています。

アルバイトで生計を立てるフリーターや、働いていないニートが該当します。

既卒は、おおむね卒業後3年以内と言われますが、企業によって何年まで既卒とみなすかは異なります。

既卒と似ているものに第二新卒がありますが、第二新卒は、学校等を卒業して正社員として就職したけれど短期間のうちに転職する人を指しています。

第二新卒も卒業後何年といった明確な定義はありませんが、卒業後おおよそ3年以内に離職した人を指すことが一般的です。

既卒のメリットは次の3つです。

  • 既卒は、採用されれば直ちに働くことができる
  • 挫折経験を乗り越えて働いてくれると期待される
  • 卒業後のアルバイトの業務が応募先で活きる

一方、既卒のデメリットは次の4つです。

  • 新卒で採用されなかった
  • 既卒を募集する企業が新卒と比べて少ない
  • 即戦力となりにくい
  • 第二新卒と比べて社会人経験が乏しい

既卒の就活を進める上でのやり方は以下の6つを参考としてください。

  • 新卒の就活を反省する
  • 既卒でも応募できる企業を探す
  • 筆記試験対策をする
  • 履歴書の「職歴」にはアルバイト歴を記載する
  • 履歴書や職務経歴書では入社への熱意や働く意欲を伝える
  • なぜ既卒なのか面接で答えられるようにする

既卒の就活を進める上で気をつけたいことは次の4つです。

  • 効率よく就活を進めるやり方を知る
  • 就活の費用はできるだけ節約する
  • 資格の取得を心がける
  • 直ちに就活を始める

以上、既卒の就活で最適なやり方について解説しました。

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