【就活・転職】履歴書の「同上」の使い方と気をつけたいこと

2023.12.04 更新
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履歴書では、住所、電話番号、学歴、職歴などで、同じ内容を繰り返し記入することがあります。

このとき「同上」と記入すれば簡潔で読みやすくなりますが、使い方を間違えると、採用担当者に悪い印象を与えることにもなります。

履歴書で、「同上」はどのような場合に使えるでしょうか?

履歴書で、「同上」を使うとき気をつけたいことはあるでしょうか?

本ブログは、履歴書の「同上」の使い方と、気をつけたいことについて解説します。

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目次
  1. 履歴書では「同上」を使って良いか
  2. 履歴書で「同上」を使える項目と使えない項目
  3. 履歴書で「同上」を使うとき気をつけたいこと
  4. まとめ

履歴書では「同上」を使って良いか

「同上」とは、「上またはすぐ前に記したことと同じ」という意味です。書類作成をするとき、「同上」を使うことで同じ内容を繰り返し書くことを省くことができます。

ちなみに左に記したことを省略したい場合は、「同左」となりますし、右に記したことを省略したい場合は「同右」となります。

履歴書のような正式な書類においても「同上」の使用は問題ありません。

しかも「同上」を使うことで、履歴書がシンプルになり、読む人がわかりやすくなるメリットもあります。

また、履歴書では全ての項目を埋めることが求められており、空欄を残すと書き忘れや、履歴書を真面目に書いていないと思われてしまうこともあります。

そのためにも「同上」を上手に使用して項目を埋めて提出すると良いです。

履歴書で「同上」を使える項目と使えない項目

上記に「同上」を使用するメリットを記しましたが、実は履歴書では、住所と電話番号は「同上」を使えますが、学歴や職歴は「同上」を使えません。

  1. 住所

    連絡先住所は、「同上」を使用することですっきりと読みやすくなります。

    実家に住んでいる場合など、現住所と連絡先が同一の場合は「同上」を記入します。

    ふりがな とうきょうと ちゅうおうく つきじ
    現住所  〒104-0045
           東京都中央区築地一丁目〇番〇号
    ふりがな
    連絡先  同上

    住所に「同上」を使用する場合に注意することとして、次の点が挙げられます。

    • 現住所は「ふりがな」を書きますが、連絡先の「ふりがな」欄は空白とします。
    • 「同上」の位置は、上記例のように左寄せとします。
    • 「現住所と異なる場合のみ記入」といった注意書きがあれば「同上」とせずに空欄でもかまいません。
  2. 電話番号

    電話番号も「同上」を使用することですっきりと読みやすくなります。

    現住所と連絡先の電話番号が同じ場合は、「同上」と記入します。

    現住所 電話番号   070-✕✕✕✕―✕✕✕✕
    連絡先 電話番号   同上

    電話番号に「同上」を使用する場合に注意することとして次の点が挙げられます。

    • 連絡先の電話番号は、緊急時に連絡のつく電話番号として使われます。一般的に実家の電話番号を記入します。

      実家の電話番号を記入したときは、家族にも緊急時に会社から連絡がいくかもしれないとあらかじめ伝えておいてください。

    • 転職活動において、会社から支給された業務で使用する携帯電話や内線電話は、会社の所有物であり履歴書に記入しないでください。
  3. 学歴・職歴

    学歴や職歴は企業にとって重要な個人情報であるため、正式な名称を記入することが求められており、「同上」を使うことができません。

    入学・卒業、入社・退職を記入すると手間がかかりますが、きちんと正式名称を書いてください。

履歴書で「同上」を使うとき気をつけたいこと

履歴書で「同上」を効果的に使うためには、以下のような気をつけたいことがありますので、覚えておきましょう。

  • 住所はきちんと正確に書く

    繰り返しますが、「同上」は「上またはすぐ前に記したことと同じ」という意味ですから、「上またはすぐ前」にあたる住所は、正確にきちんと書く必要があります。

    住民票に載っている住所を確認し、間違いのないようにその通りに記入してください。

  • 「同上」と同じ意味を持つ「〃」は、使わない

    「〃」は、「同上」の略式の書き方ですから、正式な書類である履歴書には使用しないでください。

    「〃」を使用すると、履歴書が軽くなるイメージがあります。

  • 「同上」を使わず、同じ内容を書いても問題ない

    「同上」を有効に利用すればすっきりして見やすい履歴書になりますが、「同上」を使用せず、住所など同じ内容を書いても何か問題があるわけではありません。

    ですが、同じ内容が並んでいると読む人が見づらいこともありますので、適切に「同上」を利用することを考えましょう。

  • 就活で履歴書を書くときは、職歴欄を「なし」と書く

    就活において、学歴は記入しますが、職歴は社会人経験が通常はありませんから未記入にしても良いのではと考えますが、職歴を「なし」と記入してください。

    アルバイトやインターン経験がある人も職歴に含まれないため「なし」と書きます。(ただし長期インターンシップは職歴に記入してもかまいません)

    履歴書には空欄をつくらないことが基本です。

まとめ

履歴書の「同上」の使い方と気をつけたいことを考えてみます。

「同上」とは、「上またはすぐ前に記したことと同じ」という意味です。書類作成をするとき「同上」を使うことで同じ内容を繰り返し書くことを省くことができます。

履歴書のような正式な書類においても「同上」の使用は問題ありません。

ですが、履歴書では「同上」を使える項目と、使えない項目があります。

住所と電話番号は「同上」を使用することができます。

住所に「同上」を使用する場合、注意することとして次の点が挙げられます。

  • 連絡先の「ふりがな」欄は空白とする 
  • 連絡先に記入の「同上」は記入欄の左寄せとする
  • 「現住所と異なる場合のみ記入」といった注意書きがあれば「同上」とせずに空欄でもかまわない

電話番号に「同上」を使用する場合、注意することとして次の点が挙げられます。

  • 連絡先の電話番号は、一般的に実家の電話番号を記入する。実家の電話番号を記入したときは、家族に会社から連絡がいくかもしれないとあらかじめ伝えておく
  • 転職活動において、会社から支給された業務で使用する携帯電話や内線電話は履歴書に記入しない

学歴や職歴は企業にとって重要な情報であるため、正式な名称を記入することが求められており、「同上」を使用することができません。

履歴書で「同上」を効果的に使用するには、以下のような気をつけたいことがあります。

  • 住所はきちんと正確に書く
  • 「同上」と同じ意味を持つ「〃」は、使用しない
  • 「同上」を使わず、同じ内容を書いても問題ない
  • 就活で履歴書を書くときは、職歴欄を「なし」と書く

以上、履歴書の「同上」の使い方と気をつけたいことを解説しました。

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