【就活・転職】履歴書の「同上」の正しい使い方と注意点
履歴書を作成する際、住所・電話番号・連絡先など、同じ内容を何度も記入する場面は
少なくありません。
そのようなときに便利なのが、履歴書で使われる「同上」という表現です。
履歴書に「同上」を使用することで、内容を簡潔にまとめられ、読みやすい書類になります。
一方で、使い方を誤ると「雑」「配慮が足りない」とマイナス評価につながる可能性もあります。
本記事では、
- 履歴書で「同上」を使用してよいのか
- 「同上」を使える項目・使えない項目
- 履歴書で「同上」を使用するときの注意点
- 就活生・転職者それぞれが気をつけるべきポイント
- よくある質問
を、人事の視点からわかりやすく解説します。
就活や転職活動では、自己分析や企業研究した結果を基に履歴書やエントリーシート(就活)、職務経歴書(転職)を作成し、一貫性をもたせて面接に繋げることを強く意識して臨んでください。
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履歴書で「同上」は使っていい?
結論から言うと、履歴書で「同上」を使用しても問題ありません。
「同上」とは、「上、または直前に記載した内容と同じ」
という意味を持つ言葉で、正式な書類でも使用が認められています。
履歴書においても、
- 同じ内容を何度も書く手間を省ける
- 見た目がすっきりし、採用担当者が読みやすい
といったメリットがあります。
また、履歴書では空欄を作らないことが基本です。
「同上」を適切に用いれば、空欄を避けつつ、丁寧な印象の履歴書に
仕上げることができます。
履歴書で「同上」を使える項目・使えない項目
履歴書では、すべての項目に「同上」が使用できるわけではありません。
使える項目と、使ってはいけない項目を正しく理解しておきましょう。
- 履歴書で「同上」を使える項目A:住所
現住所と連絡先住所が同じ場合、**連絡先欄に「同上」**と記入できます。
- 記入例:
ふりがな とうきょうと ちゅうおうく つきじ
現住所 〒104-0045
東京都中央区築地一丁目〇番〇号ふりがな
連絡先 同上 - 住所で「同上」を使用するときの注意点
履歴書の住所欄で「同上」を使用する場合は、次の3点を押さえておけば大丈夫です。
- 連絡先の「ふりがな」は書かなくていい
「同上」は上に書いた住所と同じという意味なので、改めてふりがなを書く必要は
ありません。空欄のままで問題ありません。 - 「同上」は左端から書く
他の住所と同じ位置(左寄せ)に「同上」と書きます。中央や右に寄せると、
雑な印象になることがあります。 - 注意書きがある場合は無理に書かない
「※現住所と異なる場合のみ記入」などの注意がある場合は、
同じ住所なら「同上」と書かず、空欄でOKです。
- 連絡先の「ふりがな」は書かなくていい
- 人事から一言アドバイス
「同上」を使うかどうかよりも、履歴書全体が読みやすく、
ルールを理解しているかが見られています。
迷ったら、「同上」を使わず同じ住所を書くのも問題ありません。
- 記入例:
- 履歴書で「同上」を使える項目B:電話番号
現住所と連絡先の電話番号が同じ場合も、「同上」を使用できます。
- 記入例
現住所 電話番号 070-XXXX-XXXX
連絡先 電話番号 同上 - 電話番号で「同上」を使うときの注意点
履歴書の電話番号欄で「同上」を使用する場合は、
「本当に連絡が取れるか」を意識することが大切です。- すぐに連絡が取れる電話番号を書く
企業からの連絡は、面接日程の調整など急ぎの場合もあります。
そのため、普段使っていて確実に出られる電話番号を記入しましょう。 - 実家の電話番号を書くときは家族に伝えておく
実家の固定電話を連絡先として書く場合、企業から家族に電話がかかることがあります。
「就活(転職)中で、会社から電話が来るかもしれない」と事前に伝えておくと安心です。 - 転職中でも会社の電話番号は書かない
今の会社から支給されている携帯電話や内線番号は、個人の連絡先ではありません。
退職後につながらなくなる可能性もあるため、履歴書には記入しないようにしましょう。
- すぐに連絡が取れる電話番号を書く
- 人事目線のポイント
電話番号は、「連絡が取れない」だけで評価が下がることもあります。
「同上」を使うかどうかより、企業が確実にあなたと連絡できるかが一番重要です。
- 記入例
- 履歴書で「同上」を使えない項目:学歴・職歴
学歴・職歴欄では「同上」は使用できません。
学歴や職歴は、企業が応募者を判断するうえで非常に重要な情報です。
そのため、
- 学校名
- 学部・学科
- 会社名
- 入社・退職年月
などを正式名称で省略せずに記入する必要があります。
手間はかかりますが、「同上」で省略せず、正確に書くことが評価につながります。
履歴書で「同上」を使うときに気をつけたいこと
履歴書で「同上」を使用するときは、難しいルールはありません。
次の4つだけ覚えておけば大丈夫です。
- 「同上」の前に書いた内容は、正しく書く
「同上」は、「上に書いた内容と同じです」という意味です。
そのため、上に書いた住所や電話番号が間違っていると、
「同上」と書いた部分もすべて間違いになってしまいます。- 住所 → 住民票どおりに書く
- 電話番号 → 数字の間違いがないか確認する
「同上」を使用する前の情報こそ、丁寧に書くことが大切です。
- 「〃(ダブルクォーテーション)」は使わない
「〃」は「同上」と同じ意味ですが、履歴書では使用してはいけません。
「〃」はメモや簡易書類で使う表現なので、
履歴書に使うと「正式な書類としての意識が低い」
と思われてしまうことがあります。履歴書では、必ず 「同上」と文字で書く ようにしましょう。
- 無理に「同上」を使わなくても問題ない
「同上」を使用せずに、同じ住所や電話番号をそのまま書いても
評価が下がることはありません。ただし、同じ内容が何度も並ぶと、少し読みにくくなることがあります。
- すっきり見せたい → 「同上」を使用する
- 迷った → そのまま書く
このくらいの感覚で大丈夫です。
- 就活生の職歴欄は「なし」と書く
新卒の就活では、職歴がない人がほとんどです。
その場合でも、職歴欄は空欄にしません。- 職歴:なし と記入する
アルバイトや短期インターンは、職歴には含めません。
(※長期インターンは例外になることがあります)履歴書は、空欄を作らないことが基本です。
【人事目線】履歴書で「同上」を使う人の評価ポイント
採用担当者は、「同上」を使っているかどうかよりも、
- ルールを理解しているか
- 読み手への配慮があるか
を見ています。
正しく「同上」を使用できている履歴書は、
「事務処理能力がある」「丁寧な人」という好印象につながります。
よくある質問(Q&A)
Q1. 履歴書で「同上」を使うと手抜きに見えませんか?
A1. 正しい使い方であれば、手抜きには見えません。むしろ「要点を整理できている」「読み手を意識している」というプラス評価につながることもあります。
Q2. パソコン作成の履歴書でも「同上」は使用できますか?
A2. はい、使用できます。手書き・パソコン作成のどちらでも、「同上」のルールは同じです。
Q3. 現住所と連絡先が同じでも、全部書いてもいいですか?
A3. 問題ありません。ただし、同じ内容が続くと読みにくくなるため、見やすさを重視するなら「同上」がおすすめです。
Q4. 転職活動でも「同上」のルールは同じですか?
A4. 基本的なルールは同じです。特に転職では、連絡が確実につく電話番号かどうかが重視されます。
Q5. 履歴書のメールアドレス欄でも「同上」は使用できますか?
A5. 一般的には使いません。メールアドレスは1か所のみ記入する履歴書が多く、「同上」を使う場面はほとんどありません。
Q6. 現住所と本籍地が同じ場合も「同上」は使用できますか?
A6. 履歴書に本籍地欄がある場合でも、「同上」は使用可能です。ただし、履歴書の注意書きがある場合は指示に従うようにしましょう。
Q7. 学歴・職歴で「同上」を使うとどうなりますか?
A7. 使用は避けてください。学歴・職歴は重要な個人情報のため、「同上」を使うとルールを理解していない印象を与えてしまいます。
Q8. 「同左」「同右」は履歴書で使ってもいいですか?
A8. 基本的に履歴書では使用しません。履歴書では「同上」を使うのが一般的で、「同左」「同右」は使わない方が無難です。
Q9. 「同上」は省略しすぎて失礼になりませんか?
A9. 適切な範囲であれば失礼にはなりません。むしろ、無駄を省いて必要な情報を整理できていると受け取られます。
Q10. 履歴書で一番やってはいけない「同上」の使い方は?
A10. 「同上」を使ってはいけない項目(学歴・職歴)で使用することです。これは減点対象になりやすいため、必ず避けましょう。
Q11. 「同上」と書く位置に決まりはありますか?
A11. はい、あります。住所や電話番号と同じ位置に、左寄せで書くのが基本です。
Q12. 履歴書に空欄がある場合、「同上」と書いた方がいいですか?
A12. 同じ内容がある場合のみ「同上」を使います。該当しない場合は、無理に「同上」を書かず、指示どおり空欄で問題ありません。
まとめ|履歴書の「同上」は正しく使えば評価アップにつながる
履歴書の「同上」は、
- 正式な書類でも使用可能
- 住所・電話番号で使用できる
- 学歴・職歴では使用不可
というルールを守ることが大切です。
正しく使えば、履歴書は見やすく、丁寧で、評価されやすい書類になります。
就活生・転職者ともに、ぜひ今回の内容を参考に、完成度の高い履歴書を作成してください。
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