【就活・転職】応募書類を送るときの正しい封筒のマナー

2025.12.23 更新
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宛名の書き方から郵送方法まで、採用担当者が本当に見ているポイント

就活や転職活動では、履歴書や職務経歴書といった応募書類を封筒に入れて企業へ郵送する場面が多くあります。

オンライン応募が主流になりつつあるとはいえ、「郵送指定」「原本提出」「最終面接時の持参」など、封筒を使った応募書類の提出マナーを求められるケースは決して少なくありません。

実は、応募書類の内容が同じでも、
封筒の選び方・宛名の書き方・郵送方法ひとつで、採用担当者の印象は大きく変わります。

本記事では、就活・転職ノウハウを熟知した人事の立場から、
応募書類を入れる封筒の正しいマナーを、初めての方にもわかりやすく解説します。

就活や転職活動では、自己分析や企業研究した結果を基に履歴書やエントリーシート(就活)、職務経歴書(転職)を作成し、一貫性をもたせて面接に繋げることを強く意識して臨んでください。

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目次
  1. なぜ「応募書類の封筒マナー」が重要なのか
  2. 応募書類を入れる封筒の正しい選び方
  3. 応募書類を送る封筒の宛名の書き方【表面】
  4. 応募書類を送る封筒の裏面の書き方
  5. 応募書類の正しい封筒への入れ方
  6. 応募書類を郵送するときの注意点
  7. 応募書類を封筒で手渡しする場合のマナー
  8. NG例集|採用担当者の印象が良くない封筒のミス
  9. よくある質問(Q&A)
  10. まとめ|応募書類と封筒は「第一印象そのもの」

なぜ「応募書類の封筒マナー」が重要なのか

応募書類を直接受け取るのは、必ずしも採用担当者・面接官とは限りません。

多くの場合、総務部・人事部・受付担当など複数の人の手を経て採用担当者・面接官に届きます。

そのため、

  • 封筒の宛名が正確か
  • 応募書類だと一目でわかるか
  • 社会人としての基本マナーが守られているか

といった点は、応募書類を見る前からチェックされていると考えてください。

採用担当者として断言できるのは、
「封筒の扱いが雑=仕事も雑そう」という印象を持たれるリスクは確実に存在するということです。

応募書類を入れる封筒の正しい選び方

  1. 応募書類のサイズを確認する

    まず、封筒を選ぶ前に確認すべきなのが、応募書類のサイズです。

    一般的に履歴書には以下の2種類があります。

    • A4サイズ(A3二つ折り)
    • B5サイズ(B4二つ折り)

    現在の就活・転職市場では、応募書類はA4サイズが主流です。

    特に転職活動で提出する職務経歴書は、ほぼ例外なくA4サイズが標準となっています。

  2. 封筒は「角型2号」または「角型4号」が基本

    A4サイズの応募書類を折らずに入れるため、使用すべき封筒は以下のいずれかです。

    • 角型2号(A4がそのまま入る)
    • 角型4号

    これより小さい封筒に応募書類を折って入れるのは、
    「書類の扱いが雑」「ビジネスマナーを知らない」と判断されやすいため避けてください。

応募書類を送る封筒の宛名の書き方【表面】

応募書類を入れる封筒の宛名は、黒のボールペンまたはサインペンで丁寧に書きます。

  1. 基本構成

    封筒の表面には、以下を記載します。

    • 郵便番号(横書き)
    • 住所(縦書き)
    • 会社名
    • 宛名
    • 「応募書類在中」または「履歴書在中」
  2. 会社名の書き方の注意点
    • 「株式会社」を省略しない
    • 「(株)」は使用しない
    • 「株式会社〇〇」か「〇〇株式会社」かを、正確に確認する

    会社名の間違いは、応募書類以前の重大なミスと受け取られます。

  3. 宛名の正しい書き分け

    応募書類の封筒では、宛名の書き方を間違えやすいため注意が必要です。

    ① 部署名のみ分かっている場合

    →「〇〇部 △△課 御中」

    ② 担当者名が分からない場合

    →「〇〇部 △△課 採用ご担当者様」

    ③ 担当者名が分かっている場合

    →「〇〇部 △△課 ✕✕様」

    ※「御中」と「様」は併用しません。

  4. 「応募書類在中」は必ず赤字で記載

    封筒の左下に、

    • 「応募書類在中」
    • または「履歴書在中」

    と赤字で書き、四角で囲みます。

    これは、応募書類であることを一目で伝えるために非常に重要です。省略すると、社内での回覧が遅れる可能性があります。

応募書類を送る封筒の裏面の書き方

封筒の裏面には、以下を記載します。

  • 郵便番号(横書き)
  • 自分の住所(都道府県から)
  • 氏名
  • 送付日(左上)

送付日は、西暦・和暦どちらでも構いませんが、応募書類に記載している表記と必ず統一してください。

封入後は、封筒の封を閉じ、中央に「〆」印を書きます。

応募書類の正しい封筒への入れ方

応募書類を封筒に入れる順番にも、明確なマナーがあります。

  1. 正しい順番
    • 添え状(送付状)
    • 履歴書
    • エントリーシート(就活の場合)
    • 職務経歴書(転職の場合)
    • その他の応募書類

    これらをクリアファイルにまとめてから封筒へ入れるのが基本です。

  2. 添え状(送付状)とは

    添え状とは、

    「応募書類を送付いたしますので、よろしくお願いいたします」という趣旨を書いた挨拶状です。

    社会人としての基本的な礼儀を示す書類なので、就活・転職どちらでも同封するのが望ましいといえます。

応募書類を郵送するときの注意点

  1. 切手代は必ず郵便局で確認する

    角型封筒は定型外郵便になるため、

    • サイズ
    • 重さ

    によって料金が変わります。

    自己判断で切手を貼らず、必ず郵便局の窓口で料金を確認してください。

    切手代不足は、「応募書類に不備がある」と判断される致命的なミスになり得ます。

  2. 締切り間近なら速達も検討する

    応募締切りが迫っている場合は、速達を利用しましょう。

    土日・祝日・夜間の場合は、ゆうゆう窓口の利用が可能です。

応募書類を封筒で手渡しする場合のマナー

面接時に受付で応募書類を直接提出する場合も、封筒のマナーは重要です。

  • 応募書類はクリアファイル+封筒に入れる
  • 封筒の表面について宛名は無記入でOK、

    但し「応募書類在中」または「履歴書在中」と赤字で書き、四角で囲む

  • 裏面には住所・氏名を記載
  • 封はしない

    採用担当者がその場ですぐ中身を確認できるようにするためです。

「相手が受け取りやすく、すぐ確認できる状態」にしておくこと。
これが、採用担当者に良い印象を与える応募書類の渡し方です。

NG例集|採用担当者の印象が良くない封筒のミス

採用担当者の立場から見て、実際によくあるNG例を紹介します。

  • NG① 小さい封筒に応募書類を折って入れる

    → 「書類の扱いが雑」「ビジネスマナーを知らない」印象になります。

  • NG② 会社名を省略・間違える

    ×(株)〇〇

    × 株式会社〇〇〇(正式名称と違う)

    → 応募先への敬意不足と受け取られます。

  • NG③ 宛名に「御中」と「様」を一緒に書く

    × 人事部御中 〇〇様

    → 基本マナー違反です。

  • NG④ 「応募書類在中」を書いていない

    → 社内での回覧が遅れ、マイナス評価になることもあります。

  • NG⑤ 切手代不足

    → 実際に「これだけで不採用」になるケースもあります。必ず郵便局で確認しましょう。

よくある質問(Q&A)

Q1. 応募書類の封筒は白以外でも大丈夫ですか?

A1. 白無地が基本です。茶封筒は可ですが、就活・転職活動では白が無難です。

Q2. 宛名は横書きでもいいですか?

A2. 郵便番号は横書き、住所・宛名は縦書きが正式です。

Q3. 応募書類在中のスタンプは使ってもいいですか?

A3. 市販スタンプの使用は問題ありません。

Q4. 応募書類を折って送ってもいいですか?

A4. 原則NGです。折らずに送れる封筒を使用してください。

まとめ|応募書類と封筒は「第一印象そのもの」

応募書類の内容がどれだけ優れていても、封筒の扱いが雑であれば評価は下がります。

  • 封筒は角型2号または4号
  • 宛名は正式名称で正確に
  • 応募書類在中は赤字で明記
  • 書類は順番通りにクリアファイルへ

これらはすべて、「この人は仕事を丁寧に進められるか」を見極める材料です。

応募書類と封筒を、あなた自身の「名刺」だと思って、最後まで丁寧に仕上げてください。

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