【転職】転職活動を進めているが、現職に残る選択もある?
転職活動を進めているけど、現職に残るか、転職するか迷う人が多いようです。
現職に残るほうが良いのは、どんな場合でしょうか?
転職活動を進めるほうが良いのは、どんな場合でしょうか?
転職活動を止めて現職に残る決断をしたときに知っておきたいことがあります。
本ブログは、転職活動をしているけれど現職に残るか、転職するかについての考え方を解説します。
転職活動では、自己分析や企業研究した結果を基に履歴書や職務経歴書を作成し、一貫性をもたせて面接に繋げることを強く意識して臨んでください。
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転職者の転職理由
厚生労働省が実施した「令和2年転職者実態調査」によると、自己都合による離職理由では次のようなものが上位を占めています。(3つまでの複数回答可)
・労働条件(賃金以外)が良くない 28.2%
・満足のいく仕事内容ではない 26.0%
・賃金が低いから 23.8%
・会社の将来性に不安を感じた 23.3%
・人間関係がうまくいかなかった 23.0%
・他に良い仕事があったから 16.1%
・いろいろな会社で経験を積みたい 15.9%
・能力・実績が正当に評価されていない15.3%
このような理由により離職していますが、大きく、「キャリアアップを目指して離職する」「労働条件・職場環境の向上を目指して離職する」の2つに分けられます。
転職活動中の人で、転職するか、現職に残るのか迷うとき、転職者はどのような理由で離職したか知ることは参考になります。
転職活動をしているけれど、現職に残るほうが良いケース
転職活動をしているけれど、現職に残るほうが良いケースとはどのようなものでしょうか。
- 転職の軸が不明確である
企業を選ぶさいに重視する「自分なりの価値観や譲れない条件」が不明確の場合は、転職活動を止めて現職に残るほうが良いです。
企業選びにおいて自分にとって譲れない条件を言語化することで、どういう企業に入社したいかが明確になります。
転職の軸とは、例えば、「残業・休日出勤を減らして家族と接する時間を増やしたい」「経験を活かしてキャリアアップを図りたい」「専門的なスキルを身につけたい」「新しい職種に挑戦したい」といったようなことです。
それらがあいまいで、知り合いがやっているからなんとなく転職活動をすると、転職しても後悔することになります。
- 仕事が自分に合わないが、努力できる
仕事が合わないので転職したいとの気持ちは理解できますが、それだけで転職活動をするのはやめましょう。
仕事が合わないからと会社を辞めて別の職種で働いたとしても、新しい職種では前職の経験が活かせず、自分に合うのかわかりません。
また、現職が合わない原因があいまいなままだと、同じ失敗を繰り返して再び転職したいと考えるようになるかも知れません。
仕事が一人前になるように努力できそうならば、あせらず現職に残るほうが良いです。
- 人間関係が良い方向に向かう
職場の上司や同僚との人間関係が良くないことがあります。このために転職活動を進めることは一つの選択としてありますが、転職先の人間関係が良くなる保証はありません。
このとき自己申告などで異動の可能性があれば現職に残ることを考えても良いでしょう。
上司や同僚からハラスメントを受けていて転職を考えるならば、一度、人事部門やハラスメント相談窓口に相談することをお勧めします。
その結果、ハラスメントが改善されれば現職に残る選択肢もあります。
- 労働条件が改善できる見込みがある
労働条件が良くないために転職活動をすることは、大きな転職要因ですが、現職でも改善できる見込みがあれば現職に残ることもありです。
例えば、人事賃金制度の見直しで年功序列ではなく、能力や成果に応じた賃金を支給するようになれば、がんばり次第で報われることになります。
あるいは、大幅な賃上げや、手当の増額、支給基準の見直しが予定されているならば転職活動を中断して、現職に残ることも考えましょう。
転職活動を進めるほうが良いケース
一方で、転職活動を進めるほうが良いケースもあります。
- 転職の軸が明確にある
企業を選ぶさいに重視する「自分なりの価値観や譲れない条件」が明確の場合は転職活動を進めてください。
転職の軸は、現職に残ることでは、解決できないからです。
- キャリアプランが明確にある
将来のキャリアプランを明確に定めていて、現職ではそのための経験を積むことが出来ず、スキルも身につきそうにない場合、転職活動を進めることは、問題ありません。
面接では将来のキャリアプランを語れるように準備してください。
- 現職で働くことが心身ともに疲れる
現在の会社で働き続けることで心身に大きな負担がかかっていて、このままでは病気にかかりそうな場合には、転職活動を進めましょう。
具体的には、①上司や同僚との人間関係が悪い、ハラスメントにあっている、②長時間残業が続いて、改善しそうもない、③異動により通勤距離がとても長くなった、といったようなことです。
これらは、転職することで改善が期待できるものです。
- 精一杯努力してもやはり仕事が合わない
自分として精一杯努力しても、成果を出すことが出来ずに仕事が合わないと感じるならば、その仕事は自分に向いていないかも知れません。
自分の強みをこれからも発揮できそうもないならば、上司に異動希望を伝えてください。
異動が叶えられなかったら転職活動を進めても良いでしょう。
- 社風が合わない
社風は、ホームページの企業理念や採用サイトを読むとある程度わかります。ですが、本当のところは入社しないとわからないところもあります。
働くうえでどうしても社風に合わないと感じるならば、自分としてはどうすることもできないので転職を考えたほうが良いです。
応募する場合には、企業研究をしっかりと行って、どのような社風なのか探ってみてください。
転職活動を止めて現職に残る決断をしたときに知っておきたいこと
転職活動を止めて現職に残る決断をしたときに知っておきたいことがあります。
- 希望する条件に合った企業に応募できない
転職活動を止めると、その後で希望条件にぴったり合った企業が中途採用募集を行ったときに応募できなくなります。
するとせっかくこれまで自己PRや志望動機など、知恵を絞って考えた努力が無駄になってしまいます。
求人情報の収集は常に怠らずに続けないと、希望する条件にふさわしい企業に入社することは難しくなります。
- キャリアプランが達成できない
転職活動をする理由の一つにキャリアプランを達成したいことがあります。
在職する会社では、希望するキャリアプランが達成できないならば、転職活動を途中でやめると、キャリアプランが遠のくことになってしまいます。
- 転職活動を途中でやめるときは、既に応募している会社には、速やかに辞退を連絡する
応募書類を送っている、面接の予定があるなど、既に応募している会社には、丁寧に謝罪するとともに、辞退する理由を伝えます。
連絡はメールまたは電話によります。面接の前日・当日の辞退は電話で伝えてください。
辞退するからといって、面接の無断欠席は決してしないでください。
まとめ
転職活動をしているけれど現職に残るか、転職するかについて考えてみます。
転職活動をしているけれど、現職に残るほうが良いケースは次の4つです。
- 転職の軸が不明確である
- 仕事が自分に合わないが、努力できる
- 人間関係が良い方向に向かう
- 労働条件が改善できる見込みがある
転職活動を進めるほうが良いケースは次の5つです。
- 転職の軸が明確にある
- キャリアプランが明確にある
- 現職で働くことが心身ともに疲れる
- 精一杯努力してもやはり仕事が合わない
- 社風が合わない
転職活動を止めて現職に残る決断をしたときに知っておきたいことが3つあります。
- 希望する条件に合った企業に応募できない
- キャリアプランが達成できない
- 転職活動を途中でやめるときは、既に応募している会社には、速やかに辞退を連絡する
以上、転職活動をしているけれど現職に残るか、転職するかについて解説しました。
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