【転職】「第二新卒やめとけ」それでも転職したい人のために
新卒で入社した会社を短期間で退職し、第二新卒として転職活動をすることは、「やめとけ」と言われることがあるようです。
第二新卒は、「やめとけ」と言われるほどリスクを伴うものでしょうか、近年は第二新卒の転職環境が変化しているのではないでしょうか?
第二新卒で転職活動するさいのメリット、デメリットは何でしょうか?
「やめとけ」と言われるけれど、転職に成功する秘訣を知りたいものです。
本ブログは、「第二新卒やめとけ」と言われても、それでも転職したいためのコツを解説します。
転職活動では、自己分析や企業研究した結果を基に履歴書や職務経歴書を作成し、一貫性をもたせて面接に繋げることを強く意識して臨んでください。
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第二新卒とは何か
第二新卒は「やめとけ」と言われるほどリスクを伴うものか考える前に、そもそも第二新卒とは何でしょうか。
第二新卒とは、学校を卒業後に正社員として一度就職したものの、1~3年以内に離職した求職者をいいます。
この基準によると、一般的に高卒は21歳前後、大卒は25歳前後、大学院修士課程は27歳前後が第二新卒となります。
ですが、新卒の入社時の年齢や、最終学歴もさまざまなために、第二新卒は明確な定義がなく、企業によって使われ方はさまざまです。
第二新卒と似たような言葉に既卒があります。第二新卒と既卒の大きな違いは、第二新卒は、正社員としての職歴がありますが、既卒は、正社員としての職歴がないことです。
第二新卒は「やめとけ」と言われるほどリスクを伴う?
厚生労働省は2023年10月20日、新規学卒就職者の離職状況(令和2年3月卒業者の状況)を公表しましたが、就職後3年以内の離職率は、新規高卒就職者が37.0%(前年度と比較して1.1ポイント上昇)、新規大学卒就職者が32.3%(同0.8ポイント上昇)となりました。
このデータからも第二新卒は特別珍しいものではなくなっています。
それではなぜ第二新卒は、「やめとけ」と言われることがあるのでしょうか。企業側と第二新卒側のそれぞれの視点からみてみましょう。
- 「やめとけ」となる企業側の視点
- 社会人経験が短いために、即戦力としてのスキル・経験が不足している
転職市場では、正社員として一定期間働いた経験のある中途採用の応募者と比べて、第二新卒は即戦力としてのスキル・経験が不足しています。
このため中途採用=即戦力と考える企業では、第二新卒はどうしても見劣りしてしまいます。
- こらえ性がないのではと不安がある
1~3年以内に退職するということは、たとえ第二新卒で入社しても不満があればすぐに退職してしまうのではないかと危惧されます。
- 社会人経験が短いために、即戦力としてのスキル・経験が不足している
- 「やめとけ」となる第二新卒側の視点
- 中途採用で第二新卒は外れている
そもそも中途採用では即戦力者を求めていて、第二新卒は採用の対象外という企業もあります。ですから、第二新卒でも応募は可能か、募集要項を確かめないとせっかくの応募が無駄になってしまうことがあります。
- 同年代の新卒者と比べて少し出遅れる
第二新卒として入社すると、同年代の新卒入社者と比べてどうしても業務経験が足りない分、出遅れてしまいます。
その分、新卒入社者に追いつくためには、彼ら以上の努力が求められます。
- 中途採用で第二新卒は外れている
近年の第二新卒の転職環境の変化
第二新卒は「やめとけ」と言われたこともありましたが、一方で、近年は第二新卒を求める企業が増加しています。
若年者の労働力が不足しているなかで、第二新卒という若者は企業にとって魅力的だからです。
企業が第二新卒の採用を増やしている主な理由は次の通りです。
- 採用コストが少ない
新卒採用にかかるコストと比べて、第二新卒採用は募集する企業が限定されていて、少ないコストで採用することができます。
- 人件費が安い
中途採用で、経験者を採用すると、それに見合った給与を支給しなければなりませんが、第二新卒は経験やスキルがない分、安い給与で採用することができます。
- 社会人としての基本的なマナーは身についている
新卒と比較して数年といえども社会人を経験しているために、社会人としての基本的なマナーは身についています。ですから教育するコストがかかりません。
- 社風に染まりやすい
第二新卒は、勤続年数や経験が浅いために、自社の社風に馴染みやすいことがあります。
中途採用の経験者は、どうしても元の会社の社風に染まっていることが多く、自社に馴染むことに時間がかかってしまいます。
第二新卒で転職活動するさいのメリット、デメリット
第二新卒は「やめとけ」と言われたとき、転職活動のメリット、デメリットはどのようなものか改めて探ってみましょう。
第二新卒として転職活動する期間は、一般的には、ほぼ3年以内と限られているために、メリット・デメリットを十分に理解して決めてください。
- 第二新卒で転職活動するさいのメリット
- ポテンシャル採用である
第二新卒は企業に勤めた勤続が短いため、経験やスキルが重視されることは少ないです。どちらかと言えば新卒採用に近いと考えてください。
そのため実績よりもポテンシャルを見て採用されるでしょう。採用されたら会社に貢献する熱意も重視されます。
- 未経験の業界・職種に転職しやすい
第二新卒は新卒に近いために、一から仕事を覚えることが可能です。そのため元の会社と異なる業界や職種にチャレンジすることが比較的容易です。
もちろん、本人のやる気が大切なことは言うまでもありません。
- 新卒時と比べてしっかりとしたキャリアプランを持てる
新卒の就活では、とにかく内定を得ることが大きな目的でしたが、第二新卒では社会人は何か身をもって経験しているために、転職して何をしたいのか、将来のキャリアプランを持って転職活動をすることができます。
- ポテンシャル採用である
- 第二新卒で転職活動するさいのデメリット
- 退職するくせがつく
新卒入社後に短期間で辞めると、企業は「採用してもまた辞めてしまうかも」と思われてしまいますが、本人自身も「嫌になれば辞めれば良い」と比較的簡単に退職する人もいます。
- 社会人としての基本が身についていると思われる
短期間でも社会人経験があると、企業はマナーやスキルが身についていると見なして仕事に就かせることもあります。
そのためマナーやスキルが不十分であると苦労することがあります。
- 退職するくせがつく
第二新卒は「やめとけ」と言われるけど転職に成功する秘訣はある?
第二新卒は「やめとけ」と言われたこともありましたが、転職環境の変化もあり十分な準備をして転職活動に臨めば成功する可能性も高くなります。
ここでは、第二新卒が転職に成功する秘訣を説明します。
- 入社への熱意を伝える
企業の、「第二新卒は直ぐに辞めてしまうかもしれない」との不安を払拭するためには、面接で入社への熱意がわかるような回答が求められます。
自己PRや志望動機、入社したらこのように企業に貢献したいといった内容を論理的に、面接官が納得できるように答えることが肝心です。
- 前向きな退職理由を伝える
退職理由はともすればネガティブなものになりがちです。本当のところはそうであっても、面接ではポジティブな言い方に変えて伝えてください。
将来のキャリアプランと合わせて説明すると納得性が高まります。
- 第二新卒して転職するか今一度検討する
一方で、せっかく志望する企業に入社したにも関わらず、短期間で退職する意思を固めた理由を、もう一度それが自分にとって正しい選択なのか見極めてください。
転職する目的は辞めなければ実現できないのか、改めて自分の胸に聞いてみて、やはり第二新卒として転職活動をやると決めたら、志望する企業に採用されるべく全力を尽くしましょう。
まとめ
「第二新卒やめとけ」と言われても、それでも転職したいのためのコツを考えてみます。
第二新卒とは、学校を卒業後に正社員として一度就職したものの、1~3年以内に離職した求職者をいいます。
第二新卒は特別珍しいものではなくなっています。
なぜ第二新卒は、「やめとけ」と言われることがあるのか、企業側と第二新卒側のそれぞれの視点からみてみます。
「やめとけ」となる企業側の視点は2つあります。
- 社会人経験が短いために、即戦力としてのスキル・経験が不足している
- こらえ性がないのではと不安がある
「やめとけ」となる第二新卒側の視点も2つあります。
- 中途採用で第二新卒は外れている
- 同年代の新卒者と比べて少し出遅れる
第二新卒は「やめとけ」と言われたこともありましたが、近年は第二新卒を求める企業が増加しています。
企業が第二新卒の採用を増やしている主な理由は次の4つです。
- 採用コストが少ない
- 人件費が安い
- 社会人としての基本的なマナーは身についている
- 社風に染まりやすい
第二新卒で転職活動するさいのメリットは、次の3つです。
- ポテンシャル採用である
- 未経験の業界・職種に転職しやすい
- 新卒時と比べてしっかりとしたキャリアプランを持てる
一方、第二新卒で転職活動するさいのデメリットは、次の2つです。
- 退職するくせがつく
- 社会人としての基本が身についていると思われる
第二新卒が転職に成功する秘訣は、次の3つです。
- 入社への熱意を伝える
- 前向きな退職理由を伝える
- 第二新卒して転職するか今一度検討する
以上、「第二新卒やめとけ」と言われても、それでも転職したいのためのコツを解説しました。
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