【転職】履歴書で出戻り転職の職歴と志望動機の書き方
近年退職した社員を再び採用する出戻り転職の仕組みをつくる企業が増えていますが、応募するさいに履歴書の職歴や志望動機の書き方に悩む人が多いようです。
まずは、出戻り転職のメリット・デメリットを知って履歴書を書きましょう。
そのうえで、出戻りを希望する場合、履歴書の職歴や志望動機の書き方を知ってください。
出戻りで気をつけたいことも理解したいものです。
本ブログは、履歴書で、出戻り転職を希望するときの職歴と志望動機などの書き方を解説します。
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出戻り転職のメリット・デメリットを知る
出戻り転職を希望する場合、履歴書の職歴などの書き方を検討する前に、まずは出戻りのメリット・デメリットを知りましょう。
- 出戻りのメリット
- 社風や業務内容、人間関係を熟知している
通常の転職と異なり、出戻り転職は、社風や業務内容、人間関係を熟知しているため、「こんなはずではなかった」のような不満や業務とのミスマッチが起きにくくなります。
- 即戦力となる
退職前の業務に就く場合は、経験があるために即戦力としての活躍が期待できます。
また、他社で培った経験やスキルを活かすことができれば、それまで以上の成果を上げることができるでしょう。
- 社風や業務内容、人間関係を熟知している
- 出戻りのデメリット
- 出戻りを快く思わない社員がいる
出戻りを快く思わない、冷ややかに接する社員がいるかも知れません。そのような社内の雰囲気があれば、働くうえで精神的にストレスを感じるでしょう。
- 待遇面で以前より報われないことがある
出戻りといえども一度は退職したため中途入社扱いとなり、給与・賞与やその他の待遇面でかってよりもダウンする可能性があります。
- 出戻り入社の初日から、全てわかっているものとして扱われる
出戻りした場合は、何でも知っていると見なされるために新人研修などを行わず、いきなり初日からフル稼働状態で働かねばならないこともありえます。
ですが、長い間会社を離れていると、システムや仕事の進め方などは大きく変わっていることがありますので、混乱することも多いものです。
- 後輩から業務の指示を受けることがある
出戻りした会社に職歴があるにもかかわらず、以前は本人が業務の指示をしていた後輩から指示を受けることがあります。それに抵抗がある人は人間関係がギクシャクするかも知れません。
後輩にとっても先輩に指示することはやりにくいものです。このような関係を受け入れる度量が求められます。
- 出戻りを快く思わない社員がいる
以上のような出戻り転職のメリット・デメリットを理解した上で履歴書の職歴などを書く覚悟が必要です。
出戻り転職を希望する場合、履歴書の職歴の書き方
出戻り転職を希望する場合、履歴書の職歴の書き方について説明します。
- 出戻りを希望する場合の、履歴書の職歴の書き方は、特別な決まりはありません。通常の職歴の書き方と同じです。
基本的には、企業名、転職時配属先部署、異動した部署の順に書きます。出戻りを希望して応募する場合には下記内容を参照ください。
平成30年 4月 ○○株式会社 入社 総務部人事課に配属
給与業務を担当令和2年 10月 営業部営業1課に異動
関西地区特約店担当令和4年 8月 一身上の都合による退職
- 職務経歴書の職歴の欄についても、通常の書き方でかまいません。(出戻りを希望して応募する会社の事業内容、資本金、売上高、従業員数などは、会社もわかっていますから省略してもかまいません)
なお、職歴の欄には、履歴書ではスペースの都合上書けない、担当業務や、習得した能力、成果を上げるために意識してきたこと、役割、実績などを具体的に記載すると効果的です。
出戻り転職を希望する場合、履歴書の志望動機の書き方
ここでは、出戻りを希望する場合の履歴書の志望動機の書き方を説明します。
履歴書の志望動機の書き方では次の2つを考慮してください。
- 一度退職したにも関わらず応募する理由
会社が訊きたいことは、なぜ一度退職したにも関わらず応募するのか、ということです。
そこには出戻りしたい理由があるはずです。
転職したからこそわかった元の会社の魅力や、業務内容などについて具体的に説明できるようにしてください。
また、退職理由が「病気・けがのため」「親の介護」などやむをえない事情の場合には、そのような事情が解消し、問題なく働くことができることを伝えましょう。
- 転職先で培った経験やスキルが出戻りすれば役に立つこと
会社が訊きたい2つ目は、応募者を採用することで会社にどのようなメリットがあるのか、ということです。
それには、応募した会社に勤務していたときの職歴や経験・スキルを会社が評価していることに加えて、転職先で培った経験やスキルが役に立つことを証明する必要があります。
経験やスキルは、具体的に説明することで納得してもらえます。
出戻り転職を希望するとき、気をつけたいこと
出戻りを希望するとき、履歴書の書き方以外にも気をつけたいことがあります。
- 前提として円満退職をしている
出戻りが成功するためには、円満退職をしていることが前提と言えます。
惜しまれつつ退職した、病気や介護などでやむをえず退職したけれど、在籍時は十分な職歴を持ち業績に貢献した、人間関係も良好であったような人は、出戻りが成功する可能性が高いです。
逆に、評価する職歴がない、トラブルを抱えて退職した、引継ぎも十分ではなかったような、会社の印象が良くない辞め方をしていると、出戻りが難しいかも知れません。
- 退職してからも元の会社の上司や同僚と関係が続いている
退職してからも元の会社の上司や同僚とプライベートで良好な関係が続いていると、会社の事情を知ることができ、出戻りが可能かの判断がつきやすいものです。
また、出戻りしてからも何かとサポートしてもらえるでしょう。
- 元の上司や同僚に出戻りを相談する
出戻りが成功するためには、元の上司や同僚が本人を歓迎してくれるかにかかっています。
そのためには、出戻りを決断したときに、元の上司や同僚に相談してください。出戻りしたい理由を伝えて、応援してもらえるならば、出戻りはぐっと近づきます。
出戻りの希望を上司や同僚が人事にとりなしてくれる可能性が高いです。
- 入社後は、過去の実績を誇らず、謙虚に業務を遂行する
出戻りした会社が、在籍した当時のそのままである可能性は低いです。同じ部署でも業務内容や組織体制が大きく変わっていることがあります。
このような状況を受け入れて、「昔はこうだった」と不満を漏らさないような心がけが大切です。
過去の実績を誇らず、謙虚に業務を遂行してください。
まとめ
履歴書で、出戻り転職を希望するときの職歴と志望動機などの書き方を考えてみました。
出戻りのメリットは次の通りです。
- 社風や業務内容、人間関係を熟知している
- 即戦力となる
一方、出戻りのデメリットは次の通りです。
- 出戻りを快く思わない社員がいる
- 待遇面で以前より報われないことがある
- 出戻り入社の初日から、全てわかっているものとして扱われる
- 後輩から業務の指示を受けることがある
出戻りを希望する場合の、履歴書の職歴の書き方は、特別な決まりはありません。通常の職歴の書き方と同じです。
職務経歴書の職務経歴欄についても、通常の書き方でかまいません。
出戻りを希望する場合の履歴書の志望動機の書き方では、次の2つを考慮してください。
- 一度退職したにも関わらず応募する理由
- 転職先で培った経験やスキルが出戻り転職すれば役に立つこと
出戻りを希望するとき、気をつけたいことが4つあります。
- 前提として円満退職をしている
- 退職してからも元の会社の上司や同僚と関係が続いている
- 元の上司や同僚に出戻りを相談する
- 入社後は、過去の実績を誇らず、謙虚に業務を遂行する
以上、履歴書で、出戻り転職を希望するときの職歴と志望動機などの書き方を解説しました。
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