【就活】研究内容が決まってないけど、エントリーシートは?
理系学生を対象にしたエントリーシートでは、研究内容について記載を求められることが多いようです。
ですが、学部生が企業に応募する段階では研究内容が決まってないことがあり、どのように記載したら良いか悩むものです。
一方、大学院修士でも研究はそこまで進んでいない時期の就活です。
研究内容が決まってない学部生や、それほど進んでいない大学院生は、エントリーシートをどのように書いたら良いでしょうか?
エントリーシートに研究内容を記載するとき気をつけたいことも知りたいものです。
本ブログは、研究内容が決まってないときのエントリーシートの書き方などについて解説します。
就活では、自己分析や企業研究した結果を基に履歴書やエントリーシートを作成し、一貫性をもたせて面接に繋げることを強く意識して臨んでください。
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エントリーシートに研究内容を書く理由
企業からみて研究内容をエントリーシートに書いてもらうことや、面接で説明してもらう理由は、「どのような研究をしていたのか」「企業に役立ちそうな研究なのか」を知りたいだけではありません。
研究内容で、「応募者が学生生活でどのように学業に励んできたかを知る」「研究を進めるなかで本人の発揮した能力や人柄を知る」ことも重要な理由です。
- 応募者が学生生活でどのように学業に励んできたかを知る
研究は学生生活の集大成ともいえるものです。研究内容を見れば、本人の学業に対するひたむきさがわかるものです。
真剣に研究を進めていることがわかれば、社員になっても仕事に真剣に取り組んでくれるものと考えられるわけです。
- 研究を進めるなかで本人の発揮した能力や人柄を知る
研究の進め方を知ることで本人の発揮した能力・スキルや人柄を知ることができます。
困難な課題にいかに立ち向かったか、関係する人とどのように協力しあったかなどから、課題解決力やチームワーク力を知ることができます。
以上から、研究がそれほど進んでいない大学院生はもちろん、研究内容が決まってない学部生でもエントリーシートの研究内容について雑に書いてはいけないと考えてください。
研究内容が決まってないけど、エントリーシートに書く必要はあるか
理系学生を対象としたエントリーシートでは、研究内容について質問されることが一般的です。
- 学部生は研究内容が決まってないことがある
就活の時期により学部生は研究内容が決まってないことがあります。
大学4年になって研究室に配属され、そこから研究計画をたてて、10月の中間発表を目指してスタートさせたばかりの時期に、研究内容を記載しなければなりません。
なので、エントリーシートは「何も書かない」あるいは、「研究内容は未定です」と書きたくなりますがそれだけではNGです。
エントリーシートは企業に自分をアピールするための書類です。せっかくのアピールの機会をムダにしないで合格に結び付ける必要があります。
- 大学院生は、研究を進めている途中である
大学院生について、就活の時期は、研究を進めている途中であり、研究成果が十分でないなかでエントリーシートに研究内容を記載することになります。
大学院生の就活では研究内容が採用で非常に重視されますから、せっかくのアピールの機会を活用して合格に結び付ける必要があります。
研究内容が決まってないときは、エントリーシートにどのように記載するか
ここでは学部生で研究内容が決まってないときは、エントリーシートにどのように記載するか説明します。
- 研究内容欄には、「研究テーマは未定です」とする
研究内容が決まってないときは、「研究テーマは未定です」として、テーマが決まってないことをはっきりとさせます。
ですが、採用担当者に応募者を印象付けるためにはこれだけではアピールになりません。
エントリーシートが空白で寂しく、入社意欲の薄い応募者だと思われてしまいます。
- 希望する研究のテーマと予定する内容を記載する
研究内容が決まってない場合でも、専攻分野を学んでいるはずです。
研究テーマは決まってないけれど、これから希望するテーマと背景、予定する内容などについて記載すると、採用担当者が応募者の専門領域をイメージしやすくなります。
もちろん未だ研究テーマが決まっているわけではないので、想定する範囲での記載となります。
研究内容が決まってないとき、エントリーシートに書く具体的な内容
研究内容が決まってないとき、エントリーシートに研究テーマ名を書くだけでは、採用担当者に響くことなく単に予定を伝えるだけとなってしまいます。
エントリーシートでは、テーマ名に加えて、そのテーマを希望する背景や研究内容のイメージなどを書くようにすると、積極的に研究を進める心構えが見えてきます。
具体的には、①その研究室を選択した理由、②研究テーマを希望する背景と目的、③研究内容のイメージ、④研究を企業でどのように活かせるか、といったことなどを記載すると、読み手が研究内容をつかみやすくなります。
研究内容が決まってないときでも、空欄にしないで自分をアピールしましょう。
大学院生は、エントリーシートをどのように書いたら良いか
大学院生は研究がそれほど進んでない時期に就活を迎えることになります。
ですが、研究内容が決まってない学部生とは異なり、大学院生の就活では研究内容が非常に重視されますから、具体的に取り組んだ内容を記載して、上手にアピールすることが大切です。
エントリーシートに研究内容を記載することは、①その研究室を選択した理由、②研究テーマを決めた背景と目的、③具体的な研究内容、④目指す目標、⑤企業で活かせるもの、などを記載する必要があります。
具体的な研究内容のなかでは、工夫したことや、今後の展開、目標に対する進捗度などを伝えるとリアルさが増してきます。
エントリーシートに記載された内容に基づき面接では様々な質問がなされます。あるいは、研究内容の発表を要請する企業もありますから、きちんと論理的にストーリーに基づいた記載が求められます。
エントリーシートに研究内容を記載するとき気をつけたいこと
エントリーシートに研究内容を記載するとき気をつけたいことは何でしょうか、以下に説明します。
- 専門用語は使わない
エントリーシートを最初に読むのは採用担当者です。専門用語を多用されても内容が理解できないために、せっかく書いた研究内容がムダになってしまうこともあります。
なので、専門用語は原則として避けてください。どうしても使わないと説明できない場合には、説明を補足してください。
また、その道に携わる人なら持っている当たり前の常識も、専門外の人には理解できないこともしばしばあるものです。
全く専門知識を持ち合わせていない知人に研究内容についての意見をもらうことで必要ならば修正しましょう。
- 面接での研究内容の説明に備える
エントリーシートに記入した内容は、面接で説明を求められます。これは、研究内容が決まってないときに書いた場合も同様です。
ですから、エントリーシートの研究内容は書きっぱなしではなく、面接で質問されても困らないよう、説明できるように準備してください。
書いていることと、説明することが違っていては適当な人間と思われてしまいます。
また、研究内容が決まってないときは、自分をできるだけ評価してもらいたいために、難易度の高い研究をエントリーシートに書きたい気持ちになりがちですが、避けてください。
自分自身が理解できていないために、面接で質問されたとき答えられないで大きくイメージダウンとなってしまいます。
まとめ
研究内容が決まってないときのエントリーシートの書き方について考えてみます。
企業からみて研究内容をエントリーシートに書いてもらうことや、面接で説明してもらう理由は、「どのような研究をしていたのか」「企業に役立ちそうな研究なのか」を知りたいだけではありません。
研究内容で、「応募者が学生生活でどのように学業に励んできたかを知る」「研究を進めるなかで本人の発揮した能力や人柄を知る」ことも重要な理由です。
理系学生を対象としたエントリーシートでは、研究内容について質問されることが一般的です。
ですが、就活の時期により学部生は研究内容が決まってないことがあり、大学院生は、研究を進めている途中です。
学部生で研究内容が決まってないときは、次の内容を記載します。
- 研究内容欄には、「研究テーマは未定です」とする
- 希望するテーマと予定する内容を記載する
エントリーシートでは、テーマ名に加えて、そのテーマを希望する背景や研究内容のイメージなどを書くようにすると、積極的に研究を進める心構えが見えてきます。
大学院生の就活では研究内容が非常に重視されますから、具体的に取り組んだ内容を記載して、上手にアピールすることが大切です。
エントリーシートに研究内容を記載するとき気をつけたいことは、次の2つです。
- 専門用語は使わない
- 面接での研究内容の説明に備える
以上、研究内容が決まってないときのエントリーシートの書き方について解説しました。
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