【転職】いきなり社長面接の理由、その後のプロセスと注意点
転職の選考では、人事や部門面接を行わないでいきなり社長面接をする会社がありますが、想定外のことに応募者も戸惑ってしまうものです。
転職の面接でいきなり社長面接をする理由は何でしょうか、そのような会社に入社して問題ないのか不安になります。
いきなり社長面接の後の採用選考は、どのようなプロセスを踏むのでしょうか？
いきなり社長面接を受けたときは、どのようなことに注意すれば良いかも知りたいものです。
本ブログでは、転職の面接でいきなり社長面接を受けたときに知っておきたい理由、プロセス、注意点について解説します。
転職活動では、自己分析や企業研究した結果を基に履歴書や職務経歴書を作成し、一貫性をもたせて面接に繋げることを強く意識して臨んでください。
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転職の面接でいきなり社長面接をする理由
転職の選考では、人事や部門の責任者の面接を経て、社長や役員と最終面接を行うことが一般的です。
ですから応募者もそのつもりで面接に臨んだときに、いきなり社長面接では面食らってしまうのも無理はありません。
さすがに大企業では転職の選考でいきなり社長面接はありませんが、中小企業やベンチャー企業では不思議ではありません。
ではなぜいきなり社長面接をするのでしょうか、３つの理由があります。
- 社長は、尖っていても会社に貢献できる人材を見極めたい
人事や部門面接を経て社長面接というステップでは、欠点が少ない無難な人が採用されやすいため、社長としては例えば人間関係で少し問題がありそうでも、優れた能力を持ち、会社に貢献できそうな人材かどうか見極めたいと考える場合です。
社長面接ですから実務がこなせるかといったチェックより、将来性や、会社への貢献ができるかといった観点から質問がなされます。
入社の熱意がどれほどあるかも試されます。
- 募集職種が社長直轄部門のため、最初から自分の目で確かめたい
社長室で経営企画を担当するとか、社長秘書など、募集職種が社長直轄部門あるいは社長に近いところで働く場合には、いきなり社長面接もありえます。
この場合は、ベテランや管理職レベルの人の採用が中心です。
- 社長以外に採用業務を行うことができる社員がいない
中小企業やベンチャー企業では、採用業務を専門に担当する社員がいない場合もあり、社長が転職の面接を行うことが普通にあります。
あるいは、採用の権限が社長しか与えられておらず、それならばいきなり社長面接を行うほうが効率的と考える会社もあります。
いきなり社長面接をする会社に入社しても問題ないか
転職の選考でいきなり社長面接を行う会社は何か問題を抱えていないか、不安を持つ応募者もいるかと思います。
ですが、上記の３つの理由でいきなり社長面接を実施することが殆どであり、問題はないと考えます。
繰り返しますが、特に中小企業やベンチャー企業は、いきなり社長面接が珍しいものではありません。
また、転職の面接は１回のみで採用という会社もあり、その場合には人事、配属部門の責任者、社長が面接官というかたちで実施されています。
なので、転職の選考において、いきなり社長面接となっても心配しないで対応しましょう。
いきなり社長面接の後の採用選考のプロセスはどのようなものか
転職の選考でいきなり社長面接を受けた後の採用選考は２つの流れがあります。
- 社長は会社の最高責任者であり、ＯＫならば採用とする
社長面接で終了することが一般的です。
- 社長面接の後で、配属予定部門の管理職や人事の面接を行い、最終決定する
この場合は、配属予定部門で業務を遂行する上での能力やスキル、経験などの深掘りが中心です。また、人事は人間性を推し測ろうとします。
あるいは、採用を前提として、業務内容や労働条件の説明を行って、本人がそれらに同意すれば採用というかたちもあります。
いずれにせよ、社長がＯＫとなった応募者をＮＯということは、労働条件が折り合わないといったようなよほどの問題がない限りほぼありません。
いきなり社長面接を受けたときの注意点
転職の活動中に、いきなり社長面接を受けたときは、注意すべきことが４つあります。
- 社長面接を一次面接でいきなり行うことについて、応募者に事前連絡することは少ないと考えてください。
ですが、中小企業やベンチャー企業はいきなり社長面接もありうると考えて、面接の準備をしましょう。
- ビジネスマナーに気をつけましょう
ビジネスマナーをきちんと守ることは、面接を受けるときには最低限必要なことです。
転職の希望者は社会人として、ビジネスマナーを身につけていることが当たり前と思われています。
なので、いきなり社長面接のときにも、ビジネスマナーに気をつけてください。
中小企業やベンチャー企業の社長は誰にでも気さくに話しかけることがあり、応募者もそれに乗ってタメ口で話さないことです。
また、面接が会議室ではなく応接室で行われることもあります。社長がゆったりとした姿勢でソファーに座っていても、自分は背筋を伸ばして浅く腰掛けてください。
- 社長からの質問は現職（前職）の職務内容の深掘りよりも、社風に合うかどうか、会社に貢献してくれそうか、将来性はあるかといったことに関する質問が中心となります。
本当に入社したいのか熱意もみています。
これらに関する質問がなされたときの回答を事前に用意しておくことです。
- 社長と１対１で転職の面接を行って即採用となったときには、配属予定の現場を見せてもらえるように依頼しましょう
社長から配属部門の管理職に連絡してもらうようにしてください。
なぜなら、配属予定部門の管理職と二次面接がないままに入社すると、次のような問題が起きる恐れがあるからです。
- 配属予定部門の管理職と会話できる機会や現場を見る機会が失われ、仕事の内容を確認できない
配属予定部門の管理職と二次面接が予定されていれば、その時に現場を見せてもらえるように依頼しても良いのですが、そうでなければ仕事の内容を把握できずに入社して、 本人が混乱することがあります。
本人が仕事内容を事前に把握できないと、短期間で退職するきっかけにもなります。
- 配属予定部門の管理職と面接（面談）がないと、入社後の仕事がやりにくい
配属予定部門の管理職からすれば、自分が知らないうちに社長の一存で入社が決まって部下となった人です。面白いはずがありません。
なので、管理職にもよりますが、仕事をする上で親切に面倒をみてくれない恐れがあります。
転職の活動においては、現場見学をさせてもらい、管理職とコミュニケーションをとっておくことが入社後の仕事をやりやすくするコツです。
- 配属予定部門の管理職と会話できる機会や現場を見る機会が失われ、仕事の内容を確認できない
まとめ
転職の選考においては、人事や部門の責任者の面接を経て、最終面接として社長や役員と面接を行うことが一般的ですが、いきなり社長面接をすることもあります。
転職の選考でいきなり社長面接をするのは３つの理由があります。
- 社長は、尖っていても会社に貢献できる人材を見極めたい
- 募集職種が社長直轄部門のため、最初から自分の目で確かめたい
- 社長以外に採用の業務を行うことができる社員がいない
いきなり社長面接をする会社は何か問題を抱えていないか、不安を持つ応募者もいるかと思いますが、上記の３つの理由でいきなり社長面接を行うことが殆どであり、問題はないと考えます。
いきなり社長選考を受けた後の採用選考は、社長面接で終了する場合と、社長面接の後で、配属予定部門の管理職や人事の面接を行い最終決定する場合があります。
転職の選考でいきなり社長面接を受けたときは、注意すべきことが４つあります。
- 社長面接を一次面接でいきなり行うことについて、応募者に対して事前に連絡することは少ない
- ビジネスマナーに気をつける
- 社長の質問は現職（前職）の職務内容の深掘りよりも、社風に合うかどうか、会社に貢献してくれそうか、将来性はあるかといったことに関する質問が中心となる
- 社長と１対１で転職の面接を行って即採用となったときには、配属予定の現場を見せてもらえるように依頼する
以上、転職の面接でいきなり社長面接を受けたときに知っておきたい理由、プロセス、注意点について解説しました。
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