【就活】エントリーシートが通らない!その理由と9つの対策

2024.02.26 更新
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就活では、数多くの企業にエントリーシートを送ったけれど書類選考に通らないで悩む学生は多いようです。エントリーシートさえ通れば、面接では自信があるのに、と悔しい気持ちは良くわかります。

そもそもエントリーシートは、どのような書類でしょうか?

エントリーシートが通らない理由と、通るための対策はあるでしょうか?

本ブログは、エントリーシートが通らない理由と、通るための9つの対策について解説します。

就活では、自己分析や企業研究した結果を基に履歴書やエントリーシートを作成し、一貫性をもたせて面接に繋げることを強く意識して臨んでください。

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目次
  1. エントリーシートとは何か
  2. エントリーシートが通らない理由と対策
  3. エントリーシートの書き方に問題がある場合の理由と対策
  4. エントリーシートに書かれた内容に問題がある場合の理由と対策
  5. 書き上げたエントリーシートを他人の目を通してチェックする
  6. まとめ

エントリーシートとは何か

エントリーシートは、応募者の書類選考のために企業独自で作成した書類です。

「学生がどのような人物か」を判断するために、エントリーシートでは、自己PRや志望動機、知識や能力などについての質問がなされます。

エントリーシートとほぼ同じタイミングで提出する履歴書は、「過去に本人が何をしてきたのか」を記入することが中心です。

一方エントリーシートは、入社後の仕事や将来のプランについてなど「将来本人が何をしたいのか」がわかるような質問が中心となります。

エントリーシートが通らない人は、エントリーシートは何か理解してください。

エントリーシートが通らない理由と対策

エントリーシートが通らない理由は人によりさまざまですが、概ね①エントリーシートの書き方に問題がある、②エントリーシートに書かれた内容に問題がある、の2つがあり、これらの対策が必要です。

加えて、エントリーシートを自分なりに自信を持って書き上げたとしても、他人の目を通してチェックしてもらうことが大切です。

次章以降で、それぞれについて探ってみます。

エントリーシートの書き方に問題がある場合の理由と対策

エントリーシートが通らないときは書き方に問題があります。

  1. 文章が読みにくい

    人気企業ともなれば、何千枚のエントリーシートが送られてきます。

    採用担当者はそれらの全てに目を通すわけですが、1枚当たりにかける時間は人気企業ほど短いはずです。

    誤字脱字が見られる、字が汚くて読めない、記載してある内容がわかりにくいといったエントリーシートは、場合によっては一目見た瞬間に不合格となることもあるかも知れません。

    書類選考を通過するためには読みやすい文章であることが必須です。

    対策1:読みやすい文章とする

    読みやすい文章のためには、①誤字、脱字、パソコン使用なら文字の誤変換をしない、②手書きのエントリーシートなら、きれいな字を書くことが苦手でも丁寧に書く、③話し言葉で書かない、ことが挙げられます。

  2. エントリーシートの記入欄に空白が目立つ

    一般的にエントリーシートの回答は、文字数を指定しているケースが多いものですが、指定文字数から大幅に少ない文字数の回答では良い印象を与えません。

    あるいは、エントリーシートの自由記入欄に「特にありません」と記入してしまうのはもったいない気がします。

    対策2:記入欄には9割以上を目標に記入する

    文字数指定の質問は9割以上を目標にして回答を記入してください。文字数指定のない質問に対しても、スペースの9割以上を埋めて空白部分が目立たないように意識してください。

    自由記入欄には、入社への熱意が伝わる文章を書き込むと採用担当者に伝わります。

  3. エントリーシートの記入欄をはみ出して記入する

    指定の文字数以上に書き過ぎた結果、回答欄をはみ出してしまうことがあります。

    熱意を伝えたいことは理解できますが、指定文字数を超えて回答欄をはみ出して記入することはNGです。

    対策3:指定文字数以内になるよう、内容を見直す

    指定文字数以内になるように内容を見直してください。伝えたいことの優先順位を決め、別紙にまとめてから記入するといいです。

    また、熱心さのあまり不要な文章を書くことがあるかも知れません。不要な文章を削減して文字数以内に収まるようにしてください。

エントリーシートに書かれた内容に問題がある場合の理由と対策

エントリーシートが通らないのは、書かれた内容に問題があります。

  1. 自己PRやガクチカで具体的な根拠がなく、人柄や能力がわからない

    自己PRやガクチカでやりがちな書き方は、「私は○○な人間です」「私の能力は○○です」の後で、「○○大会で何位となりました」「○○の研究で○○のような結果を出しました」「アルバイトでお客様に喜ばれました」と実績や結果をアピールするものです。

    そのような人柄や能力を持って実績や成果を出したことはわかりますが、具体的な根拠が記入してありません。

    ですから、採用担当者はその人柄や能力が本当なのか判断がつきません。ひょっとしたら盛っているのではないかと思われてしまうこともあります。

    採用担当者が知りたいことは、実績や成果ではなく、結果を出したエピソードです。

    対策4:具体的な根拠を説明する

    自己PRでは具体的な根拠を示すことが大切です。根拠を明確に説明することで自分はどのような人間なのか知ってもらうことができます。

    自己PRをまとめるさいは、①結論、②理由、③具体的なエピソード、①再度の結論、の流れとしてください。

    • 結論を始めに持ってくることで、本人がアピールしたいことがわかります。
    • 具体的なエピソードは、結果を出すために「自分が何をどう頑張ったか」「どう工夫したか」が目に浮かぶように具体的に記載することです。
    • 具体的なエピソードの最後には、「努力した結果」に加えて、「それにより学んだこと」を書くことで、納得される内容となります。

      実績や成果を出した過程や、そこで学んだことを伝えるのは、自分を採用担当者に理解してもらうために必要です。

      採用後、働くために必要な能力やスキルが備わっているという証明にもなります。

  2. 志望動機がどこでもそのまま使えるものになっている

    志望動機がどの企業に応募してもそのまま使えるものになっていると、「その志望動機なら他の企業に応募すれば」と思われてしまいます。

    たとえば、「世の中に役に立つ会社」「地元に貢献できる会社」「自分が成長できそうな会社」といったようなものです。

    これではエントリーシートの書類選考には通らないでしょう。

    対策5:企業に合わせた志望動機とする

    志望動機は、企業に合わせたものとします。どこの企業でも通用する志望動機は採用担当者から志望度が低いとみなされて、書類選考が通らないです。

    志望動機の使い回しはやめましょう。

    • その企業でなければならない理由を考えてください。「他の企業と比較して優れているところ」や、「自分の持つ能力やスキルを一番発揮できる会社」などいろいろな理由が出て来ます。
    • 志望動機をつくるヒントとして、手軽なものはホームページを隅から隅まで読むことです。そこから他にはない企業の魅力や、自分の能力などを発揮できる事業を発見できるでしょう。

      また、その企業に在籍するOBOGなど知人から情報を得ることや、店舗を訪れて、商品の感想を聞くなど、直接自分の目と耳で確認する作業は非常に有効です。

      ライバルが書けない自分だけの志望動機をつくってください。

  3. 回答が質問の意図に合っていない

    エントリーシートにある質問に対して、ピントのずれた回答を書いていることがあります。

    自分では「きちんと質問に答えられている」と思っていても、話がそれてしまっていることもあります。

    例えば、「将来のプランを教えてください」との質問のとき、企業としては「働くうえでどのような方向性を考えているか」を知りたいのですが、これに対して、プライベートな夢を語っては質問の意図に応えていません。

    対策6:企業は質問を通じて何を知りたいのか考える

    エントリーシートの質問には、それぞれ質問する理由があると考えてください。

    この質問を通して、採用担当者が何を知りたいのかを踏まえて回答することです。

  4. 自己PRについて、企業が求める人材とかけ離れている

    自己分析した結果、自分を十分理解して自己PRしたのに、書類選考が通らないことがあります。

    考えられることは、自己PRと企業が求める人材とが、かけ離れていることです。

    例えば、「地道にコツコツと仕事をやりこなす継続力」をアピールしても、企業は「失敗してもいいから何でもチャレンジする課題解決力」のある人材を求めていれば、書類選考が通らない可能性が高いです。

    対策7:企業が求める人材を理解する

    自己PRで企業が求める人材とズレが生じないよう、企業のホームページや採用情報をよく確認して企業研究をしっかり行いましょう。

    そして、企業が求める人材を理解した上で、「自分の持つ能力やスキルが、求める人材として使えるのか」、をもとに自己PRしましょう。

  5. 専門用語を使っている

    特に専門的な知識の深い学生は、つい専門用語を使ってしまいがちになります。

    エントリーシートを読む採用担当者は、それほど専門的な知識を持っているわけではありませんから、読んでもよくわからないということになります。

    そのようなエントリーシートはマイナス評価となりがちです。

    対策8:専門知識のない人にもわかりやすいように書くことを意識する

    使い慣れた専門用語も、他の人にはわからないと認識して、わかりやすく書くことを意識してください。

    また、カタカナ語を使うことも好まれませんので注意してください。

書き上げたエントリーシートを他人の目を通してチェックする

対策9:友人に添削してもらう

エントリーシートを書き上げたら読み直してみましょう。内容が問題ないか、誤字脱字や文字の誤変換がないかなど確認してください。

一方、自分でどれだけ読み直しても気づかないこともあります。

エントリーシートの内容に自信を持ちたいならば、親しい友人とお互いのエントリーシートを見せ合うことが有効です。

同学年の友人であれば、就職活動を行っている同士で、そこで得た経験や知識から有益なアドバイスをしてもらえることでしょう。

エントリーシートが通らない人は、ぜひ友人に添削してもらいましょう。

まとめ

就活で、数多くの企業にエントリーシートを送ったけれど書類選考に通らないときは、どのようにしたら良いのか考えてみます。

エントリーシートは、応募者の書類選考のために企業独自で作成した書類です。

エントリーシートは、入社後の仕事や将来のプランについてなど「将来本人が何をしたいのか」がわかるような質問が中心となります。

エントリーシートが通らない理由は概ね①エントリーシートの書き方に問題がある、②エントリーシートに書かれた内容に問題がある、の2つがあり、これらの対策が必要です。

加えて、エントリーシートは他人の目を通してチェックしてもらうことも大切です。

エントリーシートの書き方に問題がある場合の理由と対策は、次の3つです。

  • 文章が読みにくいときは、読みやすい文章とする
  • エントリーシートの記入欄に空白が目立つときは、9割以上を埋めるように記入する
  • エントリーシートの記入欄をはみ出しているときは、指定文字数以内になるよう、内容を見直す

エントリーシートに書かれた内容に問題がある場合の理由と対策は、次の5つです。

  • 自己PRやガクチカで具体的な根拠がないときは、具体的な根拠を説明する
  • 志望動機がどこでもそのまま使えるものになっているときは、企業に合わせた志望動機をつくる
  • 回答が質問の意図に合っていないときは、質問を通じて何を知りたいのか考える
  • 自己PRについて、企業が求める人材とかけ離れているときは、企業が求める人材を理解した上でアピールする
  • 専門用語を使っているときは、専門知識のない人にもわかりやすいように書くことを意識する

エントリーシートの内容に自信を持ちたいならば、親しい友人とお互いのエントリーシートを見せ合うことが有効です。

以上、エントリーシートが通らない理由と、通るための9つの対策について解説しました。

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