【転職】試用期間に退職すると転職では不利?人事視点で解説
「入社してみたものの、どうしても合わない」「想像していた仕事や環境と違った」
このような理由から、試用期間中に退職し、転職を考える人は少なくありません。
一方で、「試用期間に退職すると、転職では不利になるのでは?」
と不安に感じるのも自然なことです。
結論から言えば、試用期間の退職は転職で不利に働く可能性はあるが、必ずしも致命的ではありません。
重要なのは「なぜ退職したのか」「次の転職でどう活かすのか」を、いかに説明できるかです。
本記事では、人事の視点から
- 試用期間の正しい意味
- 試用期間に退職しても問題ないのか
- 転職で不利になる理由
- 不利を最小限にする転職対策
- 面接での説明ポイント
を、わかりやすく解説します。
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試用期間とは?転職前に知っておくべき基礎知識
試用期間とは、企業が入社後の一定期間、
勤務態度・能力・適性などを確認したうえで、本採用するかを判断する期間です。
試用期間中に見られているポイントは次のようなものです。
- 勤務態度が著しく悪くないか
- 正当な理由のない遅刻・早退が多くないか
- 指示を守り、最低限の協調性があるか
- 経歴詐称や虚偽申告がないか
試用期間の長さは会社によって異なりますが、3か月前後が一般的です。
企業側は、試用期間中であれば一定条件のもと解雇が可能ですが、
労働者側が試用期間中に退職することも、法律上まったく問題ありません。
試用期間中に退職する際のルール
- 法律上の原則
民法第627条では、期間の定めのない雇用契約の場合、
退職の申し出から2週間経過すれば退職できると定められています。ただし、就業規則に「退職は1か月前までに申し出ること」
などの定めがある場合、合理的な範囲であれば就業規則が優先されます。極端に長い期間(3か月以上など)を定めている場合は、
退職の自由を過度に制限するものとして無効と判断される可能性があります。 - 転職を前提にするなら「円満退職」を意識しよう
試用期間中の退職であっても、転職を考えているなら、できるだけ円満に退職することが大切です。
その理由は、トラブルなく辞めたほうが、次の転職活動に悪影響が出にくいからです。
具体的には、次の3点を意識してください。
- 就業規則を確認する
退職の申し出は「何日前までに必要か」など、会社ごとのルールがあります。
まずは就業規則を確認し、最低限守るべき点を把握しましょう。
- 上司や人事に早めに伝える
退職を決めたら、できるだけ早く相談・報告することが大切です。
突然の申し出は、会社側の印象を悪くしやすくなります。
- 業務の引き継ぎを意識する
試用期間中であっても、担当している仕事があれば引き継ぎは必要です。
「最後まで責任を持って対応した」という姿勢は、社会人として評価されます。
このように行動することで、「試用期間で辞めた=問題のある人」という印象を持たれにくくなり、無用なトラブルも避けられます。
- 就業規則を確認する
試用期間に退職するよくある理由
試用期間に退職するよくある理由は、次のようなものです。
- 職場の人間関係が合わない
入社前の説明や面接では、職場の雰囲気までは分かりません。
実際に働いてみて、
- 無視される
- 高圧的な態度を取られる
- 馴染めない雰囲気がある
こうした理由から、試用期間中に退職を考える人は多いです。
- 上司からパワハラを受けた
上司からの暴言や過度な叱責など、
パワハラが原因で試用期間中に退職するケースも少なくありません。特に中小企業では、相談窓口が形骸化していることも多く、
「この会社では改善されない」と判断して転職を選ぶのは合理的です。 - 仕事内容が想定と違った
求人票や面接で聞いていた仕事内容と、
実際に配属された業務が大きく異なるケースもあります。仕事は、実際にやってみなければ分からない部分が多く、
試用期間中にミスマッチに気づくこと自体は珍しくありません。 - 給与・残業時間など労働条件が違った
- 基本給や手当が説明と異なる
- 想定以上の長時間残業
- サービス残業が常態化している
このような場合、早めに退職を決断するのは、
長期的に見れば賢明な判断といえます。 - 社風が合わない
- 上司の指示は絶対
- 年功序列が強すぎる
- 意見を言えない空気
社風は事前に調べきれないため、
入社後に違和感を覚えて退職を考えることは自然です。 - 未経験職種で適性を感じられなかった
営業・販売など、「やれば何とかなると思っていたが、想像以上に厳しかった」
という理由で、試用期間中に退職を決める人もいます。
ブラック企業の場合は早期退職が正解
以下のような特徴がある企業は、試用期間中であっても早く退職した方が良いケースです。
- 異常な長時間労働
- サービス残業が常態化
- 離職率が極端に高い
- パワハラ・モラハラが放置されている
- 常に求人を出している
この場合、試用期間の退職は、転職市場でも一定の理解を得やすい傾向があります。
転職で試用期間の退職は不利になる?
結論から言うと、試用期間に退職していると、転職では不利になることがあります。
なぜなら、採用する側は「またすぐ辞めないか」を気にするからです。
- 理由①「すぐ辞めてしまう人」と思われやすい
試用期間は数か月と短いため、その間に退職していると、
- 少し嫌なことがあると辞めてしまうのでは?
- 長く働く気がないのでは?
と受け取られることがあります。
企業は、できるだけ長く働いてくれる人を採用したいと考えているため、
短期間での退職はマイナスに見られやすいのです。 - 理由②「人間関係がうまくいかない人」と思われることがある
試用期間で辞めていると、
- 上司や同僚とうまくやれなかったのでは?
- 組織で働くのが苦手なのでは?
と心配される場合もあります。
特に転職では「チームで働けるかどうか」を重視されるため、
人間関係に問題があると誤解される可能性があります。
ただし、必要以上に心配する必要はありません
試用期間の退職があっても、理由の伝え方次第で、不利を小さくすることは十分に可能です。
- なぜ退職したのか
- その経験から何を学んだのか
- 転職する会社ではどう活かしたいのか
これを落ち着いて説明できれば、「考えたうえで行動できる人」と評価されることもあります。
転職面接では「試用期間で辞めた理由の伝え方」がとても大切
転職の面接では、試用期間に退職した理由はほぼ必ず聞かれます。
この答え方しだいで、合否が決まることもあります。
- ポイント① 悪い話だけで終わらせない
パワハラや労働条件の違いなど、辞めた理由そのものは、正直に伝えて大丈夫です。
ただし、次のような話し方は避けましょう。
- 前の会社の悪口を言う
- 怒りや不満をそのまま話す
このような伝え方をすると、「不満が多い人」「トラブルを起こしそうな人」
と思われてしまい、評価が下がります。 - ポイント②「学んだこと」と「次への前向きな姿勢」を必ず伝える
面接官が本当に知りたいのは、辞めた理由そのものではありません。
次の3点をセットで伝えることが重要です。
- どこが自分に合わなかったのか
- その経験から何を学んだのか
- 次の会社では長く働くつもりがあること
たとえば、「自分の考えが甘かった点」「仕事選びで反省している点」
を一言入れるだけでも、印象は大きく変わります。
試用期間の退職は「失敗」ではない
伝え方を工夫すれば、試用期間での退職は
「何も考えずに辞めた人」ではなく、
「経験から学び、次に活かそうとしている人」
として見てもらえます。
転職の面接では、「同じことを繰り返さない覚悟がある」
と伝えることが何より大切です。
よくある質問(Q&A)
Q1. 試用期間で退職した会社は履歴書に書くべき?
A1. 原則として、在籍していた事実がある場合は記載する方が無難です。
Q2. 転職の面接で退職した理由を必ず聞かれますか?
A2. 高確率で聞かれます。事前に回答を準備しておきましょう。
Q3. 試用期間の退職が複数回あると不利?
A3. 回数が多いほど不利になります。説明の一貫性が重要です。
まとめ|試用期間の退職は「伝え方」がすべて
- 試用期間の退職自体は違法ではない
- 転職では不利になる可能性はある
- ただし、理由と説明次第で十分挽回できる
- ブラック企業の場合は早期退職が正解
試用期間での退職を過度に悲観する必要はありません。
大切なのは、経験をどう整理し、次の転職にどう活かすかです。
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