【就活】エレオクの秘密
エレオクという言葉があります。
採用担当者が面接を受けた学生を「エレベーターまで見送る」ことの略です。
近年、就活中の学生に流行っている言葉ですから、知っている学生も多いと思います。
エレオクされると不採用になるという噂が、いかにも本当らしく就活生の間でささやかれていますが、それは事実でしょうか?
採用担当者がエレオクをする意味はなんでしょう?
エレオクされた場合、どのように対応すればよいのでしょうか?
本ブログでは、就活におけるエレオクの秘密と、エレオクされた時の対応について解説します。
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エレオクをされると不採用なのか?
結論から言うと、エレオクをされたら不採用ということは全くありません。
では、なぜエレオクをされたら不採用という噂が流れたのでしょうか?
真偽のほどは定かではありませんが、もともと国家公務員に応募する学生がつくった言葉のようです。
国家公務員の官庁訪問の際に、次に進めない学生を採用担当者がエレベーターまで送っていき、「官庁訪問は終わりです」と告げられて見送られることを指していました。
そこで、一般企業の面接を受けたときもエレオクされたら不採用になると解釈されたようです。
ですから、エレオクと不採用は全く関係ありませんから安心してください。
エレオクの理由
それでは、採用担当者はなぜエレオクをするのでしょうか?
実際の場面では、エレオクを行わない企業もあります。
筆者の会社もエレオクは行いませんでした。
企業がエレオクを行うのには3つの理由があると考えます。
- 企業が学生に応募してくれたことを感謝して、態度で表している。
どの企業でもそうですが、企業を訪問していただいたお客様が帰るとき、エレベーターとか玄関先まで見送ることは、自然な行為です。
よって採用担当者があたりまえのこととして、下りのボタンまで押してくれることはよくあります。
- 企業のイメージアップにつなげたい
その会社の面接を受けた就活生は、結果として採用・不採用に分かれることになります。
しかしどのような結果となっても、企業のイメージを落とすようなことがあってはならないと多くの採用担当者は考えています。
なぜなら、応募した企業の商品を購入するお客様になるかも知れませんから。また、取引先の社員となることなども考えられます。
将来、応募者が企業のステークホルダー(利害関係者)となることも予想されますから、丁寧な応対をすることは当然の行為なわけです。
- エレベーターまでの短い時間を学生と歩きながら会話することで、学生の本音や人柄を探る
短い時間ですが、採用担当者とエレベーターまで一緒に歩くとき、担当者から面接の感想とか、他社の応募状況などを聞かれることがあります。
面接が終了し、ほっとしている時の会話でつい本音が出てしまうことがあります。
特に採用担当者が学生と年齢的に近い社員なら、ついぽろっと喋ってしまいがちです。
担当者は、そういった本音や、面接では見せなかった態度を見逃すことはありません。
エレオクされたときの対応法
上記のような3つの理由でエレオクされるとき、就活生はどのように対応すべきでしょうか?
- 学生の身分である自分を、社会人の採用担当者がわざわざエレオクしてくれたことに感謝しましょう。
そして、そのような社会人のマナーを知っておくことはのちのち役に立ちます。
できたら採用担当者に好印象を与えるような会話を心がけると良いでしょう。
例えば、「本日は、面接の機会を与えていただき本当にありがとうございました。御社に採用となったら貢献できるように頑張ります。」のような内容です。
- 採用担当者との短い会話の中でも決して気を抜かないでください。
面接会場があるビルの玄関から出るまでは面接がまだ続いていると考えて緊張感を保ちましょう。
担当者にタメ口をきくことや、面接で答えたことと異なる内容を話すと、担当者からチェックされますので注意してください。
まとめ
エレオクとは、採用担当者が面接を受けた学生を「エレベーターまで見送る」ことの略です。
エレオクされると不採用になるという噂が就活生の間でささやかれています。
しかしそれは事実ではありません。
企業がエレオクを行うのは、「応募してくれたことに対して感謝の態度を示したい」、「企業のイメージアップにつなげたい」、「エレベーターまでの時間に学生をもっと知りたい」といった理由があります。
エレオクされたそのときは、見送ってくれた採用担当者に感謝し、言葉にしましょう。
そして、採用担当者との短い会話の中でも決して気を抜かないことが大切です。
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