【21卒】新型コロナウイルスが就活に与える影響と対策
※最新の状況については、「【21卒】新型コロナウイルスが就活に与える影響と対策(その2)」を参照ください。
新型コロナウイルス(新型肺炎)が就活に大きく影響を与えそうな気配です。
合同企業説明会や、個別企業の会社説明会、インターンシップも相次ぎ中止となっています。
本ブログでは新型コロナウイルス(新型肺炎)が就活に与える影響と対策を解説します。
合同説明会中止の動き、ネット説明会へ転換
新型コロナウイルスの感染リスクを防ぎきれないとして、既にリクルートキャリアが、「リクナビ2021」の3月開催予定の合同企業説明会を全て中止することを決定しました。
4月以降は状況を見ながら再開を検討するようです。
マイナビも合同企業説明会を3月15日まで中止すると発表しました。
各社の3月以降の会社説明会も感染リスクを考慮して相次ぎ中止・延期となっています。
三菱商事が3月第一週まで、伊藤忠商事やキヤノンは3月中のセミナーを中止します。
三井物産やJAL(日本航空)は3月中のインターンシップの受け入れを見送ります。
SUBARUも3月上旬に予定していた工場見学会を取りやめました。
その他、NTTグループ各社や三井住友信託銀行、セブン&アイ・ホールディングスなどもセミナーの取りやめを検討中です。
学内の就職イベントや合同説明会を取りやめた大学も相次いでいます。
今年は7~8月にオリンピックを控えているため、選考を後ろ倒しにすることは難しく、各社とも昨年と同じように4~6月が採用本番となりそうです。
このような事情から三井住友海上や第一生命グループなど一部大手企業は、会社説明会を取りやめる代わりに、インターネット配信に切り替え始めました。
合同企業説明会で知名度を上げようとした中小企業や地方企業は、説明会の中止に戸惑いや危機感を感じています。
一方、ディスコの2月上旬の21年卒大学生1,400人を対象にした調査によると、61%が3月以降の合同説明会に参加予定と回答しており、中止のあおりを受ける学生が多数でそうです。
WEB面接が普及する?
コロナウイルスの問題をきっかけに、今年はWEB面接を採用する企業が増えそうです。
WEB面接は、本社で面接を受けることが大変な海外留学生や地方大学の学生向けに2019年ごろから普及しはじめている方法です。
スカイプなどを利用し、リアルタイムで面接をするケースが多いようです。
ネット広告代理大手のセプテーニは、選考会、役員面接などをWEB開催に切り替えると発表しています。
転職サービスのエン・ジャパンも自社採用はWEBで行うと発表しています。
就活生が対応すべき3つのこと
説明会や面接で採用関係者と直接会って話す機会が減る学生の皆さんは、コロナウイルスの感染リスクは減るものの、就活の不安は一層大きくなることと思います。
エントリーシートやスカイプの画面だけで自分を判断されることには不満が残りますから。
また、応募希望の会社の雰囲気は実際に会社を訪れないとわからないことがあります。
不安が増していることは十分理解できますが、あせらず、できる限りの準備を進めることが大切です。
以下に就活生が新型コロナウイルスで対応すべき3つのことをまとめました。
- 企業の会社説明会スケジュールについては、ホームページにある採用情報をチェックする
中止・変更があれば採用情報に載りますのでこまめにチェックしてください。
- これまで以上に企業研究を行う
会社説明会が開催されなければより一層、業界や企業研究は必要です。
就活においては、当サイトのブログにある「企業別面接対策」や、「業界別面接の基礎知識」が企業研究にお役に立ちますのでご覧になってください。
- 体調を万全にして就活に臨む
一方で、この時期、体調を崩さないように新型コロナウイルス対策もしっかり行ってください。
流水と石鹸による手洗いを頻繁に行ってください。
不要不急な外出は避けましょう。外出のさいはマスクを着用し、帰宅時はアルコール消毒や、石鹸で手を洗いましょう。
咳やくしゃみをする場合は、口と鼻をティッシュで覆ってください。その後ティッシュは捨てて、石鹸で手を洗ってください。
21年卒の学生の皆さんが、持てる力を十分発揮して就活を乗り切ることを祈っています。
※最新の状況については、「【21卒】新型コロナウイルスが就活に与える影響と対策(その2)」を参照ください。