【転職】履歴書で契約社員を正社員と偽るとバレる?

2025.07.11 更新
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履歴書の職歴で、契約社員を正社員と偽って記載するとバレるか悩む人は多いようです。

実際のところ履歴書の職歴で、契約社員を正社員と偽って記載するとバレるでしょうか?

履歴書で契約社員を正社員と偽ったことがわかると、企業はどのような対応をとるのでしょうか?

履歴書の職歴で、契約社員の書き方と正社員として採用されるヒントを知りたいものです。

本ブログは、履歴書で契約社員を正社員と偽るとバレるのか、契約社員の書き方や正社員として採用されるヒントなどを解説します。

転職活動では、自己分析や企業研究した結果を基に履歴書や職務経歴書を作成し、一貫性をもたせて面接に繋げることを強く意識して臨んでください。

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目次
  1. 履歴書の職歴で契約社員を正社員と偽って記載するとバレるか
  2. 履歴書で契約社員を正社員と偽ってバレたときの企業の対応
  3. 履歴書の職歴で契約社員の書き方
  4. 正社員に応募した契約社員が採用されるヒント
  5. まとめ

履歴書の職歴で契約社員を正社員と偽って記載するとバレるか

履歴書の職歴で、契約社員を正社員と偽って記載しても、それだけで書類選考でバレることはありません。

ですが、面接のさいに契約社員を正社員と偽ったことがばれる可能性があります。たとえ面接ではわからなくても、面接後や内定時、入社後にばれる可能性があります。

  1. 契約社員を正社員と偽っても面接でバレる
    • 履歴書や職務経歴書の不審な点を深掘りされてバレる

      履歴書や職務経歴書において不審な点は深掘りされます。

      経験豊富な面接官ならば応募者の履歴書、職務経歴書を読み慣れていて、不審な点をチェックするスキルを身に付けています。そのため少しでも不審と感じられる点があれば質問をするでしょう。

      例えば、「せっかく正社員で入社したのにそのような短期間でなぜ退職したのですか」「大手企業を短期間で繰り返し退職している理由を教えてください」のような質問です。

      その質問に対して、真実ならば問題なく答えられるところ、偽りの場合はどうしても後ろめたさ、自信のなさが言葉や雰囲気に出てしまいます。

      更なる突っ込んだ質問をされると、回答に矛盾が生じてしまうことや、しどろもどろとなってしまうことで嘘がバレてしまいます。

      また、中途採用は職種別採用が中心であり、専門分野の管理職が面接官になりますから、専門性の高い質問を投げてきます。そのため契約社員としての業務であることがバレてしまう可能性が高いです。

    • 職務を遂行するさいに発揮した能力、スキルが説明できなくてバレる

      企業が欲しい人材かどうかを判断するときは、履歴書や職務経歴書に記載されている職務内容や成果だけではなく、職務を遂行するさいに発揮した能力、スキルを確認します。 

      ですから、職務内容や成果・実績で偽っても、成果・実績を上げるためのアクション(能力・スキル)について納得される説明ができなければ、バレてしまいます。

  2. 契約社員を正社員と偽っても面接後や内定時に嘘がバレる 

    面接終了後や内定時にも嘘がバレることが十分考えられます。

    金融機関や外資系企業、コンサルティングファームなどは、選考の過程で履歴書や職務経歴書の内容が正しいか調査することがあり、その段階で履歴書や職務経歴書の内容の嘘がバレる可能性があります。

    調査は、外部の調査機関を利用するバックグラウンドチェックと、前職の上司や同僚に応募者の人間性や仕事ぶりを確認する、リファランスチェックがあります。

    特に外資系企業はリファランスチェックをしっかり行うようです。

  3. 契約社員を正社員と偽っても入社後に嘘がバレる

    履歴書や職務経歴書に嘘を書いて、たとえ入社できても、その後にバレてしまうことがあります。

    • 入社後の提出書類でバレる

      正社員でなく契約社員であることは、入社後に厚生年金や雇用保険の手続きで、また年末調整時には元の会社の源泉徴収票の提出で契約社員がバレることがあります。

      年金手帳からは過去の加入日が分かるので、応募書類に書いた前職の在職期間の矛盾が見抜かれることがあります。ですが令和4年4月から年金手帳を紛失しても再発行されず、基礎年金番号通知書が交付されています。この場合は契約社員であることがわからないでしょう。

      雇用保険被保険者証は、入社時に提出を求められます。前職の企業名や退職日などが記載されています。

      源泉徴収票は、年末調整時に提出を求められますが、前職の給与所得が読み取れますから、契約社員としての給与であることがバレてしまいます。

    • 入社後に仕事を任せられたときにバレる

      入社後には、前職が正社員ならばできて当然である業務を任せられるでしょう。このとき、前職で契約社員であっても正社員並みの業務を行っていれば問題ありませんが、そうでないときは、「なぜできないのか」と上司から不審がられるでしょう。

      まして前職で大企業に勤務していれば上司の期待度は高いはずです。その結果契約社員であったことがバレる可能性があります。

    • 社内に知り合いがいてバレる

      入社した会社や、その関係先に本人を知っている人がいる場合には、バレる可能性が高いです。

    • 本人がつい口をすべらせてバレる

      職場の同僚との飲食の場で、酒の酔いに任せて契約社員であったことをしゃべってしまうかも知れません。 

履歴書で契約社員を正社員と偽ってバレたときの企業の対応

履歴書で契約社員を正社員と偽ってバレると、応募した企業はどのような対応をとるでしょうか。

履歴書で契約社員を正社員と偽ってバレても刑事罰に問われることはありませんが、応募先企業からは経歴詐称とみなされて不合格や内定取り消し、懲戒といった処分が下される可能性が高いでしょう。

  • 選考時に嘘がバレるとき

    選考時に応募書類の嘘がバレると、不合格となります。虚偽を履歴書や職務経歴書に記載する人を企業は信用できないからです。

    たとえ筆記試験の結果や、面接時の印象が良くても、応募書類に嘘があれば不合格です。

  • 内定後に嘘がバレるとき

    内定取り消しとなるでしょう。一般的に内定時に提出する「内定承諾書」には、「応募書類に虚偽が発覚したときは内定取り消し」と記載されているケースが多いです。

  • 入社後に嘘がバレるとき

    入社後に嘘がバレるときは、その内容により就業規則によって罰せられ、最悪のケースは懲戒解雇となるでしょう。

    そこまでいかなくても、嘘をついたという事実により、社内における立場は微妙なものになりますので、処遇面でも精神的にもきついものになってしまいます。

    たとえ嘘がバレなくても、いつバレるか不安を抱えたまま働くことは精神的にも良くありません。

履歴書などで契約社員を正社員と偽らないことです。

履歴書の職歴で契約社員の書き方

履歴書の職歴では、契約社員であることを明記する必要があります。明記しないと応募先から正社員と見なされます。契約社員であることがバレると、経歴詐称となりますので注意してください。

入社は「○○株式会社に契約社員として入社」「○○株式会社 入社(契約社員)」と記入します。

その後は在職中、契約期間満了、自己都合(会社都合)、正社員登用のそれぞれのケースにより書き方が異なります。

  • 在職中のケース

    令和3年 4月 ○○株式会社 入社(契約社員)
            現在に至る

  • 契約期間満了のケース

    令和3年 5月 ○○株式会社 入社(契約社員)
    令和5年12月 契約期間満了により退職

  • 自己都合または会社都合で退職

    令和3年 5月 ○○株式会社 入社(契約社員)
    令和5年10月 自己都合(会社都合)により退職

    自己都合とは、転職や結婚、病気などにより自らの意志で退職することです。会社都合とは、会社倒産、リストラなど会社側の都合により一方的に労働契約を解除し、労働者に退職を余儀なくさせることです。

  • 正社員に登用

    令和3年 5月 ○○株式会社 入社(契約社員)
    令和5年 4月 ○○株式会社に正社員として登用

正社員に応募した契約社員が採用されるヒント

正社員に応募した契約社員が採用されるためには、以下のようなヒントを参考にしてください。

  • 成果を上げるための工夫・改善や心構えをアピールする

    中途採用では職種別採用が中心です。たとえ契約社員であっても応募する職種を経験していれば採用されることは十分に可能です。

    採用担当者や面接官は雇用形態が正社員・契約社員にかかわらず、採用したら会社に貢献できそうな人を探しています。

    契約社員であることを履歴書で偽って、後でバレるよりも、堂々と記載してください。

    職務経歴書の職務経歴欄で担当業務と実績、成果を上げるための工夫・改善や心構えを記載してください。実績は数値化すると貢献度がわかりやすいです。

    契約社員といえども正社員と同様の業務を担当している場合には、その職種の業務を問題なく遂行できること、採用されたら貢献できることがわかるように職務経歴や自己PRでアピールしてください。

    正社員の補助的な役割を担当している場合で実績が書きにくい場合でも、自分の職務における工夫・改善や心構えがあるはずですから、職務経歴や自己PRでアピールしましょう。職場のメンバーとの人間関係も円滑であったことも書き添えましょう。

  • やむを得ず契約社員となっている場合は、反省点を伝える

    正社員を目指していたが、結果として契約社員として働いている人は、なぜ正社員になれなかったのか、自分としての反省点とそこからの学びを書き出してください。

    面接では「なぜ契約社員なのか」質問される可能性があります。反省点から活かすことを伝えられるようにしてください。

まとめ

履歴書で契約社員を正社員と偽るとバレるのか、契約社員の書き方や正社員として採用されるヒントなどを考えてみます。

履歴書の職歴で、契約社員を正社員と偽って記載しても、それだけで書類選考でバレることはありません。

ですが、面接時や面接後、内定時、入社後にばれる可能性があります。

面接で嘘がバレる理由は次の通りです。

  • 履歴書や職務経歴書の不審な点を深掘りされてバレる
  • 職務を遂行するさいに発揮した能力、スキルが説明できなくてバレる

面接後や内定時に嘘がバレる理由は次の通りです。

  • バックグラウンドチェックやリファランスチェックでバレる

入社後に嘘がバレる理由は次の通りです。

  • 入社後の提出書類でバレる
  • 入社後に仕事を任せられたときにバレる
  • 社内に知り合いがいてバレる
  • 本人がつい口をすべらせてバレる

履歴書で契約社員を正社員と偽ってバレると、応募した企業は次のような対応を取ります。

  • 選考時に応募書類の嘘がバレると、不合格となる
  • 内定後に嘘がバレると、内定取り消しとなる
  • 入社後に嘘がバレるときは、その内容により就業規則によって罰せられ、最悪のケースは懲戒解雇となる

履歴書の職歴では、契約社員であることを明記しましょう。

正社員に応募した契約社員が採用されるヒントは次の2つです。

  • 成果を上げるための工夫・改善や心構えをアピールする
  • やむを得ず、契約社員となっている場合は、反省点を伝える

以上、履歴書で契約社員を正社員と偽るとバレるのか、契約社員の書き方や正社員として採用されるヒントなどを解説しました。

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