【就活・転職】履歴書の備考欄で「特になし」でも問題ない？

就活・転職攻略の秘訣

2025.01.18 更新

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履歴書就活転職

履歴書にある備考欄に書くことがないので、「特になし」としても問題ないのか悩む人は多いようです。

履歴書に備考欄のある理由はなんでしょうか？

履歴書の備考欄で「特になし」「空欄」は選考に影響するのでしょうか？

そもそも履歴書の備考欄には何を記入すれば良いのでしょうか？

その他、履歴書の備考欄に記入するさいに気をつけたいことを知りたいものです。

本ブログは、履歴書の備考欄で「特になし」でも問題ないのか、記入する項目などについて解説します。

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履歴書に「備考欄」のある理由
履歴書の備考欄で「特になし」「空欄」は選考に影響するか
「貴社の規定に従います」の意味
履歴書の備考欄には何を記入すれば良いか
履歴書の備考欄に記入するさいに気をつけたいこと
まとめ

履歴書に「備考欄」のある理由

履歴書に「備考欄」がある理由は何でしょうか。「備考欄」で「特になし」について考える前に探ってみます。

履歴書の「備考欄」は、最後の項目として載っていて、「本人希望欄」や「特記事項欄」と表記されていることもありますが、どれも同じ意味合いを持っています。

備考欄は、履歴書にある各項目では十分に書ききれない、あるいは本人が選考時や入社後の対応について会社へどうしても伝えておきたい事項を記載する項目です。

ですからそのようなことがあれば備考欄に記載しておきましょう。

履歴書の備考欄で「特になし」「空欄」は選考に影響するか

履歴書にある各項目では書ききれないことや、会社へどうしても伝えておきたいことが思い当たらない場合があります。

この場合に考えがちなことは、備考欄を空欄にして提出しても良いのではということですが、空欄は避けてください。

空欄にすると、採用担当者が、「本人が記入を忘れたのか」「書くことがないのか」わかりません。「注意力が足りない」「入社への熱意を疑う」こともありえます。

それでは、記載することがないならば「特になし」の表現で問題ないのかということです。

「特になし」とすると、採用担当者によっては「入社への熱意に乏しい」「素っ気ない」と感じることがあります。

もちろん「特になし」でも空欄ではありませんから、気にしない採用担当者もいます。

ですが、良くない印象を与える可能性があり、あえてリスクを採る必要もありません。

備考欄には、「特になし」ではなく、このような場合に定型語として使われる「貴社の規定に従います」と記載すれば問題ありません。

「貴社の規定に従います」に似た言葉に「貴社の規定に準じます」があります。

「準じる」と「従う」は、ほぼ同義語なので、「応募先が定めている条件で働きます」との意味は同じです。

そのため、どちらを使用してもかまいませんが、「貴社の規定に従います」が一般的に使われています。

なお、「空欄」や「特になし」は印象が良くありませんが、それだけで書類選考で不採用となることはありません。

「貴社の規定に従います」の意味

履歴書の備考欄で、「特になし」ではなく、「貴社の規定に従います」を記入する意味は２つあります。

選考のさいや入社するにあたって希望条件がないことを伝える
「貴社の規定に従います」は、選考のさいや、入社にあたって特に希望する条件がないことを伝える文章です。
応募先企業で定められているルールに従う
「貴社の規定に従います」ということは、「応募先企業で定められているルールに従います」と表明していることであり、さりげない自己アピールともいえます。

履歴書の備考欄には何を記入すれば良いか

履歴書の備考欄は、各項目では書ききれないことや、本人が選考時や入社後の対応について会社へどうしても伝えておきたい事項を記載する項目です。

具体的には、次のようなものが挙げられますが、「特になし」の場合は、記入する必要はありません。また伝えたいことがあっても、必ず書かなければいけないということはありません。記入する、しないは本人の判断によります。

採用されたとき、働くうえでの希望に関すること
- 入社月日
- 職種、勤務地
- 転勤の不可
- 転居予定
履歴書の学歴、職歴でイレギュラーがある場合の説明
- 学校中退理由
- 前職からの空白期間
- 転職回数が多い理由
- 前職の在籍期間が短い理由
自己ＰＲまたは配慮してもらいたいこと
- 資格取得予定
- 持病や治療中の病気
本人と連絡できる時間

履歴書の備考欄に記入するさいに気をつけたいこと

履歴書の備考欄に記入するさいに気をつけたいことがあります。

記入する項目を挙げすぎない
備考欄にあれもこれもと書き連ねると「厚かましい人」と思われて印象が良くありません。

どうしても譲れない項目にポイントを絞って記入しましょう。
長い文章は避ける
備考欄はあくまで特別に何かあったときに記入する欄となっていて、必ず書かなければいけない欄ではありません。

そのため、自分が伝えたいことを長々と記載することはやめてください。備考欄は簡潔に一文で止めておき、面接で詳しく説明するほうがスマートです。

簡単に説明できない事情は、面接で伝えるようにすれば、真意を理解してもらいやすくなります。備考欄に書いた条件も、補足があれば面接の際に伝えてください。
自分本位の希望を書かない
新卒では、希望する職種や配属先に強いこだわりを見せると、会社からは扱いにくい人と思われてしまいます。

また、転職では、特に入社後の給与や待遇などの条件を書いていると「自分の都合ばかり要求する、条件面にしか目を向けない」「条件が通らなければ入社しないのでは」と判断されてマイナスイメージとなってしまいます。

同じように、残業や休日出勤はしたくない、というような記載もNGです。

給与や待遇面の希望があれば、内定時の人事との話し合いで伝えてください。
「貴○」は、履歴書の提出先に合わせる　　
「特になし」ではなく「貴社の規定に従います」では、履歴書の提出先が企業である場合に使用します。

提出先が企業以外の場合は、「貴社の規定に従います」の「貴社」の部分を提出先に合わせて修正します。

以下を参照してください。

銀行：「貴行」
信用金庫：「貴庫」
学校、学校法人:「貴校」、また、名称が学園なら「貴学園」
病院：「貴院」
組合：「貴組合」
法人：「貴法人」
財団法人：「貴財団」
図書館：「貴館」

また、官公庁は次のようになります。

○○省：「貴省」
○○庁：「貴庁」
都道府県庁：「貴庁」
市役所：「貴所」
○○所（署）：「貴所（署）」