【就活・転職】履歴書の記入ミスでごまかしは禁止!対応は?

2024.11.15 更新
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履歴書の記入でミスをしたさいに、「ごまかしてもいいかも」と安易に考える人がいますが、これは絶対に禁止です。

履歴書は誤りなく記載することが必須ですが、場合によってはミスをすることもあります。その場合は、ごまかしを考えず、訂正する場合も正しいやり方で行いましょう。

また、履歴書を提出後にミスに気づいたときの企業への連絡や、そもそもミスを防ぐための対策についても理解しておいてください。

本ブログは、履歴書の記入ミスでごまかしをしてはいけない理由や、ミスをした場合の対応、ミスを防ぐための事前対策などについて解説します。

就活や転職活動では、自己分析や企業研究した結果を基に履歴書やエントリーシート(就活)、職務経歴書(転職)を作成し、一貫性をもたせて面接に繋げることを強く意識して臨んでください。

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目次
  1. 履歴書の記入でミスをする理由
  2. 履歴書でミスのごまかしをしない
  3. 履歴書でミスのごまかしをしてはいけない理由
  4. 履歴書のミスでごまかしをしない方法
  5. 履歴書を提出後にミスに気づいたときの対応
  6. 履歴書でミスを防ぐための対策
  7. まとめ

履歴書の記入でミスをする理由

履歴書の記入で誤字・脱字や記載間違いといったミスをしたさいに「ごまかし」をしても良いのか説明する前に、ミスをする理由を探ってみます。

履歴書でミスをする一般的な理由は、次のようなものです。

  • 履歴書の作成という慣れない作業のために緊張した結果ミスをする

    履歴書を作成することはそう頻繁にあるわけではなく、見栄えの良い履歴書を作成しようとすると誰でもが緊張するものです。

    そのために力が入っていつもならやらないミスをすることがあります。

  • 履歴書に記載する内容が多くてミスをする

    履歴書に記載する内容が多く、しかも調べなければ忘れていることも多々あります。1つの項目の記入に時間がかかるため、後の項目になるほどつい「まあいいか」といい加減な気持ちとなり、ついミスをすることがあります。

  • 履歴書の書き方のルールを知らないでミスをする

    履歴書の書き方にはルールがあり、ルールを知らないとミスをすることがあります。

    履歴書の書き方のルールは例えば次のようなものです。

    ①履歴書の学歴、職歴、資格取得年月などの年号は、和暦、西暦のどちらでもかまわないが、どちらかに統一する

    ②住所は都道府県から書き、集合住宅に居住の場合は、アパート(マンション)名は省略しない

    ③在籍した学校は正式名称を書く。例えば「○○高校」ではなく、「○○県立○○高等学校」と記入する

    ④資格・免許は、正式名称を書く。例えば「簿記2級」ではなく、「日本商工会議所簿記検定試験2級」と記入する

履歴書でミスのごまかしをしない

履歴書で誤字・脱字や記載間違いといったミスを犯したときは、ミスがなかったかのような「ごまかし」はしないことが基本です。

履歴書でミスを犯したときの「ごまかし」とは次のようなやり方です。

  • 誤字・脱字をごまかし

    誤字・脱字した文字をなんとかごまかそうと字の上から訂正することはNGです。

    不自然な字形から採用担当者に「ごまかし」がばれてしまい、適当な人間と思われてしまうでしょう。

  • 修正液や修正テープで訂正

    修正液や修正テープを使用してミスをした文字を訂正することはやらないでください。

    修正液や修正テープで訂正することは正しいのでは、と考える人もいるかも知れませんが、履歴書は公文書扱いとなる重要な書類です。

    履歴書のような公的な文書は、ミスしたとき修正液や修正テープで訂正すると、無効となる恐れもあります。

  • 消せるボールペンを使用して記載

    消せるボールペンを使えば、誤字・脱字や記載間違いした文字を消してしまえば良いと考える人もいます。

    ですが、消せるボールペンはラバーでこすると熱によって文字が消える原理のため、何かの熱によって書いた文字が消えることや、滲むことがあります。

    ですから、履歴書に書いた文字が何らの原因で消えてしまうリスクもあるため使用しないでください。

  • 砂消しゴムで訂正

    砂消しゴムでミスした個所を削り取ってしまうと、見た目が悪く、力の入れ加減によっては罫線まで消えてしまうことや、用紙が破れる可能性があります。

    誤りをごまかしていると捉えられ、採用担当者のイメージは良くありませんから、避けてください。

履歴書でミスのごまかしをしてはいけない理由

上記のように履歴書で誤字・脱字や記載間違いのようなミスのごまかしをしてはいけない理由があります。

  • 採用担当者からの印象が良くない

    履歴書にミスがあると採用担当者から「注意力が足りない」「仕事でもミスが多い」人という印象を与えます。

    加えて、ミスのごまかしをすると、「対応がいい加減でその場しのぎをする」「入社への熱意に欠ける」人という印象が残ります。

    そのために、ミスをしない、ミスのごまかしをしていない履歴書と比べてどうしてもマイナスの評価を受けてしまいます。

    前提としてミスはしないことが大切ですが、ミスをしてしまったときに正しい対応をすることが求められます。

  • 本人以外の改ざんを疑われる

    ミスのごまかしをすると、本人が訂正したのか他の人が訂正したのか、採用担当者はわかりません。

    本人以外の第3者の改ざんも疑われるために、履歴書の信用が損なわれる恐れもあり、書類選考を通過させるべきか判断がつかないという状況に陥ってしまいます。

    ですから、履歴書でミスのごまかしをしてはいけません。

履歴書のミスでごまかしをしない方法

履歴書でミスをしたさいは、絶対にごまかしをしないで、以下の方法に従ってください。

  • 履歴書で誤字・脱字や書き間違いのようなミスをしたさいは、書き直す

    履歴書を1枚仕上げるには相当な時間がかかります。まして、同時に数多くの企業に応募し、たくさんの履歴書を作成しなければならないならば、ミスがあったときのショックが大きいものです。

    ミスは、それが些細なものであるほど、書き直しせずに提出しようと考えてしまいますが、やはり書き直しが基本です。

  • 提出締切日が迫っているなど、どうしても時間的に余裕がないときは、次善の策として訂正する

    提出締切日が迫っているなど、どうしても時間的に余裕がないときや、企業指定の履歴書で、新しいものを手に入れることが難しいときには、次善の策として1ヵ所程度のミスならば訂正する方法はあります。

    ですが、2ヵ所以上の訂正は見栄えが悪く、書き直したくないのかと思われてしまいますから、書き直しをお薦めします。

    ミスを訂正するには、定規を使って間違えた箇所に二重線を引き、間違えた個所に掛かるよう訂正印を押して、その上か下のいずれかに正しい文章を記入します。

    これは、契約書など公的文書を訂正するやり方で認められているものです。なお、訂正印はシャチハタ印ではなく、朱肉を利用する印鑑としましょう。

履歴書を提出後にミスに気づいたときの対応

履歴書の記入でミスをしたさいに、「ごまかし」をしないけど、会社に提出後ミスに気がついたときの対応は、次の通りです。

  • 採用担当者に緊急度に応じてメールまたは電話で連絡してミスを詫びて、書き直しした履歴書の再提出の許可を得て郵送します。

    郵送する時間がなかったら、面接時に書き直した履歴書を持参し、許可を得て再提出する方法があります。

    ですが、一度提出された正式な書類を差し替えることはやらないことが一般的です。採用担当者から再提出不要と言われることもあります。

  • もう一つは、ミスは仕方がないとあきらめ、気持ちを切り替えて選考に臨むことです。

    ミスは印象が良くありませんが、それを理由として不合格にすることはありませんから、筆記試験や面接などの選考で結果を出すように努力することが大事です。

    面接まで進んだ場合は、履歴書をもとに質疑応答があります。ミスは気づかれていると考えて、面接の初めに一言添えて、謝ると良いでしょう。

  • 以上にかかわらず、住所や電話番号、メールアドレス、学歴・職歴、資格・免許など重要な事項に記載間違いがあったときは、直ちに連絡して訂正してもらいましょう。

    特に学歴・職歴、資格・免許などの重要な事項の記載間違いをそのままにしておいて、それが採用されてから発覚すると経歴詐称となる恐れがありますから、きちんと説明して謝罪しましょう。

履歴書でミスを防ぐための対策

履歴書でミスをごまかししない正しい対応は上記の通りですが、一方でそもそもミスをしないで作成することが大切です。

履歴書でミスを防ぐための対策は以下の通りです。

  • パソコンで履歴書の下書きを作成する

    履歴書にいきなり記載すると、間違えたときに書き直しとなってしまいます。

    あらかじめパソコンで下書きを作成し、内容のチェックをしてから履歴書に書き写します。丁寧に書き写すことで書き直しを防ぐことができます。

    パソコンで作成ならば、文書を保存しておくことができますし、氏名や住所、電話番号などの基本的な情報はどの企業へ応募する場合でも同じですから、使い回しをすることができます。

    また、履歴書は手書きが当たり前、という時代もありましたが、今はパソコンで作成されたものでも認められるケースもあります。ただし、企業によっては記載方法やフォーマットを指定している場合もありますので、その指示に従ってください。

  • 家族や友人に依頼してパソコンで作成した下書きを添削してもらう

    パソコンで作成した下書きを家族や友人に頼んで添削してもらうと、下書きの段階でミスを発見することができます。

    同時に文章表現が的確かどうかについて指摘してもらえますので、他の人に添削してもらうことをお勧めします。

  • パソコンで作成した下書きを音読する

    家族や友人に添削の依頼ができないときは、下書きを音読してみます。特に誤字・脱字は音読すると発見しやすくなります。

  • 鉛筆やシャープペンで履歴書に下書きする

    鉛筆やシャープペンで履歴書に薄く下書きして、その跡をボールペンでなぞる方法があります。

    こうすれば、下書きの段階で間違いを発見し、消しゴムで消して、訂正することができます。

    ただし、下書きは薄く書かないと、下書き跡が残って見栄えが良くありませんので注意してください。

  • 履歴書を作成しやすい環境をつくる

    履歴書を作成しやすい環境をつくってください。

    机の上を整理整頓しないと間違えたり、履歴書を汚したりしやすくなります。飲み物は近くに置かないでください。こぼして履歴書を汚してしまうことがあります。お菓子類も油のシミをつくることがあります。

    また、テレビやラジオなどをつけながら記載すると、注意力が散漫になり間違いやすくなりますから注意してください。スマートフォンで音楽を聴きながらも意識がそれに集中してしまいミスを起こすもととなります。

    作成することに集中する環境をつくれば、書き直しをしなければならない状況がぐっと減ります。

  • 履歴書は、締切りまでに余裕を持って作成する

    提出期限の直前になると焦ってミスが増えるため、日数に余裕を持って作成しましょう。

    提出期限ギリギリに履歴書の記載にミスをすると、書き直しの時間がとれないことがあります。また、郵送では、郵送中のトラブルも考慮して、提出期限に余裕を持って投函すると良いでしょう。

まとめ

履歴書の記入ミスでごまかしをしてはいけない理由や、ミスをした場合の対応、ミスを防ぐための事前対策などについて考えてみます。

履歴書に誤字・脱字や記載間違いといったミスをする一般的な理由は、次のようなものです。

  • 履歴書の作成という慣れない作業のために緊張した結果ミスをする
  • 履歴書に記載する内容が多くてミスをする
  • 履歴書の書き方のルールを知らないでミスをする

履歴書で誤字・脱字や記載間違いといったミスを犯したときは、ミスがなかったかのような「ごまかし」はしないことが基本です。

履歴書でミスを犯したときの「ごまかし」とは次のようなやり方です。

  • 誤字・脱字をごまかし
  • 修正液や修正テープで訂正
  • 消せるボールペンを使用して記載
  • 砂消しゴムで訂正

履歴書で誤字・脱字や記載間違いのようなミスのごまかしをしてはいけない理由が2つあります。

  • 採用担当者からの印象が良くない
  • 本人以外の改ざんを疑われる

履歴書でミスをしたさいは、絶対にごまかしをしないで、以下の方法に従ってください。

  • 履歴書で誤字・脱字や書き間違いのようなミスをしたさいは、書き直す
  • 提出締切日が迫っているなど、どうしても時間的に余裕がないときは、次善の策として訂正する

履歴書のミスを会社に提出後気がついたときの対応は、次の通りです。

  • 採用担当者に緊急度に応じてメールまたは電話で連絡してミスを詫びて、書き直しした履歴書の再提出の許可を得て郵送する
  • もう一つは、ミスは仕方がないとあきらめ、気持ちを切り替えて選考に臨む
  • 以上にかかわらず、住所や電話番号、メールアドレス、学歴・職歴、資格・免許など重要な事項に記載間違いがあったときは、直ちに連絡して訂正してもらう

履歴書でミスを防ぐための対策は以下の通りです。

  • パソコンで履歴書の下書きを作成する
  • 家族や友人に依頼してパソコンで作成した下書きを添削してもらう
  • パソコンで作成した下書きを音読する
  • 鉛筆やシャープペンで履歴書に下書きする
  • 履歴書を作成しやすい環境をつくる
  • 履歴書は、締切りまでに余裕を持って作成する

以上、履歴書の記入ミスでごまかしをしてはいけない理由や、ミスをした場合の対応、ミスを防ぐための事前対策などについて解説しました。

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