【転職】面接で不採用は「いつから働けますか」と聞かれる?

2024.08.07 更新
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転職の面接で、「いつから働けますか」と聞かれたら不採用ではなく採用と考える人は多いようです。

面接で「いつから働けますか」と質問する意図はなんでしょうか?

「いつから働けますか」と聞かれないのは不採用のサインでしょうか?

「いつから働けますか」に対して、どのように答えたら良いでしょうか?

その他、「いつから働けますか」と聞かれたとき気をつけたいことを知りたいものです。

本ブログは、面接で不採用でも「いつから働けますか」と聞かれるのか、その他派生する疑問点を解説します。

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目次
  1. 面接で「いつから働けますか」と質問する意図
  2. 「いつから働けますか」と聞かれないのは不採用のサイン?
  3. 「いつから働けますか」と質問されたときの回答の考え方~在職者~
  4. 「いつから働けますか」と質問されたときの回答の考え方~退職者~
  5. 「いつから働けますか」と聞かれたとき気をつけたいこと
  6. まとめ

面接で「いつから働けますか」と質問する意図

転職の選考では、特に最終の面接あたりで「いつから働けますか」と聞かれることが良くあります。採用なら質問される、不採用ならされないだろうと考えると間違えてしまいます。

面接で「いつから働けますか」と質問する意図について考えてみます。

  • 企業と応募者の入社希望日にギャップがないか確認する

    中途採用の募集では、欠員補充が主な目的です。退職希望者の退職日前に入社してもらうことでスムーズに引継ぎを行いたいと考えています。

    また、事業拡大に伴う増員でも、計画に沿ったかたちで入社してもらい事業をスタートさせたいのです。

    このため、「いつから働けますか」と質問することで企業と応募者の入社希望日にギャップがないか確認したいのです。

  • 応募者は本当に入社を希望しているか確認する

    転職活動では、同時に何社も応募するケースがあります。自社の後で本命の会社の面接が控えているかも知れません。

    せっかく内定としたけれど、辞退されると会社も困るわけです。

    このため、企業は「いつから働けますか」と質問することで、応募者は本当に希望しているか確認したいのです。

    入社希望日が早いほど、それだけ熱意を持っていることがわかります。

  • 在職中の応募者は、退職予定日を知りたい

    在職中の応募者は、転職活動を会社に内緒で行っていることも多いです。

    既に上司に退職を伝えて、退職予定日が決まっていれば問題ありませんが、内緒の場合は採用が決まってから伝えることになりますから、退職予定日は未定です。

    在職者の応募ではいつごろに入社できるか、本人の退職日との兼ね合いとなってきますから、「いつから働けますか」と質問することで退職予定日を知りたいのです。

    また、退職予定日が未定の場合は、たとえ内定しても本人が「もっと良い会社があるかも知れない」と辞退する可能性がありますから、そこもチェックしたいのです。

「いつから働けますか」と聞かれないのは不採用のサイン?

面接で「いつから働けますか」と聞かれても採用が決まったわけではありません。

「いつから働けますか?」は、「企業が希望する時期に入社が可能か」を確認したいときなどに質問するものです。

応募者を見極めるためであり、質問されたから採用とは言えません。あくまで採用するかどうかを判断するための参考とするためです。

一方、面接で「いつから働けますか」と聞かれないことがあります。企業が「希望する時期に入社できそうか」などを知りたい場合には質問されますし、必要性が無ければ、そもそも面接で聞かれることはありません。

ですから、「いつから働けますか」と聞かれないからといって不採用とは限りませんから、がっかりしないでください。

「いつから働けますか」と質問されたときの回答の考え方~在職者~

それでは面接で在職者が「いつから働けますか」と質問されたときの回答の考え方を説明します。

質問に対しては、①入社可能な日、②入社可能な理由、③熱意の順で答えると面接官にわかりやすいです。「いつから働けますか」に対して適切に答えないと不採用となりますから、気をつけてください。

  • 入社可能な日

    既に退職予定日が決まっている場合は、退職予定日に合わせて都合の良い日を入社日として伝えます。

    退職予定日が未定の場合は、上司への退職申し出、後任者への引継ぎ、有給休暇の消化などを考慮すると〇月〇日と言えないために2~3ヶ月後が現実的です。

    また遠隔地の転職で引っ越しをする必要がある場合は、プラス1ヶ月の余裕が必要です。

    職場の事情を想定しながら〇ヶ月後と伝えてください。

    もっと早く働いてもらいたいと要請がある場合は、応募先の採用ニーズにできるだけ合わせるように職場の上司と上手に調整してください。

    この調整をうまくやらないと不採用となる可能性がありますから注意してください。

  • 入社可能な理由

    入社可能な日(月)を伝えたら、その理由も伝えます。現在の業務と、退職手続き、後任者への引継ぎ期間、引っ越し準備のためにこれくらいの期間が必要と伝えてください。

  • 熱意

    採用されれば、直ちに入社したい気持ちがあること、職場の上司と話し合いのうえ、できるだけ早く入社したいことを伝えて熱意をアピールします。

「いつから働けますか」と質問されたときの回答の考え方~退職者~

退職者についても、①入社可能な日、②入社可能な理由、③熱意の順で答えると面接官にわかりやすいです。「いつから働けますか」に対して適切に答えないと不採用となりますから、気をつけてください。

  • 入社可能な日

    「いつでも入社可能」であると答えます。中途採用では会社もできるだけ早く採用したいために、入社意欲の高さが感じられる、このような答え方が歓迎されます。

    一方、退職していても転居などの事情により直ぐに入社できない場合があります。そのような場合は、「待って欲しい期間とその理由」を答えてください。

  • 入社可能な理由

    離職しており、退職に関わる手続きが必要ないことです。

  • 熱意

    採用されれば、直ちに入社したい気持ちがあること、「応募先が希望する入社日に合わせる」ことを伝えて熱意をアピールします。

「いつから働けますか」と聞かれたとき気をつけたいこと

「いつから働けますか」に対しては、以下のような気をつけたいことがあります。

  • 転職のための引っ越し作業は、内定承諾後とする

    転職での引っ越し作業は、内定承諾後としましょう。「いつから働けますか」と聞かれたことで採用と勘違いして早々と引っ越し準備をすると、不採用となったときに困ってしまいます。

  • 「いつから働けるかわかりません」は禁句

    「いつから働けますか」に対して、「勤務先の上司と会話しないとわかりません」とか、「他社の選考次第だからわかりません」と答えると、本気で入社したいのかと疑われてしまい、不採用となってしまうこともあります。

    もちろん、そのような事情があることは理解できますが、いつから働けるかわからなくても、おおよそでも良いので入社予定時期を答えてください。

  • 内定後、入社可能日が決定次第、メールで採用担当者に連絡する

    内定の連絡を受けて、入社可能日が決定したら採用担当者あてメールで連絡します。

    応募先は、入社可能日から最終的に入社日を決定し、受入れの手続きに入ります。ですから、直ちに連絡することが望ましいです。

    連絡は電話だと入社日に間違いが生じてしまうこともあります。まずはメールを送信して、その後電話をかけるのが良いでしょう。

    メールの具体例は次の通りです。

    件名:入社可能日のご連絡【田中三郎】

    ○○株式会社
    人事部採用グループ
    鈴木次郎様 

    お世話になっております。
    ○月○日に採用面接を受けさせていただいた田中三郎です。

    この度は内定をいただき、誠にありがとうございます。貴社の一員となって、働けることを楽しみにしております。

    面接にてご相談しておりました入社可能日の日程をご報告申し上げます。
    現職の引継ぎのため、退職日は○月○日に決定いたしました。
    そのため、入社日は×月×日以降にしていただけると幸いです。

    お忙しいところ大変お手数おかけいたしますが、入社日程のご調整のほど何卒よろしくお願い申し上げます。

    ----------------------------
    田中三郎
    電話番号:070-xxxx-xxxx
    Eメール:xxxx@xxxx.xxx
    ----------------------------

  • 入社予定日の変更依頼は直ちに行う

    入社予定日が決まったら、その日に転職できるように準備を進めることが基本です。企業もその日に向けて研修や配属先でのパソコンや机などの準備を進めていきます。

    転職先に迷惑がかからないように予定日を守ることが大切です。仮に大幅な遅れが生じると不採用となってしまうことも十分ありますから気をつけてください。

    ですが、引継ぎの都合などによりどうしても多少入社を遅らせたい場合は、謝罪とともに遅らせる理由と、入社希望日を伝えてください。

    まずはメールを送信し、その後電話で変更依頼を伝えてください。

まとめ

面接で不採用でも「いつから働けますか」と聞かれるのか、その他派生する疑問点を考えてみます。

面接で「いつから働けますか」と質問する意図は、次の3つです。

  • 企業と応募者の入社希望日にギャップがないか確認する
  • 応募者は本当に入社を希望しているか確認する
  • 在職中の応募者は、退職予定日を知りたい

面接で「いつから働けますか」と聞かれたときは、採用の可能性は高いですが、採用が決まったわけではありません。

逆に「いつから働けますか」と聞かれないからといって不採用とは限りません。

面接で在職者が「いつから働けますか」と訊かれたとき、①入社可能な日、②入社可能な理由、③熱意の順で答えると面接官にわかりやすいです。これは退職者についても同様です。

「いつから働けますか」に対しては、以下のような気をつけたいことが4つあります。

  • 転職のための引っ越し作業は、内定承諾後とする
  • 「いつから働けるかわかりません」は禁句
  • 内定後、入社可能日が決定次第、メールで採用担当者に連絡する
  • 入社予定日の変更依頼は直ちに行う

以上、面接で不採用でも「いつから働けますか」と聞かれるのか、その他派生する疑問点を解説しました。

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