【就活・転職】履歴書の数字は半角と全角のどちらが正解?

2024.06.22 更新
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履歴書をパソコンで作成するとき、記入する数字は半角と全角のどちらにしたら良いか迷う人は多いようです。

はたして、履歴書の数字は半角と全角のどちらが正解でしょうか?

履歴書以外の文書や、面接のプレゼン資料では半角と全角を使用するルールはあるでしょうか?

履歴書などの応募書類や、送付用の封筒に記入する数字について、半角と全角以外にも気をつけたいことも知りたいものです。

就活や転職活動では、自己分析や企業研究した結果を基に履歴書やエントリーシート(就活)、職務経歴書(転職)を作成し、一貫性をもたせて面接に繋げることを強く意識して臨んでください。

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目次
  1. 履歴書の数字は半角と全角のどちらが正解か
  2. 履歴書以外の文書の数字について、半角と全角を使用するルールはあるか
  3. 行政や司法では個別のルールがある
  4. 面接のプレゼン資料の数字は、半角と全角のどちらを使用するか
  5. 履歴書などの応募書類の数字で、半角と全角以外にも気をつけたいこと
  6. 履歴書送付用の封筒に記入する数字で気をつけたいこと
  7. まとめ

履歴書の数字は半角と全角のどちらが正解か

パソコンで履歴書を作成するとき、生年月日、住所の番地、電話番号、学歴(入学・卒業年月)、職歴(入社・退職年月)、免許・資格取得年月、通勤時間、扶養家族数などを算用数字で記入します。

結論として、このときの数字は、半角と全角のどちらを使用してもかまいません。(お薦めは半角ですが、絶対的なものではありません)

この場合、半角・全角を混在させるのではなく、見やすくするために、半角または全角に統一したほうが良いでしょう。

ですが、企業が履歴書の数字を半角または全角を指定している場合は、その指示に従ってください。

履歴書以外のエントリーシート(就活)、職務経歴書(転職活動)といった応募書類や送付状もパソコンで作成するならば、半角または全角に統一しましょう。

履歴書以外の文書の数字について、半角と全角を使用するルールはあるか

履歴書以外にも、社会人となると様々な文書をパソコンで作成することになりますが、このとき数字について半角と全角を使用する定められたルールはあるでしょうか。

実は、定められたルールはありません。

パソコンが出現する以前のワープロで文書を作成するさいは、一文字の幅が決まっていて、ばらつき防止のために「一桁の数字は全角、二桁以上は半角」との決まりがありました。

一文字の幅が決まっているフォント(書体)を「等幅フォント」と呼びます。

ですが、字幅を調整してくれるプロポーショナルフォントが現れてからこの規則は不要となりました。

プロポーショナルフォントとは、MSP 明朝など「P」が付くフォント(書体)ですが、文字ごとに適した幅が設定されたものです。各文字の表示枠が文字の実際の幅に合わせて調整されます。

行政や司法では個別のルールがある

現在、パソコンの数字について、半角と全角を使用する統一されたルールはありませんが、行政や司法などでは個別に統一ルールがあります。

  • 内閣府の月例経済報告では、「一桁の数字は全角、二桁以上は半角」で作成されています。
  • 東京都の報道発表資料の数字は、全て半角となっています。
  • 裁判所の判決文の数字は、全て全角となっています。
  • 日本社会学会の投稿論文の数字は、半角と定められています。

また、企業のニュースリリースの数字は、全て半角となっているところが多いように見受けられます。

このように半角と全角の使用はそれぞれとなっています。履歴書の数字だけでなく、世の中の組織の半角・全角の使い方について、興味のある人は調べてみると面白いかも知れません。

面接のプレゼン資料の数字は、半角と全角のどちらを使用するか

面接でプレゼンテーションを実施する企業もあります。このときのプレゼン資料は、履歴書の数字と同じように考えるべきでしょうか。

プレゼン資料は、その内容が重要ですが、印象や、目立つことが大切ですから、半角・全角にこだわらず作成することが良いでしょう。

履歴書などの応募書類の数字で、半角と全角以外にも気をつけたいこと

履歴書などの応募書類に記入する数字について、半角と全角以外にも気をつけたいことがあります。

  • 履歴書の数字は算用数字とする

    履歴書に記入する数字の書き方として、算用数字と漢数字の2種類があります。算用数字は、アラビア数字とも呼ばれ、0,1,2,3・・・などの数字です。

    一方、漢数字は、数を表す数字のことで、一、二、三・・・などです。

    縦書きは漢数字、横書きの場合は算用数字を使うのが原則です。履歴書は横書きなので、算用数字となります。

    仮に漢数字で書いたからといって不合格とはなりませんが、印象が良くありませんから、算用数字が無難です。

  • 年号を和暦で記入する場合も算用数字とする

    生年月日や学歴(入学・卒業年月)、職歴(入社・退職年月)、免許・資格取得年月などの年号は西暦、和暦(平成・令和)のいずれを使用しても問題ありません。

    ですが、和暦を使用するからといって漢数字で記入することは避けましょう。履歴書は算用数字として統一してください。

    また、全ての年号は、西暦または和暦で統一しないと読みづらくなりますから、気をつけてください。

  • 固有名詞の数字は、漢数字とする

    上記にもかかわらず、固有名詞に含まれる数字はそのまま漢数字で記入します。

    学校名や地名など固有名詞には数字表記のものがありますが、これらを算用数字とするのはNGです。

    ○○一高、○○大三高とか、一関市、八王子市、近江八幡市、四万十市、八女市のようなものです。そのまま漢数字で表記します。

    それ以外にも、四字熟語や言葉に数字が含まれるものは漢字表記そのままでかまいません。(一期一会、二人三脚、六法など)。

  • 誤字・脱字に注意する

    履歴書をパソコンで作成するとき、見直しを忘れて誤字・脱字のままに提出することがあります。

    誤字・脱字は採用担当者に印象が良くないですから、打ち出す前に必ず見直し、誤字・脱字があれば、修正して再度打ち出してください。

履歴書送付用の封筒に記入する数字で気をつけたいこと

履歴書やエントリーシート(就活)、職務経歴書(転職活動)などの応募書類を送る封筒に記入する数字で、半角と全角とは別に気をつけたいことがあります。

  • 封筒の縦書きでは漢数字、横書きでは算用数字を使うことが基本

    封筒では、郵便番号や住所などで数字を記入しますが、縦書きでは漢数字、横書きでは算用数字を使うことが基本です。

    縦書きの場合について、住所の丁目や番地、ビルディングの〇階や集合住宅の〇号室は漢数字で記入します。

    横書きでは、住所の丁目や番地、ビルディングの〇階や集合住宅の〇号室は、算用数字とします。

    当然ながら、地名や企業名に数字が含まれている場合は、そのままの表記として漢数字で書きます。

    郵便番号については、住所など縦書き、横書きのいずれの書き方でも、横書きとなりますから、算用数字とします。

  • 企業名や住所を間違えない

    就活や転職活動では、数多くの企業に同時並行して応募することが一般的です。

    このとき忙しさにかまけてつい企業名や住所を誤ってしまいそのまま送付することがあります。

    すると、企業に届かない場合や、たとえ届いたとしても採用担当者から応募への熱意を疑われてしまうことにもなりかねません。

    履歴書などの応募書類を封筒で送付する前に、必ず企業名や、住所などをチェックしましょう。

まとめ

履歴書の数字は半角と全角のどちらが正解なのか、その他応募書類や封筒に記入する数字のマナーを考えてみます。

パソコンで履歴書を作成するときは、生年月日、住所の番地、電話番号、学歴(入学・卒業年月)、職歴(入社・退職年月)、免許・資格取得年月、通勤時間、扶養家族数などを算用数字で記入します。

このときの数字は、半角と全角のどちらを使用してもかまいません。(お勧めは半角ですが、絶対的なものではありません)

この場合、半角・全角を混在させるのではなく、半角または全角に統一します。

履歴書以外にも、社会人となると様々な文書をパソコンで作成することになりますが、このとき数字の半角と全角を使用する定められたルールはありません。ですが、行政や司法などでは個別に統一ルールがあります。

面接でプレゼンテーションを実施するときのプレゼン資料は、その内容が重要ですが、印象や、目立つことが大切ですから、半角・全角にこだわらず作成することが良いです。

履歴書などの応募書類に記入する数字について、半角と全角以外にも気をつけたいことが4つあります

  • 履歴書の数字は算用数字とする
  • 年号を和暦で記入する場合も算用数字とする
  • 固有名詞の数字は、漢数字とする
  • 誤字・脱字に注意する

履歴書などの応募書類を送る封筒に記入する数字で、半角と全角とは別に気をつけたいことが2つあります。

  • 封筒の縦書きでは漢数字、横書きでは算用数字を使うことが基本
  • 企業名や住所を間違えない

以上、履歴書の数字は半角と全角のどちらが正解なのか、その他応募書類や封筒に記入する数字のマナーを解説しました。

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