【就活】面接で評価される「座右の銘」の選び方・答え方
就活の面接で「座右の銘」を聞かれる本当の理由
就活の面接において、「あなたの座右の銘は何ですか?」
という質問を受けた経験、あるいは想定質問として準備している学生は多いでしょう。
一見すると、面接と座右の銘は関係が薄い質問に思えるかもしれません。
しかし、面接官の立場から見ると、この質問は非常に重要な意味を持っています。
なぜなら、座右の銘は
- 応募者の価値観
- 人生や物事への向き合い方
- 困難に直面したときの考え方
- 仕事への姿勢の原点
といった、履歴書やESだけでは見えない本質を短時間で知ることができる質問だからです。
本記事では、
- 面接で座右の銘を聞く理由
- 面接官が評価する座右の銘とは何か
- 就活の面接で失敗しない座右の銘の選び方
- 面接官が納得する説明の型
- そのまま使える座右の銘と例文
- 業界別の面接で評価されやすい座右の銘
- 面接で評価が下がるNGな座右の銘
- よくある質問(Q&A)
を、就活の面接を熟知した面接官視点で、わかりやすく解説します。
この記事を読み終える頃には、「面接で座右の銘をどう説明すれば正解なのか」
が明確になっているはずです。
就活では、自己分析や企業研究した結果を基に履歴書やエントリーシートを作成し、一貫性をもたせて面接に繋げることを強く意識して臨んでください。
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座右の銘とは何か|面接前に必ず理解すべき基礎知識
まず、座右の銘の意味を正しく理解しておきましょう。
- 座右の銘の定義
座右の銘(ざゆうのめい)とは、
「人生の生き方や真理、戒めなどを簡潔に表した言葉で、いつも心に留め、自分を励ましたり、戒めたりする言葉」
を指します。
四字熟語、故事成語、偉人の名言、有名人の言葉など、多くの言葉が座右の銘として使われています。
- 「座右の銘」の語源
- 「座右」= 座っている場所のかたわら
- 「銘」= 刻み込む言葉
つまり、「常に身近に置き、心に刻んでおく大切な言葉」という意味になります。
この背景を理解していないと、面接で説明が浅くなり、評価が伸びません。
なぜ面接で「座右の銘」を質問するのか|面接官の本音
就活の面接で、面接官が座右の銘を質問する目的は、主に次の3点です。
- 人柄・価値観を知るため
座右の銘には、その人が
- 何を大切にして生きているか
- どんな考え方で行動しているか
が自然と表れます。
これは、自己PRよりも本音が出やすい質問です。
- 社風との相性を判断するため
企業は「能力」だけでなく、社風に合うかどうかを非常に重視しています。
座右の銘は、その人の行動原理を端的に表すため、社風との相性を見極める材料になります。
- 困難への向き合い方を知るため
仕事では失敗や壁に必ず直面します。
そのとき、
- 逃げるのか
- 挑戦するのか
- 学びに変えるのか
を判断するヒントが、座右の銘に表れます。
面接で失敗しない座右の銘の選び方【4つの原則】
- 原則① 前向き・成長意欲が伝わる座右の銘を選ぶ
就活の面接では、「これから成長する人材かどうか」が重要視されます。
そのため、
- 挑戦
- 成長
- 努力
- 継続
といったキーワードを含む座右の銘は、評価されやすい傾向があります。
- 原則② 努力・行動がイメージできる座右の銘にする
仕事は結果だけでなく、プロセスが重要です。
「努力を積み重ねられる人」
「簡単に諦めない人」と伝わる座右の銘は、面接官に好印象を与えます。
- 原則③ 応募企業の社風と矛盾しないこと
例えば、
- スピード重視の会社
- 挑戦を歓迎する会社
に対して、「慎重すぎる」印象の座右の銘はミスマッチになります。
企業研究を行い、社風と自然につながる座右の銘を選びましょう。
- 原則④ 求める人物像と整合性を持たせる
企業が求める人物像と、あなたの座右の銘・エピソードが一致していることが重要です。
無理に合わせる必要はありませんが、説明したときに違和感が出ないことが大切です。
面接官が納得する「座右の銘」の説明方法|PREP法が正解
就活の面接で座右の銘を説明するとき、最も効果的なのがPREP法です。
PREP法とは、ビジネス文書やプレゼンテーションなどで使われる文章構成のひな型で、最初に相手が一番知りたいことを説明するやり方です。内容は次の通りです。
① Point(話の要点部分、結論)
② Reason(結論にいたった理由)
③ Example(理由を裏付ける具体的な例)
④ Point(文章のまとめ部分で再度の結論)
この型で話すことで、面接官はストレスなく理解できます。
【例文】面接で使える座右の銘の説明(PREP法)
例:「明日は明日の風が吹く」
- Point(結論)
私の座右の銘は「明日は明日の風が吹く」です。
- Reason(理由)
この言葉を、私は「困難な状況でも諦めず、前向きに行動し続ける姿勢」として捉えています。
- Example(具体例)
私は第一志望の大学に不合格となり、入学当初は気持ちが落ち込んでいました。
しかし映画『風と共に去りぬ』のラストで主人公が語る「Tomorrow is another day」の和訳である「明日は明日の風が吹く」という言葉に感銘を受け、気持ちを切り替えて努力することを決意しました。
その結果、学業や部活動に積極的に取り組み、テニス部では部長としてチームをまとめ、大会優勝を果たしました。
- Point(まとめ)
以上の経験から、困難な状況でも前向きに挑戦し続ける姿勢を大切にしており、
「明日は明日の風が吹く」を座右の銘としています。
就活の面接で使えるおすすめの座右の銘
- 故事成語からの座右の銘
- 人間到る処青山有り(じんかんいたるところせいざんあり)
「人は大志を抱き、故郷を出て活躍せよ」という意味です。江戸時代末期に尊王攘夷派として活躍した月性(げつしょう)という僧侶の言葉です。
「会社に入社後、日本中、世界中のどこででも精一杯働く」意思を示すために使える、前向きさを感じさせる有効な座右の銘です。
ここで「人間」は、「にんげん」ではなく、「じんかん」と呼びますので、就活の面接で間違えないでください。
- 継続は力なり(けいぞくはちからなり)
「ことを成す」ためには、たゆまず、くじけず努力を続けることが大切であるという意味です。
その時は力不足でも、地道に努力を重ねたことで、ある成果を上げた実績がある人は使える座右の銘です。
- 一期一会(いちごいちえ)
一期は一生、一会は一度の出会いを表します。
茶道から出た言葉で、「茶の湯、茶会は、いつも一生に一度という気持で主客ともに誠心誠意、真剣に行うこと」という意味で、ここから「一生に一度限りかもしれない出会いを大切にする」たとえとなっています。
採用されたら、営業職を希望する人が、お客様への接し方で、誠心誠意のおもてなしをする決意を表明するときに使えます。
- 七転び八起き(ななころびやおき)
何回失敗しても、あきらめずに勇気をふるって再び立ち上がるという意味です。
語源は諸説ありますが、仏教由来説では、達磨大師の不屈の精神からきていると言われます。
倒しても直ぐに起き上がるだるまの人形は、まさに七転び八起きそのものです。
ちなみに七転び八起きの七とか八の数字は、数が多いことを表しています。
「石の上にも3年」ということわざがありますが、これも3年間を表しているわけではなく、長い期間という比喩で用いられています。
七転び八起きは、決めたことは成就するまであきらめない精神を言い表すときに使える座右の銘です。
- 人間到る処青山有り(じんかんいたるところせいざんあり)
- 偉人や有名人からの座右の銘
- 「仕事は探してやるものだ、自分が創り出すものだ」
戦国時代の英雄、織田信長の言葉です。現代にも通じる名言です。
入社したら何をすべきか考え、自ら仕事を創り出すことを宣言するのに使える座右の銘です。
織田信長はそれ以外にも、「理想を持ち、信念に生きよ、理想・信念を失ったものは、戦う前から負けている」など数々の名言を残しています。
- 「挑戦を続ける限り、不可能なことはない」
世界の3大英雄の一人、ギリシャからエジプト、インドまで広大な帝国を築き上げ、ヘレニズム文化を生んだアレクサンドロス大王の名言です。
あきらめずに成功するまで挑戦する意思を表すことに使える座右の銘です。
- 「仕事は探してやるものだ、自分が創り出すものだ」
- 企業創業者の座右の銘
- 「チャレンジして失敗を恐れるよりも、何もしないことを恐れる」
世界一の二輪車メーカーで、自動車メーカー大手の本田技研工業(ホンダ)の創業者である本田宗一郎氏の言葉です。
本田氏は、根っからの技術屋であり、勲一等瑞宝章親授式に作業服で出席しようとして周囲に止められたときの名言、「技術屋の正装とは、真っ白なツナギ(作業服)だ」も翁の心意気を示しています。
本田氏はこれ以外にも数々の名言を残しています。
- 「こけたら立ちなはれ」
パナソニックの創業者で経営の神様と言われた松下幸之助翁の言葉です。
日々失敗しながらも前に進もうと努力している人への励ましのメッセージです。
翁は、この言葉以外にも「失敗すればやり直せばいい。やり直してダメなら、もう一度工夫し、もう一度やり直せばいい」など数々の名言を残しています。
- 「人生で経験したすべての逆境、トラブル、障害が私を強くした」
言わずと知れた、アメリカ、ディズニ―ランドの生みの親、ウォルト・ディズニ―の言葉です。
現在、世界中でディズニーテーマパークが運営されていますが、そこに至るまで何度も倒産や失敗の危機に直面しており、その都度それらを乗り越えてきました。
- 「障子(しょうじ)を空けてみろ、世界は広いぞ」
トヨタ自動車の源流である豊田自動織機を設立した豊田佐吉翁の言葉です。
翁が中国進出を計画したとき、周囲の人たちがこぞって反対したさいに、この言葉を発しました。
以来、その精神はその後のトヨタ自動車に受け継がれています。
- 「人生で出会う出来事は、すべて何かを教えてくれる、生きている限り、学ぶべきことがある」
ソニーの創業者で技術者だった井深大氏の言葉です。
人生を重ねると、良いことや、悪いこと、困難なことにたくさん出会いますが、悪いことや困難なことであってもそこから学ぶことが大きく、成長するチャンスであるとの意味です。
井深氏は、「仕事の報酬は仕事だ、それが一番うれしい」など数々の名言を残しています。
- 「チャレンジして失敗を恐れるよりも、何もしないことを恐れる」
【業界別】面接で評価されやすい座右の銘一覧
重要なのは「言葉そのもの」よりも、その業界で評価される価値観と一致しているかです。
- メーカー・製造業
- 評価される価値観
- 継続力
- 改善意識
- 粘り強さ
- 現場での努力
- おすすめの座右の銘
「継続は力なり」
- 面接官が評価する理由
製造業は、
- 地道な改善
- 日々の積み重ね
- 長期的視点
が成果に直結する業界です。
「派手な成果」よりも「コツコツ努力できる人材」は高評価になります。
- 評価される価値観
- 商社・営業職
- 評価される価値観
- 行動力
- 人との縁を大切にする姿勢
- 前向きさ
- タフさ
- おすすめの座右の銘
「一期一会」
- 面接官が評価する理由
営業・商社では、
- 人間関係構築力
- 信頼の積み重ね
- 出会いをチャンスに変える力
が非常に重要です。
「一期一会」は、営業職との親和性が高く、面接官もイメージしやすい座右の銘です。
- 評価される価値観
- IT・ベンチャー
- 評価される価値観
- 挑戦
- スピード
- 変化への適応力
- 自走力
- おすすめの座右の銘
「挑戦を続ける限り、不可能なことはない」
- 面接官が評価する理由
IT・ベンチャーは、
- 正解がない
- 変化が激しい
- 失敗が前提
という環境です。
「挑戦」という言葉を軸にした座右の銘は、ベンチャー志望では非常に相性が良いです。
- 評価される価値観
- 金融・コンサル
- 評価される価値観
- 責任感
- 論理性
- 粘り強さ
- 自己研鑽
- おすすめの座右の銘
「七転び八起き」
- 面接官が評価する理由
金融・コンサルは、
- 高いプレッシャー
- 厳しい成果基準
- 失敗からの学習
が求められます。
困難にどう向き合うかを語れる「七転び八起き」は、非常に使いやすい座右の銘です。
- 評価される価値観
- サービス・接客業
- 評価される価値観
- 顧客視点
- 誠実さ
- 思いやり
- 継続的な努力
- おすすめの座右の銘
「一期一会」/「こけたら立ちなはれ」
- 面接官が評価する理由
サービス業は「人」が商品です。
人に向き合う姿勢が、そのまま評価につながります。
- 評価される価値観
【面接用】1分以内で話せる「座右の銘」短縮例文
面接では長すぎる説明は逆効果です。
以下は、約40〜50秒で話せる完成形です。
- 例①「継続は力なり」(1分以内)
私の座右の銘は「継続は力なり」です。
大きな成果は、一度の努力ではなく、日々の積み重ねから生まれると考えています。
大学では◯◯に取り組み、結果が出るまで時間はかかりましたが、続けたことで成果につながりました。
入社後も、目の前の仕事を着実に積み重ね、長期的に価値を出せる人材になりたいと考えています。
- 例②「一期一会」(1分以内)
私の座右の銘は「一期一会」です。
人との出会いは二度と同じ形では訪れないと考え、目の前の人に誠実に向き合うことを大切にしています。
販売スタッフのアルバイトでは、お客様一人ひとりとの関係を大切にした結果、指名をいただくことも増えました。
御社でも、一つひとつの出会いを大切にし、信頼される存在を目指したいと考えています。
- 例③「七転び八起き」(1分以内)
私の座右の銘は「七転び八起き」です。
失敗しても諦めず、改善を重ねることで成長できると考えています。
大学では◯◯で失敗を経験しましたが、原因を分析し再挑戦した結果、成果につなげることができました。
入社後も困難から逃げず、成長の機会として向き合っていきたいと考えています。
【要注意】面接で評価が下がるNGな座右の銘
内容より「解釈」と「伝え方」が問題になるケースが多いです。
- NG例①「なるようになる」
なぜNGか
- 受け身
- 他責思考
- 主体性が感じられない
面接官の受け取り方は、「困難があったら流されるタイプ?」です。
※「明日は明日の風が吹く」とは別物なので注意。
- NG例②「楽して生きたい」
なぜNGか
- 成長意欲が感じられない
- 仕事観として不適切
冗談のつもりでも、面接では100%マイナス評価です。
- NG例③「石橋を叩いて渡る」(使い方次第)
注意点
- 慎重すぎる印象
- スピード感を求める企業では不利
「石橋を叩いて渡る」は、何も行動しない人ではなく、行動する前にリスクを洗い出し、失敗の可能性を減らしてから動ける人、と伝えられる場合にのみ使うと評価されます。
- NG例④ 自分の経験と結びつかない名言
例:
- 偉人の名言を丸暗記
- エピソードがない
- 「いい言葉だと思ったから」
面接官はすぐ見抜きます。
よくある質問(Q&A)
Q1. 面接で座右の銘は本当に評価に影響しますか?
A1. はい。直接の合否要因になることもあります。特に人物重視の企業では重要です。
Q2. 四字熟語でないとダメですか?
A2. いいえ。意味とエピソードが明確なら問題ありません。
Q3. 有名すぎる座右の銘は不利ですか?
A3. 問題ありません。あなた自身の解釈と経験が重要です。
Q4. 嘘の座右の銘でもいいですか?
A4. おすすめしません。深掘り質問で矛盾が出ます。
まとめ|面接で座右の銘を聞かれたら、ここを意識する
- 面接で座右の銘を聞くのは「人柄・価値観」を知るため
- 前向き・成長・努力が伝わる言葉を選ぶ
- 企業の社風・求める人物像と整合性を取る
- PREP法でわかりやすく説明する
このポイントを押さえれば、
就活の面接で「座右の銘」は強力な武器になります。
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