【就活・転職】就活や転職活動における貴社と御社の正しい使い分け方
就活や転職活動では、面接やエントリーシート、履歴書、職務経歴書などで応募先を貴社とか御社と言ったり記したりしますが、敬語の正しい使い分けができていないことがあります。
では、就活や転職活動で貴社と御社をどのように使い分けたら良いのでしょうか?
筆者が貴社と御社の使い分けを説明します。
合わせて、企業でも銀行、信用金庫の場合や、企業以外の学校や官公庁、病院、法人などに対しての敬語の使い分けについても説明します。
就活や転職活動では、自己分析や企業研究した結果を基に履歴書やエントリーシート(就活)、職務経歴書(転職)を作成し、一貫性をもたせて面接に繋げることを強く意識して臨んでください。
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貴社と御社の違いは何か?
就活や転職活動では、貴社も御社も相手の会社を敬う表現として使用し、意味は同じですが、実は使い方が異なります。
■「貴社」は、書き言葉として使用します。よってエントリーシートや履歴書、職務経歴書などの文章の中では「貴社」を使います。
例えば、応募書類で次のような表現をします。
「貴社の経営理念にあるお客様第一との考え方に共感し、応募いたしました」
「自分の持つ能力やスキルを発揮して貴社に貢献できるように精一杯頑張ります」
■「御社」は、話し言葉として使用します。よって面接などの会話の中では「御社」を使います。
例えば、面接で次のような表現をします。
「御社の事業は将来性もあり、そのような仕事に携わることができれば自分のスキルアップにもつながりますので志望いたしました」
「将来は御社の財務・経理部門で資金計画を担当したいと思います」
では「貴社」と「御社」、なぜ2つの言葉を使用するのでしょうか?
実は、会話をするなかで「貴社」を使用すると、同じ発音で「帰社」「記者」「汽車」などの言葉と紛らわしいこともあり、「御社」を使用するようになったと言われています。
なお、貴社様、御社様と「様」をつける人がいますが、貴社、御社は敬語なので、二重敬語となり間違いですので気をつけてください。
応募先が「御社」「貴社」を使わない場合
一方、就活や転職活動で応募先が企業の場合でも、「御社」「貴社」を使用しないケースがあります。
また、企業以外のケースではどのような敬語を使えばよいのでしょうか?以下を参考にしてください。
- 銀行:「御行」「貴行」
- 信用金庫:「御庫」「貴庫」
- 学校、学校法人:「御校」「貴校」、また、名称が学園なら「御学園」「貴学園」
大学:「御大学」「貴大学」
- 官公庁
〇〇省:「御省」「貴省」
〇〇庁:「御庁」「貴庁」
都道府県庁:「御庁」「貴庁」
市役所:「御所(署)」「貴所(署)」
〇〇所(署):「御所(署)」「貴所(署)」
- 病院:「御院」「貴院」
- 組合:「御組合」「貴組合」
- 法人:「御法人」「貴法人」
- 財団法人:「御財団」「貴財団」
転職の際、現在勤めている会社または退職した会社の呼び方
それでは、転職の面接の場合に、在職中、または退職した会社のことを何と呼べば良いのでしょうか?
そのような場合、つい相手と対等の立場である場合に使う「当社」とか社外の相手に対してへりくだって言う場合の「弊社」と言ってしまいそうですが、面接で使うのは誤りです。
「当社」とか「弊社」は、「私たちの会社の一員・代表として発言している」という意味が込められており、面接で使うことには違和感があります。
転職の面接では、在職中の場合には「現職」、退職したら「前職」と呼びましょう。
まとめ
就活や転職活動において、「貴社」は、書き言葉として、「御社」は、話し言葉として使用します。
一方、就活や転職活動で応募先に対して、「御社」「貴社」を使わないケースがありますので、覚えておきましょう。
転職の面接において在職中の会社は「現職」、退職したら「前職」を使いましょう。
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