【就活・転職】履歴書の印鑑、かすれや斜めは大丈夫?

2023.12.06 更新
次 » « 前
アイキャッチ画像

履歴書に印鑑を押したとき、印影がかすれたり、斜めになったりして、そのまま提出して良いか悩むことがあります。

履歴書に押印するさいに、かすれ、斜め、にじみなどで失敗したときどうすれば良いでしょうか?

印鑑をきれいに押すための方法はあるでしょうか?

履歴書に印鑑を忘れたときの対応や、印鑑を使用するとき注意することも知っておきたいものです。

本ブログは、履歴書の印鑑での印影のかすれ、斜めの対応や、上手に押すコツなど印鑑に関する知識を解説します。

就活や転職活動では、自己分析や企業研究した結果を基に履歴書やエントリーシート(就活)、職務経歴書(転職)を作成し、一貫性をもたせて面接に繋げることを強く意識して臨んでください。

本サイト「キャリア育みファーム」を読んでいただければ、就活や転職活動の選考・面接対策に自信が持てるようになります。さらに、絶対の自信を持って臨みたい方には、「就活面接必勝法」・「転職面接必勝法」を用意しております。

目次
  1. 履歴書に印鑑は必要か
  2. 履歴書に印鑑を押したときに、かすれ、斜め、にじみなどで失敗したとき
  3. 印鑑をきれいに押すためにはどうしたらいいか
  4. 印鑑を押し忘れたときの対応
  5. 履歴書に印鑑を使用するとき注意すること
  6. まとめ

履歴書に印鑑は必要か

印鑑不要論が高まっています。行政改革により、行政手続きによる認印廃止の方向で動いています。

認印は、押印した人の意思を確認するためにあるとされています。しかし、印影を登録した実印でないものなら、法的な有効性はほとんどなく、気持ちの問題というレベルです。

履歴書の印鑑は、押印欄があれば必要ですが、ない場合は、特に会社からの指示がなければ不要です。

1997年に「押印見直しガイドライン」が閣議決定され、履歴書や職務経歴書の押印欄はなくてもかまわないことになりましたので、押印欄のない履歴書でも問題ありません。

このような事情もあり、履歴書の印鑑のあるなしで書類選考には影響はありません。

一方で、履歴書に印鑑を求める企業もあります。このときは、指示通りにしないと書類不備とみなされる恐れがあります。

印鑑欄のある履歴書はそこに押印します。

印鑑欄のない履歴書の押印は、氏名欄の右端に押してください。このとき氏名と印影は重ならないようにしてください。

履歴書の印鑑で印影がかすれたり、斜めになったりして、そのまま提出して良いか悩む前に、そもそも履歴書に印鑑は必要か考えてみました。

履歴書に印鑑を押したときに、かすれ、斜め、にじみなどで失敗したとき

上記にあるように認印は、「本人が履歴書を作成し、内容を確認したことを証明します」との意味を持つものです。

法的には有効性はほとんどありませんが、かすれ、斜め、にじみなど失敗しても良いということではありません。

かすれ、斜めなどの印影は、採用担当者や面接官からいい加減な人と思われる可能性もあります。

それでは、かすれ、斜めなど押印を失敗したときはどのような対応をすべきでしょうか?

  • 印影が「かすれている」「多少斜めになっている」「枠が少し欠けている」けれど、いずれも文字を読むことができれば問題ありません。
  • 一方で、「かすれやにじみで文字がわからない」「大きく斜めになっている、逆さになっている」「文字が欠けていて読むことができない」「二重になっている」といった場合はNGです。

このようにかすれ、斜めなど押印に失敗したときは、履歴書を書き直すようにします。

印鑑に二重線を引いて訂正印を押すのは、会社から印象が良くありませんので、避けたほうが無難です。

間違っても修正液や修正テープで失敗した印鑑を消し、その上に押印しないでください。履歴書に修正液や修正テープは使いません。

印鑑をきれいに押すためにはどうしたらいいか

それでは、かすれ、斜めなど失敗せず、きれいに押印するためのやり方を考えてみます。

  • 押印は履歴書を書き終えてからではなく、初めに行う

    履歴書を書き終えてから押印すると、かすれ、斜めなど失敗したときに書き直しとなり大変な手間となります。印鑑は初めに押しておきましょう。

  • 印鑑の印字面に汚れがないかチェックする

    印字面にごみが入っていたり、欠けたりしていないかチェックします。ごみは爪楊枝などで取り除きます。

    欠けている場合は新しい印鑑(認印)を100円ショップや文房具店で購入しましょう。

  • 捺印マットやノートを下敷きにする

    捺印マットの上で印鑑を押すのが一番ですが、捺印マットがない場合は厚いノートや雑誌など弾力性があり、やわらかい材質の上で押印します。

    捺印マットも100円ショップや文房具店で購入できます。

    まずは、印鑑の試し押しをしましょう。捺印マットを使用するさいはマットの中心に印鑑欄を置いて印鑑を押しましょう。

  • 朱肉は軽く2~3回叩いて付ける

    印鑑は朱肉に強く押しつけると、朱肉が多くつき過ぎてしまい、文字がにじむ原因となります。

    印鑑は軽く2~3回叩くようにして朱肉を全体に均一に付けてください。

  • 印鑑欄の真上から真っすぐおろして押印する

    印鑑の上下の向きを確認して、印鑑の下に親指を添えて持ちます。

    印鑑欄の真上から印鑑を真っすぐにおろして力をかけて押します。印面全体を紙に当て、上下左右に軽く力を入れます。

    「の」の字を書くように、力を入れるとも言われています。

    このとき、印鑑欄の枠からはみ出さないように注意してください。

以上が、印鑑の押印でかすれ、斜めなどにならないきれいな印影をつくるためのやり方です。練習してみてください。

印鑑を押し忘れたときの対応

会社から印鑑の指示があったとき、押し忘れたときはどうすればいいでしょうか?

そのときは気がついた時点で直ちに採用担当者に連絡し、謝罪するとともに採用担当者の指示に従ってください。

改めて履歴書を送る、筆記試験や面接など選考時に印鑑を持参し、押印するなどの指示があるかと考えます。

選考時に印鑑を持参し、押印する場合には、緊張のあまりかすれ、斜めなど失敗しないように注意しましょう。

履歴書に印鑑を使用するとき注意すること

その他、履歴書に印鑑を使用するとき、かすれ、斜めなど押印の失敗とは別に注意したいことがあります。

  • 履歴書では印鑑にシャチハタは使わない

    履歴書の印鑑は朱肉を利用するもので、認印として使用している印鑑とします。実印や銀行印は使用しないでください。

    また、シャチハタを使用すると、水に滲むことや、インクが時間の経過により色あせてしまうために、公的文書や重要な書類では使用せず、履歴書で使うことはできません。

    シャチハタは、荷物の受け取りや、社内の書類に利用されています。これから入社を希望する会社への履歴書にシャチハタはふさわしくありません。

  • 印鑑のサイズは大きすぎない

    企業では一般的に役職位が上がるほど印鑑のサイズは大きくなっていきます。ですから、履歴書に大きなサイズの印影はちょっと生意気そうに見えてしまいます。

    履歴書の印鑑のサイズにはっきりとした決まりはありませんが、1~1.5cm程度の認印が無難です。

  • 印鑑の字体は活字体とする

    履歴書に使用する印鑑の字体は文字がはっきりと読みやすい行書体や楷書体といった活字体が向いています。

    本人が確認済であることを証明する意味で押すものなので、採用担当者や面接官が一目でわかる字体の印鑑を使用します。

まとめ

履歴書の印鑑での印影のかすれ、斜めの対応や、上手に押すコツなど印鑑に関する知識を知っておいてください。

履歴書の印鑑は、押印欄があれば必要ですが、ない場合は、特に会社からの指示がなければ不要です。

  • 印影が「かすれている」「多少斜めになっている」「枠が少し欠けている」けれど、いずれも文字を読むことができれば問題ありません。
  • 一方で、「かすれやにじみで文字がわからない」「大きく斜めになっている、逆さになっている」「文字が欠けていて読むことができない」「二重になっている」といった場合はNGです。

このようにかすれ、斜めなど失敗したときは、履歴書を書き直すようにします。

きれいに押印するためには次のステップを踏んでください。

  • 印鑑を押すのは履歴書を書き終えてからではなく、初めに行う
  • 印鑑の印字面に汚れがないかチェックする
  • 捺印マットやノートを下敷きにする
  • 朱肉は軽く2~3回叩いて付ける
  • 印鑑欄の真上から真っすぐに押印する

会社から印鑑の指示があったとき、押し忘れたときは、直ちに採用担当者に連絡し、謝罪するとともに採用担当者の指示に従ってください。

その他、履歴書に印鑑を使用するとき注意することが3つあります。

  • 履歴書では印鑑にシャチハタは使わない
  • 印鑑のサイズは大きすぎない
  • 印鑑の字体は活字体とする

以上、履歴書の印鑑での印影のかすれ、斜めの対応や、上手に押すコツなど印鑑に関する知識を解説しました。

最後に、キャリア育みファームでは、面接の必勝マニュアル「就活面接必勝法」・「転職面接必勝法」を販売しています。

もちろん履歴書やエントリーシート(就活)、職務経歴書(転職)の自己PRや志望動機などの作成にも役立つマニュアルとなっています。

会社側が採用の決め手として最も重視しているのは面接である‼
ということをご存知でしょうか。

面接対策には十分時間をかけることが大切です。具体的にどのように面接対策を進めていくのか、ほとんどの方は知りません。そんな方を支援したい一心で、必勝マニュアルを作成しております。

具体的な面接ノウハウが満載のマニュアルです。「なるほど、このようにすればいいのか」と理解して準備すれば、自信を持って面接に臨むことができ、ライバルからグンと抜け出すこと請け合いです。ぜひ、以下のページで詳細をご覧ください。

その他、以下のリンクも読み進めるとお役に立ちます。

0 件のコメント

お気軽にコメントください
新しいコメント
はい
いいえ
OK