【転職】書類選考で不採用となる決定的な理由と改善点
転職の活動で面接まで進むことができずに、書類選考の段階で不採用となるのは理由があります。
書類選考で不採用となる理由をきちんと理解しておかないと、何社応募しても同じ結果を招きかねません。
一体、どうして書類選考で不採用となってしまうのでしょうか?
書類選考を通過するために改善すべきことは何でしょうか?
本ブログは、書類選考で不採用となる決定的な理由と改善点についてわかりやすく解説します。
転職活動では、自己分析や企業研究した結果を基に履歴書や職務経歴書を作成し、一貫性をもたせて面接に繋げることを強く意識して臨んでください。
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企業が書類選考をする目的
転職の活動において企業に応募するとき、多くの企業では書類選考を実施します。
まずは企業が書類選考をする目的を知っておきましょう。
- 人気企業では多数の応募者があり、物理的に全員を面接できないため書類選考で応募者を絞る
人気企業で応募者が多数の場合は、面接官の人数や面接会場など物理的な理由により、全ての応募者を面接することは難しい面があります。
なので、面接する応募者を絞るために書類選考で不採用とする人と、面接に進む人を分ける目的があります。
- 面接は、厳選した応募者に絞る
中途採用では、欠員が生じたために緊急に補充しなければならない場合と、緊急性が低く欲しい人材を採用するまで時間をかける場合があります。
なので、特に後者の場合は書類選考で十分見極めたうえで面接を行います。
また、新卒と異なりある期間内で応募する人が一定数集まるわけではないので、応募の都度、面接官と会場を確保することが難しいことがあります。
以上より厳選した応募者のみ面接をするために、書類選考で不採用とする人と、面接に進む人を分けることがあるのです。
書類選考で不採用となる理由
書類選考で不採用となる理由は大きく二つあります。
一つは、履歴書や職務経歴書といった応募書類に記入してある内容が「書類選考の合格基準」に達していない場合です。
もう一つは、応募書類に不備がある場合です。
それでは、不採用の応募書類とはどのようなものかを探ってみます。
- 応募書類に記入してある内容自体が合格基準に達していない
- 応募者の価値観が企業に合わない
応募者の持つ価値観が企業の求める人材や社風に合わないと書類選考で不採用となります。
価値観は自己PRや志望動機などに表れます。
自己PRは自分の能力やスキル、経験などをアピールします。ですが、企業が採用したい人材から自己PRが大きく外れていると不採用です。
例えば「自分はチームワークを大切にしてメンバーと協力しながら物事を進めてきました」とアピールしても「周囲と多少の摩擦はあるかも知れないけれど、尖った、行動力のある人を求めている」会社では不採用となる可能性が高いでしょう。
志望動機も会社の期待から外れていては不採用となるでしょう。
例えば、志望動機は「経営が安定している会社」と書かれているとき、会社によっては「ひょっとしてこの人はのんびりと働きたいのか」と勘繰ってしまうかも知れません。
- 採用への熱意が感じられない
自己PRや志望動機の内容で入社したい熱意がわかります。一読して熱意を感じられないと書類選考で不採用となります。
ホームページの採用情報にある「求める人材」をコピーして自己PRすることや、企業理念をコピーして志望動機とすることなど自分の言葉でない文章は、熱意を感じられません。
- 基本的な企業理解が足りない
誤った情報をもとに志望動機を記入することや、全国転勤型の募集にもかかわらず転勤を希望しないことを記入するなど、応募先についての理解が足りないと書類選考で不採用となります。
- 志望動機がネガティブである
志望動機は応募先に入社したいポジティブな理由を記入することが本来ですが、現職(前職)のこのようなところが不満で、応募したといったネガティブな理由では書類選考で不採用となります。
「前職は残業が多くプライベートな時間をつくれなかったので、残業が少ない貴社に応募しました」といったような内容はNGです。
- 資格要件に達していない
中途採用では担当する業務や資格要件が明確であり、応募書類上で明らかに資格要件に達しない応募者は面接まで進まずに書類選考で不採用となる可能性が高いです。
例えば、資格要件に「実務経験3年以上」とあるところを「2年」で応募すると書類選考で不採用となる可能性があります。(本人の業務経験により不問とされることもあります)
また、資格要件に明記してある、働く上で必要な資格・免許を持っていないと不採用となります。
例えば、営業職では自動車免許、海外営業職ではTOEIC点数、不動産営業では、宅地建物取引士の資格が必須というようなケースです。
入社後に取得すれば可とする企業もありますが、既にそのような資格・免許を保有しているライバルがいると不利になります。
- そもそも企業が求める能力、スキルに達していない
中途採用募集では、職種別募集が中心であり、その職種の業務が即戦力としてやりこなせることが大前提となっています。
なので、職務経歴書の職歴や業績などから判断して、募集職種をスムーズにやりこなせないと判断した書類選考で不採用となります。
- 応募者の価値観が企業に合わない
- 応募書類に不備がある場合
- 応募書類が読みにくい
応募書類はぱっと見て、読みやすそうなことが大事です。
字が汚くて何が書いてあるかわかりにくい応募書類があります。また、誤字・脱字もいただけません。
- 与えられた字数を十分使っていない
○○字以内と指定されている場合に、○○字を意識せず、余白が目立つと、真剣味が足りないと感じられ書類選考で不採用となる可能性があります。
- 証明写真が履歴書にそぐわない
採用担当者が履歴書で最初に見るところは、証明写真です。証明写真が第一印象となりますので注意してください。
また、通常はスーツ着用の写真となりますが、アパレルなど業界によっては、私服着用を指定されることもあります。
応募する業界にそぐわない服装での証明写真は避けた方が無難です。
- 応募書類が読みにくい
書類選考で不採用にならないために改善すべきこと
それでは、書類選考で不採用にならないために改善すべきポイントを説明します。
- 応募書類に記入してある内容自体が合格基準に達していない
- 応募する企業を徹底的に調べ上げ、理解したうえで自己PRや志望動機をまとめる
まずは応募する企業はどのような企業なのか徹底的に調べることです。そして理解することです。
ホームページを隅から隅まで読むこと、店舗を訪問して雰囲気を知ること、OB・OGから話を聞くなどできる限りの努力をしてください。
そのうえで自己PRや志望動機をまとめましょう。
自己PRは応募先がどのような人材を求めているかをしっかり認識し、そのうえで書かねばなりません。
そして自分のなかで「求めている人材」にふさわしい部分を探して自分の言葉でアピールする必要があります。
志望動機も、企業のこの部分が自分に合っていると、具体的に説明できることが必要です。
なぜ入社したいのか、前向きな志望動機をまとめてください。ライバル他社との比較も行って、その違いも理解しておいてください。
このようなかたちで自己PRや志望動機をまとめると、採用担当者に熱意が伝わり、書類選考で不採用となりません。
- 応募する資格要件に達していない場合は、人一倍の熱意を示す
応募する資格要件を持っていないけれど、募集業務をやりこなす自信があり、とにかく面接で本人を見て判断してもらいたいと強く応募を希望する人もいます。
このようなときは、採用担当者に電話やメールで「資格要件に達していないけれど業務には自信があります。入社への熱意だけは人一倍持っているので、面接していただけるようお願いします」と頼んでみましょう。
もちろん依頼したから必ず書類選考が通過するわけではありません。
特に業務遂行に必須の資格・免許を所持していないと、書類選考で不採用の可能性が高いです。
ですが20代の人で、そこまで熱意を持っているならば、一度会ってみようかという企業もあります。
一方で、時間があれば、資格要件を満たすように資格取得やスキル向上を目指して努力するやり方もあります。
- 企業が求める能力、スキルに達していない場合は、自分に合った企業に応募することも検討する
募集要項を読み、業務内容を遂行できる能力、スキルを持ち合わせていないと判断したら、その企業の応募を断念して、自分の能力やスキルを発揮できそうな企業に応募することも検討しましょう、
職務経歴書の内容が、企業の求める能力、スキルに達していないと判断される場合は、書類選考で不採用の可能性は高いです。
また、たとえ職務経歴書を盛っても、面接でバレてしまう可能性が高いです。
- 応募する企業を徹底的に調べ上げ、理解したうえで自己PRや志望動機をまとめる
- 応募書類に不備がある場合
書類選考で不採用とならないためには、応募書類が不備にならないように気をつけましょう。
- 応募書類を丁寧に正確に書く
誰でも文字の個性はあるので、それを修正することはむずかしいものです。しかし、応募書類は、採用担当者に読みやすいものが有利になります。
ですから、丁寧に正確に書くことを心がけてください。一度書き終えたら見直しして誤字・脱字がないようにチェックしましょう。
職務経歴書は、パソコンで作成すれば見やすいですが、誤変換に気をつけてください。
- 指定された文字数をほとんど使う
○○字以内と指定されている場合には、○○字にできる限り近づくように空白を埋めましょう。少なくとも9割以上は書くようにしましょう。
指定された文字数が特にない場合でも、記入欄の9割以上は文字で埋めてください。
- 証明写真はプロカメラマンに依頼する
証明写真は、採用担当者や面接官に好印象を与える写真が望ましいです。
なので、スピード写真機やスマホでのアプリで撮影するよりも写真店のプロカメラマンに依頼することがお勧めです。
また、応募する業界に合った服装での写真としてください。
- 応募書類を丁寧に正確に書く
まとめ
書類選考で不採用となる理由と改善点について探ってみました。
企業が書類選考をする目的は、次の2つです。
- 人気企業では多数の応募者があり、物理的に全員を面接できないため書類選考で応募者を絞る
- 面接は、厳選した応募者に絞る
書類選考で不採用となるのは、大きく2つの理由が考えられます。
- 応募書類に記入してある内容自体が合格基準に達していない
- 応募者の価値観が企業に合わない
- 採用への熱意が感じられない
- 基本的な企業理解が足りない
- 志望動機がネガティブである
- 資格要件に達していない
- そもそも企業が求める能力、スキルに達していない
- 応募書類に不備がある場合
- 応募書類が読みにくい
- 与えられた字数を十分使っていない
- 証明写真が履歴書にそぐわない
書類選考で不採用にならないための改善点は次のようなものです。
- 応募書類に記入してある内容自体が合格基準に達していない
- 応募する企業を徹底的に調べ上げ、理解したうえで自己PRや志望動機をまとめる
- 応募する資格要件に達していない場合は、人一倍の熱意を示す
- 企業が求める能力、スキルに達していない場合は、自分に合った企業に応募することも検討する
- 応募書類に不備がある場合
- 応募書類を丁寧に正確に書く
- 指定された字数をほとんど使う
- 証明写真はプロカメラマンに依頼する
以上、書類選考で不採用となる理由と改善点について解説しました。
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もちろん履歴書や職務経歴書の自己PRや志望動機などの作成にも役立つマニュアルとなっています。
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