【転職】リファラル採用とは何？上手に利用してみよう！

就活・転職攻略の秘訣

2023.12.06 更新

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転職

転職でリファラル採用をうたう企業が増えていますが、リファラル採用とは何か、よくわからない人が多いようです。

リファラル採用とはどのような採用形態でしょうか？

リファラル採用で応募したときのメリットとデメリットは何でしょうか？

リファラル採用で応募したときに気をつけたいことも知りたいものです。

本ブログは、リファラル採用とは何かを知って上手に利用するコツを解説します。

転職活動では、自己分析や企業研究した結果を基に履歴書や職務経歴書を作成し、一貫性をもたせて面接に繋げることを強く意識して臨んでください。

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リファラル採用とはどのような採用形態なのか
リファラル採用と縁故採用との違いは何か
応募者にとってのリファラル採用のメリット・デメリット
リファラル採用で応募したときに気をつけたいこと
まとめ

リファラル採用とはどのような採用形態なのか

近年、中途採用募集において、リファラル採用を導入する企業が増えています。

リファラル採用とは、自社の社員に友人や知人を紹介してもらう採用手法のことです。リファラル（referral）とは、英語で紹介、推薦を意味しています。

「リファラルリクルーティング」とも「社員紹介採用」とも呼ばれています。もともとアメリカの企業では、リファラル採用が中心となっています。

会社にとってのリファラル採用の背景は次のようなものがあります。

企業にとって欲しい人材は、応募を待っていてもなかなか見つからない状況が続いていています。
こうしたことから、企業は採用候補者を自ら探しにいく姿勢が求められるようになり、ダイレクトリクルーティングの一環としてリファラル採用が注目されるようになりました。
求人サイトや人材紹介会社を利用する場合と比べて、求人広告の掲載料や紹介手数料が不要となるため、採用コスト削減を図れるメリットがあります。
特に求人数の多い企業になればなるほど、リファラル採用に切り替えることで大きく採用コスト削減が実現できます。
社風や職場の業務内容、求める人材像、企業で働く魅力をよく理解している社員に候補者を紹介、推薦してもらうことで、よりマッチングの精度が高くなり、書類選考や面接を行う時間のロスが省けます。
応募者も企業の実情を応募前に理解できるために、入社後の定着率が高くなることが期待できます。
転職活動を行っていなくても、「良い会社があれば転職したい」という潜在的な転職希望者は多くいるものです。
友人・知人との何気ない雑談の中から、社員が入社を勧める動機づけを行うため、結果として転職活動をしていない潜在層へのアプローチにつなげることができます。
友人・知人に企業理念を伝え、自分の入社理由や業務内容、将来のキャリアプランなどを語ることで、自身のキャリアや会社の魅力を見つめなおすきっかけとなり、愛社精神を高めることにもなります。

リファラル採用の背景は以上ですが、紹介時や採用決定時には、一定のインセンティブを支給している企業もあります。

リファラル採用と縁故採用との違いは何か

リファラル採用と似たものに縁故採用があります。

縁故採用は「血縁関係や特別なつながりのある人物」を紹介されるもので、能力やスキルの有無に関係なく、血縁的なつながりやコネを理由に採用するイメージがあります。

リファラル採用は自社の採用基準を満たした者のみを採用します。採用試験や明確な採用基準が存在し、血縁的なつながりやコネとは無関係です。

応募者にとってのリファラル採用のメリット・デメリット

それでは、応募者にとってのリファラル採用のメリット・デメリットは何か説明します。

メリット
- 自由応募よりも選考フローが短くなる
  社員の推薦による選考のため、事前に応募者の身元がわかり、自由応募より選考フローを短くすることができます。
- 社員から実際の職場の雰囲気や仕事内容を聞くことができる
  紹介した社員と連絡を取り合うことが出来るため、ホームページなどの公開情報ではわからない実際の職場の雰囲気や仕事内容を聞くことで、働くイメージを持つことが出来ます。
  
  就活のOB・OG訪問とは異なり、紹介者と一定の関係性が出来ているために本音でやりとりできます。
- 働きやすい会社を選ぶことができる
  友人・知人が紹介するからには、紹介者も自分の会社に自信を持っていなければ紹介できません。
  
  ですから、入社後に失望することはあまりないと言えます。
デメリット
- リファラル採用に応募しても採用を保証するものではない
  リファラル採用の応募は、採用を保証しているわけではありません。通常の応募と同じようにエントリーシートをまとめ、面接の準備を怠らないようにしなければなりません。
  
  また、友人・知人がいるからリファラル採用で応募するのではなく、その会社に本当に入社したいのか、志望動機をまとめてください。
- 内定を辞退しにくい
  リファラル採用は、友人・知人の推薦による応募のため、内定した場合は辞退しにくいものです。辞退すれば友人・知人に迷惑をかけることになるからです。
  
  このため第一志望の会社でなければ、リファラル採用で応募することは難しいと言えます。
- 入社後に聞いていた話と違うという可能性もある
  リファラル採用は、知り合いからの会社情報に頼って応募することとなります。そこでの誤った情報を信じて入社すると「こんなはずではなかった」と後悔することにもなりかねません。
  
  できるなら他の社員とも会話するなりして、さまざまな情報をもとに応募することが失敗しない方法です。

リファラル採用で応募したときに気をつけたいこと

リファラル採用で応募したときに気をつけたいことを説明します。

リファラル採用に応募したいけれど、応募先に友人・知人がいないときは、ＯＢ・ＯＧを利用する
リファラル採用は、応募者と推薦者がお互いを深く知っていることで成り立つ採用方式です。

なので、応募先の会社に友人・知人がいない場合はそこから知人をつくらなければいけません。

まずは、大学のＯＢ・ＯＧを探して、ＯＢ・ＯＧ訪問し、そこでリファラル採用の推薦を依頼してください。

ですが、そこでの課題は、ＯＢ・ＯＧの社員が本人を推薦に値する人か、本人を信頼してもらえるかです。

いわば、ＯＢ・ＯＧと面接するような真剣な気持ちで面談する必要があります。
リファラル採用に応募するときの推薦者に実態を確認する
リファラル採用は、近年先進的な企業が導入を始めた未だ固まっていない制度です。

なので、一部企業を除き、各社において実績に対する評価が定まっていません。

推薦者には、リファラル採用の実態を確認しましょう。

例えば、「いつからスタートした制度なのか」、「これまでに何人がリファラル採用に応募して採用されたか」、「入社後、早期に退職した人はいるか」などです。

そこで、自分として納得できたときに応募しましょう。
能力の高い人材ならば、リファラル採用でなくても採用される
リファラル採用の目的は、能力の高い人材を見つけることです。

能力の高い人材ならば、リファラル採用でなくても採用される確率は高いと考えられ、リファラル採用に応募するか、自由応募とするか、本人の志望度をよく考えて決定することが大切です。