【転職】在職中の転職活動、履歴書には退職予定と書く?

2023.12.05 更新
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在職中に転職活動を行う場合、履歴書には退職予定と書くか、それとも書かないか悩む人も多いものです。

在職中に転職活動をする場合、履歴書には退職予定と書いたほうが良いでしょうか?

履歴書に退職予定と書いたとき、退職予定日に退職できないときはどうすれば良いでしょうか?

その他、退職予定に関して気をつけたいことも知りたいものです。

本ブログは、在職中の転職活動で履歴書に退職予定と書いたほうが良いか、などについて解説します。

転職活動では、自己分析や企業研究した結果を基に履歴書や職務経歴書を作成し、一貫性をもたせて面接に繋げることを強く意識して臨んでください。

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目次
  1. 在職中の転職活動で履歴書には退職予定と書いたほうが良いか
  2. 履歴書には退職予定と書いたが退職予定日に退職できないとき
  3. 退職予定に関して気をつけたいこと
  4. まとめ

在職中の転職活動で履歴書には退職予定と書いたほうが良いか

在職中に転職活動をするときの履歴書の職歴欄の書き方について説明します。

  • 履歴書の職歴欄には、たとえ退職することが決まっていても、退職年月日が決まっていなければ「在職中」または、「現在に至る」とします。

    履歴書作成時点で現職に在職しているので、「在職中」または、「現在に至る」となるわけです。

    「在職中」と「現在に至る」の使い分けについて、「在職中」は、会社名のみ記入の場合、「現在に至る」は、会社名と職務内容を記入する場合とします。

    例:「在職中」の場合

      20✕✕年 4月 ○○株式会社 入社
               在職中
                        以上

    例:「現在に至る」の場合

      20✕✕年 4月 ○○株式会社 入社
               事業の内容:電子部品の製造販売
               総務部で、総務・庶務業務を担当
               現在に至る
                                以上

  • 退職予定日が決まっている場合は、「在職中」または「現在に至る」の後に「20✕✕年✕月✕日 退職予定」と追記するやり方と、本人希望欄に書くやり方があります。

    中途採用は、欠員補充や、新規業務のための増員が中心であり、会社の要望として可能な限り早く入社してもらいたいと考えています。

    なので、会社の希望する期日までに入社できることをアピールするために、退職予定日を履歴書で知らせることは意味があります。

    ですが、退職することは決まっていても、退職予定日が決まっていない場合や、自分の希望する退職日を書くことは止めてください。

    退職予定日は、確定した日としてください。

    例:「在職中」の場合

      20✕✕年 4月 ○○株式会社 入社
               在職中(20✕✕年✕月✕日 退職予定)
                                  以上

    例:「現在に至る」の場合

      20✕✕年 4月 ○○株式会社 入社
               事業の内容:電子部品の製造販売
               総務部で、総務・庶務業務を担当
               現在に至る(20✕✕年✕月✕日 退職予定)
                                    以上

    例:本人希望欄に記入する場合

      ✕月✕日に退職予定です。〇月〇日から勤務可能です。

履歴書には退職予定と書いたが退職予定日に退職できないとき

履歴書には退職予定と書いたけれど。退職予定日に退職できないケースも考えられます。

例えば、後任が決まらないとか、取り掛かっていた仕事がまとまらずに、上司から退職する日の延期を求められたというようなケースです。

この場合には、まずは予定通り退職予定日に退職できるように在籍する会社と交渉しましょう。

同時に、転職先の会社に事情を説明しておきましょう。連絡は早いほど転職先も準備ができます。

できれば、予定通り退職したいところですが、あまりにも退職日が後ろに延びたため、それに伴って入社日の変更を申し出ると、転職先の業務に支障をきたすことにもなり、場合によっては、内定取り消しもありますから注意してください。

現職の会社と転職先の双方としっかりコミュニケーションをとり、どこまで調整できるか検討してみましょう。

退職予定に関して気をつけたいこと

履歴書に書く退職予定に関して気をつけたいことがあります。

  • 退職の申し出は。退職予定日の最低1ヶ月以上前に上司に伝える

    民法第627条第1項により退職を申入れてから2週間すれば、使用者の承諾がなくとも、会社を辞めることができます。

    *民法第627条第1項:

    「当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申し入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申し入れの日から2週間を経過することによって終了する」

    ですが、後任者への引き継ぎを考慮すると、少なくとも1ヶ月以上前には申し入れることが円満な退職をするためには望ましいです。

    また、通常就業規則には、退職の申し出はいつまでにと記載されていますから、確認してください。

    さらに残った有給休暇を取得するつもりならば、そのことを含めて退職予定日を決めなければいけません。  

  • 有給休暇は、在職していなければ取得できない

    上記のように退職予定日が決まると、それまでの期間有給休暇のまとめ取りをすることがあります。

    有給休暇は在職している期間に取得できます。そのため、有給休暇の取得中に転職先で働くと二重雇用となってしまいます。

    あくまで退職日を迎えるまでは在職中となりますので、注意してください。

  • 履歴書には「退社予定」ではなく、「退職予定」を使う

    「退職予定」と同じ会社を辞める意味で使われる言葉に「退社予定」があります。「退社予定」には、仕事を終えて会社を退出する意味もありますので、履歴書には「退職予定」を使うほうがしっくりします。

  • 退職日まで仕事をつつがなく行う

    退職予定日は、現職と、転職先の両社と上手にコミュニケーションを取りながら、調整して決めてください。

    そして、退職日まで、現職の仕事をやりこなし、引継ぎも問題なく行うことが円満退職のコツです。

まとめ

在職中に転職活動を行う場合、履歴書には退職予定と書いたほうが良いか、それとも書かないほうが良いか考えてみます。

在職中に転職活動をするとき、履歴書の職歴欄の書き方は、次のようになります。

  • 履歴書の職歴欄には、たとえ退職することが決まっていても、退職予定日が決まっていなければ「在職中」または、「現在に至る」とします。
  • 退職予定日が決まっている場合は、「在職中」または「現在に至る」の後に「20✕✕年(令和✕年)✕月✕日 退職予定」と追記するやり方と、本人希望欄に書くやり方があります。

履歴書には退職予定と書いたけれど、事情により退職予定日に退職できないときは、まずは予定通り退職予定日に退職できるように在籍する会社と交渉し、同時に転職先の会社に事情を説明しておきましょう。

現職の会社と転職先の双方としっかりコミュニケーションをとり、調整できないか検討してみましょう。

履歴書に書く退職予定日について気をつけたいことは、次の4つです。

  • 退職の申し出は。退職予定日の最低1ヶ月以上前に上司に伝える
  • 有給休暇は、在職していなければ取得できない
  • 履歴書には「退社予定」ではなく、「退職予定」を使う
  • 退職日までつつがなく仕事を行う

以上、在職中の転職活動では履歴書に退職予定と書くことについて解説しました。

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