【就活・転職】そうか、これが履歴書の通勤時間の書き方か!
履歴書の「通勤時間」について、意外と書き方がわからなくて悩むものです。
そもそも、なぜ履歴書に通勤時間を記入する必要があるのでしょうか?
通勤時間はどのように算出すればいいでしょうか?
通勤時間で、イレギュラーなケースの書き方がわかりません。
簡単に通勤時間を調べる方法も知りたいものです。
本ブログは、履歴書の通勤時間の書き方に関する様々な疑問を明快に解説します。
就活や転職活動では、自己分析や企業研究した結果を基に履歴書やエントリーシート(就活)、職務経歴書(転職)を作成し、一貫性をもたせて面接に繋げることを強く意識して臨んでください。
本サイト「キャリア育みファ―ム」を読んでいただければ、就活や転職活動の選考・面接対策に自信が持てるようになります。さらに、絶対の自信を持って臨みたい方には、「就活面接必勝法」・「転職面接必勝法」を用意しております。
履歴書に通勤時間を記入する理由
採用担当者は、履歴書に記入の通勤時間からどのようなことを確認したいのか探ってみます。
履歴書の通勤時間から採用担当者が確認したいことは以下の2つです。
- 通勤時間が長すぎると仕事に支障をきたさないか
採用担当者は、応募者の通勤時間が長いと、通勤するだけで体力を消耗して、仕事に支障を来さないかと懸念します。
また通勤時間が長いと、遅刻をしないか、必要なときに残業が可能か、と心配になります。
ですから、通勤時間は短いほうが企業としては安心感があります。
ちなみに総務省統計局社会生活基本調査(平成28年)によると、通勤・通学の往復全国平均は1時間19分(片道39.5分)です。以下カッコ内は片道時間。
首都圏では、神奈川県1時間45分(52.5分)、千葉県1時間42分(51分)、埼玉県1時間36分(48分)、東京都1時間34分(47分)です。
関西圏では、奈良県1時間33分(46.5分)、大阪府1時間25分(42.5分)、兵庫県1時間21分(40.5分)、京都府1時間20分(40分)です。
ですから、これらの時間を大きく上回れば通勤時間が長いと感じられるでしょう。
また、一般的に通勤圏内とされるのは片道通勤時間が1時間30分程度と言われます。
面接時に長時間の通勤時間について質問があるときは、「体力的に問題ない」「業務には支障がない」と明確に伝えることで面接官を納得させましょう。
- 通勤時間(距離)が長いことで、通勤費の企業負担が多くならないか
社員の通勤費は、企業により違いがあるものの、全額または一部を企業が負担することが一般的です。
企業にとって通勤費は人件費でありコストですから、できる限り少なくしたいと考えます。
通勤費負担が過大と判断されれば、選考に影響を与えることもあります。
以上、履歴書の通勤時間を記入するうえで、採用担当者が確認したいことを知っておいてください。
また、採用担当者が確認したいことからも、通勤時間の書き方を工夫しなければなりません。
通勤時間とはどのように算出すればよいか
それでは、履歴書の通勤時間の算出方法について説明します。
- 通勤時間とは、自宅から会社までの片道の最短の所要時間を指します。
最短時間とは、電車等の通勤ラッシュや道路の混雑といったものを全く考慮せずに、寄り道もすることなく会社に到着するまでの最短ルートでの時間です。
電車の乗り継ぎ時間や待ち時間は考慮しません。
通勤ルートが複数あるときは、その中で最短ルートを選択します。
- 通勤時間は、徒歩、自転車、オートバイ、自動車、公共交通機関など全ての交通手段を合計した時間です。
例えば、自宅から最寄り駅まで自転車で10分、電車に乗って会社の最寄り駅まで40分、最寄り駅から会社まで徒歩5分の場合は、通勤時間が55分となります。
- 通勤時間は5分単位とします。5分未満の端数については四捨五入します。
例えば、12分は10分、13分は15分、17分は15分、18分は20分とします。
通勤時間が1時間未満のときは、記入を忘れていないことを示すために「約0時間55分」といった形で記載します。
以上、通勤時間の算出方法を理解して、正しい書き方につなげましょう。
イレギュラーなケースの通勤時間の書き方
ここでは、入社後に転居するために通勤時間が不明のときや、入社後の勤務先が未定で通勤時間が記入できないときなどイレギュラーなケースの通勤時間の書き方について説明します。
- 通常のケース
履歴書の通勤時間は「約〇時間〇分」と記入するように印刷されています。ここに自宅から会社までの最短の片道時間を書きますが、同時に利用する交通手段も明記しましょう。
例:自転車、電車 約0時間55分
- 新しい住所へ転居するケース
履歴書を書く時点で転居が決まっている場合は、新しい住所から通勤時間を計算します。それと共に「新しい住所への転居日と、交通手段と片道時間」を明記します。
例:新住所(20✕✕年〇月〇日転居予定) バス、電車 約1時間10分
注意点として、住所欄の現住所には、応募時点の住所を記載します。電話番号もその時の番号を記載します。
加えて、連絡先には、転居先の住所、電話番号、転居予定日を記載します。
また、通勤時間欄にコメントを記入しきれない場合は、「本人希望欄(特記事項)」に新住所への転居予定を記載してもかまいません。
- 採用後に新しい住所へ転居して、通勤時間が不明のケース
地方から大都市へ、またはUターン転職など、採用されたら新しい住所に転居する場合は、転居先が未定のため通勤時間を計算することができません。
ですが、空欄にはしないで、「採用となったら転居を予定していること」をコメントし、通勤時間には「―(横線)」を引いておきます。
例:採用いただけましたら通勤30分以内に転居を予定しています。約―時間―分
- 採用後の勤務地が未定のケース
特定の地域内で複数店舗を構えている場合や全国転勤がある場合など、採用後の勤務地が未定の場合は、未記入でもかまいません。このとき通勤時間には「―(横線)」を引いておきます。
あるいは、希望勤務地や希望配属先をコメントし、想定した通勤時間を記入します。
例:勤務地未定のため 約―時間―分
○○支店勤務の場合 バス 約0時間15分
通勤時間を調べる方法
通勤時間は、インターネットのWEBサイトやスマートフォンアプリでも調べることができます。
下記のWEBサイトに自宅と会社の住所、及び通勤時間帯の時刻をインプットして、通勤ルートと通勤時間を調べましょう。通勤時間の書き方で参考となります。
このとき、有料道路や特急料金など費用が発生する交通手段を認めない会社が多いので、通勤時間を調べるときにはそれらを除外したほうがいいです。
- グーグルマップ
車や電車、徒歩、自転車など利用する交通手段を選択して、出発地から目的地の住所、出発時刻を入力すると最適なルートと時間を検索できるので役に立ちます。
スマートフォンにもアプリが入っていますので、パソコンを持っていなくても検索できます。
- ヤフー路線情報
日本全国の電車やバスといった公共交通機関を利用した場合の、最短ルートや時間を検索できるサイトです。
乗り換えや経路案内がわかりやすく検索できます。
スマートフォンアプリでも検索できます。
- 実際に利用する通勤ルートで会社まで行ってかかった時間を調べる
自宅から会社まで、実際に利用する通勤ルートでかかった時間を調べるやり方があります。
このときは、通勤する時間帯でかかった時間を調べてください。特にバスや車を利用する場合は、時間帯によって所要時間が異なりますので注意が必要です。
以上、履歴書に記入する通勤時間の調べ方を参考にしてください。
まとめ
履歴書の通勤時間の算出方法や、イレギュラーなケースの書き方を探ってみます。
履歴書の通勤時間から採用担当者が確認したいことは以下の2つです。
- 通勤時間が長すぎると仕事に支障をきたさないか
- 通勤時間(距離)が長いことで、通勤費の会社負担が多くならないか
履歴書の通勤時間の算出方法は以下の通りです。
- 通勤時間とは、自宅から会社までの片道の最短の所要時間を指す
- 通勤時間は徒歩、自転車、オートバイ、自動車、公共交通機関など全ての通勤手段を合計する
- 通勤時間は5分単位。5分未満の端数については四捨五入する
履歴書の通勤時間の書き方は以下の通りです。
- 履歴書の通勤時間欄に自宅から会社までの最短の片道時間を記入しますが、同時に利用する交通手段も明記する
- 採用されるまでに転居が決まっている場合は、新しい住所から通勤時間を計算する。それと共に「新しい住所への転居日と、交通手段と片道時間」を明記する
- 採用後に新しい住所へ転居するが、通勤時間が不明の場合は、空欄にしないで、「採用となったら転居を予定していること」をコメントし、通勤時間には「―(横線)」を引く
- 採用後の勤務地が未定の場合は、未記入として通勤時間には「―(横線)」を引いておく。あるいは、希望勤務地や希望配属先をコメントし、想定した通勤時間を記入する
通勤時間は、通勤ルートで会社まで行ってかかった時間を実際に調べること以外にも、インターネットのWEBサイトで調べることができます。
以上、履歴書の通勤時間の算出方法や、イレギュラーなケースの書き方などを解説しました。
最後に、キャリア育みファームでは、面接の必勝マニュアル「就活面接必勝法」・「転職面接必勝法」を販売しています。
もちろん履歴書やエントリーシート(就活)、職務経歴書(転職)の自己PRや志望動機などの作成にも役立つマニュアルとなっています。
会社側が採用の決め手として最も重視しているのは面接である‼
ということをご存知でしょうか。
面接対策には十分時間をかけることが大切です。具体的にどのように面接対策を進めていくのか、ほとんどの方は知りません。そんな方を支援したい一心で、必勝マニュアルを作成しております。
具体的な面接ノウハウが満載のマニュアルです。「なるほど、このようにすればいいのか」と理解して準備すれば、自信を持って面接に臨むことができ、ライバルからグンと抜け出すこと請け合いです。ぜひ、以下のページで詳細をご覧ください。
その他、以下のリンクも読み進めるとお役に立ちます。