【就活・転職】履歴書に浪人の期間を書く必要はある?

2023.12.04 更新
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履歴書の学歴欄に浪人の経験をどのように書いたら良いか迷う人が多いと思います。予備校は学歴なのかわかりません。

浪人したとき、履歴書の学歴欄には記入すべきでしょうか?

仮面浪人した場合の履歴書の記入についても知りたいものです。

一方で、面接において浪人したことを説明する必要はあるでしょうか?

本ブログは、履歴書の学歴に浪人の期間を書く必要があるかについて、具体例を挙げて解説します。

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目次
  1. 履歴書の学歴の書き方の基本
  2. 浪人したとき、履歴書の学歴欄には記入すべきか
  3. 仮面浪人したとき、履歴書の学歴欄に記入すべきか
  4. 面接で浪人の期間を説明する必要はあるか
  5. まとめ

履歴書の学歴の書き方の基本

はじめに、履歴書の学歴の書き方の基本について説明します。

  • 履歴書に載せる学歴については、どこからという明確な決まりはありませんが、中学校卒業から記載することが丁寧とされています。

    一方、学歴が多い場合や、転職回数が多い場合は、記入欄のサイズの関係で高校入学からでもかまいません。

    高校、専門学校、短期大学、大学、大学院は義務教育ではないため履歴書の学歴欄に載せる必要があります。

  • 就活では在籍中ですから、最終学歴は「○○大学○○学部○○学科卒業見込み」と、「卒業」ではなく「卒業見込み」となります。

    また、就活の大学院生の場合は、「○○大学大学院○○研究科○○専攻修士(博士)課程 修了見込み」と、「卒業見込み」ではなく「修了見込み」となりますので注意してください。

  • 就活で大学を「卒業見込み」、転職活動で大学を「卒業」の具体的な書き方

    平成27年3月 ○○市立○○中学校卒業
    平成27年4月 ○○県立○○高等学校普通科入学
    平成30年3月 ○○県立○○高等学校普通科卒業
    平成30年4月 ○○大学○○学部○○学科入学
    令和 4年3月 ○○大学○○学部○○学科卒業(卒業見込み)

    高校が普通科の場合、普通科を記入しなくても問題ありません。

  • 就活で大学院修士課程を「修了見込み」、転職活動で大学院修士課程を「修了」の具体的な書き方

    平成25年3月 ○○市立○○中学校卒業
    平成25年4月 ○○県立○○高等学校普通科入学
    平成28年3月 ○○県立○○高等学校普通科卒業
    平成28年4月 ○○大学○○学部○○学科入学
    令和 2年3月 ○○大学○○学部○○学科卒業
    令和 2年4月 ○○大学大学院○○研究科○○専攻修士課程(博士前期課程)入学
    令和 4年3月 ○○大学大学院○○研究科○○専攻修士課程(博士前期課程)修了(修了見込み)

    なお、中学校卒業は、記入してもしなくてもどちらでもかまいません。

浪人したときの履歴書への記入にあたっては、このような書き方の基本をまずは理解してください。

浪人したとき、履歴書の学歴欄には記入すべきか

浪人したときの期間は履歴書の学歴欄に何も書く必要はありません。採用担当者は高校卒業年月と大学入学年月に空いている期間があれば浪人していたと考えるでしょう。

それでは、浪人して予備校に通った場合は、予備校を学歴に含める必要はあるでしょうか。

実は予備校は、学校教育法第一条に定められた教育機関ではないため、学歴とはなりません。

学校教育法第一条

「この法律で、学校とは、幼稚園、小学校、中学校、義務教育学校、高等学校、中等教育学校、特別支援学校、大学及び高等専門学校とする」

これらは、「一条校」と呼ばれ国や地方自治体の認可を受けて設置されます。

予備校は一条校としての認可を受けて運営していないため、自動車教習所や語学学校などと同じ各種学校として取り扱い、学歴としては履歴書に記入できません。

一方、これとは別に授業時間数や教員数、設備などの条件を満たしている場合で、所轄の都道府県の認可を受けて設置された専門学校は、事実上の一条校とみなされ、履歴書に学歴として記入することができます。

たとえば、1年浪人した場合の履歴書の記入は次のようになります。

平成26年3月 ○○市立○○中学校卒業
平成26年4月 ○○県立○○高等学校普通科入学
平成29年3月 ○○県立○○高等学校普通科卒業
平成30年4月 ○○大学○○学部○○学科入学
令和4年 3月 ○○大学○○学部○○学科卒業(卒業見込み)

仮面浪人したとき、履歴書の学歴欄に記入すべきか

仮面浪人とは、大学に入学・在籍しながら、別の希望する大学・学部の入学試験を受験するために勉強している学生のことです。

学生という「仮面」をかぶって、実際のところは「浪人」であるために「仮面浪人」と呼ばれています。

履歴書には、仮面浪人した期間に在籍した大学を省くと学歴詐称となるリスクもありますから、正直に記入してください。

仮面浪人した場合の履歴書の記入は次を参照してください。

平成26年3月 ○○市立○○中学校卒業
平成26年4月 ○○県立○○高等学校普通科入学
平成29年3月 ○○県立○○高等学校普通科卒業
平成29年4月 ○○大学○○学部○○学科入学
平成30年3月 ○○大学○○学部○○学科中途退学
平成30年4月 △△大学△△学部△△学科入学
令和4年 3月 △△大学△△学部△△学科卒業(卒業見込み)

面接で浪人の期間を説明する必要はあるか

面接で浪人した期間を本人からわざわざ説明する必要はあるでしょうか。

  • 就活や転職の活動で履歴書に浪人の期間があっても、面接で本人から説明をする必要はありません。

    企業から「空白期間は何をしていましたか」と聞かれたときは、「浪人です」と答えれば何の問題もありません。

  • 仮面浪人の期間在籍した大学を中途退学したことについて、その理由を質問されますが、このときは「希望する大学へどうしても入学したかった」「△△大学で△△を専攻したかった」と前向きに答えれば問題ありません。

まとめ

就活や転職の活動で履歴書の記入にあたって、浪人の経験をどのように書いたら良いか迷ってしまうものです。

履歴書の学歴の書き方の基本は次の通りです。

  • 履歴書に載せる学歴については、どこからという明確な決まりはありませんが、中学校卒業から記載することが丁寧とされています。
  • 就活では未だ学校に在籍していますから、大学生の最終学歴は「○○大学○○学部○○学科卒業見込み」となります。

    大学院生の場合は、「○○大学大学院○○研究科○○専攻修士(博士)課程修了見込み」となり、大学生とは異なりますので注意してください。

浪人したときの期間は履歴書の学歴欄に書く必要はありません。浪人して予備校に通った場合も学歴に含める必要はありません。

仮面浪人をしたときの履歴書は、仮面浪人中の期間を省くと学歴詐称となるリスクもありますから、正直に記入してください。

一方、面接で浪人した期間を本人からわざわざ説明する必要はありません。

仮面浪人の期間在籍した大学を中途退学したことについて、その理由を質問されますが、このときは前向きに答えれば問題ありません。

以上、履歴書の学歴に浪人はどう書いたら良いか解説しました。

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