【就活】インターンシップを途中でやめる前に立ち止まろう!

2023.12.04 更新
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期待してインターンシップに参加したけれど、想定したイメージと異なるために、途中でやめるか、最後まで続けるか悩むことがあります。

インターンシップを途中でやめる判断をする前に考えておきたいことは何でしょうか?

インターンシップを途中でやめるとき、就活への影響はあるでしょうか?

インターンシップを途中でやめるとき、企業へ電話やメールでどのように伝えたら良いか知りたいものです。

本ブログは、インターンシップを途中でやめるとき考慮すべきことについて解説します。

就活は、インターンシップから始まり、面接を経て、自分の活躍できる企業へ内定することがゴールです。

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目次
  1. インターンシップとはどのようなものか
  2. 短期インターンシップを途中でやめる?
  3. 長期インターンシップを途中でやめる?
  4. インターンシップを途中でやめるときの就活への影響
  5. 短期インターンシップを途中でやめるときの企業への連絡
  6. 短期インターンシップを途中でやめることを電話で伝える
  7. 短期インターンシップを途中でやめることをメールで伝える
  8. 長期インターンシップを途中でやめることを伝える
  9. まとめ

インターンシップとはどのようなものか

インターンシップは、途中でやめるのか最後まで続けるか判断するまえに、そもそもインターンシップとはどのようなものか探ってみます。

インターンシップは、企業が学生に職業体験の場と機会を提供し、そこに学生が参加することができる制度です。

職業体験を通じて、業務内容や職場環境について理解を深めることを目的としています。

ですが、日程や、働く場所、人手などの事情、社外秘などもあり、実際に仕事を体験してもらうことが難しい場合もあります。

なので、最近では就業体験ではなく、仕事内容が理解できるような企画立案や課題解決に関するテーマについて、チームで「グループワーク」を行うことや、担当社員による「講義やレクチャー」、役員との座談会などのプログラムを実施するケースが増えています。

インターンシップには、「1dayインターンシップ」「短期インターンシップ」「長期インターンシップ」の3種類があります。

  • 1dayインターンシップでは、「グループワーク」「講義やレクチャー」「懇談会」で構成されるプログラムが中心となっています。
  • 短期インターンシップは、1週間から1ヶ月程度、夏休みに参加のサマーインターンシップ、冬休みに参加のウィンターインターンシップなどがあります。

    企業の説明や、「グループワーク」「体験レッスン」などを行います。ここで人事から高評価を得ると本採用に向けて有利に働きますから、就職を希望する企業が決まっているならば短期インターンシップに参加することは有効です。

  • 長期インターンシップは、1ヶ月以上から、長いものでは1年以上です。3ヶ月から半年の期間が多いようです。

    主にベンチャー企業やスタートアップが長期インターンシップを募集していて、就業体験以上に社員と大差のないレベルの仕事を任せていることが多いです。

    このため長期インターンシップは、大学生のうちから社会人としてのビジネススキルを身につけ、卒業後に直ちに即戦力として活躍したい大学生や、起業を考えている大学生には、意味のあるインターンシップと言えます。

このようなインターンシップの意味をよく理解したうえで、途中でやめるかどうかを判断しましょう。

短期インターンシップを途中でやめる?

インターンシップを途中でやめるか最後まで続けるか、どちらが良いかと悩むケースは、短期インターンシップと長期インターンシップの場合です。

短期インターンシップの場合を考えてみましょう。

  • 短期インターンシップは、短期間ということもあり、最後まで参加することをお勧めします。(ただし、誰が考えても無駄とかとんでもない企業である場合は、途中でやめることを引き止めません)

    企業でインターンシップを経験できることは、学生に与えられた特権であり、当たり前ですが、社会に出てからは経験できないものです。インターンシップで出会った仲間とは、今後も良き友人となれるかも知れません。

    短期間といえども、「グループワーク」「体験レッスン」などを経験することは、その後の就活において企業を志望するさいの貴重な経験となります。

    また、その企業のインターンシップに応募した理由を改めて振り返ってみることで、やはり最後まで続けてみようと思えるかも知れません。

  • なんとなく、インターンシップがつまらないと感じて、途中でやめるかどうか迷っているならば、与えられたプログラムを淡々とこなすだけではなく、担当する社員と積極的に会話することや、社内の雰囲気を感じ取るなどして、その企業の良い点、良くない点を積極的に理解する行動をとってみましょう。

    そうすることで、インターンシップが自分にとって役に立つことがわかります。

    特に、インターンシップに参加した企業が就活の有力な志望先ならば、途中でやめることをしないで最後まで参加することで、その企業を見極めることが必要です。

    インターンシップを最後まで続けることができれば、今後の就活のさいのアピールポイントになるかもしれません。

長期インターンシップを途中でやめる?

続いて長期インターンシップの場合を考えてみましょう。

  • 長期インターンシップは、就業体験以上に社員と大差のないレベルの仕事を任せられることが多いです。

    給料まで出して企業が雇うということは、本人に相当な期待をしていることを知ってください。

    長期インターンシップのメリットは、責任ある仕事を任せられることで働くスキルを身につけられることや、勤労意欲が高いと見なされて、インターン先のみならず他企業への応募のさいにも有利に働くことです。

    長期インターンシップを途中でやめるかについての判断するときは、これらを理解してください。

  • 長期インターンシップは、短期インターンシップと比べて、企業の良い点、良くない点がよりわかるものです。自分がその企業に合うかどうかも見極めやすいと言えます。

    インターンシップを途中でやめるかどうか迷う場合は、なぜやめたいのかしっかりと自分を見つめ直すことが大切です。

    自分なりに考える企業の良くない点は、客観的に正しいのか、その企業に合わない理由は他企業で働いた場合には解消されるのか良く考えた上で判断しましょう。

    そのうえで、どの企業で働いたときにも起こりえるならば、途中でやめることは避けたほうが良いです。社会人になっても同様のことが起こりえます。

    また、そもそも長期インターンに参加した目的を振り返り、その目的に沿ったものなのか確認することも必要です。

    インターンシップが目的とズレているならば、その原因を探ることで途中でやめるかどうかを判断することができます。

  • 長期インターンシップについてやむを得ない理由があれば、途中でやめることは仕方がありません。

    例えば、実質アルバイト代わりに単純作業で使われて、スキルアップできる仕事を希望しても受入れられない、パワハラ・セクハラを受けるといった、やっても無駄なものです。

    あるいは、学業の都合とか家庭の事情などで続けられないことも考えられます。

  • 長期インターンシップを途中でやめるかどうか迷うときは、社内の信頼できる先輩や家族などに相談してアドバイスをもらいましょう。

    適切なアドバイスをもらえることがあります。

インターンシップを途中でやめるときの就活への影響

ここでは、インターンシップを途中でやめるときの就活への影響を探ってみます。

  • インターンシップを途中でやめると、その企業に応募したときの影響はあるか

    インターンシップを途中でやめるということは、多くの場合その企業に魅力を感じていないわけであり、就活で応募することは考えにくいです。

    ですが、その後考え方を改める場合や、学業の都合とか家庭の事情といったやむを得ない理由により途中でやめることもあります。

    結論的には途中でやめると、その企業に応募したときの採否に影響がでることがあります。

    インターンシップを継続できない人は熱意に欠けると思われて、たとえ入社しても直ぐに辞めてしまうのではないかとの懸念を持たれてしまうからです。

    ですが、途中でやめるからといって、就活で不採用が決定しているわけではありません。

    採否に影響がありますが、やめるさいの対応や就活での対応次第ではリカバリーする可能性があります。

    やむを得ない理由があって途中でやめる場合などは、諦める必要はありません。

    ビジネスマナーとして、連絡しないとか、連絡がつかないような態度は決してとらないで、必ず連絡をしてください。(これは、就活で応募しないときも同様です)

  • インターンシップを途中でやめると、ブラックリストで他の企業と情報共有されるのではないか 

    結論として、ブラックリストに載って他の企業と情報共有されることはありません。

    「個人情報保護法」において、「本人の同意を得ないで、個人データを第三者に提供してはならない」と定められています。

    ですが、大手企業におけるインターンシップに参加するさいの契約書によっては、グループ内企業で学生の個人情報が共有されていることもあります。

    この場合は、グループ内他企業のインターンシップに改めて応募するさいに途中でやめた情報がついて回る可能性はあります。

  • インターンシップを途中でやめると大学や親に連絡がいくか

    インターンシップを途中でやめたとしても、そのことを問い詰めるために大学や親に連絡がいくことはありません。

    ですが、連絡なしにやめるとき、本人との連絡がつかない場合にその理由を確認するために大学や親に問合わせることはありますので、迷惑がかかることにもなってしまいます。

    なので、途中でやめるときは、必ず企業に伝えるようにしてください。

短期インターンシップを途中でやめるときの企業への連絡

短期インターンシップを途中でやめるとき、企業へはどのように連絡したら良いか説明します。

途中でやめるときは、やめる理由とともに誠意をもって謝罪する姿勢が大切です。

  • インターンシップを途中でやめる理由

    インターンシップを途中でやめる理由は、それが学業上とか家庭の事情、健康上の理由といったやむを得ないと判断されるものならば正直に伝えてください。

    やめる理由が解消されて次のインターンシップに改めて参加したいならば、その旨を伝えてもかまいません。

    学業上の理由については、見通しの甘さについて謝罪することが必要となります。

    一方で、「インターンシップの内容がつまらない、想定したものと違う」「仕事や社風が合わない」「なんとなく続けたくない」といったような本音をそのまま伝えることは、インターンシップを開催した企業に失礼にあたります。決してそのまま伝えないでください。

    このような場合は、「学業上の都合によりやむを得ずやめたい」といったような担当者が理解しやすい理由を伝えてください。

  • インターンシップを途中でやめるときの連絡方法

    インターンシップを途中でやめる決断をしたときは、できる限り早く電話でその旨を担当者に伝えてください。担当者が参加を見込んで準備しているからです。

    電話は会社の就業時間内にしてください。その後、改めてメールにて伝えることがマナーです。

    いきなりのメールは、自分の言いたいことを一方的に伝えるだけで相手の話を受け入れない姿勢と見られて、自分勝手と捉えられてしまいますから注意してください。 

    途中でやめる理由は、明確かつシンプルにして、長々と言い訳めいて伝えないでください。

短期インターンシップを途中でやめることを電話で伝える

短期インターンシップを途中でやめることを電話で伝えるときは、次の順で話してください。

  • 挨拶の後、氏名を名乗り、電話に出た社員に担当者につないでもらう

    例:「お忙しいところ、失礼いたします。 私、○○大学○○学部の田中✕✕と申します。インターンシップの件で電話いたしました。 ご担当の○○様はいらっしゃいますか」

    担当者の氏名がわからないときは、「ご担当者様につないでいただけますか」と伝えます。

  • 担当者にインターンシップをやめることを簡潔に伝える

    例:「お忙しいところ、失礼いたします。 私、○○大学○○学部の田中✕✕と申します。インターンシップの件で電話いたしました。 少しお時間をいただいてもよろしいでしょうか」

    担当者が「大丈夫です」などと言った場合は、次に進みます。

    例:「インターンシップですが、ゼミの集中勉強会と重なってしまい、どうしても続けることが難しく、辞退させて頂きたく電話いたしました」

    担当者が「わかりました」と言った場合は、次に進みます。

  • 辞退のお詫びのことばを伝える

    例:「お忙しいところ貴重な機会を作っていただいたにも関わらず、私の見通しの甘さでご迷惑をおかけして、大変申し訳ございません」

  • 次回インターンシップの参加を希望して電話を切る

    例:「また機会がございましたらよろしくお願い致します。失礼いたします」

短期インターンシップを途中でやめることをメールで伝える

短期インターンシップを途中でやめることをメールで伝えるときは、次の内容としてください。

  • 件名は、一目でインターンシップ辞退のメールであることと、誰がメールしたのか、わかるようにする

    インターンシップ辞退のご連絡 【○○大学 田中✕✕】

  • 宛先  

    社名は正式名称とし、株式会社を(株)と略さないでください。企業名、部署名、役職名、氏名の順で書きます。

    ○○株式会社
    人事部 人事課
    ○○○○様

  • 自分の名前を伝える

    挨拶と共に、大学、学部、氏名を書きます。

    お世話になっております。
    ○○大学○○学部○○学科 田中✕✕と申します。

  • インターンシップ参加のお礼と、参加し続けられないことなどを伝える

    インターンシップに参加させてもらえたお礼と、参加し続けられないこと、及びその理由を伝えます。

    このたびは、〇月〇日からのインターンシップに参加させていただき、ありがとうございました。

    大変申し訳ないのですが、ゼミの集中勉強会と重なってしまい、参加を続けることが難しく、辞退させていただきたくご連絡申し上げます。

    折角の貴重な機会をいただいたのにも関わらず、このような形になり大変申し訳ございません。

  • 辞退の了解を求める

    辞退することの了解を求める文章を付け加えます。

    お忙しいところ貴重な機会を作っていただいたにも関わらず、私の見通しの甘さでご迷惑をおかけしましたこと、何卒ご容赦いただければと存じます。

  • 結びの言葉

    結びの定型句でメールを終えます。

    また機会がございましたらよろしくお願い致します。
    末筆ながら、貴社の益々のご発展とご活躍を祈念しております。

  • 署名

    大学・学部名、氏名、住所、連絡先を正式名称で記載し、署名の前後を傍線や破線で区切るように装飾すると読みやすくなって親切です。

    なお、住所は必須ではありません。

    メーラーは、自動で署名がつくように設定できるものも多いので、活用すると良いでしょう。

    ----------------------------
    ○○大学○○部○○学科
    田中✕✕
    〒160-0000
    東京都新宿区○○○○
    電話番号:070-xxxx-xxxx
    Eメール:xxxx@xxxx.xxx
    ----------------------------

長期インターンシップを途中でやめることを伝える

長期インターンシップを途中でやめる場合は、後任者への引き継ぎもあり、少なくとも2週間前には会社側に伝えるようにしましょう。

企業で働く正社員は、基本的には1カ月前には上司に退職を伝えることが良いとされています。

その場合、「職場の人間関係に疲れた」「単純作業ばかりでスキルが身につかない」というような、後ろ向きの理由を正直に伝えないほうが良いです。

「単位取得に支障をきたしている」や「親が体調を崩していてしばらく面倒を見なければならない」など、仕事と関係のない内容を伝えて円満にやめましょう。

まとめ

インターンシップを途中でやめるとき考慮すべきことについて考えてみました。

  • インターンシップは、企業が学生に職業体験の場と機会を提供し、そこに学生が参加することができる制度です。

    最近では、就業体験ではなく、「グループワーク」や、「講義やレクチャー」、座談会などのプログラムを実施するケースが増えています。

    インターンシップには、「1dayインターンシップ」「短期インターンシップ」「長期インターンシップ」の3種類があります。

  • 短期インターンシップは、短期間ということもあり、最後まで参加することをお勧めします。

    インターンシップを途中でやめるかどうか迷っているならば、担当する社員と積極的に会話することや、社内の雰囲気を感じ取るなどして、その企業の良い点、良くない点を積極的に理解する行動をとってみましょう。

  • 長期インターンシップを途中でやめるかどうか迷う場合は、なぜやめたいのかしっかりと自分を見つめ直すことが大切です。

    参加した目的を振り返り、その目的に沿ったインターンなのか確認することも必要です。

    途中でやめるかどうか迷うときは、社内の信頼できる先輩や家族などに相談して、アドバイスをもらいましょう。

  • インターンシップを途中でやめるとき心に留めておくことは、次の3つです。

    その企業に応募したときの採否に影響がでる可能性はあります。 

    ブラックリストに載って他の企業と情報共有されることはありません。

    そのことを問い詰めるために大学や親に連絡がいくことはありません。

  • 短期インターンシップを途中でやめるときは、やめる理由とともに誠意をもって謝罪する姿勢が大切です。

    途中でやめる決断をしたときは、できる限り早く電話でその旨を担当者に伝えてください。その後、改めてメールにて伝えることがマナーです。

  • 長期インターンを途中でやめる場合は、後任者への引き継ぎもあり、少なくとも2週間前には会社側に伝えるようにしましょう。

インターンシップを途中でやめるとき考慮すべきことについて解説しました。

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