【転職】転職すると年収が下がるかも!それでも転職する?
誰でも転職すると年収が上がることを期待するものですが、年収が下がることもあり、その場合には転職することが良いのかと悩んでしまうものです。
年収が下がる転職でもした方が良いのはどのような場合なのでしょうか?
年収が下がる転職を決断したとき、気をつけたいことがあります。
本ブログは、転職で年収が下がるときの考え方について解説します。
転職活動では、自己分析や企業研究した結果を基に履歴書や職務経歴書を作成し、一貫性をもたせて面接に繋げることを強く意識して臨んでください。
本サイト「キャリア育みファ―ム」を読んでいただければ、転職活動の選考・面接対策に自信が持てるようになります。さらに、絶対の自信を持って臨みたい方には、「転職面接必勝法」を用意しております。
転職すると年収はどうなるか
厚生労働省の令和元年「雇用動向調査」(令和2年9月30日公表)によると、令和元年1年間の転職者で賃金が増加した割合は34.2%、減少35.9%、変わらない27.9%となっています。
増加のうち、1割以上増加は22.7%、減少のうち、1割以上減少は27.6%となっています。
この調査で、36%の転職者の年収が下がっていて、そのうち28%が1割以上の年収ダウンとなっていることがわかります。
転職の事情はさまざまでしょうが、3人に1人は年収が下がるという厳しい実態がわかります。
年収が下がる転職でもした方が良い場合とは
年収が下がる転職でも後悔しなくて良いケースもあります。年収が下がる場合でも、本人にとってそれ以上のメリットがある場合です。
- 将来のキャリアにプラスとなる
本人の将来のキャリアにプラスになるケースは次の2つが考えられます。
本人の能力やスキル、経験を活かすことができる
たとえ転職で年収が下がることがあっても、本人の持つ能力やスキル、経験を十分活かすことができる環境のある会社ならば、本人も意欲を持って働くことができ、キャリアにプラスになり、将来的には年収のアップが期待できます。
本人が望む能力やスキルを身につけることができる
本人が持ち合わせていない能力やスキルを、転職先で働くことで新たに身につけることができれば、キャリアに厚みが増し、将来的には年収のアップが期待できます。
このように目先の年収ではなく、本人のキャリアにプラスになる仕事ができる転職なら、長期的な視点に立てば転職が成功したと言えるでしょう。
これらのためには、自分の持つ能力・スキルや今後のキャリアプランを棚卸しして、自分の強みや得意な業務は何か、どの職種にキャリアの方向性を定めるかなど、転職活動に取り組む際の基本を明確にすることが必要です。
- やりたい仕事をやることができる
自分として、やりたい仕事をやることができれば、多少年収が下がる転職でもする価値はあります。
やりたい仕事ならば、楽しく働くことができて、仕事を覚える苦労も気にしないはずです。能力やスキルも向上して、成果を上げることもできます。
結果として、年収のアップにもつながっていくことになり、転職を後悔することはないでしょう。
- 未経験の職種で働くことができる
未経験の職種で転職する場合は、経験がないだけに即戦力となり得ず、元の会社の年収より下がることは必至です。
ですが、最初は未経験といえども、経験を重ねることでスキルも身につきますから、本人のやる気次第で年収もアップするでしょう。
- 成長性の高い業界の会社で働くことができる
設立間もないベンチャー企業などでは、人件費に充てる売り上げも十分ではないために、年収が下がることはやむを得ないことがあります。
ですが、成長性の高い業界に位置していれば、事業規模の拡大に伴って売上げを伸ばすことで年収も上がることが期待できます。
また、本人の業務の範囲も広がり、貴重な経験をすることも可能となります。
このような会社は経営層と社員の距離も近いために、自分の意見も聞いてもらいやすく、実力を発揮しやすい環境にあります。
一方で、会社によっては未だ事業基盤が確立していない脆弱性もあるため、売上げが伸びずに、年収も上がらないリスクも知っておきたいものです。
- 成果を公平に評価できる人事制度を導入している
年功序列の人事制度では、転職で下がった年収を上げていくためには時間がかかりますが、成果主義を採っている人事制度の会社で成果を上げることができれば、年収を比較的早い時期にもとに戻すことが可能です。
また、本人次第でキャリアアップを図ることもできます。
転職希望先の人事制度がどのようなものか、採用担当者に確認するといいです。
- 働きやすい環境で働くことができる
ワークライフバランスを重視して働く、Uターンで地元の会社で働くといった本人の労働観に基づいた、働きやすい環境で働くことができれば、多少年収が下がることも受け入れることができます。
キャリアの方向性において、家庭生活を大事にする働き方も大切な選択肢と言えます。
以上のような転職ならば、年収が下がることを後悔しなくてすむのではないでしょうか?
年収が下がる転職を決断したとき、気をつけたいこと
転職で年収が下がることはできれば避けたいことですが、年収が下がっても転職をしたい場合に気をつけたいことがあります。
- 生活水準を下げる
年収が下がることに伴い、生活水準も下げなくてはいけません。毎月の生活費を「見える化」して、そのなかで、大きな比重を占めている支出をチェックしましょう。家計を見直し、切り詰められる支出はカットしましょう。
年収が下がった人の3割近くは、10%以上のダウンとなっています。そのような人は交際費や外食回数の見直し、携帯電話料金プランや、家賃といった固定費の見直しなども検討してみてはどうでしょうか?
- 家族からの理解を得る
たとえ転職で年収が下がっても、独身ならば本人だけが決断すれば良いかも知れませんが、家族がいる場合は、家族の理解を得なければなりません。
転職する理由と、年収が下がることで生活をどのように切り詰めるか、将来の生活設計など家族と十分話し合って、納得の上で転職に踏み切る必要があります。
- 年収が下がっても、将来のキャリアプランを実現でき、年収アップが期待できるか考える
年収が下がる転職でも、自らの思い描くキャリアプランを実現できるか、現在の会社と比較してどうなのか一度考えてください。
加えて、下がった年収を将来的には元に戻し、さらに上げることが出来るかということも考えてください。
そのうえで、自分が納得できれば、年収が下がる転職もありと考えます。
まとめ
転職すると年収が上がることを期待するものですが、年収が下がることもあり、その場合にどうしたら良いのか悩むものです。
厚生労働省の調査から、転職すると3人に1人は年収が下がるという厳しい実態がわかります。
年収が下がる転職でもした方が良い場合は、次の6つです。
- 将来のキャリアにプラスとなる
- やりたい仕事をやることができる
- 未経験の職種で働くことができる
- 成長性の高い業界の会社で働くことができる
- 成果を公平に評価できる人事制度を導入している
- 働きやすい環境で働くことができる
年収が下がっても転職をしたい場合に気をつけたいことは、次の3つです。
- 生活水準を下げる
- 家族からの理解を得る
- 年収が下がっても、将来のキャリアプランを実現でき、年収アップが期待できるか考える
以上、転職で年収が下がるときの考え方について解説しました。
最後に、キャリア育みファームでは、面接の必勝マニュアル「転職面接必勝法」を販売しています。
もちろん履歴書や職務経歴書の自己PRや志望動機などの作成にも役立つマニュアルとなっています。
会社側が採用の決め手として最も重視しているのは面接である‼
ということをご存知でしょうか。
面接対策には十分時間をかけることが大切です。具体的にどのように面接対策を進めていくのか、ほとんどの方は知りません。そんな方を支援したい一心で、必勝マニュアルを作成しております。
具体的な面接ノウハウが満載のマニュアルです。「なるほど、このようにすればいいのか」と理解して準備すれば、自信を持って面接に臨むことができ、ライバルからグンと抜け出すこと請け合いです。ぜひ、以下のページで詳細をご覧ください。
その他、以下のリンクも読み進めるとお役に立ちます。